あのあと
春へ向かった傷あとが
まだ桜色なので
熱をもって
おぼつかない
唇の舐めかたが
やさしいのか
つめたいのか
この生暖かな季節ににた
この体温が強く
開くかもし ...
どうしても舐められない背中に
傷がある
猫がひとつ
街の中に座ってた
首もとまで
コートを閉めて
冷えきった青
ブルーとは、
本来冷たい色なのだと
冬の終わるいま
あい ...
指紋と同じように
文紋と言うものが存在するとしたら
俺の文紋がべたべたとくっついた文言を並べるのは
心苦しい
灰で洗われた鋼鉄のように
そのようにありたい
今日の朝
街並みは少々異様な光景で
路上に色眼鏡とカメラを片手に持つ人々
刻一刻と薄暗くなってゆく
視線は月と太陽の重なりへ向けられている
金環日蝕
昨日からテレビで見ているから
...
ある夜の夢の中
ぼくは一つの素晴らしい言葉を吹いた
それは宝石にたとえるならダイアモンドのようで
気分にたとえるならすがすがしい朝の目覚めで
まだ眠ってるどこかが新しく生まれたようだった
...
森の招待状がとどきました
差し出し人は、不明
( 今日の午後、お待ちしています )
宛て名は、
確かにわたし だから
森へ さがしに出かけてみる
母の ...
斎王代今年も俺は選ばれず
巡回す少年補導夏祭り
賀茂祭馬に乗ってる婦警さん
後ろから牛車押す人懸葵
同志が一人死んでゆく
疲れ果て
夢も希望もない
人の罪を負う
生きるために働き
遊ぶ事は許されず
欝になる。
休む事は禁じられ
息もできない。
誰か助けてやれないのか?
世 ...
毎日同じことの繰り返し
勉強する事は毎日変わる
仕事と趣味は違うんだよ
心身共に疲れ果てしまい
思うことはこれで終わらない
いつか日の目を見るために
毎日を努力する。
いつか大きなこ ...
優しい風が吹き
夢のような景色
変わらない川岸
君と見つめ合う
好きだと君が言う
照れて赤くなる僕
時間だけが過ぎる
何にもない日々だ
抱き合い
接吻をし
髪を撫で
抱締 ...
僕の昨夜の窓から
お通夜のような
山腹のともし火が
見えていた
夜が更けるほど
冷えかけの
マグマのように
増して行く
くれない
やがてそれは
手を加えた
薔薇のように
...
明方の台所で
豆腐がひとり
脱皮をしていた
家の者を起こさなように
静かに皮を脱いでいた
すべてを終えると
皮を丁寧に畳み
生ごみのところに捨て
冷蔵庫に入った
...
きっと二人 それぞれの部屋から
同じ光を見上げてる
眩しすぎる夢を包む金の環は
初日の翌朝に見る夢のよう
甘い煙が立ち昇り 宙で交わって行く
すべてをさらけ出しても見えること ...
今日は僕が…
この世に生を受けた…
一年で一度の日
少ないが…
『おめでとう』
と言ってくれる
人達がいるよ
誕生日なんてね
嬉しい事でもない!
なんてツッパッて
みてもね ...
不自由です
水の中にいるよに
いらないものに囲まれ
いらないものを抱え込み
みてほしくなくて
みていてほしくて
一人になりたいひとは
みな
一人がきらいなひとです
猫が死んだ
でもそれは嘘だった
しばらくしたら動き出した
なぁんだ嘘か
騙されて損した
猫が死んだ
でもそれは本当だった
しばらくすると体がカチコチになってた
なぁんだ ...
いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている
それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持 ...
芝桜夢に似た世界作り出すあなたと二人未来を歩く
帰り道仕事疲れで重くなるチューリップ色の君に逢いたい
複雑な迷路のような生き方は陽射し入らない孤独な日陰
好きだから「好き」と素 ...
何を考えることも
何も書くこともできない
そんな時に詩はやってくる
僕は寝床から身を起こして
それを薄汚れたノートに書き付ける
時間は深夜四時過ぎ
鳥もまだ眠っているというのに
雨に濡れ
ネロは行く
自らの死骸を引きずって
彼は昔に死んだ
その時に彼には
彼の死を詠んだ一人の詩人がいた
今はもういない
ネロは行く
自身の死そのものを
廃棄場に捨てに行くために
よっぽど
おなかすかしてはったんやなぁ、おつきさん
おひさん
たべてまうなんて
よっぽどやな
やけどするで
くちんなか
べろんべろんになるで
おとなしそうなかおして
やるときゃやるん ...
