夏にあいたひし形の穴から
海が溢れだす
きみは定規で水平線を引き直す
クジラが大きな口を開けて
ぼくの腹話術で、あー、と言う
風吹くな
心が寒い

風吹くな
手足が凍える

風吹くな
誰かを抱きたくなる

風邪引くな
寝込むことになる
わけてあげると
たわけたことを
のんきにみせてる
づきづき わらう

かなしばられないかおで
そようのないがしろな 
ほのぼのやわに

ちゅあちゅあ こぜり
みくだし みくるい
...
差し出された濡れ衣を
貴方は静かに纏った
濡れ衣は貴方に張り付き
体軸を浮かび上がらせ
その様子を見て
貴方は静かに笑った

菊日和の空の下
貴方は濡れ衣を濡れ衣とせず
その場を後に ...
傘のさき

アスファルト滑らすみたいな

さびしさ

青い空の

すぐよこに黒灰色の雲の群れ

超電磁砲


追いつけば

広がるのは

明るい不穏

冷たい雨
...
日々の聖句(19)決して祈りを忘れてはなりません
二月二十五日
「したがって,わたしの愛する者たちよ,あなた方は
常に従ってきましたが,つまり,わたしのいる時だ
けでなく,わたしのいない今いよ ...
砂糖の角を削る
わたしはわたしに必要な分だけ
あなたからあなたを削る
2月も終わる

灰白色の曇り空

こころが痺れている

悲しくて

目や胸や膝が痺れている

青い空がある

それだって永遠じゃない

繰り返されている


だから生 ...
猫を飼いたいと想う
強く猫を飼いたいと願う

何度も管理人さんにお願いしても
答えはいつも駄目だと云う否定の答え

外には出さないし
部屋も清潔にするからと
懇願してもやはり否定の答え ...
昨夜、大好きな
彼と喧嘩した…

君と別れてからは
言葉選びに
気を付けている私

いつの日か…
「ちゃんこの言葉は
冷たい」と言われた事で君を沢山傷付けて
しまったんだなと
深 ...
この街では

何百万人もの人がいて

それぞれ違う考えと顔を持って

蠢いている

それなのに 皆

一緒に見えるのはどういうわけだろう?

・・・電車の中でふと

向かい ...
ふと、とまる

みえない
レールのうえで

きみとなら
どこにでもいけた

どこまでも
いけたはずなのに

ぼくらのきしゃが
みつからない
まだ 朝のやさしい光が
町にあふれるまでには 時間がある

薄闇の中で 白い呼気が 
のろしを上げている

白いのろしは まだ街灯が灯る 細い路地を抜け
 古びた木造アパートの鉄階段 ...
あたたかな 陽射しの中 眠たげな君の瞳 愛しく映る
そんな何に気ない時間 終わってほしくないと願った

出口のない深い森の中
迷う日々だけが続いてく
歩き疲れ 立ち止まったとき
差し伸ばさ ...
青い風の中 僕らは目的もないまま 歩いている
これが自由だと言い聞かせ
手に掴むものは 昨日の後悔

きらめくStarになりたい なんて 
夜空に向かって呟く センチメンタル

弱虫な涙 ...
私には判らないことがある
貴方の愛が本当なのか?
ただの遊びなのか?

今まで 
たくさんの出会いと恋があった
私はいつも後先考えず
恋に夢中になってしまい
自分の感情で相手を振り回し ...
小学生の頃のいきつけの内科医院は いつも
消毒薬と漢方薬の匂いがしていた
医者の奥さんが受付の奥で薬を調合していて そこでもらう薬はとても粉っぽくて
飲むと必ずむせた

待合室から小さな裏庭 ...
降り止まない雨に
舌打ちして 空を睨む
思い通りにいかないことばかり
心がざらついて
軋んだ音が鳴りだす

苛立てば
心の瘡蓋はがれていく
「いつも君を想っているから」
あなたの声が ...
うみのながさを感じていると
わたしがその手につつまれているような
不安定な安堵に満ちてくる

うみのながさを感じていると ...
裏庭に佇む気持ち
(あまり陽のささない北向きの場所)
裏窓から外を眺める気持ち
(特に心浮き立つ景色ではなく)

