シラフを求めている
どんな毒もシラフを求めている
エキセントリックをコントロールできなければ
若気に崇りめいた 下克上なんかせず
直下に座り 解毒せよ
売られた喧嘩の値札を剥げよ
...
黒髪を結わえる髷
高貴色の紫を額に巻きつけから結び
熨斗と呼ばれる 金と銀の不死鳥の爪
こめかみまで 桃色を入れる刺青
真紅にぼかしの効かない 凛々しく黙る口元
三途の川まで流 ...
妻ととも妹とツヅラトの峠を越えてあるきたりけり
グループのさい年長の老人の七十七の峠を今日越す
夕暮れの街道走るバスの中程良く疲れホッとし座る
一日の終わりに
脱いだ
ぬけがらが
いくつか並んでいる
命がけで
脱いだわりに
その佇まいは
くしゃみ
ひとつほどの
可笑しさを漂わせている
上手に脱いだ
ぬけがらは
...
黄色いコンバーチブルを真っ赤なバラで埋めて
君を乗せて走る
君が見たがっていた
瀬戸内のあの穏やかな海へ向かう
何時間かかるか分からない
それでも構わない
花はやが ...
看板の灯り幾つも消えている景気の悪い流れ止まらない
星々は宇宙に包まれ愛される人と人との距離繋ぐ愛
騒がしい繁華街から遠ざかる私の闇は徐々に深まる
「不幸にはなりたくない」と声 ...
ねぎの花をきれいだとおもうのは
ねぎが大好きだからだけじゃないとおもう
不規則にならんだねぎの
あたまを目でなでる
青春を
回顧するほど深まる絶望
午前三時の菊正宗
さよならも
死んでしまえば
言えないわ
最近無印良品で買った物で役に立ったのは、洗面所に置いている棚である。100円ショップの買い物では醤油差しが意外に役に立った。狭いスペースでは広い空間を作り出す商品を重宝する。普段はボトル自体を調理 ...
ラブホテルがいっぱいで
いちど
ビジネスホテルにとまった
あわただしい夜をして
半年たってから
かばんの底から
くしゃくしゃの
聖書のページがでてきて
英語がよめないあの子の
足 ...
空が片方の目を瞑る
女はさよなら
、と言った
沢山の赤い宝石が、道路を転がってゆく
遠ざかってゆく赤い宝石の
笑い声
夜を前にして、消え去ろうという
閉じかけた花の
遺言を ...
こどもがうまれて
なまえをつけて
カンブレジ
えらくするため
かわったなまえを
つける
めだま
まぐろの
DHA
はいっているから
たべさせて
あたまが
よくなって
...
サイゼリアと
サンゲリアが
にていると
めーるして
ねこの
えもじを
つけて
うごくやつ
ぶさいくな
おんなが
おとこを
しなさだめ
していて
ばとうごを
くちにしてい ...
五月に生まれた
その時私はたくさん泣いただろうか
明るい小さな窓のそばで
この身体に優しさの種を植えただろうか
育つたびに変わらない
心の水たまりは
やがてゆっくりと輪郭までを映す ...
深い海の底 暗い洞窟の中
スポットライトのように
光が差し込む ブルーホール
暗闇の中のただ一つの希望
暗闇の中でただ一つの希望
ホールから差し出される手をひたすら待ち続けて
暗闇か ...
夕方 ボート池のほとりで
すずらんが 風に撫でられていた
父さんにほめられた子どもみたいに
よしよしされて 満足げに揺れていた
空気は甘く 池はしずかだ
ああこれでいいんだ ...
切っても切れない
生まれ変わってもまたね
誓いにも似た優しい気持ち
たぶん始めから終わりまで何も変わらない
変わったのは私自身
独り立ちして先走った影は
...
あなたのからだに耳をくっつけて
一番やすらげる体温を探していた
あなたの体温が好きなのかと思っていた
体温が小数点第十一位までわかるなら
それはあなたにしかない数値なのだか ...
目が覚めて
昨日の夕食で朝食
元気なく出かける
昼休み
車内でパンを食べ
展望台で歌っていたら
ダイジョウブデスカと
片言で心配される
帰り道
急にお腹が痛くなって
インスタントの ...
