たいふういっか
が
台風一家だと
思い込んでいた頃
台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
...
左にある物体を右にする動作を繰り返していました
それくらい自分はパンダみたいな生物でしたね
雲が右から左へ流れ
私を通過する際のみ雨をしたたらせました
二葉が滴を反射しとてもきれいでした
...
暗闇の中で
豪雨がたたき付けていた
森は 揺れている
死体も濁流の中に巻きこまれた
山小屋は跡形もなく崩壊し
鯨の体は 岩の間に 沈んでいく
船が 護岸にこすれた
重苦しい音が街 ...
潜る
深い深い思考の中
深海魚みたいに
やさしい言葉はかんたんにでるのにね
ほら笑ってるそばから
胸がいたい
自分のことが好きですか
深い海のそこから
あたしは泳ぎはじめる
好きです ...
声を
大きな声を
声なき声を
やめてよと泣いて縋れば
あのものたちは帰ってくるのか
{引用=
それは違うね
あの頃の私たちは
酷く子供で
大人になって
そのことが解った ...
ぼんやりと 外を眺める
雨の日
誰もいない校庭
賑やかな廊下 教室
ただ 退屈な、
いや、馴染めないでいる
寡黙の私
語りかけてくる
言葉をさえぎるようにため息
チャ ...
さしこ(仮)
ごらんあの光が見えるかい? 結局は偽物だったのかな
指先にようやく触れた未来は 跡形も無く消えた
戻れないところまで 連れ回された挙げ句の果てに
箱舟は私を置いて飛び去った ...
日傘を差した女の影が
歩道の凹凸を滑って行く
踵を返す青い熱帯魚
フルートの鋭い閃光
アイスピックを ...
雨の音を聴きながら
ヨーグルトを食べる
雨脚とはうらはらに
部屋は静かで
ただ頭を撫でられていたかった
この手はいつも
あなたの為に空けてあった
からっぽの傘を握るために
わた ...
並んでるだけで
仲間にみえるけど 傘
ヒトの顔がみえないだけで 傘
安心できるね
大きいとか
小さいとか
綺麗だとか 地味だとか
あるけど 傘
どれもいいよね あっていいよね
...
あなたじゃない
わたしは
こうして
だれも紡がない
旅で出会う
たくさんの たくさんの
人たちと
決して混じることの
ない
こうして
だれも紡がない
夜と
夜の
...
肉体の故郷よ
不沈の空母と
なれ
いつか
宇宙が死ぬって
なんだか
良いよね
いっしょに
死のうね
って
いってくれてる
みたいで
はやく
おわらないかな
宇宙
哀しいことを哀しいといってるうちはね
なんの表現もできないんだって
ふーん
じゃ
わたしは
なにも うみだせない
だって
哀しみは
何も表現しないもの
鎌倉で
寺巡りなんか
しなくても
もうすぐ主役
じいさん、ばあさん
紫陽花の
露に近づき
濡れ老婆
塩を振られて
溶けてなくなる
街道の端っこを
子猫がちいさな速度で歩いている
轢かれやしないか
ミラーを見つめる
応援なんかしない
ふつうのことだろ
心は僕の影だから
街道の端っこ ...
まるで、息でもしてなかったかのような気持ち。
しゃべる言葉を呑み込んで。
言いたいことは、いっちゃいけないことで。
ころして、ころして、静かに、笑って。
苦しいなんて感じなくて ...
蛍舞う哲学の道繋いだ手
東京は蛍に夜を与えない
蒼い火は霊子凝縮した蛍
恋やもめモールス信号打つ蛍
またひとり
味方する人
減ってゆく
お前の神様は俺には効かない
信仰の自由を妨げる訳じゃな ...
自分の意識がこの世に存在するのは  長くて後七十年
好きなことを楽しめるのは  後五十年
生まれたときから受けた愛がこの世に存在するのは  後四十年
一生かけて守ろ ...
飛んでゆく
鷹の心は
...
ゆっくりと列車が動きだした
この列車に乗るのはこれ1回限り
明確に行く先は知らないけれど
到着駅が近づいたときに
列車は分岐器で方向を変え
そのときにどの駅が到着駅かが
推測で ...
