芍薬も



蒲公英すらも



凄惨に












ガソリンの火で








花朽ちて尚




...
 パーテーションっていう教室をしきる板を2枚持って運んでるときに「阿部君磁石貸して」と声をかけられた。ぼくを呼んだのは吉田さんっていう人だった。「左のポケットに入ってるから勝手にとって」って答えて立ち ... {引用=

 空がひとつ、短く呼吸をして、タクトが振られる。
 と同時に、ティンパニが鳴りひびき、世界が崩れ落ちていく。無声映画のそれのように、 立ちつくすわたしの背中に、スローモーションで再生 ...
2011年12月30日 夜
家の階段を2段踏み外し
廊下に左膝を突いた
足首を捻らなくてラッキーだった
悪代官に帯を解かれた町娘さながら
我ながら上出来の着地と思ったが
痛めたのは右足の甲 ...
        

        暖房のきいた薄闇のなかで
        ことさら物憂げにゆっくりと
        衣服を脱いでゆく

        (ここはそういう部屋だから)
...
訪ね来る甥姪ばかり伸び行きて輪転のごと新玉の侘び
年々に家は古びて絨毯も煤けまろうどはしゃぎごえ減る
黙然と高校サッカー観る兄の肩幅のみが去年と変わらず
嬉々と再た愚痴吐く姉の大病と幸を思えば腹 ...
まだ生きることを

諦めていないことをテストするかのように

困りながら

めんどくさがりながら

闘志を剥き出しにしながら

ひとびとが

幸せに幸せをかさねられることを目的 ...
生まれて消えて
星のひかりは
はるか遠くから
ここまで届きます

いつか が
今になるから
ヒトは
あきらめなくていい

あたしの手が
今なにもつかめなくても
あした って日が ...
突然現れた希望が
暗闇の中ですさんだお前の身体を
光の元に暴き出した
お前は頭を抱えてうずくまる
ふしくれた指の間から
針金のような髪が四方八方に飛び出している
かびたパンのような身体には ...
こんなことでもなければ
何もこんな時季に帰っては来ない
間に合ったのか間に合ってないのか
話もそれほどしていなかった親戚中が集まって
おじいは三十一だった
その倍以上も時を待って
あたりま ...
               

               それは夜ごとにうごめくいっぴきの沼でした
               わたしが瞼を閉じるとき闇の中で目を覚ます
    ...
画用紙に描くと 広がっていく
すべるような混ざるような微妙な線を何度も

分かるという事は大したことじゃない
引くたびに色づく線を 頭に教えた

鮮やかな空を描いた
きらめく星も描いた
...
       花咲くその日待ちのぞみ
       色づくつぼみふっくらと
       ゆるり花びらほどきます
       寝息きこえる夜明けまえ
       白きひかりにつゆた ...
未来世紀ブラジルだって、
物心ついたときから言われていたっけ
映像には黒いオルフェのモノクロ映画とSF映画
未来世紀ブラジルだって
子供の時から言われていたっけ
網膜には怪しげなコ ...
心の奥底から
ぼこん ぼこん 
呻くように
呟くように
一つ 
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと

外側は
辛うじて
規格品 ...
にがい

なんどなめてみても

ほろにがい とかじゃなくて

ずきりとするような にがさ



きみのつくったガトーショコラも

チーズケーキもワッフルも

くちのなか ...
{引用=
みずいろの舟には乗れたきみなのに雨にまぎれて みみみ と降った




君 私 君 私 君 私 君 ミサンガみたいな長いごめんね




おしなべて答えは雪のしたにある ...
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ...
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ...
私の中で何かが歪む私の中で何かが歪む私の中で何かが歪む

こおってしまえ
こおってしまえ
こおってしまえ
こおってしまえ
アイス!

