雨を切る
水面のふたえの眼差しを
かたちとどめるまで震わせる
水上に口寄せる雲のとうげ
向こうは見えず雨惑い
みなもとに降る縦糸の舟が
あまさず小道を払いおとし
南の淵から流れる北へ
...
精神病院で夜勤の朝
朝の体操で
体育館に移動した
体調の良い患者30人ほどが
開放病棟から体育館に移動し
めいめいが
散歩したり
ボール投げしたり
軽い運動をする

病棟に帰ってき ...
発見した洞窟は
温かかった

あなたを想って
さまよった末
たどり着いた

わたしは其処で
恍惚となった

あの初夏に
感じた潤い
上り詰めた感覚

果てない わたし。
...
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ...
吹き消されないともしび

たしかにある

それしか分からない

一箇所だけ鏡のような俺は石ころ


ひとりでもないし

たにんごとでもない

やり方はほかにあるってことさ
...
静寂のまま湾曲する感情には、寄り添う言葉が見つけられない、水の枯れた川の様にかつてそこにあったものを示し続けているみたいで辟易する、ヴォリュームをゼロにして流すオーケストラのプレイみたいだ、聞 ... 男盛りを
無駄にするなと
キッチンの奥から
非難する人
報われないと
知りつつ嵌まり
貴重な休みを
費やす私
サービス忘れた
ネットつばめよ
家族の視線が
冷たかろに
ゴロリ
...
愛ってなんですか
たとえばそれで おなかは満たされますか
今月分の家賃が払えますか


愛ってなんですか
たとえばそれは ふかふか毛布よりもあたたかいですか
疲れた体を癒してくれ ...
正解は
どこの小道に
落ちてるか
キョロキョロしては
空仰いでる





点と点
つながるのかな
私でも
ジョブズのスピーチ
思い出しては





懐古主義 ...
“諦めてはなりません "日々の聖句(11)
一月三十一日
「これらのものがあなた方のうちに在ってあふれるなら,それはあなた方が,
わたしたちの主イエス・キリストについての正確な知識に関 ...
苦しんだり悔やんだり

いまさら心をたてかえたって

どうにもならないような気がした

肩とおなかににちからをいれる

惨めですっからかんになってしまう


遅くはないさ

...
先走った靴が ぼくを置き去りにし
真剣な顔で ぽっかり浮かんでいる雲
始発に乗りました
知っているのはそれだけです

一人今日に留まり
呼吸に委ねる
凍りついた世界に 小さな穴をあけ
...
私の頭に
時々帽子がぷらりと帰ってくるよ

遠い昔
だれかが
私の髪の毛をくしゃくしゃっと
した時の
あの切ないような感触を
私の頭は覚えているよ

みんな
自分のことだけで精一 ...
歩む道には
紛うこと無き痕跡が残る

何故なら草が
離れ離れなってしまう

過ごす場所には
自分以外も過ごす

何故なら石が
白くなってしまう

草の葉が
白い石に
黒い影 ...
萎み始めた意識の片隅に
かろうじて立て掛けてある
ギターの絃はたぶん錆びついて
降り積もる時間に埋れている

僕の指は踊れないから
意味を探してしまうから
残念ながらギター弾きにはなれな ...
天の上にいる方よ
もしも輪廻転生があるのなら
つぎはどうかぼくを大きな岩にして下さい

間違っても生命あるものに
生まれ代わらせることはしないで下さい

もしもどうしても生命あるものに
...
毎日 同じ時間 同じ場所で擦れ違う

名前は知らない
年齢は知らない
どんな声なのか
どんな顔で笑うのか知らない

知り得ているのは 君が
僕を知らないことだけ

毎日 同じ時間 ...
どこにも行かないでくださいと、
哀願する夢ばかりみる
明け方には
泣く場所すら
失ってしまう

ごめんなさいと、
謝るのは
たぶん
あなたを傷つけたからで
けれど
わたしには
...
火遊びぐらいやりたきゃやれよ日が暮れりゃ
帰れる場所はここしかないだろ
夜の通勤急行列車

