太陽が右端から欠け始めていた
月が侵入してきたのだ
肉眼ではわからないが
これを使うとはっきり分かった
宇宙のこの運行のように
人もまたさだめられた偶然を
生き ...
いつか終わる世界で
いつか終わる鼓動を抱いて
そうして最後を知りながら
今日は確かに終わっていく
きっと意味がなくなったら
世界に捨てられるんだろう
だけど未だに生きているから
僕に ...
ワーグナーの「指環」を思いだし
朝雲に隠れかかった光の源に眼鏡を挟み込む
何万年も昔の発光躰でさえ
懐かしさを運んで届く
時間の夢
ふとしゃがみこみ
亀裂に滲みたアスファルトの鏡を ...
寂しすぎて死んでしまう前に
どうかこの手を握って
あなたのその手の温かさが
私を生かすの
あなたの言葉の冷たさが
私の息を止めるの
ああ、もうだめみたい
鼓動がこんなにも響くなんて
...
{画像=120521085659.jpg}
2012年5月21日 ほぼ晴天
本日待ちに待った「金環日食」だ
日食観察用メガネとスマホを片手に
あたしスタンバってます!
わくわくわく ...
あの頃不幸であることがなぜか魅力的に思えた
何一つ不自由のない暮らしをしてお姫様のように扱われていた
車窓から一瞬目に飛び込んできた物乞いの目は淀んでいたか
柔らかな ...
あなたは少なくとも33年
いやバードとのセッションからとするなら
44年の音楽生活のなかでただの一度として
後ろを振り返られることはなかった
それは凡人であるぼくには
絶対にできないこと ...
こえなきこえをわがむねに
声に出せない声を
描いても描ききれない
キャンパスの白に圧倒されながら
呼吸を忘れた金魚のごとく
口先だけを水面から出し
日常な非日常を生きている
片づけた ...
迎えに来たのに誰もおらず
よそいきの顔は漂っていた
見知らぬ仲良したちが
通りすぎていった
じつは夜ではないのです
聞こえないざわめきに
種あかしをされても
どう ...
朝の冠
光なぞる指
覆い
覆いて
凶事とともに
庭に埋まり
花露の熱
打ち寄せる音
寒い光の底から出て
雑な緑を集めている
昼の明るさ
何も無 ...
日本に未来は無いのだろう。もともと、過去も未来もありはしないのだ。誰もが瞬間の中を生きているし、生かされてもいる。通りが変われば、空気も変わる。我々は、統一された感覚を持たないのだ。誰一人そのこと ...
怯えた目をして 君は
フロントガラスを見つめてる
けっして僕とは目を合わせないように
それとも 心の導線を伝う火の かすかな匂いに
一時間先のことを思いながら
君は窓を開けて 風を入 ...
きみのこと
すきだといったら
もしかすると
ぼくのこと
きらいになるかもしれない
なんて
あるのかな
あるのかな
あるんだろうな
きっと
そういう
かなしさが
ずっ ...
どこまで走っていけばいいんだ
牛丼屋が見つからない
走り続けていたら海に出た
波の音に誘われるように
海岸沿いのパーキングに車を入れて
砂浜へ
薄曇りの空は曖昧に青く
海は瑠 ...
まちあかりがにじんでいる
考えることが
日々の暮らしを送るためだけなら
まちあかりはにじんだりしないだろう
ある朝の街に泳ぎだすのは
よろこびか
かなしみか
...
言葉は私の
みみのなかにはない
私のむねに
深いまんなかあたりに
君へおくるために
両の手ですくう
私の言葉よ
ひろいあつめた木の葉のうらは
色々なひかりをはらんで
うま ...
その1
痛みを感じること。
君に出逢わなければなんとかやり過ごせていたのに、一度だけでも知ってしまったから。
その2
切なさを持て余すこと。
君を知らなければそれとなく見えて ...
あなたと結婚すればよかった
すこし冷たい空気のとき
朝まで続けたメールを
手帳に書き写してるとき
ずっと好き
ありがとう
変わらないでね
そんな言葉で
別れたくなかった
...
数年前は
誰かが私を
語ってくれた
私の歌を
歌ってくれた
けれど長く生きたせいか
今はそれも
少なくなった
私が私の
物語を語るときがきた
私の歌を
歌うときがきた
と
...
小雨に当たって今日の花は
桜の花々は眠っているよう
だから金環食の事を考える
五月二十一日
太陽、月、地球が一直線上になるという
些細な椿事の天体図を想う
それから太陽のフレアになって ...