何かに
裏をつけてみると
どこか秘密めいた香りが漂い
私は
つい覗い ...
かっちゃん元気かな
最近メールしてないな

別れてもう2ヶ月もたつんだね
全然
そんな感じがしないや

かっちゃん大好きだったよ
毎日楽しかった

かっちゃんとメールする時間だけが ...
議事録は背景と結果の要約文。

僕にはそれが耐えられない。
不要なものを記載する。

「◯△商事の□◇氏は、そこでコーヒーを置いた」

「私は思わず口角を上げた」

だってそれこそが ...
くしゅんと
鼻を鳴らし
あなたを思い出す

ぶるるんと
太ももが
震えたような気がして
携帯電話を手にとり
あなたを思い出す

もう会うことはないだろうけれど
どこかできっと
...
それじゃあ始めます という声がして無意味がはじまる。それは声を骨組みにしてだんだんと形作られていく部屋で、うす桃色の人々が肉をつけていく。私は、あ、だめだ、ストッキングが伝線しているから生活に帰り ... あたしばかだから
と言って
わらっていた
女の子

あたしばかだから
と言っても
泣きはしなかった

あたしばかだから
いっぱい考えるの
と言って
わらっていた

水たまり ...
君と僕の間に透明線
いつまでも消えないよ
僕は必死に消してるはず
君が引いてるの?
なんの気なしに
好きだといったら
なんの気なしに
好きだと返され

空に
青がみたされるように
しぜんと
おわってしまった
見えない路地の中を歩き回りながら、僕は、遠い街までやってきた。そこで出会う人たちの服装を脳髄に刻みつけさせられながら、ベンチで僕は、お好み焼きを食べて、自分自身の人生についてを考えあぐねていた。そ ... 冬の日射しが 淡く部屋に溶け 影との対比に 霞む金魚鉢



寒い部屋 季節外れの 金魚鉢 私と同じ 空っぽのまま



雪うさぎ そっと沈めて 輝いて 溶けないでと 守る金魚鉢

...
ぼくの抜けた歯を

おばあちゃんが外に投げた

いい歯が生えるといいなあ、と思った

冷たい夜気が窓を駆け抜けた

ぼくはテレビのまえで正座していた

正座して見ていると

おばあちゃんはいい番組だと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
age4たもつ自由詩912/2/26 18:53
冬風HAL自由詩3+*12/2/26 18:47
のぞ そひ砂木自由詩13*12/2/26 16:14
濡れ衣日野自由詩2*12/2/26 15:06
オンリーマイレールガン吉岡ペペロ自由詩612/2/26 14:53
日々の聖句(19)決して祈りを忘れてはなりません生田 稔短歌212/2/26 14:13
絵具mizuno...自由詩212/2/26 14:01
光が射してくる吉岡ペペロ自由詩5*12/2/26 12:50
些細な希望HAL自由詩5*12/2/26 12:40
喧嘩ちゃんこ自由詩212/2/26 12:13
次の駅yamada...自由詩112/2/26 11:43
汽車小川 葉自由詩1*12/2/26 11:19
まだ 朝のやさしい光がいねむり猫自由詩5*12/2/26 10:51
ふたりだけのヒカリは 永遠に……洞野いちる自由詩312/2/26 10:00
弱虫なStar自由詩312/2/26 9:56
【 今の恋人は 】泡沫恋歌自由詩6*12/2/26 9:49
小さな秘密そらの珊瑚自由詩16+*12/2/26 9:31
【 雨宿り 】泡沫恋歌自由詩8+*12/2/26 9:11
『うみのながさ』あおい満月自由詩7*12/2/26 9:05
裏庭/裏窓そらの珊瑚自由詩8*12/2/26 8:51
かっちゃんジュリエット自由詩012/2/26 6:26
サラリーマンを学ぶ① 議事録作成短角牛自由詩3*12/2/26 4:05
そんな気がした空模様灰泥軽茶自由詩5*12/2/26 2:33
靴下はるな自由詩2+*12/2/26 2:23
あたしばかだから自由詩912/2/26 1:26
透明線水中原動機自由詩112/2/26 1:15
告白はるな自由詩412/2/26 1:11
生きることについて。番田 自由詩3+12/2/26 1:04
金魚鉢ミツバチ短歌412/2/25 23:53
流れ星吉岡ペペロ携帯写真+...512/2/25 23:43

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