太陽が右端から欠け始めていた
月が侵入してきたのだ
肉眼ではわからないが
これを使うとはっきり分かった
宇宙のこの運行のように
人もまたさだめられた偶然を
生き ...
いつか終わる世界で
いつか終わる鼓動を抱いて
そうして最後を知りながら
今日は確かに終わっていく
きっと意味がなくなったら
世界に捨てられるんだろう
だけど未だに生きているから
僕に ...
ワーグナーの「指環」を思いだし
朝雲に隠れかかった光の源に眼鏡を挟み込む
何万年も昔の発光躰でさえ
懐かしさを運んで届く
時間の夢
ふとしゃがみこみ
亀裂に滲みたアスファルトの鏡を ...
寂しすぎて死んでしまう前に
どうかこの手を握って
あなたのその手の温かさが
私を生かすの
あなたの言葉の冷たさが
私の息を止めるの
ああ、もうだめみたい
鼓動がこんなにも響くなんて
...
{画像=120521085659.jpg}
2012年5月21日 ほぼ晴天
本日待ちに待った「金環日食」だ
日食観察用メガネとスマホを片手に
あたしスタンバってます!
わくわくわく ...
あの頃不幸であることがなぜか魅力的に思えた
何一つ不自由のない暮らしをしてお姫様のように扱われていた
車窓から一瞬目に飛び込んできた物乞いの目は淀んでいたか
柔らかな ...
あなたは少なくとも33年
いやバードとのセッションからとするなら
44年の音楽生活のなかでただの一度として
後ろを振り返られることはなかった
それは凡人であるぼくには
絶対にできないこと ...
こえなきこえをわがむねに
声に出せない声を
描いても描ききれない
キャンパスの白に圧倒されながら
呼吸を忘れた金魚のごとく
口先だけを水面から出し
日常な非日常を生きている
片づけた ...
迎えに来たのに誰もおらず
よそいきの顔は漂っていた
見知らぬ仲良したちが
通りすぎていった
じつは夜ではないのです
聞こえないざわめきに
種あかしをされても
どう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
object
水町綜助
自由詩
3
12/5/22 0:05
キズという名の獣
〃
自由詩
3
12/5/21 23:45
鋼鉄と灰
一般詩人-
自由詩
2*
12/5/21 23:40
木漏れ日を見ていた
ちゃむ
自由詩
6
12/5/21 23:38
「夢落ち」
ベンジャミン
自由詩
7
12/5/21 22:40
Cloe
月乃助
自由詩
8*
12/5/21 22:26
俳句2012 葵祭
北大路京介
俳句
6*
12/5/21 21:52
非情
ペポパンプ
自由詩
5*
12/5/21 20:44
NEVER SAY
〃
自由詩
3*
12/5/21 20:44
放さない
〃
自由詩
4*
12/5/21 20:44
新月
和田カマリ
自由詩
4*
12/5/21 19:14
冷奴
たもつ
自由詩
13
12/5/21 18:48
This morning, We are,,,
南 さやか
自由詩
3*
12/5/21 17:02
誕生日
清風三日月
自由詩
3
12/5/21 14:18
水の中の花
朧月
自由詩
9
12/5/21 12:42
嘘だった
きみのてを
自由詩
3*
12/5/21 11:55
日蝕
たにい
自由詩
5
12/5/21 11:02
未来を歩く
夏川ゆう
短歌
2
12/5/21 10:55
詩作の時
yamada...
自由詩
1
12/5/21 10:35
あの時のネロへ
〃
自由詩
2*
12/5/21 10:32
むしゃむしゃ
そらの珊瑚
自由詩
15*
12/5/21 10:31
太陽が欠けている
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/5/21 9:59
人間日和
なきり
自由詩
5
12/5/21 9:28
休息
takano
自由詩
4*
12/5/21 9:05
うさぎ病
なきり
自由詩
1
12/5/21 9:04
【 金環日食 — レポーター風 — 】
泡沫恋歌
自由詩
12*
12/5/21 8:58
幸せな少女
永乃ゆち
自由詩
3*
12/5/21 7:50
帝王へ
HAL
自由詩
2*
12/5/21 5:58
抗う
岸かの子
自由詩
2*
12/5/21 2:31
ノート(49Y.5・20)
木立 悟
自由詩
2
12/5/21 2:19
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
5.02sec.