十六時になったので
この川沿いのベンチから立ち去ろう
綺麗な夕日を
今日は見たくない
宮島行きの遊覧船が
けたたましく船着き場を離れてゆく

週末は車が通れない元安橋
センターラインを ...
      あなたの詩ください
      あなたの生きている詩ください
      死んでいる詩でもいいから
      わたし、外側からぶち当てられて
      その作用でしか動けません ...
  古骨をそっとかしげる わっちの手
  包むは惚れたお方の手
  初雪でありんす、あたたかい

  北風を待つ渡り鳥
  いつか別れの袖ふるを知り
  もちぃっと一緒にいておくんなまし
...
窓の外 子を探す声 雪女 今日の昼ごはんに
ピザを焼いた

冷蔵庫の片隅で
あやうく忘れられそうになっていた
正月から持ち越しのハムを
細かく切って載せてみる

魚焼きグリルを予熱する
五分ののちに
三日前 ...
まちがいもまた
こたえなのだった

まちがいが
ひつぜんであるかのように
せかいはただしい
ほうこうにむかっている

もしもまた
あしたまちがえても
それがせかいの
...
さしすせそ

歯に沁みる朝

凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す

たちつてと

舌で弾けない昼

すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ...
帰る故郷を持たない
それは誰からも同情されないひとつの不幸

行き場を失った男は
街を彷徨い帰る場所を捜す

しかし もともとなかったものを
どうやって見つけるのか
それは判っているの ...
隙間があるのは

きっといいこと

誰かのこころの一部が

入ることができるから

こころの隙っていうのは

好きに繋がるんだよ
エゴとエロスにまみれて
  塑像の祝祭を冒涜 忘却し
    偶像の葬送を傍観 無視していた
            青い春と赤い夏
  白い秋が過ぎ 黒い冬となった いま
    猫背の髄 ...
  そう、
  昨日は
  冷たい雨がふったけれど
  今日は穏やかな太陽が出て
  きみの背中を温めている
  そこにだけ、ぼくは手を載せている
  取るに足らない日曜日の
  ...
あたりまえ、アタリマエ、当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前


君にとっての当たり前、ときに僕にとっての羨望
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての羨望


君にとっての ...
がんばるなんて
言葉は嫌いだという君の
背中がとても
がんばっている

ありきたりな
表現しかできないあたしの
足りない部分を
この手で補えたなら

夢としかいえない
大きな想い ...
「行ってきます」と 
「さようなら」は
同義語

「さようなら」と 
「行ってきます」は
同義語

はて
どちらを言うべきか
最期の時に

選べないのなら
いっそ ばかばかし ...
エンドロールでひとびとは
なみだをおさえて
手をたたいているが
しっている
あしもとにちらかる
ポップコーン

扉のむこうで
ほうきを持ってたっている
ストライプの制服を着た
...
やあ
何も愛してないぜ
俺は今 何も愛していない 何も

鎖にぶら下がった流しの栓みたいに 底なしの穴の上で 所在無げ
黒いゴムの顎先から 滴が垂れる ゆっくりと
涙型に結ばれた水滴が ス ...
靴をぬいで
寝転がる
蛍光灯のなか
めいっぱいの電子と
こぼれるストラップ

血管ばかりの
わたしの手
ながめながら

新しい炊飯器で
炊いたお米がたいそうおいしい
笑う母の声 ...
一日の仕事を終えた後 
同僚がデジタルカメラの中から出した 
小さいカードがないと言い 

皆でうろうろ 
あちらの引き出しを開き 
こちらの机の下を覗いた 

15分後、元気印のAさ ...
浜辺にて、両手で掬った 
無数の砂に 
たったふたつの光った粒は 
あなたと私 

無限に広がる宇宙の闇に 
ぽつん、と浮かんだ地球の中で 
たまたま出逢った 
あなたと私

た ...
巨大な電波望遠鏡は何を見出すのだろう

彷徨える次元の生命体は愛を理解するのだろうか

僕のキーボードは詩を歌えるのだろうか


哀しい女は今日も沈黙の惑星の砂漠にいる

自分の影を ...
              