落ちていきそうな音楽に
目を閉じて
その浮遊感に身をゆだねる
落ちていくのに
浮かんでるなんて
頭が痛くて早退したら
近所のカフェで宇宙戦艦が
かかってた
「ヤーマートゥー!」
発音が甘いな親父
コーヒーも甘いがな
ハゲ親父
頭頂部に
墨入れて
永久増毛
鉄腕アトム
わたしはあなたの影しか知らない
そう言って幾度 舌を出しただろう
一度に燃え尽きる無数の蝋燭
その揺れめがけ 蒼は降り来る
消えかけた右腕を明るく照らし
頭上の痛み ...
斜めの鏡に映る逢魔
草が双葉へ渡す花
解体される建物が
料理のように匂いはじめる
小さく鳴る水藻
かわいては沈み
ふたたび浮かび
壁と影を繰りかえし濡らす
...
TVドラマなどでは
まず画面に映されなかった
ブラウン管TV
いまは
薄型液晶TVは牢名主かの様に
ふんぞり返って画面に映される
これは差別だろうと
ブラウン管TVたちは
廃品 ...
削り落っことした青いひかりの先を歩いていた
背筋をぴんと伸ばした野良猫も野良犬もみんな連れてってさ
錆びた戦闘機からマーガレットが咲いているのを見たのさ
そよ風に誘われるがまま泪はいつ ...
あの「滝」に含まれる水(推)量についてと
その「滝」がこの世にあるということについて
私が、これっぽっちも手がかりを掴めないでいる間
あなたは、そんな私について
思うことがあるような素振り ...
冷たい湖の中をただひたすらに泳がせて欲しい
何処にも始まりはなく何処にも終わりがない
水草に足を取られて沈んでしまうまで
ただ泳がせてほしかった
そんな事を思いながらあの日 ...
ヤドカリのバスタオル 頭上注意薄ピンク色
偶然かしら pjの同色のバスローブ
夕食はまだなの 今日はオーブン料理だから
帰宅を待ってるの
湯冷めは 昼間の太陽の余韻がフワリ ラ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ビー玉上がり
朝焼彩茜色
自由詩
2*
12/5/18 11:15
首里城
〃
自由詩
2*
12/5/18 10:43
ツヅラト峠
生田 稔
短歌
1
12/5/18 10:05
ぬけがら
そらの珊瑚
自由詩
20*
12/5/18 9:03
契り
永乃ゆち
自由詩
2*
12/5/18 9:01
看板の灯り
夏川ゆう
短歌
4
12/5/18 8:40
葱坊主
朧月
自由詩
1
12/5/18 7:50
Ⅸ
斜め
短歌
3
12/5/18 3:17
■
〃
俳句
3
12/5/18 3:02
買った物について
番田
自由詩
1
12/5/18 2:24
聖書
はるな
自由詩
2
12/5/18 1:33
空が片方の目を瞑る
瑠王
自由詩
6*
12/5/18 1:00
加藤 官触治
6
自由詩
1
12/5/18 0:21
昼のミンロウド
〃
自由詩
0
12/5/18 0:09
五月
松本 涼
自由詩
4
12/5/17 23:47
ブルーホール
無限上昇のカ...
自由詩
8
12/5/17 23:32
ボート池で
八布
自由詩
5
12/5/17 23:21
ヒカリの影
凱
自由詩
1
12/5/17 23:17
Searching for my life with you ...
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/5/17 22:51
3食
mizuno...
自由詩
2
12/5/17 22:44
meteor
〃
自由詩
4
12/5/17 22:30
Sao Paulo
〃
自由詩
1
12/5/17 22:22
変態短歌53
花形新次
短歌
1
12/5/17 21:54
ノート(Thermo)
木立 悟
自由詩
4
12/5/17 21:51
The End Of An Ear
〃
自由詩
6
12/5/17 21:49
牢名主
HAL
自由詩
2*
12/5/17 21:43
光源Ⅱ
マーブル
自由詩
5
12/5/17 21:26
風が刺さって
yuugao
自由詩
2
12/5/17 21:10
湖
永乃ゆち
自由詩
8*
12/5/17 21:06
夕食前のひととき
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/17 20:56
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
5.01sec.