わたしはことばを剥離する
わたしはわたしを剥離する
バナナの皮を剥くように
するんと裂けて ...
土曜日
仕事は少し早く終わる
4時過ぎごろバス停に行くと
たいがい彼もそこにいて
いつもと同じことを話しかけてくる

「こんにちは」

  「こんにちは」

「いま なん時」

...
ほんとうの
ははおやいがいに
こいをしてはならなかった

そんなじだいが
しばらくつづいて
わたしは
ほんとうのこいをした

ははおやは
しずかに
しつれんしていた
...
いつのころだったか
愛を覚えたときのことだ
三日月が叫ぶ時間、
夜が、Nightが、立ち上がる眩さの瞬間に
終わってしまう微熱を
君、という声の先端は鋭く、血を流した後に
再び傷口が吸って ...
懐かしい、という感情を呼び起こしてくれるもののすべて。寓意の火。あるいは、偶景でもよい。それらが、教えてくれる過去。言葉が、ぼくを潜り抜けてしまった。そこにはない、ただ誰も知らず、知ろうともしない。遥 ... ルビィから滴り落ちる血の
ようにあなたの瞳は澄み、
 /黒ずんでいた、猫の
       瞳に刻まれた
模様は時を告げ、灰の
彼方に閉ざした歌声の都を、
いにしえに捧げた、

口、ひと ...
あかるい色で

あまずっぱい

白い網に囲まれて

なかなかたどり着けない甘い実

一生懸命網をはずす人

はずさない人

いろいろあるけどみんな欲しいのは甘い果実です
...
雨が上がる前には

遠くで歌が聴こえるだろう

僕の涙は乾いてもう濡れない

・・・光は久々に射した

今、夜を透明な小舟を浮かべて

静かにしずしずと一人で渡って行く時

君 ...
憂鬱な朝の第一声
曇天に向かって
呪詛する言葉を発する
自分は独りの老人だ

曇天の向こうには
雲から垂れ下がった
塔が地上に突き刺さる
恐ろしく繊細な根元が
地上に突き刺さる

...
好奇心

意味不明

好きだよ

愛してる

ねぇねぇ

しにたい


ぐーるぐーる

回るまわる思考回路ショートしちゃう?

ほらでもね、自分でもわ ...
昼間、あんたの嫁さん、保険屋呼んで話してたぞ。
あ〜あ、TV見て笑ってるよ。間抜けだねえ、このオヤジ。
ゆれる ゆれる
こもれび

かぜで このはが
ゆれるたび
ゆれる こもれび

まるい まるい
こもれび

それは おひさまのかたち そのもの

ひかり たゆとう
なもしらぬ  ...
ジミヘンとはまるで正反対の極致よりあなたは燃やした。真夜中
何年かは知らんけどずっと手にしてた愛機と思わしきエレクトリックギターに火をつけた。




田舎だから   まだよかった。 ...
『人生がときめく片づけの魔法』近藤 麻理恵 著

母が「面白いわよ〜」と貸してくれました。なんかどうでもいい著者の過去話や自慢が間に挟んであるので、太字だけでいいなと判断し、10分ほどで読み終えま ...
ドラキュラから身を護る術を知ってるかい
大蒜と十字架で防げるんだって
もうドラキュラは好き嫌いを克服してるよ
きみは余りにドラキュラを知らなさ過ぎるね

簡単な方法だよ
ドラキュラを家に招 ...
目をつむると火花が散る
切なさで肺がつぶれる
わたしは、ただの人間で
恋をするとレモンのような理想を夢見る

あの人の、浮遊感が堪らない
彼の影に針をさして標本にしたい
アコースティック ...
人という字は支え合っている
同時に
人という字は依存しあっている
人ゆえに

どちらが
依存する度合いが多いのだろう
右側? 左側?
一見すると だんぜん左側のようであるが
実は
...
ざわざわと
木洩れ日が落ちて来る

背に伸びゆく翼の
幾千もの小羽の
目覚めの呟きのように

ざわざわと
木洩れ日は落ちて来る

震える睫に
ひととき留まる涙に溢れる
夢の欠片 ...
うれしかったので
なみだがこぼれた

かなしかったので
なみだをこらえた

ぱせりせいじ
ろーずまりあんたいむ

あいしていたので
だまっていた
そのとき彼女は、その文字をすみからすみまで
美しいメロディで埋めつくして
光る吐息にのせることができた

小学校の、材質のよくわからない床を思い出す
まだそこにいるのならわたしは
すべてを ...
君は ポーズをとる
傷ついた純真
夢の紡ぎ手
{ルビ女王=クイーン}
その他 もろもろ