私は愛すアイス
アイス愛すアイス愛すアイス愛 ...
そういえば、
今日は、エルヴィスプレスリーの誕生日である。
そうゆうめでたい日に、
ぼくは、彼女と、
彼女の両親と、
ぼくの両親とで、
結納を行った。

結納なんて、
ぜんぜんわから ...
僕の背後にはいつも 
ひとつの透明なカメラが浮いている 

カメラを意識すると 
この胸の奥で燃え始める 
小さい太陽 

日々目の前に現れる一人ひとりと 
私がともに織り成す 
全 ...
もうダメかもしれません
最近 夢見が悪くて
脅迫されて起こされる毎日なのです
朝から頭がガンガンして
ロキソニンと頓服のリボトリールを2錠飲むのですが
この不安と焦燥はいつまでも消える気配が ...
  テーブルにのっていた
  紙きれを払いのけ
  かわりに君は小石をのせた



  それから僕たちは
  慎重に言葉をえらび
  他愛ない話をし
  ベッドのうえで抱きあ ...
トンビが輪を描いた
僕はそこに
メッセージを探す
空っぽの空に残された 足跡に

寂しいけど 寂しくない
不思議な気分だ
君の温もりを求めなくても
すでに世界の腕が
僕を抱きかかえて ...
朝早く目が醒めて
一日始めるアサガオさん

朝食はパンにたっぷりマーマレード
コーヒーすすって
洗濯でもしようかな

みんながもそもそ起きるころ
洗濯機回すアサガオさん

昨日のパ ...
水を喉につまらせる、かくにんする、つまっていると、合図される、おとこがきこえる、そのおとは号音のよう、ぷっしゅおんぷっしゅおんと、けされるあかりのスイッチのきこえる、君は水をつまらせて、かくにんす ... ダンス ダンス ダンス

君の手を取り、腰を支えて

Dance Dance Dance

足がもつれても、靴が脱げても

だんす だんす だんす

君が瞳をそらす日も、喜びの涙に ...
君がいいのに

君じゃないとだめなのに

君はこっちを向いてはくれないね

諦めるなんて無理

君になんて言われたって

好きでいるからね

ずっとずっと

君がこ ...
神様の瞳はいつも焦点が合っていないから
私の願いはいつも寄る辺のない空に消える
神様はただ広がり
神様はただ圧倒し
私は神様の何たるかを知らず
また知るもんかと強がっている
しかし、もし
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花燃ゆTAT短歌1*12/1/9 1:39
人魚脚ああああ自由詩7+12/1/9 1:16
ウブゴヱ望月 ゆき自由詩11+*12/1/9 1:01
括と計(かつ&けい)salco自由詩3*12/1/9 0:13
モノローグ石田とわ自由詩2+*12/1/9 0:03
新年salco短歌4*12/1/9 0:02
ミッションインポッシブル吉岡ペペロ自由詩512/1/8 23:46
意志朧月自由詩212/1/8 23:45
迷い子(ゴラムに)まーつん自由詩7*12/1/8 22:48
むーちびーさAB(なかほ...自由詩7*12/1/8 22:31
沼に咲く石田とわ自由詩1+*12/1/8 22:20
絵筆加藤自由詩2*12/1/8 22:14
一夜石田とわ自由詩7*12/1/8 22:12
未来世紀ブラジル……とある蛙自由詩8+*12/1/8 22:12
この海は深く呼吸するただのみきや自由詩12*12/1/8 21:58
にがいAquAri...自由詩012/1/8 21:51
ひしめき佐藤真夏短歌6*12/1/8 21:22
お面砂木自由詩20*12/1/8 21:18
【 夜の雫 】泡沫恋歌自由詩17*12/1/8 20:33
ぶらっくす ...自由詩212/1/8 20:33
結納にてはだいろ自由詩612/1/8 20:22
「 ON AIR 」服部 剛自由詩2+*12/1/8 20:02
死にゆく夕べ涙(ルイ)自由詩2+12/1/8 19:49
小石草野春心自由詩5+*12/1/8 19:34
再会まーつん自由詩7*12/1/8 18:55
アサガオさんそらの とこ自由詩4*12/1/8 17:41
sunズー自由詩1+*12/1/8 16:27
漱石のようにala自由詩1*12/1/8 15:36
冬の夜空に誓うジュリエット自由詩012/1/8 13:18
神様の視力マチムラ自由詩4*12/1/8 13:03

Home 戻る 最新へ 次へ
3192 3193 3194 3195 3196 3197 3198 3199 3200 3201 3202 3203 3204 3205 3206 3207 3208 3209 3210 3211 3212 3213 3214 3215 3216 3217 3218 3219 3220 3221 3222 3223 3224 3225 3226 3227 3228 3229 3230 3231 3232 
5.06sec.