もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
今日は多分泣いている
私にはそれが聞こえていた
大人だって傷がつくねんて。
十年前の言葉を飲み込んで
今も悲しんだりするねんて。
二十九のおとこのひとが
...
いつも夢を見ていた日を忘れた
流れる季節は いつも 僕の目の前を通り過ぎていくだけ
目を、
流れていく微かな魚のきらめきは 季節の中を どこに泳いで行くのだろう
里山野原に
にょきにょき生える
極彩色のグミの木は
食べたらだめだよグミの実を
あもあもあまがみ
くちゃくちゃぺっぺっと
吐き出せば
もこもこ増えて繭になる
...
恋に落ちていればよかった あなたと
幹にもたれると思いだす
黄色い広場を転がる音
町よりすこしあたたかい砂の上
素顔のままでずっといたい
下敷きを忘れたら落ち込んで
声をかけて仲良 ...
{画像=120105004250.jpg}
現状認識
悔恨と希望、両極端に振れる
不安定な時代を生きる
情景は印画紙に焼き付けられ
その意味は後から知るこ ...
また
本当に
こんなおばさんでいいの
なんて
一体どう言ったらいいのかな
そうだ
おばさんは
家で作ったプリンみたいだ
プッチンプリンみたいじゃな ...
空いっぱいに
子犬
大犬
ワンチョラーズ
さまざまな犬種の犬たち
水色
芝茶色
ボルゾイでぶちで白黒で
マルチーズ
四角バターな犬たち
元気いっぱいな君たちの
しっぽがくすぐって ...
俺の言うとおりに言うんやで
お墓参りに行ってたんやって
雪が降って電車乗り遅れたんやって
そいつのご先祖さんとおまえのご先祖さん
大親友やったかも知れへんやろ
世の中見え ...
ぼくは待つ人
何を待っているかも
わからないけど
ぼく待っている
待つもの来ずとも
待つ心のありかたで
有為も無為も
意味をなし得る
意味といえども
無意味な本質
本質 ...
朝起きたら、外に出よう
白い息を吐きながら
此畜生と吐きながら
私の知らないうたを
あなたが口ずさむのがくやしくて
気をひこうとしたけれど
やっぱりやめました
あなたがあなたのことで
いっぱいいっぱいになっていて
それを受け止めてくれるのが今は
...
眠れない夜に思い出すのは
幼い頃
父や母から聴かされたお話
大人になる度に
お話は大きく ...
世界と私を繋いだ糸がぷちぷち鳴って切れてゆく(あっいま切れたの命綱)。
*
一昨年買った英単語帳の見出し語から、sを残して全てのアルファベットが銘々に走り出してしまった。
のたくるaと大 ...
年始の客に酒蒸しか
エスカルゴバターにしようと
前夜スーパーで買ったはまぐりを塩水に浸けた
途端に気泡をプクプクッと吐いた
息をついている
命を摘まれるとも知らず
中国の沿岸で狩られ
淀 ...
...
よくなっていくものとして
すべての流れがあるのでした
散って昇って
咲いた花
ゆるしてくれなくても
いいの
それはもう
いいの
ひとの、
肩の軽やかさなんて
知らないま ...
1
お正月、
特別なその日をくぐる
肩上げの晴れの着物に赤いりぼん
門松は凛々しく
遊び仲間はおすましして
行ったり来たり
どのお正月も晴れていたような
追い羽根の檜扇の実は
音 ...
わたしはいわし
網の中の一匹
それぞれに
名前をつけてやることは
できなくもないが
漁師さんにすら
覚えてもらえないのは
考えるまでもない
わたしはいわし
あがいて、もがいて、
...
ぼくはじぶんを試していない
ぼくはあなたを試していない
ぼくはぼくらを試していない
衣服ばかり見ていた
肌を見ると噛みつきたくなるからだ
でも手を繋いでいた
肉 ...
あなたが答えを言わない孤独
あなたが私から遠ざかる孤独
あなたに放っておかれる孤独
“たいしたことないね”
そう言ってしまえば楽になれるよって
聞いたことある気が ...
かくれんぼの鬼になって
数を数える
風は吹く
髪に、顔に、肩に、影に
片側通行の海岸通りを
傘が飛ばされて、わたしは
過去を軽くしようと思う
限られた時間と
可 ...
