ごく原始的な略奪にあっている

私たちの身体から今も  今も

奪われていくのは  熱

とても単純な  それでいて残酷な

侵略者の名は  寒さ

巷にあふれる簒奪者におびえ
...
目を覚ますと、とある住宅街の狭い路地、これを抜けた先の、猫の通るような路地に出ました。ここはまるで知らない場所でしたので、道ゆく人々を目配せして捕まえ、わたしはこう ... 小学生の弟が
怒って泣きながら帰ってきた

友達と喧嘩して
自分のものを壊されたらしい

そんなことで…
って呆れた顔で彼を見ていたけど

そういえば
私は最近
泣くほど ...
確定申告の書類を出しに、
税務署まで行った。
確定申告なんて、したことなかったけれど、
マンションを買うのに、
親からお金をもらったので、
贈与税の非課税なんとかのために、
確定申告をしな ...
ちょっといい歌詞のうたをきく
サビの部分だけ
なぐさめられればそれでいいの
覚える気なんかないの

だれかのためとか
優しさとか
生きる意味だとか
そんなの関係ないだとか
そんな現実 ...
パスポートももたず
いこくへたびだっていく

それがわたりどりの
とっけんだ

かわらない
くらしのために

がんかにみえる
ひとのまちなどめもくれず

つぎのくら ...
賢治は今も、救霊している―― 

僕は、言葉を信じたい 
暗闇に射す光のように 
震える魂を再生する、詩の言葉を・・・ 

今・ここに集う僕等は 
数えるほどの人かもしれない 

で ...
                 120312

ありのままの人生を
赤裸々に語る初老の男
これ以上嘘を付きたくないのではなくて
ありのままを語ることに優越感を覚えたように
笑顔混じりにい ...
12色のビー玉が入った瓶を 
逆さに持って 
机にこん、と落ちた一つは金色の 
きらり、と光る玉でした 

もし、空の上に 
あなたを主役にした作家がいるなら 
筋書きの無い物語を 
...
今僕は、東京へと走る列車に乗っている 
結婚前の妻と出逢ってからの数年間 
毎日顔を見ない日はなかったが 
今日から三日間 
我が家を離れ、旅に出る 

今僕は、妻と幼い周から 
どんど ...
ひとごろしと










...
 
 
ヨーロッパで転んだ
リヒテンシュタインの公園で
逆上がりの練習をした
ジロという名の猫が鳴いた
春まで残り三時間を切った
 
 
料理番組を見ていると
腹の減りが早いのはなぜだ

歴史はよく分からない
(玄界灘敏夫 談)

三択の女王が
人生の岐路に立たされた夜

  処女を捨てた

庭で煮炊きをしていた
...
学生だったころ
国境がなければいいと思った
世界中から国境がなくなれば
戦争もなくなると

だがそれは
雲に乗りたいと言うようなものだと
今はわかる

どう話してもどうにもならない人 ...
今日妻夫木聡似の香川君から電話があった



クライアント風吹かせて







先月末の出張 ...
魔法が解ける言葉 ソツギョウ   #poem24

惚れた女の夢占いは「アンタ卒業したら死ぬ」   #poem24

校長の悪趣味な桜の木を切った    #poem24

おっぱいを卒 ...
いろがかわる。
いろがかわる、
何のいろが?
はだのいろが。
おとといからだわ
と、きいろい女が
椅子をたおし、
Tボーンステーキが
ばちゃばちゃの、あぶらのなかで溺れながら ...
切り立った崖の上で咲いている
スミレのために
俺は立ち上がった

国境で銃を構えて365日
誰も来ない
守るべきものは何一つなく
攻撃することばかり
はらわたの命令にしたがって
海だ ...
生きてゆくためには
微量の毒がひつようだ
なぜなら
多すぎると死んじまう。

だから という訳でもないが
おれは
禁煙する気は毛頭ない。

ちかごろでは
どこもかしこも禁煙で
息 ...
えいえんの空間のなかのこの場所
むげんの時間のなかのこの時
この時 この場所に
こうして二人でいるということは
なんという驚きだろう

