長い降り 明けて晴れ晴れ 澄み渡る 庭の緑の 縁のひと粒
便利だな 倒れる事を 前提に 膝と足首 上手に動く
こよこよと えさてにもちて ささげたる けさのわたしを きみはみている
...
無作為過ぎる
光線の向こう
落ちた椿と
濡れた路面
道路わきのドライフラワー
いくつかのスナック
そこに佇んでいるのは
たぶん年端もいかない子
...
羽がちぎれ
午後が見える
桃と乳の
濁りの音
近くにさわれぬ指の遠さ
水の層をつらぬく羽
大きな景から先に飛び去る
跡を跡に響かせたまま
午後の底の ...
僕は疲れた
海への道を進む
枯れ枝の軌跡を追う
その感動的なフレーズが生まれたのは偶然
はるかと名づけられた子供が
遠くを見ている
一生その名に囚われ続ける
その名から出ることはできない
...
なんでもなかった今日この日よ
こはく色の あめ玉になれ
3000年後に
ふりそそげ
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った
今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも
儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ...
久しぶりに触る鍵盤
升目のような 音の間に
重たい身を沈めよう
きっと
誰にでも
この譜面のように運命が
用意されているのだし、
それを辿って 生きれば
キモチ ...
嫁の尻に
赤味噌仕込み
一昼夜
明日の朝には
いい按配に
カロリーを
気にする僕は
敢えて言う
バター使うの
犬だけにして
きみの手を引いて
日がしずむ方へと川べりを下っていくんだ
すごいだろ
すてきだろ
たえまないせせらぎが聞こえて
ずっと向うのカーブから
潮のかおりを連れた風が吹いてくる
...
耳って鍵穴で
君がするりと入ってくる
なんにも言わずに
直に心にふれるから
こわくて
うれしくて
きっとだから泣くの
声って光りみたいな
音ってつかめない鎖
離れたら
もう思い ...
無数の車が海になだれ込んでいた
カプチーノの氾濫
暴走した都会
エス、ケープとカレーション
・涅槃・・
ちりちりと水位が増す
いつか髪は乾かないときがきて
それで ...
二日目のパジャマに 流行の柔軟剤が負けてゆく
水を足しすぎた絵の具のように
生身の柑橘の香りを手に残しながら
髪をとく 水彩画に映る自画像の鏡
床に就く 忘れ去られた ラベン ...
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち
なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって
この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい
まなこから鱗は ...
あとは
お任せいたします、
上手にもたれて
サボりましょ
問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある
お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ...
けれど
明るいほうから暗いほうをみたのだった
逆からよくみえるということに気づきながら
ぼくたちは暗いほうを暗いねと言い
明るいほうから笑いながらみつめていたのだ
赤いひかりだけが1つ2つ3 ...
母へ
あなたに何がわかるんですか
強いあなたには必要のない行為かもしれない
言い返せるあなたには必要のない行為かもしれない
私は
あなたに感謝していないからこういうこ ...
雨を洗う
プラチナの雨
光漬けになってゆくスリジエ
小さく開いた
指を結んで
単純な日々の曲線を
なぞった軌跡
映し出される度に
周りをやわらかくする
ロ ...
はがれていく。
ブランコに乗る。
千枚通しの先端が怖い。
パジャマ、
家族の。
さわやかな朝、
という一人きりの先制。
専制君主。
ルイ十四世。
掃除をする。
はがれて ...
ソフトS
痛くするのは
好きじゃない
辱めたい
それだけなのよ
海に向け
開けた窓から薫る風
うつらうつらの
きみに口づけ
彼らは死に慣れてしまった。だが
校庭で炊いた焚火に身体を当て、燃え上がる
湿った潮風が鼻を擽る中で心が揺れた時、死そのものが、
何故生きているのか問い掛けてくる。彼らは死に祈りを捧げた、
...
川の向こうに石を投げ
それが水面に反響するのを静かに見つめている
川の向こうには小学生くらいのちっちゃな女の子がいて
手を振ってやはりこちらを見ている
僕はその子まで届かせようと石を投げ続ける ...
