ある朝駅の自動改札に止められた
駆け寄ったエレベーターの扉は閉まった
君の部屋へはもう二度と入れない
全てを遠ざけて自由になったつもりだった
遠く遠く一人はじかれたのは僕自身だ ...
お前のタコ踊り面白いぜ
俺は笑っちまった
それだけでは生きていけないものだから
このことは一時の余興
段落を変えれば
真面目な話がしたいんだ
とてもリアルな話さ
紫の山々でも眺めながら
...
先ほど猫が来た。取って食おうと言う訳だ。
「残念だな。貴君の思う様にはいかないよ」
おのれ!ちいさき身分で逃れられはしないぞ!
鼠の最大の利点は、特化していない事だ。
故に繁栄している。良く ...
今日は風が強いのでティラノザウルスは巣に閉じこもったきっり外に出ようとはしない。風が身にしみるのだ。ただひたすら蹲っている毎日。彼はハンターだが最近とんと獲物に遭遇したことがない。もちろん空腹で仕方が ...
雨が降る
誰もいない海洋の上を
雨が降る
殺人者の泥濘んだ足元を
雨が降る
高地の笛吹きの笛の上を
雨が降る
思索する哲学者の頭蓋の上を
雨が降る
愛人と並んで店に入る男の毛皮の上を ...
田んぼのあぜにカラスが一羽
黒い背中を風がなでる
苗もゆれてる田の海を
一緒にみつめる
黒いカラスとこの私
なに色だろうか
この私
運命とはかくも恐ろしい偶然に過ぎない
あの日の笑顔は誰の為だったのか
流転する世界に一人取り残され
メビウスの輪にさえ入れずにいる
本当は赤いキャンディーが欲しかっただけ
(振り返る
)ここには何もない
ただ山がある海がある
血はながれている
(繰り返す
)ここには何もない
夜が閉じ空が明けたら
静かに眠るだけ
...
よみちをひとり
あるいてると
よぞらがぼくを
おいかけてくる
はしっても
おいかけてくる
どこまでも
あきらめないで
けどぼくだけじゃ
ないんだな
...
人から賞賛を得る
きっと それは あまりにも寂しい話しだ
それは君を喜ばせるが
とても 悲しませもする
例えば 僕が この会社を辞めたなら
誰一人誉めてはくれなくなるように
あるスピードをもって
街の夜明けをめぐっていると
かどを曲がるたび
まあるい月が現れては消え
消えては現れるのだ
四角い建物の影に
あるいは影から。
黒い樹々のあいだに
あるい ...
大切なひとに
みじめな思いをさせたくなかった
幼稚園のときからそう思っていた
ぼくの誕生会
使いふるしの鉛筆を持ってきた君
それがいちばん嬉しいふりをした
君は ...
この街のどこかで
何かを守っていた
光は夜と外灯だけ
オレンジの作業着
いつもありがとう
宇宙にありがとう
言葉で飾らなくても
言葉で飾れなくても
...
童話にとじ込めたかっこと
それは嘘偽りの教訓などではなかった
あの人の夜をとじ込めたかった
童話は宝石箱だった
そうすればあの人の夜が宝石になる
エジソンが夜を明るく ...
朝にそれは
にぶく光り
夜になると
横たわり眠る
昼まに
のぞいてみたときには
四年まえのわたしを
しずかに抱いて
泣いていた
あなたが息を吐くだけで
心は水びたしになった
そのまま寝そべると
目頭からあふれだし
それをみたあなたが
波のように笑った
眉の逆立つ日は
蛇口を開けてはならない
四つ角に三つ影が差す
林の始めの塩の山
天渕駒の焼ける音
爪が裏返る殖の日は
軒に子供を産んではいけない
禍つの彦某ごろごろと ...
例えば もし
厚く垂れこめた 雲の谷間から
神が手を伸ばして 僕を拾い上げてくれたとしたら
砂埃の舞う 峠道に転がる
何の変哲もない 小石の一つを拾うように
例えば もし
厚く塗り ...
辛気臭いうえに
面白くも何ともねえ
このチンカス野郎!
下水道の水を
コップに掬って
がぶ飲みするほうが
まだ刺激的で楽しいぜ!
このチンカス野郎!
集団セラピーを
病院の待 ...
