誰か止めればよかったのに
投石器に自分の箱庭みたいな心を乗っけて
あいつは遠くへに飛んで行ってしまった
ほらそこのベンチ 降り積もった火山灰
虚ろなカタパルトがじっとしている
誰か止めれ ...
人生は素晴らしい――
という言葉はいらない
洋鐙のらんぷの灯る名曲喫茶にて
物語の「 」だけが、真実です。
あの日鳴らなかったケータイは
その2週間後、
街を流れる雪解け水の小さな川に流されました
あの日買ったお気に入りのブランドの手袋は
4年の歳月を経て人差し指に穴が空き
ついに、その役割を ...
ビールを飲んだ僕のからだは
北国の暖炉みたいにほてっとあっだがぐなってくる。
心臓がどくりどくりと高鳴ってくる。
このボールペンを持つ手も、震えてくる。
しゃんそんっていいなぁ・・ ...
余計に見るからだめなのだ
だから
動けなくなってしまうのだ
考えるからだめなのだ
だから
帰れなくなってしまうのだ
すべてが既に
おまえより暗い
人が作った柱の上で
...
遠くに波の音が聞こえる・・・
悲しみは
瞳の奥が知っている
遥かの彼方に止まる喜びは
青
しじまの中に留まる
私たちの影は
白
あたたかい日差しに
揺らめくカモメを ...
かるかる さるさる
脳は脳の隅
帆をたたんで浮かんでござる
罠は黄色 傾けば白
お手玉しても
増えないいのち
...
融けつづける雪に
無数の目があり
そのすべてが
空の指揮者を見つめている
腕も顔もない指揮者を
見つめている
...
今、神保町の珈琲店・さぼうるで
赤煉瓦の壁の地下にある席で
珈琲をすする僕の目線の先の1階では
美川憲一・はるな愛・ノブシコブシの吉村さんが
おいしいナポリタンをフォークで
すくっ ...
つまり愛だ
どんなものへも
愛があればゆるせる
ゆるせないこともまた
愛だ
憎しみさえ
イキモノに大きい小さいもあるか
祖父の言葉が重く
私には
粗末という言葉を教えたの ...
{ルビ小説家=うそつき}に許された、最後の{ルビ矛=ぶき}。
ペン先からにじめ、樂園。
{ルビご武運を=グッドラック}。
{ルビ矢=ことば}は、放たれた。
君愛し
浸す月觀
満ち足りし渦
儚き望郷
払いのけては
不徳に興ずる
闇耽し
日傘の下
愛描の舌
妬かれては
募りし吐息
月が消え去った
その予兆はあったのに
みな新月の日だと想っていた
しかし 何日待っても
満月も
上弦の月も
下弦の月も
三日月も
夜空に現れなかった
月面の裏に存在したモノリ ...
つぶあんがびっしりつまった
皮がパリパリかつ
もちもちの
回転焼き
今川焼
一枚六 ...
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない
テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった
あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備
愛してるって
転写し ...
報われない愛を僕にください
届かない手紙を僕に書いてください
安っぽい言葉でもいいからささやいてください
僕が必要だって言ってください
思い出します君の柔らかな薄紅色のマフ ...
愛と愛から生まれた
あなたも
わたしも
だから
きっと愛なしでは
生きられないのですね
人間
なんて
強がっていても
寂しい生き物です
だれかいなければ
生き ...
悲しいこと
諦めること
薄っぺらい選択。
大切なもの
核となるもの
を切り取って眺める。
右折すれば変化が待っている。
恐れることはない。
死ねば両手も焼かれるのだから。
...
私の内側で眠るもの、を解放してくれる人や理解してくれる人を愛しては不可ない。
陰部、人目に晒されず、暗いところにある、やわらかな部分。
躊躇無くそこに触れてくる生き物を受け入れては不可ない。
無 ...
小さな町で生まれても
望みさえすればどこへだって行けるのに
もう会わないって決めることに
どんな価値があるの?
野菜の種を食べても
私から生えてこないのは何故
...
すべてプラスチックだった
体育館の屋根のように
静かに笑って
アイロンの練習をしていた
誰かが小さな咳をした
みんなで心配などをした
不摂生を続けた日々が
まるで罰のように
四十男の肉体と心を
蝕むその日まで
食い続けよう
遠くで点滴を打ちながら
何も症状がなかったとしても
俺を見捨てた医者を
憎んで生きるより
...
