ちいさな花のざらっとした甘い匂いが

鼻を神妙になぶっていた

青い空の向こうにはアルプス

飛行機雲がその透明を幾筋か走らせている

日差しが頬と腕を押している

今日ミュンヘンは28℃にはなるらし ...
雨に振られた日は
必ずといっていいほど傘を忘れる
車窓から見える
雨雲から
ほんのわずかでも
晴れ間が見えていたりする ...
僕は怒れる男である
岩のようになって僕は怒る
何に対して怒っているかっていって、
ぼくは、この世の不条理に対して、死を含む不幸に対して、
生きることの、喜びを奪う者に対してである
僕の命は、 ...
あんた誰だい
曾祖母が言った
孝子の娘の純子ですよと言うと
母のことは覚えているようで
すんなり納得してくれた
憎い人間は覚えているらしい
自分を憎んでいる人間を忘れても
そうぽつりと祖 ...
色んな出逢いで
考え方も
生き方も変わる
自分の中で
何かが始まる
ふりそそぐ朝を受けての
アニヴェルセール
距離を計りかねる

目蓋の矢が抜けぬ
スペシャリテ
平静そんなんでもなかったりして

君の白い首筋に
(ひどくエロティック!)
東京を願い ...
ぐずぐずな ちへいが
のぞめるおかのうえにたつて
まちからやつてくる
 うつうつとしたひとのれつと
あれのに おりてゆく
ぐつぐつしたひとたちを
みおくる

ぐずぐずぐつぐつ
ぐずぐ ...
壊しちまえ
そんな声をききながら
私は安心して積み続ける
いろんなものを
たかく たかく
それはどこにも届かないのかもしれない

捨てっちまえ
そんな声をききながら
私はやすらかに抱 ...
滅したいものであるとかものすごく解ってはいる昼飯吐いた

友人がデートしているその時に点滴断り採血される




光の粒が集まってく幻覚かないないない過去すらいない
左手のつくしを君に「はい、あげる。」

一嵐去って開けり花供養

なつかしき匂いのするは春の雨

雨も降りしかし咲かぬは恋の花
世の中
それは自分が見聞きできる
とても狭い世界のこと
私が知る世の中
お金が一番を決める世界

貧乏な彼は頭がよかった
頭が誰よりもよかったから
お金持ちになった
貧乏な彼は野球が ...
通りの角に猫がいる
数歩のところで逃げていく
しばらく見てると振り返る
お互いどうでもいいけれど

二度目は公園に
三度目は商店街に
同じ顔した猫がいる
毎度近くを過ぎようとすれば
...
不安なときは誰でも

誰かに頼りたくなる


誰もいなくて悲しんで

助けがきたと思ったら

思うようにいかなくて


傷つけてしまう




我慢の限界は


...
君が好きだ
だから僕は 自分のことが好きではなかった

僕の心は夢を見ていた
一人でいるほうが ずっと楽しいのに

遠くに揺れる木々の色に見とれている
何を企んでいるのだろう
潰れ ...
{引用=ぼくのこと、しってるの?
おぼえてて、くれてるの?







ありがとうとごめんねのあいだのやさしさ。







たいしたことなくても、ほ ...
気づいたらそこにいた
海みたいに大きくて
針の穴みたいに小さくて
往々にしてなくてはならなくて
こにくたらしいグリーンから
未練がましいシルバーまで
大好きだし大嫌いなもの
なーんだ ...
僕が生きているのは
君に
「大好き」って言うため

君と
手を繋ぐため

君に
ぎゅっとくっつくため

君と
いっぱい
いっぱい
笑うため



このつらさも ...
 
