屋根を打つ
雨の流れた
沁みる音を
空の涙と
受ける両手に
白砂と
小さな世界が待っている
柔らかな海水が裸足の親指に触れる度に
小さな世界へと渦を巻いて引き込まれる
何度も何度も 行きては還り
還れば 行くの繰り返しを
日毎に重ねて そしてまどろ ...
空っぽの楽しみを
考えて 見る
何色の 液体を
注ごうか
創造するんだ
透明は
立派な色だと知って
愕然としたこと
覚えてる
マキノの飴は
全て オブラートに
包ま ...
町にゆくときにてきとうな履物をつっかけるのは、すてき。
缶蹴りをして、雨蛙が、デルモンテのあき缶から、目をまわし、それからくるると、とびでてきて、ふりかえると、かんちゃん、紫陽花の石 ...
空っぽの缶空をふると
からから
空が揺れる
空っぽの私が頭をふると
からから
空が揺れる
なにかしら
からから
空が揺れて
不意に音が止んだ
ひどくうちとけていく まっさらな土をふんでいる
すいこまるやうに まぶしくたゆたいで
花のむこうに
音は横たわる
夜の一室
屋根の下の迷路
鉄の隙間から見える空
夜は枝
別れは多く
慈悲は少なく
時間がまだ
舌の上にあるうちに
きまぐれな ...
誰が来るというのだろう
誰か来るとでもいうのか
夜の街角で人を待つ
そうじゃない
僕は君が来るのを待っている
君が僕を呼んだのだから
夜の街角で人を待つ
街灯もない街道の端
手 ...
さっきまで
ともだちと遊んでいたのに
気がつくと
周りには誰もいなくなっていた
薄墨に暮れていると
むこうから
母が サンダルばきで
必死に走ってきてくれた
家 ...
花さく野邊のなかで
じっと動かずにいる
一匹の蛙は
わたしです
やわらかな風に
運ばれてゆく
たんぽぽの綿毛にぶらさがった
小さな種子は
わたしです
...
明るく
楽しく
元気に
ハッピーに
なんて
やりたいと
思ったこと
なかった
人の言葉に頷き
決められたことを守り
与えられ ...
なあシロ
おまえ
失恋って
知ってるかあ
あのなあ
食い物じゃないんだ
そんな
嬉しそうに
...
唐突な偶然とそれが途切れる奇妙なせつなさに私の神経が致命傷的に反応して
取り返しのつかない程度の絶望を残して去っていく。
類稀なる奇跡を予感して捨てては切って切っては捨てた数々の痛覚を忘れる為に。 ...
口臭が
納豆並みと
指摘され
笑っていられるか
CM女
ハゲにしわ
コンプレックスに
つけ込んで
商売繁盛
テレビ通販
ハイヒールで
...
『役人が机を叩いて叫んだ
「お前達はパスポートがなければ死んでるも同然だ」
だけど俺達はまだ生きている そう、生きているんだ』
これが僕達、詩人というものだ
土くれ一つ持 ...
そんなこんなで暇なので二日連続でのこのコーナーなわけですが、先日遥か彼方の将来に一緒になっても別にそれはそれで良いんじゃないと思える気がしないでもない娘さん、略して彼女と子供の頃にやった遊びについて ...
ゴルフ場に燃え上がるように生えた緑
それが合掌している
合掌とは手と手を合わせるだけの行為ではない
存在、その全てを総動員して行う行為なのだ
腕にちからが入らないように
腕を伸ばしてグリッ ...
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し
16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指
白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ
ドアをあけてから遠い時間をあ ...
もうちょっと意味があ ...
頭でっかちの 平等という
民主主義
いったい この世の誰が
一人一人の直接性を踏みにじることができるというの
か?
僕たち一人一人が
読み書きができるようになってから
い ...
{ルビ斬る=アン}/{ルビ叩く=ドゥ}/{ルビ潰す=トロワ}
ベートーベンのリズムで剣は
標的「甲」を なます切り
凪いだ湖面に反射する光
われが、われだけが
爪弾く小夜 ...
