いのちの台車を転がします
よいせと出発するのです
とっ散らかったアメーバ集めて
こぶしに生まれた推進力で
カーブだって曲がれます(すこし)
ひっくり返ったりもしそうになるけど
まだまだ夕日 ...
川辺の光の
光のあやとり
すぎるものたちが
映り映らず
すぎてゆく
生きものは生きもののまま
在るものも無いものもつながってゆく
降る会話 巡る会話
水紋ではな ...
iPadでYouTubeを聴いていた
狭苦しさのない珈琲店でぼくは誓っていた
いちばん欲しいものを手に入れさせて下さい
もう二度とあのひとと連絡をとりません
ぼくは土下座するように祈っていた
...
ときどき、
部屋の畳を裏返すと、
ロンドンの地下鉄までつながっていて、
ラジカセの周波を会わせれば、
海賊電波に乗って,
今日もクラッシュの新曲が流れる。
ぼくは小学校五年生で、
...
空港は閉鎖された
矩形の朽ちた滑走路に
靴が片方だけ残されている
繰り返される少年たちの空想は
くぐもった口約束となる
草の葉でくすり指を切ったまま
下り坂を駆けおりる
...
からからの雑巾でも絞ればでる
これは経費削減の真髄をついた言葉だが
愛というものもそんなものかも知れない
ただ大切なことは
雑巾なら絞り手、愛ならば伝え手
つまり行動する ...
世界はゆっくりと終わっていく
それは俺の眼には
新しい朝のように美しい
それを認識する者は誰一人としていない
何故だか俺の眼にだけは見えている
どうしてそうなったのかは分 ...
見知らぬ人から届いた
小包を開いたら
一つの箱が入っていた
ふたを開けたら
何処かの海がなみなみ
小波を立て
一艘の小さい舟が浮いていた
小船は夢の陸地を目指してい ...
主よ、私は凡人ゆえに
敵を愛することができません
私の内側にいる(もうひとりの人)が
棘ついた人の心さえ、まぼろしの両手で
そっと包みますように――
私は自らを信じられぬ、夜 ...
まだ自分は一人前だと云う
底の浅い知恵しか持っていなかった頃
周りには幾つもの扉があった
そしてぼくの手にはその扉をあける
すべての鍵が与えられていた
微かに自分は未熟なんだと云う
...
お父さんとお母さんのことを
この人たちはいったい何者で
どうして私といっしょに家にいるのだろう、と
思ったことがありますか?
もし、そう思ったとしても
決してそれをお父さんとお母さんの前 ...
みずのうえにすっくりとたつ
ちいさなきいろのはなになりたい
そのうてなにつゆをみたして
なみだにくれるひとにさしだしたい
あまりにもすべをもたないから
あまりにもなにもできな ...
なにも映せない、一枚の歪んだ鏡の塔のようだ、鏡のむこうに空が抜けて、地面が抜ける、わたしと思う人(問い一)もさくりと抜けてしまうのに、わたしと思う人(問い二)の舌だけが粘り強く、鏡の縁を這う、たしかラ ...
洗濯物をたたみながら
あたしたち、
ずっと 一緒に
いれるかな、
ねえ、
きょうはさ
くっついてねむってみない?
...
この手がどう生成され、
動かせるまでに至ったかを
僕は知らない。
この脳がどう出来て
発達し
僕専用になったかを
僕は知らない。
なにもわからない中で
唯一確かなことは
...
一月二十四日
「それで、あなたの若い成年の日にあなたの偉大な創造者を
覚えよ。」伝道の書一二章一節
若き日に神を知るこそふさわしき老いても主なる神忘れまじ
主に仕う両親は子を教う ...
温もりを思い出して
物憂げに眺めているワケじゃないの
空が、空がね
涙を流しそうで
理由を、理由をね
聞き出そうとしているの
笑顔を思い出して
物憂げに眺めているワケじゃない ...
巨大なショッピングモウルには
きらびやかな自由時間が陳列されていて
選んでいる間は 人生一時停止
「ごゆっくりお愉しみください」
アナウンスがスロウメロディに混ざって流れてくれて
何だか安心 ...
常に集団でいる者よ
世界には君たち以外にも人は暮らしているんだよ
もちろんよくご存知だね でもうざいから無視しとけですか
そんなことより大事なのは仲間と仲良くすること
一人だけ目立たないよ ...
二歳くらいのまだ舌足らず
睫毛の長い女の子と
並んで待つ間に
若い母親と世間話など
診察室のてんやわんや
医師はくり返した「きっと泣くよ、泣くよ」
彼もいやだったろう
施術は長く、泣 ...