おおげさな音をたててトラックは右へと曲がる
小さなおさげの女の子が道を渡ろうとしているのを見て私は焦る
だめよ
まだ止まっていて
けれど女の子はとてもうまく道を渡って
てくてくと去 ...
舌を出す 可愛い笑顔 誘われて
透明扉 ウィーン 開ければ
ヴァイオリンの 奏 響きて
甘い香りが 花 染める
ケーキの上に チョコレート
バラの形に バラの色
そんな人生 ...
映画見て感じたままを受け入れる探してた答え見つかりそうだ
「卒業」の言葉の中に秘められた小さな花は大きく育つ
空見上げ季節が巡る音がする恋占いが妙に気になる
人通り少ない都会の ...
君が おしえてあげて
君が 得た点から天を
手あてが必要なあの子に
君が おしえてあげて
君が 転がしたあたたかい心の在りかを
痛々しく素直が眠るあの子に
君が おしえ ...
過ぎさった苦しみを
時々 舌の先で転がして
ピリッと刺すような
痛みを味わう
血の味は嫌いじゃないんです
この痛みが
私の静脈を流れていく
悲しみが青い血管に滴る
...
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で
豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし
あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡
白鳥になったとはいえ醜さは変わ ...
たたみ一畳あれば
Iの字に寝そべれる
――静止
二畳あれば
大の字になって
寝返りもできる
――開放
半畳あれば
膝を抱えて
あなたのことを
想うことが ...
かいすいのなかのつぶは
ひとつとしておぼれてはいない
小さな子供が、星の矢に射られ、
浜辺の町の大人が、
空を向いて祈り始めた、
(その間にも子供の胸は砕かれ、
背 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
短歌式
ドクダミ五十...
自由詩
1
12/5/5 7:09
閉まるドアと開くドア
ホロウ・シカ...
自由詩
6*
12/5/5 3:18
ひかり へだたり
木立 悟
自由詩
3
12/5/5 2:15
_
番田
自由詩
0
12/5/5 1:49
海への道
ふるる
自由詩
9*
12/5/5 1:34
あめ玉
euyih
自由詩
1
12/5/5 0:14
悲恋
ただのみきや
自由詩
11*
12/5/4 23:57
意固地なピアノマン
御笠川マコト
自由詩
4
12/5/4 23:32
変態短歌36
花形新次
短歌
0
12/5/4 23:07
フォーク・ソング
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
12/5/4 22:29
心の鍵穴
朧月
自由詩
6
12/5/4 22:25
ウォーター、追憶する
ayano
自由詩
6
12/5/4 21:42
二日目のパジャマ
朝焼彩茜色
自由詩
5*
12/5/4 21:14
離岸流
そらの珊瑚
短歌
7
12/5/4 21:09
トライアングル
千波 一也
自由詩
4*
12/5/4 20:33
おわかれ
nm6
自由詩
10
12/5/4 20:14
自傷
ジュリエット
自由詩
3*
12/5/4 20:03
4月29日
エスカルラー...
自由詩
7*
12/5/4 19:24
はがれていく。
たもつ
自由詩
2
12/5/4 19:15
変態短歌35
花形新次
短歌
0
12/5/4 19:04
瞳に映る記憶
長押 新
自由詩
8*
12/5/4 19:03
長い昼休み
yamada...
自由詩
3
12/5/4 18:27
子らよ
田園
自由詩
3*
12/5/4 17:51
ウィーンゴーランド
藤鈴呼
自由詩
1*
12/5/4 17:30
答え
夏川ゆう
短歌
1
12/5/4 16:04
君が おしえてあげて
朝焼彩茜色
自由詩
2*
12/5/4 16:03
【 静脈 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12/5/4 15:39
童話短歌
北大路京介
短歌
19*
12/5/4 13:20
藺草仕様のフェルマータ
そらの珊瑚
自由詩
6*
12/5/4 11:25
砂浜の奥で
長押 新
自由詩
7*
12/5/4 11:11
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
加筆訂正:
今は家族で一人だけ
/
ただのみきや
[12/5/4 15:56]
習性を賜物に直しました。
遠く逆光を浴びた背中からは
/
ただのみきや
[12/5/4 13:48]
タイトルに誤字があって、逆行を逆光に修正しました。
4.6sec.