曇り空
天駆ける白馬の足跡が
頭上を覆う 掛布団の裏に刻まれていく

世界はまだ 眠っている
憎しみや 苛立ちの悪夢に
苦しげな 寝返りをうちながら
それは白い眠り 長い冬の終わり

...
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ...
... 今年もこの日がやってきた
例年と同じ農園のビニールハウス前に
イチゴ狩りに魅せられた老若男女二十数名
斜に構えたり 無言を装ったり
だが皆が高揚を隠し切れずにいるのだ

農園の主人は愛想笑 ...
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの

いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった

かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
...
お父さんがいっとう好きな言葉はさようなら、ちゃんときけば本当の意味が分かるから、ああ、あの花は母の日にあげたな、ってまた? その話はさっきも聞いたよ。 去っていったものは
はじめから出逢ったことのないものと
想えばいいこと

背をむけたものは
はじめから背だけを見せていたと
想えばいいこと

そしてぼくは幼い頃に戻るだけ
独りぼっち ...
彼岸前雨に濡れてる植え込みにささやかに咲く沈丁花の香  
 
澄んだ犬の鼻先で
春一番の風車が回る
僕らは海鳥のために
塩水を敷き詰めていく
たとえそれが
はき違えた優しさであっても
番組の中継が
ランドセル畑に切り替わる
収穫の最盛 ...
わたしを
かたちづくるもの

なにもないと
思ってしまうぐらい
安定のなかにいて
時折、
影のない ...
  籠の中で眠っていた
  バナナの果皮を捲ると
  ぎっしりと雪がつまっていた



  溶けてゆこうとするそれを
  あなたは指の腹を使って
  精一杯に踏み固めた

...
知っていること、知らないこと

どちらもきっと沢山あって

多分、僕には何もわかっちゃいない

ただ、僕は、

君が蕎麦を食べる時の顔が好きなのだ
山を歩いていると
深い緑に浸り
濃密な孤独感と解放感を
吸い込み吐き出す

誰もいない山道に
誰かの視線があるかと思うと
綺麗な赤いまえかけをした
苔だらけのお地蔵さんが
ところどこ ...
君の愛がほしかった
君に愛してほしかった

つらい胸の痛みも
悲しい涙も

君なら
みんなみんな
取っ払ってくれる気がしてた

その手を握ったら

私の世界のすべてが
...
きみは雨雲
ぼくは大地
遠く離れてるから
きみがいつ降りてきてもいいように
ぼくはいつも待ってるんだ

あのね、きみ
太陽さんが
毎日きらきら輝いて
あったかい日差しを振り撒 ...
森林公園のなかに
それはそれは
長いすべりだいがあった

ゆるい
傾斜のそれは
すべると
ローラーが
カラカラと音をたてて
人をすべらせていく

ゆっくりと
ゆっくりと

...
君は空を見つめて
この世界を呪っている
世界は虚空の中の澄んだ目に似ていて
何も伝えないが指示だけはする
君は空を見つめて
この世界を呪っている
海の波がまるで澄んだ牙のように
君を襲っ ...
外気が内気に

してくれていることをただ想え

外気と内気を融和する

それには受容が必要だ

受容とは感謝のことだ

外気が内気に

してくれていることをただ想え


...
春はふたたび

贋作者たちの水いろ

雨つぶたちの素直な旅路

生きにくさが心地好かった


朝のアスファルトが

黒くぬれていた

つめたい大気には

ヒッグス粒子がま ...
銀行から電話があった

母のお金がなくなっているのだという

私はフィリピンとブラジルの混血だ

母の国には行ったこともないし行く気もない

父はもういない

いないからだろうか
...
腕時計は 貴方にとって どんな存在?
と言う 問いに
どう応えるかの 心理テスト

インパクトが有るものは 
覚えてるんだ

無くてはならないモノ
無くても良いモノ

各々が 好き ...
意味がない言葉ばかりが
自分の中に 転がっている
失業したばかりの 月曜日 思い出の場所を目指した
きっと そこは あまり遠くはないところ
レンタカーを借りて 旅に出た

