寒い日は
煙草を一本吸うことも
悲しみに沈むことも
完璧すぎるほど完璧なのです
だから、なるべく
傷を負わないように
躓いたりしないように
...
愛しているよとささやいて
私の心
を盗むあなた
断りも無しにと腹立たしさを覚えたとしても
ある意味期待していたのは確かことで
四十六時中、あなたのことだけを考えていた自分に気付く
...
ねぇ
君は
どこから来たの?
こんなところで
なにをしているの?
どうして
泣いているの?
僕はね
いま
困ってるんだ
君と同じだよ ...
ドアの外では
闇金融
声を枯らして
闇金融
きっと誰かが怒って
がなり声をたてているだけなんだろう
僕のカードは未払いで
真っ黒黒のリストに載り
とても優しかったあの娘も
プイッと愛 ...
きのうちょっと
恋をしたので
時計ふたまわりぶん眠ってしまった
目がさめたら誰もいなくて
かけっぱなしのCDがくるくる
晴れてかたむいた空に冬がうかんでさ
眠った汗がはりついて ...
それは突発的で
我に返っては後悔する
何時ものそれと同じように
私は私の髪を切った
鏡を合わせて見た後ろ髪は
それはそれはたいそう不細工で
「恥ずかしくて外 歩けないな」が満ち ...
雨粒ひとつでなんやのん
そんなにこわいの?
濡れたらどうなるの
無言も罪だと
いつかきいた
冬ぐらいでなんやのん
そんなに寒いの?
凍ればいいのに
地面にそっと
終わりと ...
ひとりは食用ハサミを購ってカバンにまぎれこませた
ひとりは旅行パンフレットに載っていたキティグッズに赤ペンをした
ふたりは義理の親娘で
口もきかない絶縁状態だった
ひとりは殺人 ...
無理しなくていいよ これ以上
ふいに切り出した積年の想い それでもなお、ぶれないナチュラル
「何を言ってるの?」 的な微笑みを称えて
何一つとして揺れていないような表情
...
好きすぎる
が頭から離れない。
うさんくさい極まりない。
一緒に住もうとか、
ずっと好きでいてもいいかとか
卑怯を嫌う貴方が一番卑怯です。
...
水たまりでいきていたので
干からびそうになってはじめて
陸というものをしりました
底というのは
怖いものではなかったのですね
こんなにもすぐに
わたしをつつんでいたものが
消えて ...
守るも愛も
エゴイズム。
勝手な推測、
蔓延る想像。
わたしは大人が嫌いなのだ。
むしろわたしは恐怖している。
毎日毎日おびえているよ。
エゴイズム。エゴ ...
床擦れがひどくてね、こまっちゃいますよ、ハハハ。
蘇生のイキをするように
そっと虚空に
言葉をはなったとき
言葉はすぐにちりぢりになってきえた
あの日の
あの青空には
二度とであえはしない
...
きみは心を幾つも持ってる
だからなんだろう
相手によって
きみは言うことが違う
それで何人のひとを騙した
それで何人のひとを傷つけた
それで何人のひとを殺めてきた
ほんとうの ...
ここは武蔵の国、横浜村。
黒船が来航してから、港が開かれ、もとは、ただの貧しい漁村が、外国の船が行き交う活気ある港になった。
昼間、騒々しい音が絶えることなはなく、外国の香辛料の香りが橋桁に ...
死体を弄んでいる子・・・
あの子にも「死」の意味がわかるのだろうか?
・・・おそらくそうに違いない
彼女は死体の目をつまんで
ボールのように転がして遊んでいた
俺はた ...
家族が皆
湯を済ませ
私が入る時には
既に それらは力なく
先ほどまで
あんなに
意気揚々と
張り切っていたのに
すっかり
ぬる湯めいていた
湯の中の粒子は
もはや
血気盛 ...
大柄な夜が行ったり来たりして
目にうるさいわ
と姫が言う
夜は地球の影だと
どこかの王子が教えてくれた
ならなぜあんなに行ったりきたりするの
小さな頃はよかった
やわらかいお湯に ...
