稜線を重ねた指が
すこしずつ離れていく
外に出て
溺れそうになったとき
つかんだ手
親子みたいに
恋人みたいに
いつかいなくなるんだね
きみも
チクタク
重いか軽いか
大きいか小さいか
しあわせをはかる
唐突に知りたい
手にとって確かめたい
欲求が
波のようにおそってきて
わたしを混乱させる
(
混乱しているから
...
あっさりが
人気の昨今
だけれども
あまりに薄い
俺のスペルマ
全体を
見ないと
物足りないので
モニターしながら
セックスしよう
アナルにも
...
さようなら
大切な思い出たち
さようなら
私の心
風がさらっていく
心をさらっていく
まるで蝶のように
羽ばたきながら
その姿はとても綺麗なのに
残る想いのはかな ...
調子が悪いと
皆が優しく
してくれる
愛情がある
泣きたくなる
泣けない
自分の与えられた使命を果たす。
声をかけられる。
自分の数々の罪を悔いる
神様助けて下さい。
憐れ ...
年を取るにつれて
楽しみより苦しみが
多くなる
悪行の数々による
罪の意識
重くのしかかる
外も歩けず
食べる事ばかり
水泳でもしよう
心身ともに鍛えよう
そういうわけで
首が引っ込んだまま
ぼくは浜に出た
蟹が当たり前のように
前の方に向かって歩いていた
体の奥から見ていると
蟹はやがて視線に気付いて
慌てて横歩きを始めた
...
太く短くは誰にでもできる
ようは細く長く
少しの休養があっても
いいではないか
資格をとる
哲学を勉強する
聖書を読む時間が欲しい。
がむしゃらに働いた
もう年なんだ無理が効か ...
くよくよしない犬がいる
主人がくるのを待っている
声をかけると
たらりとしっぽでこたえた
なでてもいいよと
いったのか
待つことだけを
している
くよくよしない犬
8時をまわっても夜が明るかった。
昼、ザワークラウトとソーセージをたらふく腹に入れていたので、夕食は違うものにした。
旬のホワイトアスパラの料理を食べ、オレンジ色に濁ったビールを何杯か飲み店を出る ...
教会がある辺りは暗かった
バーやレストランや
雑貨店が軒を連ねているのに
教会が闇を吸って膨らんでいた
さきの大戦で破壊され
戦後おなじものを建てたのだそうだ
かたちに宿るもの
それが ...
ドイツにも桜の花が咲いていた
ほかにもたくさん木々があって
日本のような主役にはなれていなかった
だからいくぶんニュートラルに
春のよろこびを感じながら歩けてもいた
冬がつらいから春がうれし ...
昔のTBSドラマみたいなドシャ降り
みんなで寄ってたかって
悲しい面影をまもらせようとしている
ベランダに雨が溜まる
おもての三輪車が揺れている
ディスプレイに映っている ...
割れて つまづいた障子紙の陽射しに
つけられる風 ことり ごとり
削りこまれた細工 ひろがる窓の内
ビンの底のガラス 集めた昼の鼓膜
ホコリ マ ミレ
柱の影絵に 散らかっていく
...
北の国で少女は
歌を集めて翼を織った
旅してゆきたかった
生ぬるいかげろうの季節に
歌はそこら一面で摘まれ
籠のなかでちいさく鳴いた
迷子になったひよこたち
草原を季節風が ...
おとなしいくせに
そうやって
無邪気に笑うとこ好きだよ
君の隣を歩いて
初めて手を繋いだとき
あからさまにびっくりした君の顔
おもしろかったな
バレンタインにチョコあげた ...
少年だの少女だの初恋だの
丸みを帯びた言葉ばかり桐箱につめて
晴れた日の草原に座りこむキミ
ビニールシートも敷かず、地べたに
夕方には雨が降るって聞いてなかったかい ...
釣りをするひとは
何を釣っているのだろう
春のうららに
ひとり
ひとりの糸の先を
見つめながらの背中から
昨日の自分を思い出す
いってみようかな
思い出の場所に
冬にすいかを食べたい
もうすいかしか食べられそうにないと言って
あなたを困らせた
今思うと
ロシアの童話にあるような
わがまま女じゃないか、あたし
あなたは
愛だというが
一抹の負い目 ...
あさひばり月の弓から放たれて飛び
川面より一筋のひかり朝靄を切る
遺伝子のテーマかかえて君を想うその先にあるのものはなに?
奪われしすべての愛に花を手向けん
回答をさがしてみよ ...
中国で
僕を愛した
美少女は
うっすら髭が生えた
広末
お国柄
受付譲が
オカマでも
タイのビジネス
マイペンラーイ
メキシコの
女性の尻は
デ ...