飛行機の 薄 ...
やさしい言葉で裏切られるくらいなら
容赦ない言葉で殴り倒されたい
強くなれない
それは醜いから

弱くなりたい
それは儚いから

生きているのは
鈍感さの証し
感じやすい奴らは
みんなもう 逝ってしまった
無垢を着た少女が
新聞のように地図を広げて
前も見ずに歩いてくる

昨日の私が車の窓を開けて
煙草の匂いを消している

大学病院の屋上で
柵越しにこちらを見ている二人

コンクリー ...
水族館の水槽を見上げていると
星々が落ちてきた
魚たちは群れとなり
あるいは一人で泳いでいる
まるでそんなことは
ないかのよう

ねえ、これが星の海だとしたら
海の下はなんて呼べばいい ...
震災から1年の3・11に復興を願い 
仙台で行われた朗読会の前 

主宰者の南ダイケンさんは 
「これ、心ばかりですが・・・」と言い
直筆で「謝礼」と書いた
白い封筒を、僕に手渡した。 
...
{ルビ白虹=はっこう}日を貫く木曜日
燕が低く飛んだ。
古井戸のような女、ひとり
蒸し暑い道路を歩いていった。
宛名のない黒服を着て
「こんにちは」 
「いい天気で」 
「お元気ですか?」 

世の人々の関わりは 
シンプルな門答で成り立っている 

妻や子との会話が 
日々そうであるように 

その(あたりまえ ...
夜半の犬よ
おまえは 闇にまぎれて 旅を続ける

人々が 自分を演じることに 疲れ
一人 目を見開いて 
静寂の闇を 探っている時

蒼い星空と黒い山脈の境界から にじみ出すように
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
開宴の前にまーつん自由詩312/3/18 22:43
DNAの息子梅昆布茶自由詩10+12/3/18 22:16
劉備玄徳TAT自由詩212/3/18 21:46
イチゴ狩りただのみきや自由詩9*12/3/18 21:20
いぬふぐりに会いたい森の猫自由詩19*12/3/18 21:03
遠足ああああ自由詩012/3/18 20:57
荒地HAL自由詩6*12/3/18 20:33
その夜、自転車のハンドルに触れたもの高原漣短歌212/3/18 19:57
age25たもつ自由詩212/3/18 19:22
『かたちづくるもの』あおい満月自由詩5*12/3/18 18:57
ベランダ草野春心自由詩6*12/3/18 18:00
僕が彼女について知っているいくらかのことcaligr...自由詩112/3/18 16:44
苔地蔵灰泥軽茶自由詩5*12/3/18 15:37
ひとりジュリエット自由詩112/3/18 12:00
雨雲と大地自由詩212/3/18 11:34
長いすべりだいそらの珊瑚自由詩11*12/3/18 11:28
世界を呪う日yamada...自由詩212/3/18 10:57
融和吉岡ペペロ自由詩4*12/3/18 10:37
贋作者たちの水いろ自由詩2*12/3/18 9:55
希望自由詩4*12/3/18 9:40
インパクト&インスピレーション藤鈴呼自由詩2*12/3/18 4:03
誰かの部屋の、テーブルで番田 自由詩512/3/18 1:58
やさしさって何よれもん自由詩412/3/18 1:15
ある見方まーつん自由詩5*12/3/18 1:14
high-landmizuno...自由詩312/3/18 0:13
星の海の底自由詩412/3/17 23:51
言葉のゆげ 服部 剛自由詩512/3/17 23:43
予兆高原漣自由詩3*12/3/17 23:30
日々の言葉 服部 剛自由詩212/3/17 23:27
闇の語り手いねむり猫自由詩5*12/3/17 23:03

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