ゆっくりだんだん蛇行しながら

「プシュー」と

最後に息を吐き出して一時停車

車掌さんのクネル声でどうやら信号待ち

皆も疲れて

「プシュー」と

...
まくらもとに
バケツリレーがきていた

かじは
ここですかと

わたしはねぼけて
くびをふった

それからあさまで
じゅくすいした

さくばんきんじょで
かじ ...
幾とせ過ぎたか
このひと世

移ろう空気に
まかせる身



真夜中闇に
包まれて

白昼は日の
光浴び



宙の広がり
定まることなく

時の流れ
留ま ...
発情スイッチ
午前二時

インもアウトも
無造作に

妄想奇しくも
花開き

癇癪玉が
割れました


誰か食らってくだしゃんせ
骨までしゃぶってくだしゃんせ
こんな女で ...
ねえ、知ってる

ラスカルから
歌を奪うと
髑髏になるのよ

スカルラスカルラ
ロッテルダム

意味など無いよ
座興だよ


ただただ思いつくままに
ホロホロ指を動かして
...
目を瞑っても嫌な事はそこに在る
目を瞑っても轟音からは逃れられぬように
耳を塞いでも恐ろしい事は起こっている
耳を塞いでも嗅覚は異臭をとらえるように
鼻をつまんでも根本事由はごまかせない
鼻 ...
月光をグラスに落として
バーボンを注ぐ
舌の上に
冷たく燃える
冬の夜のエッセンス

庭先で
君の幻と踊る
その虚ろで
優しさに満ちた微笑み
白いガウンの下で
その身体は
磨り ...
泳げなかった
けれども
病院の先輩に誘われ
三人で行った

一頻、海に入ったりした後
浜辺で各々、勝手に休んでいたら
浜辺が騒がしくざわついている

海で溺れた人が出たのだ

状 ...
母の愛
懐かしい恋人
僕自身

僕の血がかよっていたはずの手袋が無くなって
とてもココロと懐が寒くなってでもね

怜ちゃんとドライブに行くの
羨ましいでしょう
あのうれない詩人の土屋 ...
{引用=
とりなさい。
する場合を除く。)
泡立ちが
いくつもの水脈のこじれに
目視し、小刻みに糸は
及ぼす事があるという
範囲を侵す事が
という。あなたの所有する空

専用部であ ...
本当は時間がないなんて嘘なんです。ごめんなさい。謝っても謝りきれない君に告げなきゃならない、潮時ってやつが鉄筋コンクリートで積み木した私たちの街にも訪れたのです。ほんとかな?君は今、洋モクを消し潰 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨を切る理来自由詩14*12/2/4 21:44
看護師だった頃のこと板谷みきょう自由詩4*12/2/4 21:40
洞窟へ森の猫自由詩7*12/2/4 21:20
ふたりで見た海吉岡ペペロ自由詩2012/2/4 20:19
俺は石ころ自由詩412/2/4 20:18
更地を転がれブルートレインホロウ・シカ...自由詩1*12/2/4 18:40
ネットつばめ花形新次自由詩212/2/4 18:05
あたためますか涙(ルイ)自由詩2*12/2/4 17:56
分岐道佐和短歌212/2/4 16:03
日々の聖句(11)諦めてはなりません生田 稔短歌212/2/4 15:10
遅くはないさ吉岡ペペロ自由詩412/2/4 14:59
秋の輪郭空丸ゆらぎ自由詩912/2/4 13:56
帽子そらの珊瑚自由詩9*12/2/4 13:12
時間一 二自由詩312/2/4 12:54
アルペジオnonya自由詩30*12/2/4 10:35
願いHAL自由詩412/2/4 9:27
車で擦れ違う関係徘徊メガネ自由詩7*12/2/4 4:25
砂時計こんぺいとう自由詩012/2/4 3:29
火傷すんなよ糞女只野亜峰短歌1*12/2/4 3:07
夜の通勤急行列車灰泥軽茶自由詩8*12/2/4 1:42
バケツリレー小川 葉自由詩312/2/4 0:24
遠い日シホ.N自由詩312/2/4 0:23
_faik自由詩13*12/2/4 0:21
スカルラ自由詩4*12/2/4 0:10
salco自由詩19*12/2/4 0:07
月光をグラスに落としてまーつん自由詩5*12/2/3 23:05
石狩海岸の海水浴場の思い出板谷みきょう自由詩3*12/2/3 22:46
忘れ物梅昆布茶自由詩7*12/2/3 22:27
設問佐藤真夏自由詩2*12/2/3 22:14
習作ズー自由詩1*12/2/3 21:47

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