赤い 熊出没注意の看板の右端上に
白い小さな張り紙で「最近」と補足されている
死ぬことより死に方が問題だ
熊に食われるのは天罰のようでどうもいけない
残された妻と子が葬儀の席で困ってしまうだろ ...
単眼を置き
銃を肩に外した
穴の中で
泥のように眠る兵卒を
撃つことはない
赤い砂が流れていく
石灰で暖をとり
廠舎の壁にもたれ
レーダーで
空爆位置を確認する
朝にな ...
ねえ
これが、
産まれたての時間。
そう言いながら少女が
綿飴をひとつ、ぼくにくれた
まぶしい屋台の{ルビ犇=ひし}めき合う
貧しげな七月の ...
パフォーマーは反応を見る ステージのふもとの野に咲く感動屋さんを
パフォーマーは催眠されない 驕り濁らず厳かに 太陽を演じる
その使命に 黄昏のアレルギーが目に沁みる
パフォーマーは自分を ...
裏路地で
旧知のゾンビに
声かける夜は
一応逃げ道を
視認しといてからかけろ
...
策をねって
近寄りそうな
場所に
わなを張る
なんとはなしに
近づく
雰囲気に
圧倒される
ちょっとだけ
すぐに逃げよう
麻薬と同じ
術中の蝶
{引用=チョコドー限 ...
彼女は憎しみでできている
彼女は恨みで構成され 夢見るのは血まみれの復讐
声は甘美な果実のよう
触れれば毒に蝕まれ 魂を腐敗させる
まるで天使のふりをした悪魔のように
慈愛に満ちた微笑み ...
もう少しで手もつないでくれなくなってしまいそうなほど
大きく成長してくれた君と二人で湖へ出かけた
とても嬉しそうに満面の笑みを向けて
本当に楽しそうにたくさん駆けまわっていた
私の ...
夏頃から 気になって居た
昆布みたいな ドロドロの物体に
今日 触れたんだ
真夏は カピカピに 乾いていて
ソレが 何なのか
想像も 出来なかった
例えば 川原で バーベキュー ...
お嬢さん
あなたがあなたを
思うほど
他人はあなたを
思っちゃいない
巨大盛り
ラーメン完食
失敗し
自分探しの
旅に出かける
宝物
この ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
太陽が欠けている
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/5/21 9:59
人間日和
なきり
自由詩
5
12/5/21 9:28
休息
takano
自由詩
4*
12/5/21 9:05
うさぎ病
なきり
自由詩
1
12/5/21 9:04
【 金環日食 — レポーター風 — 】
泡沫恋歌
自由詩
12*
12/5/21 8:58
幸せな少女
永乃ゆち
自由詩
3*
12/5/21 7:50
帝王へ
HAL
自由詩
2*
12/5/21 5:58
抗う
岸かの子
自由詩
2*
12/5/21 2:31
ノート(49Y.5・20)
木立 悟
自由詩
2
12/5/21 2:19
無境音叉
〃
自由詩
5
12/5/21 2:18
派遣の国
番田
自由詩
1
12/5/21 2:18
Gentle Rain
南 さやか
自由詩
2*
12/5/21 0:28
チューリップ
ゆうと
自由詩
1
12/5/21 0:10
牛丼を買いに行く車で
kauzak
自由詩
7*
12/5/20 23:57
まちあかり
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/5/20 23:50
呼吸
朧月
自由詩
4
12/5/20 23:41
恋の定義
文字綴り屋 ...
自由詩
1*
12/5/20 23:35
close eyes
mizuno...
自由詩
0
12/5/20 23:16
Lullaby
〃
自由詩
4
12/5/20 23:00
位相
salco
自由詩
14*
12/5/20 22:58
こごみの天ぷら
ただのみきや
自由詩
22+*
12/5/20 22:07
battlefield
mizuno...
自由詩
2
12/5/20 21:54
綿飴
草野春心
自由詩
19*
12/5/20 21:23
パフォーマー
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/20 21:02
_
TAT
短歌
0
12/5/20 20:05
術中の蝶
ペポパンプ
自由詩
6*
12/5/20 19:55
復讐に溺れる
無限上昇のカ...
自由詩
3
12/5/20 19:07
大好きな君へ
桜 歩美
自由詩
6*
12/5/20 18:42
昆布の旅立ち
藤鈴呼
自由詩
2*
12/5/20 18:12
変態短歌56
花形新次
短歌
0
12/5/20 18:12
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
加筆訂正:
変態短歌56
/
花形新次
[12/5/20 20:53]
タマキンを書いていたら思いついたので一首追加
4.83sec.