ピアニッシモを聴きたくて

それに音量を合わせると

メゾフォルテで爆発してしまう

音の大小だけではなかった

分厚さにしてもそうだった

指先で触れるか触れないか

それくらいだった音たちが

両 ...
  永い夜の後に
  束の間の朝が来て
  君はシャワーを浴びている
  水の弾けるその音だけを僕は
  窓辺に立って、じっと聞いている



  冬の朝陽に目を細め
  少 ...
長い夜
君が眠れぬ長い夜
君が寝るまでお話し聴くよ

そうなんだ わかるよ君は悪くない 君の夢なら叶えてあげたい

娘子に生まれていたらすんなりと女子会行けた惜しくも男子

ひとり ...
散在する
おと、おと、おと、おと、
らせんれんさになり
からみついてくる
どんな祈りや鍵さえもねじまげて ...
ひらひらと、あたしのうろこがひかる

海の光と、空のひかりに

ひとつづつとしをとってゆくと

かたくかたくなってゆく

こころをまもってゆくんだよ

こわれないようにね

ぎ ...
人の消えた朝を
獣の群れがすぎてゆく
光は暗く
息は昇る


割れた堤防
泡の色
見わたすかぎり
水は凍る


道は消え
冬は会い
街は震えず
鳴り止まぬ ...
 透明の氷の中に泡ひとつ 
         がりりと噛んで恋を終わらす

 川に咲く半透明の氷花 
         いきつく海で碧い実となる

 大切なものを氷結してみます
     ...
滋賀の街角

如月の風そよ吹きて陽の光穏やかにして二人行く道

二重なす霧の狭間に立つ山と街灯ひかる夕暮の路

夕飯を済まして軽く心地よしひときわ寒き滋賀にはあれど

 
窓からはしずかなる灰色

雨の日の午前の喫茶店

そのぬくもりやひかり

その湿りが好きなのは

自分を大切にできるから


コーヒー一杯の香に

視界や胸を任せていられるから

悲しみやその痛みに
...
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き

どうしよう(笑

歯を磨くのも
お箸を持つのも

字を書くのも左なんですけど

小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ...
これで終わりだ
哀しみの淵に佇んで
棺桶に片足を入れてみる
そこは冷んやりとしていて
おそらく恋しいとか愛しいとかいう
奥底から生まれるそういった波に襲われて
目覚める前の君の体温 ...
涙の価値は

心に打たれた楔の雨か?

涙の価値は

人の言葉に耳を傾け

それを吐き出す術か?

涙の価値は

言葉によって尊くされた物を

さらに尊くするために

...
(た) たとえばそれは

(ち) ちぐはぐな愛憎

(つ) 疲れ果てた心情

(て) 掌の熱で溶ける

(と) 透明なさよなら

‥…━*★*━*★*━*☆*

(な) 何度も ...
球い地球の表をめぐる水の一部が
立体の水槽に拉致された

 左右にたなびく水草を移植し
 静止した
 とうめいな境界線まで
 眼光のアフリカンランプアイが群れる
 コントラストにまぶした ...
いっぱいつらい思いをして
いっぱい泣いて

いつか結ばれる日を夢見ながら
君を毎日想った

笑って
泣いて
やっと結ばれた

うれしくて
うれしくて
つらかった日々を忘 ...
とりあえずわたしはたべっこどうぶつになりたいよ。
それで愛らしい輪郭にあらわされてさ
あなたの奥歯に砕かれてさ
胃液に溶けてなくなりたいね