不安ばかり抱えても
どんなに深く想っても
変えられない事はたくさん
そこらじゅうに転がっている
今何が出来る
分からない事だらけ
今伝えたい事は?
いつも待っているだけだった
空か ...
今すぐには無理だけど
ある程度大きくなれば人は成長が停まるから
心配しなくても私はあなたに追いつくわ
そういう日がきたとしても
きみはもう気持ちを忘れているよ
そんなつまらないことを気に ...
さくらはなびら
ふるふるふるる
さくらうすべに
きらきらひかる
ふるるしたにて
わたしみあげる
かぜにまうまう
さくらのふぶき
もたれかかるところを探している
手すりをぎゅっと握りしめたい
吊り革だと少し辛い
壁だとかなり冷たい
寄りかかる誰かがいない
寄ってくる虫じゃ話せない
学校は警備保障
スマフォはバッテリ ...
崖っぷちって言葉を
良く聞くけれど
何処から効くかってのが
問題なのかも知れないね
何を以って 崖とするかも
拘って 来るんだものね
お肌の曲がり角
人生の折り返し ...
テラトマ体にカテーテルを通している女衒っぽい髭面のおとこたちは抹香臭く鎮座
バンドネオンに仕立て上げた文庫本でもって猿真似する台所
琥珀、逆立つ髪、天ぷらの衣
ちっさいおんながうるさそうに見てい ...
微細だが、あきらかの痛みが、脊髄の周りにあつまってくる。
シナプスが泣き言を言い始める。
身体は重く背中はこりかたまっている。
誰にも会いたくない。
何もしたくない。
未 ...
行き先は上海
360度、海が見渡せる場所に行けるから
船旅が好き
地球が丸いってことを
実際にこの目で見て
感じることが出来るから
地球の丸みのてっぺんで
デッキの風を感じ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰か止めればよかったのに
ただのみきや
自由詩
8*
12/3/21 0:15
らんぷの灯
服部 剛
自由詩
1
12/3/20 23:57
春 いつもの散歩道にて
浅香 葉菜
自由詩
2
12/3/20 23:55
ゲーテさんと晩酌
服部 剛
自由詩
4
12/3/20 23:43
ノート(夜と鴉)
木立 悟
自由詩
3
12/3/20 23:33
海から明日へ。
吉澤 未来
自由詩
1
12/3/20 23:33
ノート(49Y.3・19)
木立 悟
自由詩
5
12/3/20 23:31
ノート(49Y.3・14)
〃
自由詩
4
12/3/20 23:30
さそり座の女との遭遇
服部 剛
自由詩
4
12/3/20 23:30
その理由
朧月
自由詩
8
12/3/20 23:16
机上の楽園
高原漣
自由詩
2*
12/3/20 23:02
氷雨
杳
自由詩
1
12/3/20 22:48
訣別
HAL
自由詩
2*
12/3/20 22:38
今日、仕事場の有線でジャニス・ジョプリンの『メルセデス・ベン ...
TAT
自由詩
3+
12/3/20 22:34
スカイブルー・スカイ
uminek...
自由詩
20*
12/3/20 22:22
想春賦
梅昆布茶
自由詩
11
12/3/20 22:04
愛から生まれた
ジュリエット
自由詩
0
12/3/20 21:22
副作用
青土よし
自由詩
5
12/3/20 21:20
道
〃
自由詩
3
12/3/20 21:14
disharmony
mizuno...
自由詩
1
12/3/20 21:05
age27
たもつ
自由詩
4
12/3/20 21:03
遠くで点滴を打ちながら
花形新次
自由詩
4
12/3/20 20:31
進もう
加藤
自由詩
1
12/3/20 20:19
愛はあったけれど
mizuno...
自由詩
0
12/3/20 19:44
さくら
田園
自由詩
2
12/3/20 16:03
ディフェンス
粉末
自由詩
0
12/3/20 16:01
崖の境界線
藤鈴呼
自由詩
2+*
12/3/20 14:32
編み込み
鯉
自由詩
1
12/3/20 13:44
沈む
ジム・プリマ...
自由詩
2*
12/3/20 13:33
ジャ〜ん
RT
自由詩
3
12/3/20 12:59
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
4.61sec.