深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で
思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
...
タマキンを
くるみ代わりに
指鍛え
彼氏も喜ぶ
女スリ師
年齢とともに
タマキン垂れ下がり
アメリカンクラッカーができそうだ
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま
それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみたけど
やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった
...
私達
仮想人間が
野原で
殺し合いを始めた
ので
植物は痛みを
感じる事を止めた
これ
日本の常識
わしは実は ふたごだったと聞かされた日
そして わしのふたごの兄貴だった人は生後まもなく死んだのだと聞かされた日
ねぇちゃんと グリコを分けて食べるように わたされた
ねぇちゃんに 言うた
「 ...
こずえに黄緑がこおどりしている
それは
節季に生かされているからだ
けして「自力」ではない
「他力」の節季に促されているのだ
おらが「風」を肌に沁みこませ
「光」を眼底に取り込め ...
おすそ分けが零れてゆく 至福の風に細かく入り込んで
おすそ分けを零してゆく 浅葱の風が目に沁みる 清涼感
心の裾をなびかせてゆく 愛する人を包みながら
心の裾が戯れてゆく 愛する ...
内気なセレーネ
は恥ずかしくて急ぎ足
ビーナスとジュピターが
囃し立てるが
菫色の空を
素知らぬ顔で
つれない素振り
ギジムナーは
煙草を吸いすぎて
舌が苦い
夕霞が夜に ...
ひとりで新幹線に乗るときの駅弁は寿司ときめている。新大阪からは巻き寿司、品川からは握り。東京からはめったに乗らない。缶ビールを買って、のみきる前に満腹になってしまう。
実家の庭に増えているす ...
四角ばったあなたのなまえをみると
どきっとする
はじめてもらったてがみの文字も
やっぱり四角ばっていて
笑ってしまった
あなたの気性だとおもった
なのに
なかみはあったかくて ...
尾崎放哉を中心にして自由律俳句についての覚え。
俳句五七五の音数律にとらわれない俳句を自由律俳句と言う。
結論を先に述べると、自由律俳句とは定型にとらわれないのではなく、意識的に定型を拒否する ...
今日の終わりに
のりしろが佇んでいる
のりづけしなければ
全てがそこで途切れることを
知っているはずなのに
どうしますか? と
のんきに尋ねてくる
点線から先は
のりしろ
白 ...
熱帯魚みたいな色の夢を見たメンソレータム閉め忘れた蓋
新緑の街に眩い風が吹く次の季節を見据えた光
雨の日は洗濯物が乾かない玄関脇の造花が目立つ
朝が来て昼の隣に夜がある君の言葉 ...
アナタがこの世に在ることは
そこから既にキセキの始まり
幾多の試練を乗り越えて
私と出逢いココに居る
未来の行方は誰も知らない
キセキは自ら起こすもの
信じて進むその先に
きっと光は ...
{引用=薔薇よ薔薇
私の体を養分に美しい花を咲かせておくれ}
あの人は行ってしまった
私の手の届かないところへ
ひとり取り残された私は希望さえ失くしてしまった
絶望という名の牢獄に囚 ...
まみむめも
(ま) まさかねと思って
(み) 耳を澄ませる
(む) 無理なのは知ってる
(め) 迷宮入りの恋
(も) 妄想だけが生き甲斐
やゆよ
(や) やっと気づいた
( ...
魅力的な名前のバス停を
すぎて言葉は色褪せて
私のうたがからまわる
早朝に
働く車が輝いて
{画像=120507061533.jpg}
ねぇ 深呼吸したら 風の色が変わったよ
眠っていた サナギが目覚め始めた
わたしを揺り動かす うねるような焦燥感
何か 新しいモノを求め ...
あなたが道で転んで 泣いていたとしても
その痛みは 誰にも分からない
大丈夫? と声を掛ける人がいたとしても
ホントのところ その痛みは本人にしか分からない
自分のモノサシで 他人の痛みは ...
もしもだよ いいかいもしもの話だ
きみの読んでいる新聞も時々きみが観るTVも
全部がきみのために創られているとしたら
きみはどう想う
またきみが通っている病院も
そこの医師も看護師さんも ...
楽しい思い出をスーツケースに
全部押し込んだ君は
明日からの日常に向かって
眠ろうとする
その夢は
断片的ではあるけれど
笑っている夢だった
...
