ところどころ消えかけた街
不確かで確かな
曇の上 曇の下
逆さの青と白の午後


ひろげた腕と
土を向く手のひら
ななめに明るい推力で
飛び越えてゆく水の跡


...
ボクノマワリニハカベガアル
ソラカラキョウモマタアメガフル

ボクヲ
リンネノハテマデオトス 毒 ガアレバ
コノカベニエガイタユメモオワルノニ
ボクニ
ダイジナアノコヲマモル ...
 仕事が遅くなった。金曜日の夜の電車は酒臭かった。渋谷始発の電車に乗り、席に座った。いつもならすぐに眠りに落ちるのだが、あまりに瞼が重くて眠れなかった。目をこすっても瞼の重みは消えない。隣に座った大柄 ... ない

時間がない

眠りがない

ことばがない

つく 嘘もない

打ち明ける 真実もない

積み上げる 思想もない

吐き出す 幽霊もない

絶叫する 空白もない
...
一つあれば十分なのだが
二つ三つあれば
何かあったときに
安心だから揃えてしまい

ただただ
綺麗に使わず
とって置いてあるだけなのだが

虚飾に満ちた
幸福感にじわっと
武者震 ...
やけくそになった時 何がしたくなるか?
鏡の向こうに住む 男に聞いてみた
奴はこう答えた お前と御同様
欲しいのは自分を 変えてくれる薬だぜ

町の空はビルに塞がれ カラスの群れがゴミを漁る ...
貧しい言葉たちを見かけると

原発を思うときのような

途方もない気持ちになってしまう

この違和感は正しい

だからといって

正しいことは絶対ではない

それは世間的な話と ...
さいしんがたの
ひこうきをみおくる

あのひとおなじ
さいしんがたのわたしを

みおくるたびに
きゅうがたになっていく

わたしはいつも
あのひこうきにのれない

...
あなたの死体が
打ちあがる入江に
とうとう春が流れ込む

めだかの大群が弧を描き
光と影の
無数のオウトツが
あなたへ向かう

あたたかい波にたゆたい
塩に溶け
無機質な瞳が
...
法律が





















変わっ ...
ゲフィンやエピタフのバイヤーは旧ソ連に赴いてシュッとした金髪の青目のガキを獲るべきだ


勿論鬱屈した社会に唾を吐くような







ガチャガチャうるさい孤児パンクロ ...
鳴けない赤鼻のぼんぼん鳥が歩いている

涙を流すことはできても 鳴けないのだ



だからそんなぼんぼん鳥を守るのは

ぴゅーろ豚だ  くるくる光線で 座禅雲坊主の視線から ...
リアルなところにいるキミがすき

あったかくて やさしくて
いいやつなんだ

日本酒ばっかのんじゃって
ご飯をちっとも食べないの

肝臓にわるいぞ
ちからが出ないぞ

あた ...
世にも心配症のジョーディが
世にも麗しいメアリー・スーに恋をして
昼も夜も悲嘆に暮れている
というニュースは

とおくジブラルタル海峡を越えて 
悲劇として 或いは 喜劇として
ロイター ...
死んで楽になりたい
なんていう言い方を
時々するひとがいるけど

死んだって楽になんかならないさ
だって
「楽」を感じる主体自体が
この世から無くなっちゃうんだから
消えてしまうんだか ...
僕らはみんな息んでる
息まないと出ないんだ
僕らはみんな息んでる
息んでいるから出ちゃうんだ
手のひらにペーパーを
グルグル巻いて
おケツの汚れを拭いてみれば
ギョウチュウだって
カイ ...
いつか見えていたはずのなにかを見失って

何者でもない私は
何者にもなろうとしない


乾いた空のカップと
虚無を食らい続ける秒針が

私を生きることにあきらめた私に

無限に重 ...
地上で使った資料の多くを海の藻屑にする



書斎は浅い海の底
侵食された岩の本棚に
小さな貝が貼りつく
整理された書斎には
イソギンチャクや
蛸や珊瑚が棲みつく
海面 ...
春を待てば
冬を追いかけることもなくなる
空が白い
雪も
ことばもどこか
白濁するような気がして
ガラスを磨くように
推敲してしまう

幾重にも層ができ
こころの内は形を失う
...
君から僕をとったら…?

