まだ
誰一人として
踏みしめてはいない
ふわりとした新雪のままの
土手に重なって 遥か遠く
超然とした白雲が広がり
それを 微かに淡い
冬の空がつつんでいる

こがね色の午後の日差し ...
うだで めんこい だはんこき
いいふりこいて おだってる
へなまずるくて たふらんけ
みったくなしは あっぱくせぇ

そったらことで ばくるんだら
なして かまかして ごっぺがえす 
ご ...
残り火


からからに乾いてた
素足が心よりも先に走り出して
振り返るには何もかも遠すぎた
過ぎた夏の、湿った花火
火をつけたって
開くかどうかも知れない
小さな小さな恋だった

...
池袋東口の駅前、大通りにある銀行の隅で
彼女は倒れていた。
人通りの邪魔にならないように、体をぎゅっと建物の方に寄せながら、
しかし彼女の口からは嗚咽が漏れ聞こえてくる、はっきりと。


...
エースエースのジョーカーで



張れやオラ










引っくり返して




...
まだこのあたりにも
むかしがのこってるので
そのてをひいていく

みらいをみせたくても
みせられない
みせたくはない

しわしわのてを
こどものてということにして
むかしへつ ...
もこもこマカロニ ろにーの冒険。 耳の中からこんにちは。
耳からきのこが生えたから茸と読むのです。
僕たちはみな茸から生まれた。
茸は母親なのだ。
茸を馬鹿にしてやいないか?
だめだよ。馬鹿にしちゃー。
茸は突如として現る ...
つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ、つまんねえ
腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる、腐ってる
病んでいる、病んでいる、病んでいる、病んでいる、病んでいる、病ん ...
在日モンゴル人の
新年会アトラクションに呼ばれ
モンゴルの愛唱歌を
日本語の歌詞に載せて歌う

馬頭琴奏者と出演したのだ

故郷の景色が浮かび
父母を
恋しく思い出せるように

...
そんなことを
仲間たちで話し合えるのって
素敵じゃない?

突然、話し掛けられて
私は口ごもる

  自分の下の始末が
  出来なくて
  夜中に当てられたオムツを
  時 ...
みみせんをして めをとじて
わたしのおくふかくまでいくと
わたしのこえしかきこえなくなる
わたしのせかいしかみえなくなる


のんべんだらりなわたし

せいろんをのべるわたし

...
花街 色街 女街
一夜の愛があればこそ
男は魅せられ
短き夢を見るために
財をはたいて客となる

その財に見向きもせぬと思わせて
春売る女は骨の髄までしゃぶろうと
手練手管の床上手
...
灰と水と 光と音が
道の行方を消してゆく
午後のむこうには何もない
午後のむこうには何もない


蜘蛛の巣をたばねた
冬の雨の日
むらさきと黒の目の
水たまりを見 ...
マイナスな波動を放つ暗い穴マンホールから水が噴き出す

遠くから僕の名前を呼んでいる外と通じる窓は受話器か

恋すれば心に浮かぶ君の影植えて育てた一途な想い

海があり山が近くにある ...
影冴えて光きらめく雲見つめ                ――D.K.へ

訃報を受けた次の日、近場にある温泉宿へと自転車で行った帰り道、途中にある長い坂を登りながら、私に不意に訪れるものがあった。あなたの位牌の前で深々と頭 ...
母が死ぬ夢を見ました

知らない人たちの私を見る哀れみの目

黙って私たちの手を引く祖父母

けんかをする親戚たち

居心地が悪い
居心地が悪い…






...
ニャンコです しっぽで返事しちゃうんです 
          昼寝邪魔する 人間たちに

ワンコです いつも心は全開で
        遊んでくれるの待ってます!

亀太っス ほんまはご ...
自嘲 諧謔 揶揄 嘲笑
ああ おれの血が責められる

誹謗 中傷 罵詈 雑言
ああ おれの血が責められる

直射日光 脳天直撃!
直射日光 脳天直撃!