上等な絹の布団が
重く
息苦しく感じられて
寝付けぬ
夜がある
棘だらけの
イラクサで編んだ
それこそが
妙にしっくりくることがある
物の怪の心というものは
不思議なものだ
...
一月十八日
「その邪悪な人をあなた方の中から除きなさい。」
―コリント第一・五章十三節―
会衆は罪を犯した人にさえ情けも深く戒むるなり
罪人を除くことさえいとわねど悔い改めを軽んぜ ...
まだ6時前だが
僕はカウンターのいちばん手前の椅子を引く
マスターが早かったね と言いながら
僕のアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウンタ ...
ねむれぬ夜に枕抱き
布団のなかで寝乱れる
寝巻きの裳裾はだけては
さむいさむい ...
テーラワーダ仏教の長老
アルボムッレ師の優しいことばを
アジアンカンフージェネレイションのアルバム。(崩壊)を聴きながら読む
生きるとは無常
怒りは人間の原罪
ブッダは救済者ではない
...
降り積みて
ましろになりて
忘れたい
あなたのことも
わたし ...
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている
すべての宇宙の悲しみを君は泣く
まるで時間というダムが決壊したようにね
僕は呆れて見ている
愛が欲しいと君は泣く
小さな女 ...
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った
残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった
...
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ...
{引用=ああ
それはあなたを思い過ぎて変わり果てた私の姿
月光も凍てつく森で
樹液すするあたしは虫の女
〜 パンク蛹化の女 戸川純}
...
満たされたら
充分 というのは
嘘だ
永遠を誓っても
手をのばすところに
触れる存在があっても
ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある
その証しに
もう
ふたつ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寒い日
草野春心
自由詩
8*
12/1/23 18:38
Above the sky(流転のひと)
恋月 ぴの
自由詩
27*
12/1/23 18:11
捨て猫と僕
ジュリエット
自由詩
2*
12/1/23 18:04
高利の世界
花形新次
自由詩
4*
12/1/23 17:18
角砂糖
はるな
自由詩
4*
12/1/23 16:28
陰に在る力
徘徊メガネ
自由詩
3*
12/1/23 16:27
冬の終わり
朧月
自由詩
1
12/1/23 16:21
いまどきのY商店 ーーー新参者のエピソードに
石川敬大
自由詩
9
12/1/23 16:00
僕じゃなくても君じゃなくても
komase...
自由詩
0*
12/1/23 14:21
渦の真ん中
晝
自由詩
4
12/1/23 13:56
水たまりの民 ちいさなひとり言
浅香 葉菜
自由詩
5
12/1/23 13:47
今日はお日柄も良く
晝
自由詩
3
12/1/23 13:38
写真を見てひとことvol.26
花形新次
携帯写真+...
0
12/1/23 13:03
失語症から
石川敬大
自由詩
22
12/1/23 12:41
心の数
HAL
自由詩
0
12/1/23 12:25
白象のいた港(掌編小説)
そらの珊瑚
散文(批評...
4*
12/1/23 12:03
子供の遊び
yamada...
自由詩
0
12/1/23 11:49
ぬる湯
そらの珊瑚
自由詩
5*
12/1/23 9:57
湯冷め姫
ふるる
自由詩
7*
12/1/23 9:33
今夜 イラクサの布団で眠る
そらの珊瑚
自由詩
2*
12/1/23 9:21
日々の聖句(6)
生田 稔
短歌
1
12/1/23 8:52
SAD BAR
HAL
自由詩
4
12/1/23 5:56
ひとり寝慕情
石田とわ
自由詩
7*
12/1/23 5:14
怒らないこと
梅昆布茶
自由詩
5
12/1/23 3:27
ましろ
石田とわ
自由詩
2*
12/1/23 2:20
96粒の涙
梅昆布茶
自由詩
17
12/1/23 1:28
シーズナル・フィロソフィ
桐原 真
自由詩
11*
12/1/22 23:53
視力が落ちてから
理来
自由詩
6*
12/1/22 23:33
虫の女
salco
自由詩
8*
12/1/22 22:52
孤独という感情
森の猫
自由詩
14*
12/1/22 22:04
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
3196
3197
3198
4.45sec.