君は悲しくなるのかな
君は寂しくなるのかな
君は泣きたくなるのかな
僕と過ごした時間を思い出したりするのかな


君と出会う前の僕を思い出す
あの人 ...
モジに熱を伝え
生かそうとするけど
モジはひとりでとんでゆくから
つかまえることなどできない

キミに愛を伝え
つながろうとするけど
キミはもう
そこにはいないんだ

次の瞬間次の ...
たくさんの呼び名を持つ人がいる
あなた
あいつ
あのやろう
あの人
旦那
主人
名前で呼びたくなる時のあなたは
やさしい顔をしている
名前で呼ばれる時の私も
たぶんやさしい顔をして ...
生まれたばかりのころは
世界と自分との間に
境界線がまだなくて
自分が誰かなんて
どうでもいいことだったのでしょう

そのうち
自分の そとがわが
出来始めると
この なかみは
自 ...
どれほどに恋焦がれしも
添えるか添えぬは
ひとには分からぬ浮世の定め

永久なる硬き契りを交わしても
いつかは千切れしこの世の定め

惚れて惚れられ来世も共にの
誓いし言葉も虚しきまほ ...
比喩として食らい
比喩として吐いて

そうして漸う生きてきたので
言葉で例えようのない事柄に直面した時
自らの馬鹿さ加減を嫌悪するのだと知る

現実だ、と受けとめるには頭の中に語彙が足り ...
土曜の夜に

雨が降る・・・

それは君らの預かり知らぬ土曜の夜だ・・・

サラリーマンも浮浪者も一人もいない

僕の中の心の夜・・・

その中では雨が降り

一人の少女がシク ...
三原色が肩を組む
交わり一つになったスクラムが
停滞した気持ちを動かす

真っ赤な嘘を
交わり一つの色が
忘却してくれる

フラットにしてくれる季節が
私達に接近してくる
春だ
...
 +
がちゃがちゃを回すときのわくわく

のどを駆け抜ける炭酸の刺激

あめの歌、ギターの弾き語り

どなり声、罵倒、愚痴、傷

そんな健康的な恋がいい


 +
柔らかいだ ...
夢に過ぎない明日の中へ 
ひかりの者として、入りなさい 

世の道に、躓く石のある時は 
低い目線で地にしゃがみ 
丸い掌でなでなさい 

やがて吹く不思議な風は 
人々の暗い心を吹き ...
また一つ

影を落として






思えば最初はその気なんてなかったのに



どうして変わってしまったんだるう



いたるところに刺激が多すぎて


疲れ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Bel Air木立 悟自由詩512/2/16 1:11
毒蛙di.di.自由詩012/2/16 0:59
眠らない街の眠らない人々ブライアン散文(批評...1+*12/2/16 0:32
ないただのみきや自由詩20*12/2/16 0:26
頬膨らませ灰泥軽茶自由詩6*12/2/16 0:09
この素晴らしき社会まーつん自由詩7*12/2/15 23:42
貧しい言葉たち吉岡ペペロ自由詩412/2/15 23:05
空港小川 葉自由詩312/2/15 22:35
入江日野自由詩3*12/2/15 22:25
ちっ、仕方がねぇな、裏を廻って表に出るか?ルパン…TAT短歌112/2/15 22:00
昔、えいぎょうの神さまがいて、神さまはまほうのように白ものか ...自由詩112/2/15 21:42
理由八男(はちお...自由詩012/2/15 21:40
リアルに森の猫自由詩10*12/2/15 21:35
世紀の恋浩一自由詩112/2/15 21:17
冗談自由詩212/2/15 20:58
手のひらについてくる花形新次自由詩1*12/2/15 20:29
いつか見えていたはずのなにかを失ってeuyih自由詩312/2/15 18:27
海底の書斎殿岡秀秋自由詩1112/2/15 16:53
星々に促されてかんな自由詩11*12/2/15 15:36
原動力ジュリエット自由詩012/2/15 15:34
二文字の意味朧月自由詩212/2/15 11:11
プレゼントそらの珊瑚自由詩6*12/2/15 10:32
日記自由詩312/2/15 8:52
平成 曾根崎心中HAL自由詩212/2/15 8:27
まぁだからと言って僕は「人それぞれと」言う言葉は嫌いだけれど ...ニルギリ自由詩412/2/15 7:43
一編の詩yamada...自由詩012/2/15 7:32
subaru...自由詩8*12/2/15 6:43
健康志向(恋)c自由詩612/2/15 6:39
明日の夢 服部 剛自由詩1*12/2/15 4:40
koe自由詩012/2/15 3:43

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加筆訂正:
機関/理来[12/2/15 20:54]
ルビを付け足しました。
4.72sec.