{画像=120506235631.jpg}
きらきら光る
硝子の破片
きらきら光る
小川のせせらぎ
寂しく独りで
光っている
きらきら
きらきら
光っている
...
塩谷瞬のことなら
みんな正しいことを言えるのに
これからの日本のこととなると
そうでもなくなる
この国のデザインがしっかりしていなきゃ
産業やエネルギー、災害や人口減 ...
これは 電話機 通信の為に ごろりと 転がって おります
無用な 無様な 晒し者 誰にも 繋がらぬ
故に 悲しや 物体 は 有り余る とは 正に 此れ
これから 死にます とさえ 伝 ...
電車の真ん中で
子供がはなしていた
たちあがって
家族の真ん中で
みなは
耳だけいかしながら
きいていた
からだじゅうから
ききほれていた
キリストのように
子供は
予言 ...
私の思考が、感覚が
このちっぽけな身体と精神の限界を超えて
膨れて、広がってまるで宇宙と同化したかのような状態に
もう、どれだけの美味い酒を飲んでも
追いつかない、追いつけなくて
も ...
青いひかりを見つめるために
ぼくは地球に生まれてきたんだ
それだけが意味だったんだよ
そう思うと楽になれた
死んで楽になるよりも
そっちのほうがずっと
楽チンに思えたんだよ
青いひか ...
あなたがふと
時計を見るようなとき
それがたまたま
僕の誕生日を表示していたら
死ぬことと
永遠を結びつけるとは
こんな感じじゃないだろうか
あなたが ...
早生品種 と言うものを
意識した 今シーズン
先ずは みかん
大分産は 緑色だけど
案外と甘くて 驚き
そして りんご
岩手産は 皮もテカテカ
ワセリンでも 塗って ...
イライラしていた
うまくいかないことが多いからではない
うまくやらねばならないことが多いからだ
コックピットに身を沈める
敵機を迎撃してゆく
止まってしまった秒針がびくつ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思い出
たもつ
自由詩
11
12/5/7 19:30
変態短歌40
花形新次
短歌
0
12/5/7 19:10
葉陰のひと
恋月 ぴの
自由詩
21*
12/5/7 19:01
植物が痛みを捨てた理由
和田カマリ
自由詩
1*
12/5/7 18:26
グリコのおまけ
るるりら
自由詩
25*
12/5/7 15:03
ターミナル・ラメント③
信天翁
自由詩
2
12/5/7 14:44
おすそ分けの風
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/7 14:25
春の星座
まんぼう2
自由詩
3
12/5/7 13:36
すずらんのこと
はるな
散文(批評...
2
12/5/7 11:54
四角
森の猫
自由詩
8*
12/5/7 11:42
尾崎放哉と自由律俳句についてのメモ
……とある蛙
散文(批評...
7*
12/5/7 10:54
のりしろ
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/5/7 10:42
メンソレータム
夏川ゆう
短歌
1
12/5/7 10:17
-キセキ-
ナイトウイン...
自由詩
6
12/5/7 10:05
いばら姫
未有花
自由詩
13*
12/5/7 8:20
まみむめも作文。他。完結。
永乃ゆち
自由詩
1*
12/5/7 7:30
その場所のなまえ
朧月
自由詩
3
12/5/7 6:53
【 Let's Try 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12/5/7 6:04
【 痛み 】
〃
自由詩
6*
12/5/7 6:02
ノンフィクション
HAL
自由詩
7*
12/5/7 3:12
ミス・ゴールデンウィーク
短角牛
自由詩
1
12/5/7 1:56
硝子の破片 / きらきら光る
beebee
自由詩
25*
12/5/6 23:59
この国のデザイン
吉岡ペペロ
自由詩
7
12/5/6 23:58
好きになっても
ドクダミ五十...
自由詩
1
12/5/6 23:52
ちいさな予言者
朧月
自由詩
5
12/5/6 23:49
resign
鎖骨
自由詩
2
12/5/6 23:49
青いひかり
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/5/6 23:47
死ぬことと永遠
〃
自由詩
1
12/5/6 23:33
わっせ わっせ
藤鈴呼
自由詩
1*
12/5/6 23:24
会敵点に飛べ
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/5/6 22:48
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
4.13sec.