さあ目覚めろ
その想いが誰かに届く日を
夢見ていたんだろう
握りしめた固い拳を
天まで高く振りかざせよ
もう分かってるよ
君の気持ちは
巡りあった数えきれない苦しみ
でもも ...
早朝目が覚めて近くの神社に行く
冷たいシャワーで身を清め糊の効いた白いシャツに袖を通す
正月に参拝して以来だ
福守りが効いているのか今年は良い事続きだからお礼参りせねば
早朝の参道は人 ...
夜風 わたしの葉脈まで冷やすのかしら
目がさめちゃった午前二時半に キャロットは甘い月の形をしているわ
ぺしゃんこ わたしの心臓 野良猫の肉球みたいにふやけている
月明かりが
充満 ...
{画像=120429092044.jpg}
言(コトバ)が
剥がされている
という状況
あり方
それに対する思い
惜別ではなく
決別ではなく
哀悼ではなく
非難でもなく ...
いつもあの子のことを思っていた
夢の中で
僕は いつも 寂しい
過ぎ去った日の夕暮れを描いている
繰り返す繰り返す
わずかな光で培養し 繰り返す
これはあのトキの痛みに似ている
これはあのトキの悲しみに似ている
似ているから越えられる? とでも信じているのかあんたは ...
よわよわしいこの体温は
しずかに一瞬でいいよ
おもいだしてくれたらいいの
寄りかかる風に目をとじて
木々の葉のざわめきは
あの甘い時間がゆっくり
おとずれるようなそんな
胸騒ぎみたい ...
とりとめもない映像を眺めながら
皮を剥き縦に切った細長い人参を
齧る
何もつけずに齧る
美味しいかと尋ねられれば
ちょっと柿みたいで美味しいかなと言う
実際は齧る行為に動物的な快感 ...
『狂おしいほど』
『気が触れそうなほど』
どんな言葉を費やしても
陳腐にしか聞こえない
早くなる鼓動
貴方以外に向ける意識なんてもったいない
ただただ呼吸困難なの
全神経 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
芦
mizuno...
自由詩
1
12/4/29 20:13
しあわせをはかる
百瀬朝子
自由詩
1
12/4/29 19:52
変態短歌25
花形新次
短歌
0
12/4/29 19:42
さようなら
桜 歩美
自由詩
3*
12/4/29 19:40
懺悔
ペポパンプ
自由詩
5*
12/4/29 19:21
水泳をしよう
〃
自由詩
3*
12/4/29 19:03
首男(二)
たもつ
自由詩
4
12/4/29 17:48
ロートル
ペポパンプ
自由詩
4*
12/4/29 16:48
店先の犬
朧月
自由詩
3
12/4/29 16:20
人間という袋
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/4/29 16:02
黒い教会
〃
携帯写真+...
1
12/4/29 16:01
異国の花
〃
携帯写真+...
5
12/4/29 16:00
悲しい面影
〃
自由詩
0
12/4/29 15:58
マ ミレ ル メ
砂木
自由詩
20*
12/4/29 15:44
五月、北の国の少女は
あまね
自由詩
23
12/4/29 13:51
らぶれたー
ジュリエット
自由詩
1
12/4/29 13:16
Black Tears
草野春心
自由詩
10*
12/4/29 9:51
釣りをするひと
朧月
自由詩
4
12/4/29 8:59
すいかにまつわるエトセトラ
そらの珊瑚
自由詩
8*
12/4/29 8:32
花をたむける
梅昆布茶
自由詩
13+
12/4/29 8:26
変態短歌24
花形新次
短歌
1
12/4/29 5:20
beyond the sky
mm
自由詩
2*
12/4/29 5:02
お賽銭
たにい
自由詩
5
12/4/29 3:56
キャロットは甘い月の形
マーブル
自由詩
4
12/4/29 3:44
剥がされる言葉達へ
beebee
自由詩
21*
12/4/29 3:43
あの日、旅行に行った僕
番田
自由詩
0
12/4/29 2:47
欲しがる僕
伊達衛門
自由詩
0
12/4/29 2:33
冷たい温度
マーブル
自由詩
7*
12/4/29 2:30
ニンジンガスキー
灰泥軽茶
自由詩
13*
12/4/29 2:09
love song
涼深
自由詩
5
12/4/29 1:51
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
加筆訂正:
とかく嫌いな人のことはあまり知らないものだ
/
ただのみきや
[12/4/29 5:49]
四連目の4行目、ハチをぶんぶんに変えました
4.6sec.