どこかの広場で茫然自失
あ ...
急かすほどに緩まる手綱を
持て余しながら
黒目がちに揺らめく人々の波を掻いて
少女は
遠く、海を目指した





蹴り飛ばす買い物袋から、無精卵が弾け飛んで
方々 ...
 手とベッドがあり
 熱帯の尖った赤い花に口づける鳥の声は
 小さな吐息よ羽の揺らぎ

 *

 コタツに蜜柑に長い睫毛
 青い紺のセーターと花模様のスカート
 両 ...
海辺から光を見つめていた
存在していればいい 見ているものが いつも
ぼんやりと そして
時間をどこまでも流れていくのだろう
初めての土地を散歩していた
その墓地はだらだら坂の途中の築地塀の向こうにあった
真新しい卒塔婆が冬の陽光を照り返している

突然 懐かしくなってその場から離れられなくなった
無論そこに我が先 ...
道の暗がりに棄てられた 
凹んだ空缶を拾い、日溜りに置いた。 
遠ざかり、振り返った僕を呼んで 
透きとほる手をふっている 
お年寄りが耳から外した 
補聴器の電池が外れて 
キーと、鳴っている 

僕自身の内にある 
電池も少し、外れているので 
脳の何処かが
キーと、鳴り 

雲に覆われた空から
(天 ...
森のなかにその広場はあった

その広場にだけ光が降り注いでいた


広場には

どうしても二つ食べたくなるホットドック屋があった

ホットドック屋のそばでは

サッカーに興じる者

ベンチから立ち上が ...
君の肩に触れるまでの一秒前
戸惑いよりも恋しさが溢れた瞬間
君を怖がらせないようにそっと
そっと優しく触れたい
 
君の肩に触れたあとの一秒後
ためらいよりも衝動が勝った瞬間
君を壊さな ...
生きる、

ただひとつ、でも
ただひとり、でも

わたしを生きた、
命のために

わたしと生きた、
命のために

わたしに生きた、
命のために

過ちかも知れなくて ...
ひとりぼっちになったとき
おそれるべきはこどくではない

わたしだけ というひとりよがり
いつのまにやら
どつぼにはまる

わたしだけ つらい
わたしだけ さみしい
わたしだけ  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
美しいものは流転するただのみきや自由詩12*12/1/19 23:29
さけほいど板谷みきょう自由詩3*12/1/19 23:16
残り火まみこ自由詩112/1/19 21:52
道端で泣いている人伊織自由詩2+*12/1/19 21:20
アサガオヒマワリセンリョウツバキTAT自由詩012/1/19 21:18
介護士小川 葉自由詩312/1/19 20:27
もこもこうんち自由詩2*12/1/19 16:45
ファニー自由詩212/1/19 16:43
糞食らえkomase...自由詩012/1/19 15:36
イフ・バイルラー板谷みきょう自由詩012/1/19 14:40
「ぽっくり死にたいね。」自由詩1*12/1/19 13:49
わたしだけのせかいSeia自由詩112/1/19 12:11
花街 色街 女街HAL自由詩512/1/19 11:13
煌徨木立 悟自由詩712/1/19 10:11
マイナスな波動夏川ゆう短歌112/1/19 10:04
【季題】 冴ゆるこしごえ俳句0*12/1/19 8:40
挽詩葉leaf自由詩412/1/19 8:40
生きていてよかったジュリエット自由詩312/1/19 8:22
伝言そらの珊瑚短歌4*12/1/19 8:17
浩一自由詩012/1/19 5:16
クロール山中 烏流自由詩2*12/1/19 4:40
謎の美の女ヨルノテガム自由詩312/1/19 2:27
堤防の見えないものに番田 自由詩312/1/19 2:02
土地の力たにい自由詩312/1/19 1:50
空缶ノ声 服部 剛自由詩5*12/1/19 0:33
雲間の窓 自由詩212/1/19 0:29
その広場吉岡ペペロ携帯写真+...612/1/19 0:03
SO SWEET文字綴り屋 ...自由詩012/1/19 0:02
再生千波 一也自由詩4*12/1/18 23:54
わたし木屋 亞万自由詩2*12/1/18 23:31

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