ぼくが逆立ちをする
父が支える
あれから数十年が経ち
今度は父が逆立ちをして
ぼくが支える番になった
それなのに
父はベッドに寝たまま
起きてこない
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか
風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ...
フラフラに
なっても立つぞ
男なら
えらいこっちゃ!
君をHUGするつもりが
皮を剥いでしまった
何でこうなるのかな?
しかたない
人皮を使って
ワンピースでも縫おうか
これがほんとの
ジンピース
なんてね
文字と螺子は関係ありそうで
まったく関係がない
見栄と知恵は関係ありそうで
少しは関係がある
家事と火事は関係ありそうで
かなり関係がある
詩と死は関係ありそうで
大きな関係 ...
まるく
表面張力で
膨らんだ一滴の
想いがいま落ち
触れる間際
はじけ
残像のように
ゆ っ くり ...
東の景色が灰いろだった
ピカピカと白が走って
ぬるい風が街を撫でて
大粒の雨はぼたぼたと
しばらくしてざんざんと
音立てて傘のない僕を
濡らしては濡らしては
服を着た生き物である
僕は ...
ずっと自分の首を絞めていた
ああ
殺すつもりで絞めていた
この馬鹿な女を
この世から排斥するために
この無能な女が
この世を嘲笑いたいがために
だが脳内に響き渡る
運命の交響曲
カタ ...
女性でも
腋毛生える
と教わった
家庭科教師の
ノースリーブ
潮を吹く
という現象を
誰か私に
説明してよ
アルバイト先のオヤジが
耳元で「昔の彼女潮吹いた」って
1
酔いどれ船の上で
朝日を待っていました
海のない部屋で
発泡酒の空き缶を
3つ4つ潰す夜
浮かび上がる船体に
千鳥足で乗り込むだけの
シンプルな船旅
朝日は
僕らが ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
駆け寄ったエレベーター
永乃ゆち
自由詩
3*
12/5/10 14:05
夢の話
黒髪
自由詩
2*
12/5/10 11:16
吾輩は鼠である
ドクダミ五十...
自由詩
1
12/5/10 11:09
当方滅亡
……とある蛙
自由詩
8*
12/5/10 10:45
雨が降る
yamada...
自由詩
1
12/5/10 10:19
緑のカラス
朧月
自由詩
7
12/5/10 9:03
運命とはかくも。
永乃ゆち
自由詩
5*
12/5/10 5:23
虚血
アラガイs
自由詩
10*
12/5/10 5:07
夜道
小川 葉
自由詩
4
12/5/10 2:18
仮面
番田
自由詩
1
12/5/10 2:11
月
シホ.N
自由詩
4
12/5/10 1:31
言葉を持たない道化師たち
吉岡ペペロ
自由詩
5
12/5/10 1:09
宇宙にありがとう
〃
自由詩
2
12/5/10 0:54
夜の童話
〃
自由詩
3
12/5/10 0:45
それ
はるな
自由詩
5
12/5/10 0:40
うみべ
〃
自由詩
6
12/5/10 0:32
ロクスイ
竜門勇気
自由詩
1
12/5/10 0:20
嵐を呼ぶ女
まーつん
自由詩
11*
12/5/9 23:35
心温まるエピソード
花形新次
自由詩
2
12/5/9 23:05
逆立ち
たもつ
自由詩
10
12/5/9 23:03
たいせつなもの
梅昆布茶
自由詩
22
12/5/9 22:12
あきらめない
ペポパンプ
川柳
6*
12/5/9 21:45
君をHUG
和田カマリ
自由詩
4*
12/5/9 21:42
恣意的存在
HAL
自由詩
9*
12/5/9 21:27
白紙に降りる
ただのみきや
自由詩
15*
12/5/9 21:02
通夜に向かう
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/5/9 20:31
脳内カタルシス(借りた題です
田園
自由詩
1*
12/5/9 19:28
変態短歌43
花形新次
短歌
0
12/5/9 19:27
変態短歌42
〃
短歌
0
12/5/9 18:55
「詩は、酔っ払って落水しても溺れる心配のない便利な海だ」と言 ...
風呂奴
自由詩
4
12/5/9 18:46
3023
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3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
加筆訂正:
黄砂
/
和田カマリ
[12/5/10 13:06]
4.73sec.