ぼくたちふたり
格別話すこともないけれど

ぼ ...
彼らのことを
かわいそうだと
心の中で思う青年は
センエツである

彼らのことを
社会的弱者などと
呼称するインテリゲンチャは
酷薄である

〈―名づけることは
権力ではないのか ...
逆境のとき

いつも傍にいて

慰めてくれるのが

猫だ

名前すら付けて貰えない

猫だ

おい 猫よ

おまえは

すぐ忘れ去られるのに ...
家を出る時に
ちらほらと
降り出した雪が
そう時間をおかないうちに
吹雪いてきた

三月もなかばだというのに

フロントガラスに
積もってゆく雪を
ワイパーでどける

ラジオか ...
もう充分だと言うのは
きっと身勝手なんでしょうね

でもその気持ちが消えないんです
良くないことだとは分かっていますが

やはりこうして日々を
何とかうっちゃっていると

いつも最初 ...
昨年の大震災以降の、日本における「共有化」というのか、共有観というのか、そういうものがちょっと異常になってきているように感じる。

あの日わたしは関西にいて、テレビがどのチャンネルもばたばたと ...
ブラックバード

真っ白な羽を持つ鳥 地味な自分の色を嫌った
そして綺麗な色に出会う為 長い旅に出た





透き通る青は空の色 誰もが託す未来への願い
旅立ちの朝は それはそれ ...
静かな部屋の片隅 君はまだ泣いている
そんな怯えた顔で 何を見ているの
希望も映らない 暗い瞳で
あかりも灯らない 砕けた瞳で
見つめていたって何も叶わないのに


枯れてしまった海の中 ...
眠れない夜に
じっと
目を閉じて
君を待つときめきを
思い出してみる

電話を握りしめて
キョロキョロと回りを見回し
通りすぎる人の波の中に
君の姿を探す

何も言わずに ...
何か新しいことに向かうときは

できるだけ心を空っぽにして飛び込む

幼い頃

良くソフビの人形を

お風呂の底に沈めて

手をはなすと

勢いよく飛び出した

あの感覚
...
余りにも早くゴールに辿り着く者は

そう遠くまで行けないだろう

自ら目標を生み出し乗り越える事こそ

この長い人生にふさわしい

答えを出そうとして焦るよりは

まずは問題をじっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
体温の簒奪者高原漣自由詩1*12/3/13 22:20
水ぶくれリンネ自由詩212/3/13 22:05
心の健康ジュリエット自由詩712/3/13 21:40
プラス1の女はだいろ自由詩312/3/13 21:38
音のないうた朧月自由詩312/3/13 21:24
暮らし小川 葉自由詩212/3/13 21:06
賢治のいのり 服部 剛自由詩2*12/3/13 20:05
ずっと待ち合わせあおば自由詩6*12/3/13 19:40
ひかりの風 服部 剛自由詩112/3/13 19:04
不思議な扉 自由詩212/3/13 18:52
捩り不動/尊属殺重罰規定TAT短歌012/3/13 17:52
age20たもつ自由詩212/3/13 17:10
テリヤキ花形新次自由詩112/3/13 15:23
もしも…眠り羊自由詩012/3/13 15:17
彼女はShe saidTAT自由詩1+*12/3/13 15:03
#poem24 卒業北大路京介自由詩20*12/3/13 15:01
_ズー自由詩2*12/3/13 12:59
牢獄の中の自由灘 修二自由詩2*12/3/13 10:30
無題4浩一自由詩212/3/13 9:56
Two Of Us自由詩512/3/13 9:46
憐憫自由詩312/3/13 9:38
救世主杉菜 晃自由詩8*12/3/13 9:24
春の雪そらの珊瑚自由詩1612/3/13 8:33
巡礼HAL自由詩6*12/3/13 6:50
消えた電池のことはるな散文(批評...512/3/13 4:01
ブラックバードitukam...自由詩112/3/13 3:04
横嶋 奈都葵自由詩112/3/13 2:38
君を待つときめきジュリエット自由詩012/3/13 2:03
沈めてソフビ灰泥軽茶自由詩7*12/3/13 1:40
ゴールの速度yamada...自由詩112/3/13 1:31

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