八重桜

そこで枯れていくのか

{ルビ雪洞=ぼんぼり}もとうにないその公園で


 
休日には光の姿態に花を挿し
寝そべる背中に猫でも乗せて
二三冊の本にマスタードをたっぷり塗って
後ろ向きに釣り糸でも垂らしてみようか

古い音楽ばかりが飛行船となる場所で
とりとめのな ...
ゆるゆると解凍されて泳ぎ出す初夏のひざしに冷凍金魚

てのひらに埋め込まれた鉛筆の種 いつまで待っても芽が出ませんが

捨てました古い日記も捨てましたあとかたもなくみじん切りして

虎猫と ...
あなたと私は全くの別人
思考も言語も感性も違う
それだけの理由で排除するわけじゃないのよ

感性が違うの
価値観が違うの
ごめんね、私はテレパスじゃない
欠点だらけの女なの

あなた ...
目で感じるものは全部
手で感じるものは全部
本当に感じたいものじゃなかった

サンタクロースが来て
プレゼントを置いてって
嬉しかったのはプレゼントじゃなかった

貧しい人間だ
...
水浸しの灰色街路地
跳ね音聞いて雨宿り
老い猫がにゃあと鳴いて
酷い雨だと目を細める

妙に優雅な流線形
横目でこっそり撫でた
ごろごろ音がして
雷も気持ち良さそうに

ああ誰 ...
親と子が切り離せない存在なら
苦しみも悲しみも同じなのでしょうか
それとも しょせん「他人」だから
別のものになるのでしょうか

父と母がいがみ合っている
子供は見ている 聞いている
お ...
わたしは日々報道されている
あなたの目や耳の中で
再生可能なものとして
記憶されていく
ご飯の食べ方が汚いですか
歩き方がおかしいですか
そこにうつるわたしによって
わたしが形成される
...
休みの日ぐらいしか洗濯が出来ない











いやまぁやろうと思えば今だって出来る ...
きみの唾
2滴落とした
カクテルを
飲んで酔いたい
きみに酔いたい




女体盛り
最高なのは
とろろ飯
ぬめりに
かゆみ
ビジュアルもいい
 クンクンクンクン
 クンクンしてたいねえ

 君のニオイ

 クンクンしてたいねえ

 舐めたくないねえ

 君のニオイだけ
 クンクンしてたいねえ

 クンクンクンクン
...
心臓の中で
春が笑っている

笑っている春の中で
一面のチューリップが笑っている

笑っているチューリップの中で
少年が笑っている

少年の無邪気さが
チューリップを{ルビ ...
湿度計の硝子戸
夜を待つ樫材の少年
深海からの蔦漆
穢れない銀の霧吹き
この島の
タルタロスの迷宮

漁船を奪い
流れ着く11人と半神
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ちいさな花の季節吉岡ペペロ携帯写真+...012/4/30 16:06
『かさわすれ』あおい満月自由詩5*12/4/30 15:51
黒髪自由詩3*12/4/30 15:20
憎悪のやり場マチムラ自由詩4*12/4/30 13:03
出逢い夏川ゆう自由詩012/4/30 12:54
幸せな休日ブルーベリー自由詩2*12/4/30 12:11
ぐずぐずかな……とある蛙自由詩6*12/4/30 11:11
小さな鳥のはばたき朧月自由詩112/4/30 10:40
「笑い」榊 慧短歌212/4/30 10:38
「春だね」俳句112/4/30 10:33
価値marux2自由詩3*12/4/30 7:22
寂しい、ただそれだけ自由詩7*12/4/30 6:58
自由詩012/4/30 6:09
缶ビールを飲むときは番田 自由詩312/4/30 2:01
やさしいきみのなかゆうと自由詩3*12/4/30 1:13
このあまりにもちっぽけで果てしなく陳腐で死にたくなるほどクソ ...mm自由詩312/4/30 1:07
僕が生きているのはジュリエット自由詩112/4/30 0:14
八重桜殿上 童自由詩20*12/4/29 23:46
HOLIDAYただのみきや自由詩25*12/4/29 23:37
ウワバミの中の象そらの珊瑚短歌9*12/4/29 23:04
異質無限上昇のカ...自由詩112/4/29 22:57
亀の鉱物竜門勇気自由詩3*12/4/29 22:43
LOVE,is like a rain.mm自由詩412/4/29 22:13
親子だからeris自由詩2*12/4/29 22:02
たわしの作り方中川達矢自由詩9*12/4/29 21:56
って、何の話だよ…TAT自由詩312/4/29 21:34
変態短歌26花形新次短歌012/4/29 21:31
クンクン藪木二郎自由詩1*12/4/29 21:17
春 鬱塔野夏子自由詩9*12/4/29 21:04
citadelmizuno...自由詩112/4/29 20:50

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