その全てに 飽きたとき

君は 煙草をくわえる
春先のプラットホームで
紫煙の中に霞む 擦 ...
世の中に
いくら偽物が溢れているからと言って
悲嘆に暮れる必要はない
イミテーションや贋作があるってことは
ちゃんと本物が存在しているってことだ

 「 わたしは必死に探し続け
   祈 ...
{引用=『グレープフルーツ』パクリ味}

開催場所 ・ 各都道府県の動物園


テーマ  ・ 冬の動物園の動物


開催期間 ・ 12月 〜 2月末日(地域により変動あり)


...
こころは凍えていたね

ねえ

言葉が通じない以上に

冷たいたたずまいの時刻


柱時計は

風の中でぼんと鳴ったね


田圃の上にはオリオン座

ペテルギウスの紅が ...
世界中みんなに好かれるなんて無理だ

キリストだって人類の半分は敵だ

ひとはいろんな側面をもっている

それは環境によって引き出される

それは内面に隠された表面なのだ

世界中 ...
ぼくは傍観者だ

不幸になる遺伝子たち

それを見つめて

そんなカラクリを知る


死んだらわかるんとちゃうやろか

それが気のせいだったことが

幸せには不幸の根っこを断 ...
左目からなみだがとまらない

なんども手首でぬぐったけど

乾いたふりをしてしみている


プライドが破壊してゆく

その破壊が正解であったことだけが

このミッションの成果だ
...
失いたくないものを
握りしめるのは
罪なのだろうか

ひとつの観念が
わたしを捉える
それを解除しようとする別の思念が
...
ぼくにとって
東京は
寝心地の悪いベッドだ

田舎へ帰れば
とてもやわらかく
あたたかく
まるで寝心地の良いベッドのよう

だけど
寝心地の良いベッドでは
ぼくはもう
うまく眠 ...
ゆうがたになって子供が泣く
なにも知らず
だれにも知られず
おのずと流れる涙もぬぐわず

ゆうがたになって子供が行く
土手の草むら
ガレージの裏
流れる涙をこらえ切れずに

父さん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
『時の剥離』あおい満月自由詩6*12/1/18 22:20
土曜日の決闘ただのみきや自由詩9*12/1/18 22:03
失恋小川 葉自由詩112/1/18 20:40
akanekaz.自由詩212/1/18 20:28
incidents自由詩012/1/18 20:27
uta自由詩112/1/18 20:27
みかんジュリエット自由詩112/1/18 20:12
無限の太陽yamada...自由詩012/1/18 17:35
ネガティブ……とある蛙自由詩13*12/1/18 15:25
きみがすき自由詩512/1/18 13:51
写真を見てひとことvol.23花形新次携帯写真+...112/1/18 12:45
こもれび迷宮そらの珊瑚自由詩6*12/1/18 12:32
六時間の結晶komase...自由詩012/1/18 12:32
最近読んだ本いろいろふるる散文(批評...2*12/1/18 12:10
伯爵HAL自由詩2*12/1/18 9:52
枕もとのアバンチュールモリー自由詩10*12/1/18 9:43
共依存そらの珊瑚自由詩6*12/1/18 8:53
木洩れ日夜雨自由詩212/1/18 5:06
無題 1浩一自由詩212/1/18 2:44
空白の文字ブロッコリー...自由詩112/1/18 2:27
春と決別まーつん自由詩11*12/1/18 0:38
ただのみきや自由詩9*12/1/18 0:25
サイレントスケッチ会 開催告知salco自由詩3*12/1/18 0:25
冬の星座梅昆布茶自由詩612/1/18 0:11
世界中みんなに吉岡ペペロ自由詩512/1/18 0:02
不幸になる遺伝子たち自由詩112/1/17 23:51
左目からなみだ自由詩312/1/17 23:21
『とらわれ』あおい満月自由詩4*12/1/17 20:55
寝心地の悪いベッドはだいろ自由詩212/1/17 20:21
涙のわけ浩一自由詩112/1/17 20:17

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加筆訂正:
空白の文字/ブロッコリーマン[12/1/18 2:30]
改題
4.88sec.