たいふううぅ
傘がくるくる空に消える
わくわく甘い匂いがしてくるよ
たいふううぅ
子供たちが笑っている
大人たちもはにかんでいる
たいふううぅ
あぁびしょ濡れ ...
重たい一歩で
外に踏み出す
世界はいまだ
健在なことを確かめに
めまいがするほどの
明るさに
ひずんだ世界が
照らされる
睡眠不足の頭には
世界の歪みと健常さが
相容れ ...
「この世界は少しやばいらしい」
メタボリック気味のおっさんが鼻息荒く「安全です」と言うけれど根拠はないのは誰もが知ってる、訴えてる人もいる、反対している人たくさんだ、みんしゅとうってなんです ...
薄暗がりのはしで
懐かしさが、青白い銀河をささえている
女がふたり うずくまるように
時の欠片をひろっては、ひとつ ふたつ
蔵の闇の星空に ちいさくなげる
思い出たちは、ひととき
...
そんなんじゃまだ俺は倒れなかった
そんな言葉じゃまだ俺は壊れなかった でも実はわりかしギリギリだった
見上げる空はビキビキ鳴ってた 今にも割れて降ってきそうだった でもそんなことなかった
自 ...
ネオン輝く夜の街
路地裏の狭い石畳に
今宵も漂い辿り着く
淡いランプに浮かび上がる
[遠い昔のバー]の扉(ドア)
ここは[遠い昔のバー]の中
スツールに掛け、手をふいて
まずは一 ...
短くない時間
振り返ってみれば
積み重ねてきたんだね
頼りないおつむを
どうにかこうにか
叱りながら、励ましながら
息つく暇もなく
隣の芝生を眺めて
「青い・・・」と
言葉 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
台風のあとで
そらの珊瑚
自由詩
30
12/6/20 8:51
パンダ動物園
まきしむ
自由詩
7*
12/6/20 4:45
終電の終わりに
番田
自由詩
3
12/6/20 2:18
オチテユク海のそこ
じじ
自由詩
19*
12/6/20 0:59
助名願い
三上あず
自由詩
5
12/6/20 0:55
走る
ちゃむ
自由詩
3
12/6/20 0:01
さしこ(仮)
itukam...
自由詩
1*
12/6/19 23:57
白昼夢
ただのみきや
自由詩
25+*
12/6/19 23:42
雨とヨーグルト
Akari ...
自由詩
2*
12/6/19 23:41
傘
朧月
自由詩
4
12/6/19 23:02
野人
佐藤伊織
自由詩
1
12/6/19 22:49
畏怖
takano
自由詩
0
12/6/19 22:47
宇宙
佐藤伊織
自由詩
4
12/6/19 22:45
哀しみのあらわしかた
〃
自由詩
1
12/6/19 22:44
変態短歌95
花形新次
短歌
0
12/6/19 22:40
街道の子猫
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/6/19 22:36
ただいま。
狠志
自由詩
3
12/6/19 21:48
俳句2012 蛍
北大路京介
俳句
17*
12/6/19 21:43
失言
ペポパンプ
川柳
4*
12/6/19 21:42
ピース
TAT
自由詩
1
12/6/19 20:47
長い目で考えてみよう
田中真知
自由詩
0
12/6/19 20:06
ワイルドベリー
TAT
短歌
0
12/6/19 19:59
一服
HAL
自由詩
7*
12/6/19 18:11
台風やってくる
灰泥軽茶
自由詩
8*
12/6/19 17:39
覚悟
シホ.N
自由詩
2
12/6/19 17:09
べつに悪いことじゃないさ、
榊 慧
散文(批評...
1
12/6/19 17:05
蔵のカノン
月乃助
自由詩
6*
12/6/19 16:46
世界のハゲとクズのための歌
いつも神様の...
自由詩
4
12/6/19 16:40
遠い昔のバーのスツールに腰掛けて
……とある蛙
自由詩
10*
12/6/19 15:16
高度資本主義社会を経て
komase...
自由詩
1*
12/6/19 14:55
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
加筆訂正:
変態短歌94
/
花形新次
[12/6/19 17:43]
でへっ、追加!
4.64sec.