はるは
すぐそこまで
きています
ほらそこの
まがりかどを
まがったら
はなたばをてに
りょうてをひろげて
まっている
かがやくような
えがおをたたえて
...
ウララウララ占い師(自称)
ウララウララ占い師
ウララウララ占い師(とその家族)
いつかはあなたにパラサイト
見ててごらん
気落ちした
人にすっと擦り寄って
尤もらしいこと言って
...
木にとまっているカラスたち
愛されたいの?
ときくと 鳴いた
ばか ばか ばか
あつまっている
黒の群れ
あなたたちが少し
うらやましい気がする
冬の中のわたし
かなしい夢をみて
目覚めた朝は
ああ、夢でよかったと思う
けれど
かなしいことが
なくなった訳ではなくて
心の引き出しを開けたら
別のかなしいことが
そこにある
引き出しをちゃん ...
灰色の老人が
灰色の部屋に
冬晴れの空より蒼い
バケツを忘れていった
その、つるりとした底面に
透明な昆虫がうじゃうじゃ蠢き
透明な手首を噛 ...
静かな 待合室に響く
早口で話す声
隣りにいる付き添いの人は
慣れているのか
相づちさえ打たない
脈絡もなく
しゃべり続ける婦人
耳を塞ぐ
イライラを通り越して
不安 ...
きのうのよるから
ぼくのねんりょうは
からっぽ
みずがなくなった
さばくのたびびとのよう
きみをもとめて
さまようばかり
ぼくのあたまも
もうからっぽ
ねじが ...
涙一粒 こぼれおちた
また一粒 こぼれおちた
寂しさが こぼれおちた
悲しさも こぼれおちた
そうやって人は生きていくんですね
それでも命は続いていくんですね
こぼれおちた涙の数 ...
雨が降っているのかしら、と
君がつぶやく
君のつぶやきは
答えを求めている時と
そうでない時があるので
それを聞き分けるのが
とても微妙であるけれど
肝心なのは
語尾のニュアンスで ...
真実と
事実の
距離は
余りにも
遠い
降り続く白い冬
いまはただ
うつむいた雪が
降り積もってゆく
脊髄が 錆びついてくるのを感じる
骨が膠着し 何も言わなくなると
ますます冬は
冷たくよそよそしくなる
寒さが喉で固ま ...
からからからと
風は吹いて
真っ青な空に
よどんだ雲
冬のにおいに
春の予感もまじっている
さむいなあ
さむいな
からっぽだな
からっぽだ
からから
からと
風は吹いて ...
日本的な精神からはほど遠い芸術作品が街で散見されるようになって、久しい。昔はよかったという苦言をよく巷では耳にするが、あながちそれは悪口ではないということがよく理解できる。それは、何故だろう。例え ...
僕の目指す
ドラミングは
どっしりとしたリズム
それでいて
軽やかに転がっている
隙間に ぴたっ とはまった
かと思えば
メロディーの上で踊っている
ビートを刻 ...
永遠に貴女愛すと嘯いて空に航跡描く夢見る
川のほとりの
裸の枝の先に片方だけ
手袋がいろとりどり
沢山刺さっている
風が吹くといっせいに
手を振っていて
どこかで探している持ち主に
さようならと別れを ...
僕が悩んでいるのを
僕が泣いているのを
雲の上からあの子は見てる
うまくいったときは手を叩き
うまくいかないときはうなだれる
僕が笑っているのを
僕が喜んでいるのを
...
東電さん
マスクを配ってあげなよ
半減期30年とか
風が吹くたび
骨や筋肉や甲状腺に居座るんだろ
ひとを不安にさせまいと
めんどくさいから
みんなマスクをして ...
セレモニーが終わる
家から1マイルほど離れた公園で
タクシーを降りて
ナップサックを開け
鍵をさがした
予想に反して
父親がドアの前で待っていた
「疲れたか?」
私は首をふった ...
容疑者の写真がニュースに流れている
月が北東に隠れようとしている
あれは北西なのかも知れない
月が容疑者のように
どちらの方角にも気配を撒いている
三日月ぐらいの形を見つ ...
さむいさむい小さな箱の中、そこがふたりの始まりでした。
ほっぺを真っ赤にしたトマトはまるでお日様をそのまま
詰め込んだようで元気いっぱいはちきれそうです。 ...