草は
樹は
雨に打たれ
人は
言葉に打たれる
響かせたいものです
あなたのこころに
わたしの言葉を
眠れずに過ぎる
この
60Wが照らす
ちいさな時間を
持 ...
皆藤 将 KAIDO,Masaru
‏@kaido1900
フォロー
「δ誌はすべての言語(ラング)を内側から照らし出す”新しいアヴァンギャルド詩の電磁場”として1994年 ...
世界は晴れあがっています
わたしたちの頭は禿げあがっています
この頭の表皮に繁茂している
おびただしい髪の毛がすべて
アデランスだと言っても
あなたは信じるでしょう
で ...
彼が最初に作った季節は夏と冬だけだったので、秋と春とが生まれたのは誤算であった。
しかし、二つの物事がある場合その境目も同時に存在する、というルールを作ったのも彼自身であったため、彼はその誤算を割と ...
車内で
キスする男女に
「なるほどね!」
目からウロコで
チンポコしごく
毎朝の
生みの苦しみ
あの人に
俺の便通
分けてあげたい
水たまりを泳ぐ花びらに
君の名前をそっと書いて
空中分解させたら
上手に吸い込めるように
僕は咀嚼の練習を
幾度も歩いた道なのに
旅人のように惑うのは、なぜ
ゆるやかな風に舞って
...
街はカーニバルの海
路地裏では人身販売
初めて像を見た子どもの瞳の輝き
自分の行く末を知った少女達の涙
混沌のパラドックス
流転するパラノイア
...
しあわせなひとは
はなれていても
よりそいあえるひと
わたしのなかの
皮のような
息をしない
過ぎていったふるい ...
僕の愛したその窪みは
どこにも通じることはなく
僕の愛したその丘は
なにを眺めることもなく
ただ僕だけを映し返して
それでもいいよと微笑んだ
僕の愛したその風は
なにに阻 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとりあそび
岸かの子
短歌
0
12/5/28 1:20
海岸線との境目には
〃
自由詩
5+*
12/5/28 1:08
マキノ式飴
藤鈴呼
自由詩
2*
12/5/28 0:15
習2
ズー
自由詩
6*
12/5/28 0:09
からっぽからから
灰泥軽茶
自由詩
9*
12/5/27 23:45
_
十二支蝶
自由詩
0
12/5/27 23:35
水と巡り
木立 悟
自由詩
3
12/5/27 23:20
夜の街角で人を待つ
kauzak
自由詩
3*
12/5/27 23:16
家路
青色銀河団
携帯写真+...
0
12/5/27 23:11
春
〃
携帯写真+...
2
12/5/27 22:59
honesty
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
12/5/27 22:49
なあシロ
青色銀河団
携帯写真+...
5
12/5/27 22:41
欲望の実践
青土よし
自由詩
2
12/5/27 21:35
変態短歌69
花形新次
短歌
0*
12/5/27 21:15
W・H・オーデンに
yamada...
自由詩
1
12/5/27 21:08
歌謡曲日和 -THE CRO-MAGNONS グリセリン・ク ...
只野亜峰
散文(批評...
0
12/5/27 21:07
みどりの合掌
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/5/27 21:01
待つ
梅昆布茶
短歌
13
12/5/27 20:52
コオロギ通り
TAT
短歌
1
12/5/27 20:42
人間という幻想
takano
自由詩
1*
12/5/27 20:41
月蛟
高原漣
自由詩
1*
12/5/27 20:37
すみれ
もっぷ
自由詩
4
12/5/27 19:48
平間さん僕必然@kaido1900 δ詩話会の ...
反現代死
自由詩
0
*
12/5/27 19:35
頭皮行
たもつ
自由詩
8
12/5/27 18:47
春ありき
73
自由詩
1
12/5/27 18:45
変態短歌68
花形新次
短歌
0
12/5/27 18:23
春雨
ねお
自由詩
0
12/5/27 17:25
祈りの民
永乃ゆち
自由詩
1*
12/5/27 16:01
『のぞみ』
あおい満月
自由詩
7*
12/5/27 15:58
愛していない
euyih
自由詩
3
12/5/27 15:37
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
4.98sec.