きょう太陽のまわりに
虹が円を描いていたよ
ぼくはそれを伝えたくて
太陽を建物で隠して
写真を撮ってみたよ
会社の人に言ってみたら
外も見ずにこう言った
めずらしいですねって
山を二つ越えた 谷あいに
老婦が ひとり住んでいる
杉森の影をうすくうつす そこに
ばあさまの名前のついた泉がある
涌きでる清水は 億年の/恵み
甘く やさしい
...
散りのこされた花びらと
散りのこされた紅い萼で
桜の早緑がよごれていた
勝手なものだ
桜の花はもう
色彩の主役ではないのだ
きみの好きな早緑が多分
外灯に輝い ...
...
丘の上で
誰かがずっと待っている
青ざめたハイエナの孤独と
袋に詰められた真実が
擦り切れた陽射しに照らされて
まどろみながらたたずんでいる
夏のように暑く
声のように響く
...
出掛けようぜパレードへ
脇に自分の頭を抱えて
天使のふりをした怪物達の列に全速力で飛び込むんだ
今すぐ
過剰な熱がアスファルトを溶かす
その光景を見て陽気な風船のあの娘は
ハーモニウム ...
そこに
握り締めていたものが
怒りだったのか
憎しみだったのか
恐れだったのか
あるいは優しさだったのか
まるで思い出せない
たとえ
プライドの端を踏んづけられても
握らない ...
あのね
今年の誕生日は
くまのぬいぐるみがほしい
そんなこと言ったら
君は笑うかな
だって
ほんとだもん
ぬいぐるみがほしい
ただのぬいぐるみじゃダメだよ!
くま ...
君がわからないよ
すきなのに
僕にできることなら
なんだってするから
教えてほしいよ
いま
何を見てるの
どんなことを感じてるの
覗いてみたいよ
君の頭の中を
いま ...
いらない物
詰め込んで
土に埋めて
邪魔な感情
押し込んで
海に沈めて
箱の中だけ
時を止めて
いつか箱が
土に還って
海に溶けて
箱の中身が
土に染みて
海 ...
人々の織り成す世界の上を
僕の足は孤独に歩む
一度は人々に見捨てられた身
もう怖いものは何もない
人々の織り成す世界の上を
僕の足は孤独に歩む
僕が歩いたその跡は
やがて一本の道となる
...
重たくって仕方がない
だからといって、隣に体重をかける
やさしさと気苦労で受け止めてくれるその大きなグローブは、
毎日その体をすり減らしては、中心をさらけ出して
受け取る以外にも心をけずり、
...
強靭な歌声に溶け込み 楽器がバックヤードからも響かす
母国語の発音 制限なしに 全世界共鳴の音 夢制限
感じる自由 感嘆の記号の華火
表現の自由 暗証コード斬る アンプラグド
...
伊達直人は子供たちに贈るランドセルのために
今日も時給1000円で働いている
液晶テレビの組立ライン
8:30から17:15まで
休憩1時間以外は立ちっぱなしで
受け持ったラインのノ ...
雨水ではしゃぐ雀を見ていた 水浸しになった朝はコラールで起きる 割れやすいグラスになった気分だ
一昨日、わたしの青い庭にルルという野良猫がやって来た 随分と眠たそうな目をしている黄色い猫だ
毎朝、 ...
ソーシャルな波止場
バーチャルに抵抗している
28世紀型定期保険
特約として来客
弊社受付に菩薩
それ以来、如来
いまだに阿弥陀
世界特警、弥勒を秘匿
チップはいま十二指腸 ...
降る夜のなかの樹々
空へ空へ落ちる雨
水が水に
乞いつづけるうた
浜辺と岸辺
正負の境界
ただひとつの無数の鈴
外の耳へ鳴りひびく
羽に落ちる花影を
...
赤信号で
一台の自転車が止まる
重そうなブレーキ音
それはそのはす
後ろの荷台には
補助シートに乗せた幼子
お母さんはハンドルを
ぎゅっと握って
足をつく
背中におぶわれた赤ちゃんは ...
言葉は空間を引き裂く
街の底の暗がりに
今日もジッと上目遣い
月の光の届かない
煉瓦倉庫の一角で
人を脅す生業(なりわい)の
舌なめずりで誇りもなく
動くことすら億劫で
知性の欠片は今何処
物欲食欲性欲と
...