くろい猿が
しろい脱臼をする
夜
きみの寝室で
アメーバが鳴いている
南島の
国際通りでるつぼに会おう
安里から
牧志にかけての人だかり
沖縄三越の道向かいから 平和通りはかまぼこ型で
龍の捩れる ガマほどにあやしく
おいで おいでよ
ほの暗くゆるやか ...
例えば、現代詩フォーラムを見ます。(当然、現代詩フォーラムは例です)
今日、たくさんの詩(まぁ「たくさん」なのかわかりませんが「たくさん」とします)がアップされます。
アップされた詩には、ポイント ...
頭がズレてしまうのだよ頭の中が傾いた拍子にズルリと脳が
そんで目が見えなくなったり蠅が飛び回ったり鶏肉に
欲情したりしてしまうのだよ僕の2本腕はべたんべたんと
床を這って収まる箱を探している ...
その日記のタイトルは
タイトルなし。
彼はふざけていたし、
彼の日記は辿られる
ことを待っていたように
少しめくれている
空の東を飛んでいる
鳩の、羽ばたきが
止まって見える窓 ...
冗談で気やすく
愛してるっていうのと
死ねっていうのんでは
どちらの方が重罪だろう
今朝も牛乳の表面には電気が光っている
数種の果物はめちゃくちゃに切って盛られ
卵をパンにのせ ...
君を想うだけで
壊れそうになる
涙がこぼれる
死にたいと思う
そのたびに
生きてるって
実感する
君を想って
生きていこう
そうしたらきっ ...
俺に貴婦人の香りは易しい
人々の群を見て嘆息しつつ
ワイングラスを傾ける奴らから遠く離れて・・・
俺に貴婦人の香りは易しい
この夏の一瞬が嵐の雨に変わるならば
どんな銅貨 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ともだちのかお
朧月
自由詩
6
12/1/5 7:54
孤高を貫く人へ
晝
自由詩
4
12/1/5 6:08
人の恋
番田
自由詩
4
12/1/5 1:14
グミの木
灰泥軽茶
自由詩
6*
12/1/5 0:58
冬の雨
nick
自由詩
2*
12/1/5 0:53
現状認識
beebee
自由詩
23*
12/1/5 0:44
プリン食べ較べ
藪木二郎
自由詩
3*
12/1/5 0:09
ドッグラン日和
小池房枝
自由詩
4
12/1/4 23:59
悲しまんといて
吉岡ペペロ
自由詩
7
12/1/4 23:51
待つ人
シホ.N
自由詩
6*
12/1/4 23:34
此畜生
殿上 童
自由詩
26+*
12/1/4 23:29
かえり雪
朧月
自由詩
3
12/1/4 23:21
『眠れぬ夜の昔話』
あおい満月
自由詩
5*
12/1/4 22:07
小文字のaと大文字のAが左右に分かれて走り出す
73
自由詩
2
12/1/4 21:59
シンパシー
salco
自由詩
10*
12/1/4 21:55
力石の亡霊
TAT
短歌
1*
12/1/4 21:41
昇華
あぐり
自由詩
6
12/1/4 20:39
正月の空気
木原東子
自由詩
12*
12/1/4 20:18
わたしはいわし
マフラーマン
自由詩
5*
12/1/4 19:24
純粋
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/1/4 19:23
暗闇の孤独
ジュリエット
自由詩
1
12/1/4 19:06
かくれんぼに吹く風
たもつ
自由詩
4
12/1/4 19:01
脱臼
草野春心
自由詩
5+*
12/1/4 17:44
るつぼ
乾 加津也
自由詩
18*
12/1/4 17:12
詩のリミックスについてえええええええええええええええええええ ...
反現代死
散文(批評...
9+*
12/1/4 15:37
パール
キリギリ
自由詩
2
12/1/4 13:35
父
ズー
自由詩
3*
12/1/4 10:58
朝食
いばら
自由詩
5*
12/1/4 10:35
生き方
ジュリエット
自由詩
1
12/1/4 9:49
嘆息する天才
yamada...
自由詩
0
12/1/4 9:41
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
3199
3200
3201
3202
3203
3204
3205
3206
3207
3208
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
3219
3220
3221
4.12sec.