ちょうどよいのが
ティファニーの偽物だった
だから彼女は
それを大切に身に着けていた

彼女は泣かない
代わりにティファニーの偽物が
泣いてくれるから
だから彼女は泣いたことがない
...
息子もいつか
フルーツパフェに登りたい
などと
わけのわからないことを言って
この家を出ていくんだろう

わたしもかつて
プリンアラモードに登りたい
と言って家を出たけれど ...
赤いサンダルと
傷だらけの膝小僧
くくく っと
笑いをこらえた君の影が
僕の靴をはらりとかわした

日曜日の太陽は
すぐに傾いてしまうから
それぞれの
背中に淋しさを背負ったまま ...
僕は自分が死ぬと知ったとき


僕の人生を嘲笑でも冷笑でもなく


腹の底から笑って死んでやろうと想っている


意識があることが大前提だが
夜は昼になっていく
居酒屋は5時まで看板を輝かし
サラリーマンは帰り道を忘れる

忘れる
(いや、覚えてなかった。眠っていたから。朝になって
 パソコン開いたら「やばい」「大きかった」とか ...
海の上を歩きながら
探し物をしている
水平線に
今日も日が沈んでいく
月明かりの下
見覚えのある親子が
海水浴している
あの頃わたしたちは
家族だった
きみの自転車は海峡をこえてとんでゆく あなたと手を繋ぐ夢をみた

幸せな気分で目が覚めたけど

逆夢だと思い至ると


泣きたいような

笑いたいような




(青空だという事に気がつく朝に)

...
                            2011年08月04日


{画像=120706194857.jpg}



そのように昔から決められている。だからそれに異を唱え ...
まどろみのなか声が聴こえる
夜の部屋でいくつもの窓に飛び込んだ先
蜘蛛の巣は自由のパロディ
嗚呼おそろしいゴッドファーザー
暗い海に逃げ込んで
真珠を飲みほして眠るから
ボクの寝言に返 ...
自然な風を楽しむことで
不意に居眠りしていれば
外は真っ黒になるでしょう

雨が窓から
ひょっこり現われている

窓は急いで閉じられました
エアコンが付けられました

かびている臭 ...
布団にくるまりながら
流星群を見おくる
眠り損ねた世界中の夜に
無数の地声が
やさしいトーンで交叉する

言葉にしないと伝わらない
言葉にしても伝わらない
電線をすべる夜露のように
...
昨夜から この昼間にかけて 
おならのしすぎで お尻の穴が痛くなった


こんな新記録に出会えてうれしい
軽快な情けなさに 元気がもらえる 感謝の気持ち
おならのしすぎで 垢ぬける ...
 難しいことを考えず、
 ただ、明日幸せになれ、と祈ればいいのに。

 そうはいかない。
 テレビのコメンテータ気取りで、誰かを見くだし、
 見くだされて、不幸だ不幸だとこれ見よがしに叫 ...
 とある事情で、今のところ海外に住んでいます。

 もともとテレビは見ない生活だったので、特に情報量が変わったとは
 思いません。雑食です、こだわりもない。

 そのうえで、日本が変にな ...
  

世界は静かに回転を続け
僕達は笑い続ける

光は夜の奴隷 それでも
全てを明るく照らすにはまだ間がある

言葉が一本の透明な線の時
君の言語は岬の突端に触れる

あの時、 ...
甘い味がするから
繊維質のあいだから
甘い味がするから
お母さんには内緒で
眠れない夜などは
甘い味がするのだ
真緑の水に素足を浸けているみたいだ


それは遠い日の御伽話


純粋だけで生きていけると思っていた頃


何にも縛られず


何からも独占されず


自由に ...
波紋の中には何がある
そう思っていると
消えてしまった 波紋を 見ていた
時が生み出すものとはなんだろう


部屋からほど近いスーパーで新しい食べ物を探せば 夕暮れだった
トンカツ定 ...
大好きすぎて

淋しさに震えるくらいだった

何億もの声を

あなたに聞いて貰いたかった


承認欲求が満たされれば

つぎは自我欲求のステージさ

愛を受け容れて貰えれば
...
ちょうどそばにいたネコを引き寄せた

ひっかかれて少し泣いた

ネコの体に顔をうずめて匂いを嗅ぐ

ねこくさい

ネコは諦めたように
うにゃうにゃ言ったので

遠慮なく会社の愚痴 ...
雨が降ればいいのに

たなばた

空の上のふたりの恋の話なんて
どうでもいい

だって自業自得でしょ?
天罰でしょ?

