40歳と42歳の姉妹の変死体が
白石区のマンションで発見された
ニュースがラジオから流れてきた
司法解剖され検死の結果
42歳の姉は
死後4、5週間経っており
死因は病死
妹 ...
無限の時から逃れるために
大型店から 時計を買う
腕につけたら タイム・サービス
すべりこむ キャッシュ ワン・コイン
仮眠しかとれないんだよ
にっこり 煮込んだ 憎しみ
すすりあ ...
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って
滴り
滴って
ヒグマは
浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を
夢に見る
...
レポーターは叫んだ。
僕は何だか悲しくなった。
その絶叫振りに。 世の中全体の 安堵の 見えないため息に。
初めてその事件を知ったのは数年前。
彼女は5人殺った。
盛大にやった。
...
優しい人たちの中に居て
独り頷けないでいる。
溶け出す氷山燃え尽きる森林。
過去の残骸に足を奪われる人々。
それでも生きている。
それでも生きていく。
優しい人たちの中に居 ...
ささやかれ
捏ねられて
貪りつくし
おんなは
...
気分良く空も飛べない
素手で岩石も砕けない
棒だけのバーベルも持ち上げられない
手から光線なんか以ての外で
背も高くないし
筋肉質じゃないし
足だって短いし
そこらへんに転がって ...
地球のマグマと深海に眠る鯨の死骸。
誰も悪くない。けれど誰もが嘘つき。
地表の大気と地を這う生き物。
誰も愛せない。けれど誰かに愛されたい。
終わらせてしまえば何もかもが単純で。
優 ...
「はじまりが見えたか、
何のために生まれてきたか
見えはじめている
生きたか!?_ 凄まじく獰猛な家来で
家の就職はまだはじまらないか!_?
そんな恐れる程でもない子 供うナ ...
日々の聖句(5)
一月十五日
「彼らが私を迫害したのであれば、あなた方をも迫害するでしょう。」
―ヨハネ15の20―
キリストの跡を追うもの主のごとく迫害受けても喜び勇む
荷を負いて ...
君は若いし
気だてもいい
皆の人気者
なんも私なんぞ
ケビンコスナーもびっくり
サランヘ
デブゴンも後退り
カムサハンニダ
毎日腹筋と腕立て
ウォーキングをしようか
昔のよ ...
わたしの胸元に
棲みついた龍へ
きみが宿った朝は
ゆるやかな大河のように
ゆったりと開眼した
鏡を覗く視線が
きみの眼のように ...
砂浜にはガムが落ちていた
それを鵜飼順平は拾いポケットに入れた
砂にまみれて湿ったガムが太ももをころころとくすぐった
鵜飼順平は波を見つめた
今日の波はいい波ではなかった
...
太陽が今までにない形態になりつつあるという教育テレビの番組に
目が釘付けになってしまった。
太陽の黒点というのは 磁場の一部が見えるものらしい。
太陽の真上から真下へと プラスとマイナスとして大 ...
四年ほど前から付き合いのあるこの男は、不思議なことに何も教えた記憶はないのだが、俺の昔をよく知っている。一日のうち五,六度、俺の前に顔を出し、あるときは俺の読んだ本や詩を酷評し、あるときは俺の書い ...
なにも考えたくないはずなのに
気づけばあなたに思いをはせる
なにもしたくないはずなのに
気づけばあなたへ向かって歩く
忙しいときも
暇なときも
ずっとあなた ...
鳩が二羽しかいないことをアマリアはあらためて不思議に思うのだった
ここにはカマンヌとスダーイとアマリアの三人がいる
ということは鳩は三羽いなければならないのだった
そんな当たり前のこ ...
彼のことを一言で評するなら、一般には「日本史上最強のセン馬」だろう。異論はない。
気性難を解消するための去勢は、種牡馬への道を閉ざされるため勇気がいるが、彼の場合は成功した。
が、筆者は彼のこ ...
君は海
冬の海
深い海
に永遠に沈みつづけるいくつもの小さな疑問符
君は海
夜の海
暗い海
に永遠に映し出されるいくつかの小さな月
降り積もる雪と
月明かりがひそかに君を照ら ...
ひと区切りついて 50分経って
コインランドリーの外 舞い降りるスノーフレークを眺めていた
暖かく振動しながら回転する 乾燥機の壁にもたれて
君のことを考えていた
バスの整理券を取る時の ...
透明な涙はガラス細工かな取り残された想い出の破片
全身で繋がっている君と僕絆と言えば簡単だけど
指先で春という字を書いてみた冬に似合わない言葉が踊る
雨が降りキスをしないで帰宅 ...
愛するものを失うことと
愛するものを亡くすことには
天と地の開きが在る
それは失ったとしても
その生はこの地上に在るが
それを亡くしてしまうことは
その生が無であることを
思い知らさ ...
国が国債を刷り続けても
みんなが金持ちになれないのは
金儲けの方法を知らないひとが多いからではない
人口ボーナスが低いからでもない
富める者も
そうでない者も
身の ...
さぁ 胸をはって
鼻のあなを
おもいっきり開いて
しんこきゅう しんこきゅう
スーハー スーハー
しんせんな空気を
胸のなかに吸いこんで
心のモヤモヤをはきだす
しんこきゅう ...
ピューと
赤いストローから
飛びだす
しゃぼん玉たち
ふわふわと
ただよいながら
ごっつんこして
はじけた
木の枝にぶつかって
はじけた
カラスにつつかれた
ピューと ...
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ
おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ
池に放りこむなっ
...
光と影が突然交錯する、いくつかのトンネルをくぐる。電車に揺れながら、いつも不思議な感覚に囚われていた。
どちらかが現実で、どちらかが夢だとしたら、一体僕は今どちら側にいるのだろうか、と。
...
俯いて揺らめく朝日避けれども天井に星照らす髪留め
出会いと別れはとなりあわせ
どんなに好きでも嫌いでも
惜しんでも惜しまなくても
長く付き合っても短く付き合っても
出会いと別れはとなりあわせ
あなたにはつらい別れ ...
首吊り自殺はハードなヨガだと思う
肉体はなくなっても
晴れ渡った世界を見てるんだと思う
だからほんとうは
サドゥの恰好してやらなきゃいけないんだと思う
...
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