              それは雲ひとつない空でした
              たかくたかく透きとおり
              どこまでも見わたせるよう ...
なかなかはいはいが進まずに 
布団に顔を埋めた{ルビ周=しゅう}を 
仰向けにしてやったら 
全身を{ルビ真赤=まっか}にしてうああ、と泣いた 

周は、悔しがっているのだ。 
夢中で声援 ...
「北極星のあたりを中心に飛んでいるのは
アルビノの不死鳥だよ
青白く燃えながら飛んでいるね」
もし 隣の人が突然白昼堂々北の空を指差し
そう言ったら すこし驚くかもしれない
けれど ...
【債】
抱えてる負債のことは気にならぬ彼を抱いてる夜君思う

【念】
奥さまは記念切手コレクター生きる喜び23日

【迫】
迫り来る得体のしれない暗闇に飲み込まれそう誰か助けて

【 ...
いま

きみが

欲しいものは

なぁに?

ペンかな?
本かな?
お金かな?

教えて

ぼくに
ぼくだけに


こっそり
教えてほしいな



...
ぼくはだめだ

傷ついてしまった大好きなあなたを

助けてあげることもできない

あったかい言葉をかけてあげることもできない

どうしてだ

心ではこんなに

ぼくのす ...
神奈川に棲むハグレル鰯が
北海道に雪解けと合わせて
移り棲むらしい

今、札幌に来てるけど
何処かお勧めの店を
紹介して欲しいんだけど…

そんな電話がくる

店長はみやさんって云 ...
家を訪ねた時
部屋の彼方此方に
黒々と
「呪」と書いた紙が
沢山貼られていた

情けは人の為ならず

違うか

人を呪わば穴二つ

そう言って

忌まわしい文字を書くこ ...
「Somewhere Over The Rainbow」

あの
七色の橋が 
青空に溶け消える前に

そっと
踏み出して行こう 
子供の頃見た夢の国

もう
幾年月 はや流れ  ...
幸せに 犠牲を払い 幸せに
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
十六時になったのでたりぽん(大...自由詩9*12/1/14 16:50
あなたの詩ください理来自由詩9*12/1/14 14:52
古骨情歌そらの珊瑚自由詩7*12/1/14 14:39
雪女小川 葉俳句312/1/14 14:12
秋刀魚の魂そらの珊瑚自由詩8*12/1/14 13:42
世界の答え小川 葉自由詩512/1/14 13:14
寒波nonya自由詩33*12/1/14 11:47
DeracineHAL自由詩5+*12/1/14 11:42
すきかんな自由詩4*12/1/14 10:55
ほつれ髪(四)信天翁自由詩112/1/14 10:15
正午草野春心自由詩8*12/1/14 9:41
当たり前≠当たり前komase...自由詩012/1/14 9:16
言葉足らず朧月自由詩212/1/14 8:28
黄昏が満ちてくるそらの珊瑚自由詩4*12/1/14 8:13
ストライプのはるな自由詩312/1/14 2:05
やあまーつん自由詩712/1/14 0:33
MOTHER日野自由詩3*12/1/14 0:15
宝もの 服部 剛自由詩1*12/1/13 23:59
夫婦の星 自由詩3*12/1/13 23:51
暗黒星雲の彼方に梅昆布茶自由詩512/1/13 23:51
空の岸辺石田とわ自由詩4*12/1/13 23:41
さけび 服部 剛自由詩6*12/1/13 23:35
だれもが知っているるるりら自由詩14*12/1/13 23:04
題詠blog2011 091-100北大路京介短歌13*12/1/13 22:11
誕生日ジュリエット自由詩312/1/13 21:44
ぼくの生きる道自由詩212/1/13 21:36
願わくばフォースと共にあれ板谷みきょう自由詩3*12/1/13 21:23
牧師になった彼のこと自由詩1+*12/1/13 20:05
二度童子の魂を運ぶ白鳥の歌自由詩4*12/1/13 19:46
幸せにペポパンプ川柳4*12/1/13 18:56

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