でもいいじゃない、年に一度きりだって
逢えるんだから

...
日照りつづけば苗が枯れ
長雨つづけば根が腐れ
海がさらえば塩害の
汚染鳴かすな馬子痩せ
棄民の身のうえ口惜しいと
べこの親父がくび吊れば
だれが都会で困るでなし
ダイヤの運行障るでなし
...
  五月、
  鞄のなかで
  ぼくは死んでいた
  たくさんの緑に包まれ
  豊かに死んでいた
  柔らかな乳房の
  香りだけ憶えていた
  影と
  影とが出会い、
  つめたい脚を絡ませる



  太陽は
  西に佇み
  濁ったガソリンが
  そっと背中を流れてゆく
地下鉄の窓から月が見えたら
君と会えるって
教えてくれた人は
ずっと
ひとりぼっちで泣いている人だった
大切なひとは
もう遠く遥かに
56億年の孤独はいっそう君を愛しくさせた
「囁いて 灰にして
 探索機って ネガティブか聴き込んで
 水着の上から流行るトリックで 七夕
 罰せられた二人を潮風に裁かせて」
  月の
  優しい輝きは



  きみの流す
  涙の熱い一滴を
  掬いとってしまう
  僕がここに居ることの
  ささやかな歓びの一つを



  奪いとって ...
または
明かりではなかった、暗がりは
孤立して際立つ口唇と砂利に


舗道はいつまでも弱く、
ささくれだつ陽炎の軋みに
(あるいは、と、それから)
遠くはないとして、それでも眼前には ...
セイタカアワダチソウは
アレロパシーによって
攻撃物質を出して
他の植物を全て枯らしてしまう。

しかし、そのうち、その毒で
自分自身も枯れてしまう。
自分の事ばかり考えていると
自滅 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
その日を眠るためにもっぷ自由詩1012/7/6 23:00
男のデザート小川 葉自由詩11+12/7/6 22:35
かげふみnonya自由詩21*12/7/6 22:32
高嗤いHAL自由詩3*12/7/6 21:55
夢の中中川達矢自由詩112/7/6 21:48
海水浴小川 葉自由詩512/7/6 21:32
自転車草野大悟自由詩1*12/7/6 21:13
ポエム自由詩8*12/7/6 21:00
虹の色は七色あおば自由詩11*12/7/6 20:00
ヴァーチュアル自由詩212/7/6 19:14
ウィンドウ和田カマリ自由詩012/7/6 18:38
雷光風呂奴自由詩212/7/6 14:05
へへへへ八男(はちお...自由詩112/7/6 14:01
命があるなら。Ohatu自由詩112/7/6 13:36
今の日本散文(批評...112/7/6 13:13
君という言葉の意味はyamada...自由詩312/7/6 12:50
知識吉田安良田自由詩012/7/6 10:00
真緑の水永乃ゆち自由詩8*12/7/6 4:31
ウルトラマリンの夕暮れに番田 自由詩4+12/7/6 2:15
何億もの声吉岡ペペロ自由詩412/7/6 1:25
ネコ暗闇れもん自由詩912/7/6 1:08
それはまだまだ幸せのひとつでちゃむ自由詩512/7/6 0:00
故事の事故salco自由詩4*12/7/5 23:43
乳房草野春心自由詩8*12/7/5 23:37
ガソリン自由詩6*12/7/5 23:29
こどく國朗自由詩112/7/5 23:24
After June吉岡孝次自由詩1*12/7/5 23:17
輝き草野春心自由詩312/7/5 23:17
_ehanov自由詩212/7/5 21:47
アレロパシーペポパンプ自由詩9*12/7/5 21:40

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