オーディオが好きな人はわかるだろうけれど、
まったく同じシステム、
つまり、
同じアンプ、
同じプレーヤー、
同じケーブル、
同じスピーカーを、
Aさんと、Bさんが、同時に買ったとし ...
夕凪
こだわってるもん何て 全部捨てるつもりだったけど
それでも足りなかったのは 何だったんだろうな
同じ未来を見てた二人 けど向かい方が違ってたかな
単純に恨んだりできたら 楽なんだろう ...
御願いです、もっとガラスを下さい。
思い出の中の君をガラスに閉じこめるから……。
僕だけの君を、下さい。
ガラス色した君を。
御願いです、もっともっとガラスを下さい。
思い出の中の君を忘 ...
あなたの隣で関羽が世を憂いている
あなたの隣で横断歩道に並んで
あなたの隣で青信号を待ちながら
青龍偃月刀に鬚髯を搦めている
あなたは彼ほど強くないけれど
今関羽は眩しそうに
隣で生き ...
不思議
深く眠りながら
果てしなく醒めている心地
見えない舟が 横たわる僕を乗せて
透きとおる彼方へと 漂ってゆくよ
夜は青く
あえかな香りが僕を包む
この流れのほとりには 何処まで ...
佐藤ひろ美26歳が
電車の中でたまたま隣に居合わせた後藤洋造56歳の服装を見て
心の中でせせら笑っている時に
僕は死んだ
山田達久43歳が
家賃の振り込みを忘れて焦って
...
同級生がまた一人、先に飛び込んだ
いろいろあったものね
今となっては想像でしかないけれど
今年で四十五歳
空っぽの四十五歳
きみはスタンダード曲が大好きなんだって
でも何故シナトラやトニー・ベネットばかり聴くんだい
日本にスタンダード曲はないって
スタンダード曲を愛するきみが
それほどに無知だとはね
そん ...
澱粉質は
白くて柔らかい
子持ちのセラミック。
あぁ、割れた卵の保管場所。
ざわめき始めるビニール袋。
カリの偽装が眠りにつく頃
新たな擬装の目覚めを見る。
未完成を刻む台所 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ブラインドコーナー
RT
自由詩
2
12/2/28 16:24
狙われたらどうしようもない
花形新次
自由詩
2
12/2/28 15:49
カラスの群れ
朧月
自由詩
1
12/2/28 15:26
引き出し
そらの珊瑚
自由詩
10
12/2/28 14:41
蒼いバケツ
草野春心
自由詩
4*
12/2/28 12:31
待合室
森の猫
自由詩
10*
12/2/28 12:29
燃料
ジュリエット
自由詩
1
12/2/28 10:09
「Go」
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/2/28 9:47
弔い雨
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/2/28 9:20
距離
HAL
自由詩
1
12/2/28 8:52
あしあと
山人
自由詩
21*
12/2/28 8:12
風
シホ.N
自由詩
4
12/2/28 1:25
君は、村上作品が嫌いか
番田
散文(批評...
1
12/2/28 1:08
Singer Drums Player
次元☆★
自由詩
7*
12/2/28 1:08
simoun
高原漣
短歌
4*
12/2/28 0:45
ろくぶての行方
灰泥軽茶
自由詩
5
12/2/28 0:13
キューピッド
ジュリエット
自由詩
1
12/2/27 22:35
北風に想う
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/2/27 22:30
逃げるべきだった
mizuno...
自由詩
2
12/2/27 22:10
月の容疑者
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/2/27 22:09
トマトときゅうりの物語
石田とわ
散文(批評...
4*
12/2/27 22:01
スピーカーズ・コーナー
はだいろ
自由詩
3
12/2/27 21:48
夕凪
itukam...
自由詩
0
12/2/27 21:34
ガラス細工の君
雅寛
自由詩
1
12/2/27 21:10
関帝
mizuno...
自由詩
0
12/2/27 20:53
見えない舟
塔野夏子
自由詩
7*
12/2/27 19:47
僕の死の時
yamada...
自由詩
2
12/2/27 19:45
age5
たもつ
自由詩
3+
12/2/27 19:45
スタンダード曲
HAL
自由詩
3
12/2/27 19:27
同定の眼褪め
yuugao
自由詩
3
12/2/27 19:08
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
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3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
4.7sec.