わたしの胴体にわたしの名前を
アルファ ...
棚から落ちた私を
拾い上げた人の瞳を見て
私は私を初めて認識した

もげかけた手足とか
赤茶けたスカートとか
取れかけた青ビーズの瞳を

3日前に来たブロンド髪の子が
私をくすく ...
「行かないで」

遠くで聞こえた気がした17時55分
あまりに寒い夕方には
温かい缶コーヒーに手が伸びてしまう
一時的なぬくもりを
誰もが求めてしまう

コンビ ...
見えない塔のてっぺんから
見えない鐘の鳴る音がする

見えない塔には見えない人が住んでおり
少しのふこうと
少しのしあわせを
味わった

見えない塔には見えない鳥が飛んできて
よい声 ...
今日は特別に晴れている訳ではない
相変わらずのうす曇

今日は特に暖かいのでもない
昨日と同じ肌寒

いつもの仕事が目の前にある
一つ一つやるべきことをこなしてゆく

昼になれば同僚 ...
 始めから、カップは空だったのだ。
 ゆらゆらと天井から吊らされた裸電球にまとわりつく湯気は
 確かにそこにあったけれど。
 暗い部屋、何度も叫び、黙る、その、錯乱。
 底なしに、女である ...
詩にかなしみは必要ない
詩人がかなしげである必要はない
でも思い込みの枠を外す
鍵を手に入れるには
かなしみが必要なのかもしれない


詩は沈黙

そうである必要はない
誰でも入れ ...
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ...
私が
こうして
文字を綴るのは
この
鉛筆の芯がなくなるまでのこと

あれ
もう芯がないや、と
気づいてしまうその時を
想像すると
やはり切なくなくなるけれど
きっとその朝は
...
二月の天空は
コートも着ないで
冷えるのにまかせているせいか
時々
くしゅん、くしゅしゅんと
くしゃみして
そのたびに小さな雲をまきちらしている

いや、雲ではない
あれは羽じゃない ...
人間だけが


笑うのは


きっと


それだけ


悲しみを背負って


生きているからなんじゃ


ないだろうか
ワズ

この物語はフィクションであり実在する人物・団体とは一切関係がないということ

?.

ツナ缶を買った
マグロ100?
つまびらかさんは赤味を好まない
その色はどうしようもなく ...
ピアスの片方を失くしてしまった
お気に入りのピアスだったのに
あの日 あなたとふたりで
ショーケースを覗き込んで選んだ
高価だからと遠慮する わたしに
いつも着けてくれるならと
あなたが贈 ...
恋しからずや朝の雨


まだ暗きそぼ濡れに


恋しからずや朝の露
僕たちは遠いものをおいかけるばかものだ

ただしくおだやかにいきていればいいのにそれを破る不穏な生き物だ

知ったように愛を歌い罪をとわないばかものだ


僕の愛は発酵する

饐えた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ストコフスキーになりたい吉岡ペペロ携帯写真+...112/2/6 21:36
象を待つ草野春心自由詩612/2/6 21:30
ログオンしてません北大路京介短歌19+*12/2/6 21:22
『メトロノーム』あおい満月自由詩6*12/2/6 20:42
うろこじじ自由詩10*12/2/6 20:32
冬錐抄木立 悟自由詩412/2/6 20:28
氷物語そらの珊瑚短歌7*12/2/6 20:27
滋賀の街角生田 稔短歌112/2/6 19:41
雨の日の喫茶店吉岡ペペロ携帯写真+...212/2/6 19:26
悩むひと(仮題?)恋月 ぴの自由詩27*12/2/6 18:56
夜明けには死が待っている士狼(銀)自由詩612/2/6 18:44
涙の価値yamada...自由詩112/2/6 18:05
たちつてと作文、他。永乃ゆち自由詩1*12/2/6 18:05
立体の水槽乾 加津也自由詩23*12/2/6 18:04
結ばれたら…ジュリエット自由詩112/2/6 17:29
たべっこどうぶついばら自由詩3*12/2/6 14:58
ジャンクドール梨玖自由詩112/2/6 14:44
『2月ローン』木製金属自由詩112/2/6 14:18
ふるる自由詩8*12/2/6 13:24
何気ない日常たにい自由詩312/2/6 12:59
逃避における錯乱Ohatu自由詩412/2/6 12:43
かなしみ深水遊脚自由詩8*12/2/6 11:38
このわたしを超えていくもの 2012たま自由詩47*12/2/6 11:34
風の棺そらの珊瑚自由詩20*12/2/6 9:41
みちくさ自由詩6*12/2/6 9:22
理由HAL自由詩212/2/6 7:32
ワズメチターチェ...自由詩5*12/2/6 7:14
【 ピアス 】泡沫恋歌自由詩6*12/2/6 6:50
朝の雨吉岡ペペロ携帯写真+...112/2/6 6:14
遠いもの梅昆布茶自由詩212/2/6 5:56

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6.71sec.