明滅する赤や緑の光を浴び
暗闇にしまうまは横たわる
静けさの中でざわめきだけが
息 ...
いつまで子どもなのって言われたら
いつまでも子どもだよって答えてやる。
嬰とは本位音より
半音を上げること
ショパンはもっとも多く
嬰を好んだ作曲家だった
でもショパンを聴きながら
ぼくはふっと想ってしまう
ぼくは生き方に嬰をつけて
日々を送って ...
猫がお爪でミモザボンボン
ぷしゅんと割ったら
月がこぼれた
裸足の人に降りかかって
足をびちゃびちゃ言わせながら
彼は森の協会へ
神父さんたらうっかりしてて
黒猫しまい忘れて ...
誰もいない
誰も知らない
みずうみに
さっきまで見つめていた月が
浮かんでいる
そのまぼろしは
自転車で
街道にあらわれた
あなただ
誰も ...
お風呂は真っ赤なゆりかごだ
人の体内からでるものは
赤に決まってるじゃあないか
後悔も溶かし
耳から入る
水入る
菅にみたてた体を
もてあそんで忘れたい
今日の
明日の私の迷 ...
思い出の箱を
春の野に
夏の朝に
秋の鳥に
冬の霰に隠してる
栗鼠のように
大切な食料
びっくり箱のように
色彩が溢れないように
暗証番号つける
秘密のファイルのように ...
あしたプラチナが降ったなら
あたし独りで大金持ち
死をついばむカラスのように
詩をむさぼるガラスの仮面
そうよ、今夜は仮面舞踏会
題 桜吹雪
トロピカル・ウェイブ作
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている
とても
大きな
桜の木
風も少し吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
休日のオフィスでひとり
コピーをとってる
何度とり直しても
文字や記号は
羽をはやし逃げてしまうから
白い紙だけが高く積まれていく
明日までに終えなければ、
と思う
明日が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰も知らない
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
12/4/19 22:42
静という泉
月乃助
自由詩
16*
12/4/19 22:37
きみの好きな早緑
吉岡ペペロ
自由詩
0
12/4/19 22:32
パンチ・オブ・ザ・ヘヴィー・ランク・チャンピオン
TAT
短歌
0
12/4/19 21:23
ライラック・イーターと数え切れない数の鳥たち
в+в
自由詩
6
12/4/19 20:52
パレード
〃
自由詩
2
12/4/19 20:44
げんこつ
nonya
自由詩
31*
12/4/19 20:11
誕生日はくまのぬいぐるみがほしい
ジュリエット
自由詩
6*
12/4/19 19:48
君の意地悪
〃
自由詩
0
12/4/19 19:35
箱
りり
自由詩
5*
12/4/19 19:15
一本の道
yamada...
自由詩
2
12/4/19 19:12
から頼み
数
自由詩
1
12/4/19 17:35
音楽家に捧げる
朝焼彩茜色
自由詩
6*
12/4/19 17:29
伊達直人は今日も子供たちのために
花形新次
自由詩
8
12/4/19 16:36
飛べ16:6分
マーブル
散文(批評...
2*
12/4/19 16:11
循環型定期券
はたらくくる...
自由詩
2*
12/4/19 15:59
翳音手
木立 悟
自由詩
3
12/4/19 10:38
自転車でいこう! Ⅱ
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/4/19 10:23
_
番田
自由詩
1
12/4/19 9:45
あんこう鍋/あんこう節
……とある蛙
自由詩
14*
12/4/19 8:31
夜を仰ぐ
石田とわ
自由詩
8*
12/4/19 3:59
コドモ
れもん
自由詩
3
12/4/19 2:39
嬰
HAL
自由詩
3*
12/4/19 0:14
ミモザボンボンの夜に
ゆべし
自由詩
2*
12/4/19 0:13
月のひかり
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/4/18 23:51
赤いバスタブ
朧月
自由詩
3
12/4/18 23:41
時の散歩
木原東子
自由詩
24*
12/4/18 23:19
降るプラチナ
高原漣
自由詩
2*
12/4/18 23:19
トロピカル・ウェイブ様の作品 チョコドー企画テーマ詩「桜」
ペポパンプ
自由詩
3*
12/4/18 23:16
背伸び
たもつ
自由詩
10
12/4/18 23:05
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
3089
4.85sec.