その海は
私の海とつながっている
嵐がくれば
たちまちぷつりと切れてしまいかねない
一本の麻のロープの
あやうさで
私の心とつながっている
その海は
もはや この地のどこにもない
...
校庭に響くチャイムが空にまいあがってゆく
ぼくは思いっきりボールをけってはしる
ボールはぼくの意志のように草むらにとまる
ねころんで見上げるとぼくが世界の中心になった
大地 ...
生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう
見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって
どうしようもない現在 ...
愛玩物ではない
友だちでもない
生贄なのだ その金糸雀は
愛くるしい黒い瞳に
健気にも
青い空を映し
そのさえずりは
未来の鈴の音のような かろやかさ
あばら屋に
不似合いな
...
午後から晴れるといっていた
天気予報があたらなくて
午後になっても
憂鬱な雨が降り続く
湿った食パンは味気なくて
作りかけのジグソーパズルに
八つ当たり
床中に散らばったピース ...
あなたにされていることを浮かべていた
生きたままナイフで切り裂かれるようだ
ぼくもおんなじことをしていたのだろう
あなたは戦線を離脱してしまったけれど
ぼくはなんとか踏み留まって堪えている
...
ほんとのことが分からへんまんま
みんな死んでしまうねん
分からへんこともすぐ忘れる。
やから学校で戦争の事学ぶ
やから学校で犠牲の事学ぶ
やから先生は泣いてん ...
ジンクス
それは運命学それは
統計学だ
失意の回避と
得意への道筋
ジンクス以外に頼るものがあるとすれば
それは愛だ
ぼくは信号を守る小学生だった
...
電子が世界を占領するいま
ぼくは回路に置き換えられて存在できるのだろうか
HAL2000は感情あるいは心をもった電脳なのだろうか
ボーカロイド初音ミクが歌う愛のうたは確かになにか ...
後退する幾人かの天使。
(天使とはそこで愛を伝えうるもの。)
天使は光の環をもつ。それは決して比喩ではない。
もちろん暗喩でもなければ直喩でもない。
ましてや換喩なんてもので ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
台車
理来
自由詩
7
12/1/25 22:11
かたわらに かたわらに
木立 悟
自由詩
7
12/1/25 21:36
祈り
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
12/1/25 21:29
The Clash/Metro Dance Do Clear
はだいろ
自由詩
3
12/1/25 21:17
空港の靴
たもつ
自由詩
4
12/1/25 20:54
からからの雑巾
吉岡ペペロ
自由詩
3+*
12/1/25 20:49
世界の終わりの後の朝
yamada...
自由詩
0
12/1/25 19:43
贈りもの
服部 剛
自由詩
3
12/1/25 19:02
不思議な手
〃
自由詩
2*
12/1/25 18:50
扉
HAL
自由詩
1
12/1/25 18:24
虚空へ
はなびーる
自由詩
2*
12/1/25 18:09
コウホネ
〃
自由詩
5*
12/1/25 17:58
鏡の塔 (生体反応の設計)
乾 加津也
自由詩
10*
12/1/25 17:44
ふゆのおわりに
みなみ
自由詩
2*
12/1/25 17:02
題「僕の詩」
神木♪龍
自由詩
4
12/1/25 16:12
日々の聖句(8)
生田 稔
短歌
1
12/1/25 14:59
絵空事
徘徊メガネ
自由詩
5*
12/1/25 14:54
セイルモウル
藤原有絵
自由詩
8
12/1/25 14:26
集団利己主義
たにい
自由詩
2
12/1/25 14:21
耳鼻科で泣く
木原東子
自由詩
17+*
12/1/25 12:14
海と海
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/1/25 11:57
あったかで大好きでさわれないもの
梅昆布茶
自由詩
8
12/1/25 11:25
バタフライエフェクト ポエム
komase...
自由詩
5*
12/1/25 10:18
金糸雀
そらの珊瑚
自由詩
5*
12/1/25 9:34
【 Rain of June 】
泡沫恋歌
自由詩
12*
12/1/25 9:27
朝の陽射し
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/1/25 9:27
ニッポンジン
晝
自由詩
2
12/1/25 9:24
ジンクスと愛
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/1/25 8:47
テクノBLUES
梅昆布茶
自由詩
3
12/1/25 8:34
Here Comes The Sun
ブロッコリー...
自由詩
2+*
12/1/25 8:13
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
3179
3180
3181
3182
3183
3184
3185
3186
3187
3188
3189
3190
3191
3192
3193
3194
3195
4.46sec.