すべてが終わる

すべてが始まる

いま ここで

青い雨が降る

天使よ、どうか羽を濡らさないで

止まり木なら用意してあるから

ポプラの木の下で ありとあらゆる銀星の下で ...
きょうの花びらを忘れない

玄関にまかれた花びら

あのひとの爪みたいだ


やわらかな色づき

ほのかな湿り

美しく朽ちてくれ


この桃色を掃きながら

ふっと心 ...
晴れた日に
空を見ないなんて
空がもったいないと思う

いつもと同じ
車窓からの景色も
晴れた日は ...
母は肉体と魂が徐々に離れていくものだと言った
こうして話をしているときにも
食事をしているあいだにも
離れていくのだと

だから私たち姉妹は
祈りはそれを遅らせるものだと思っていた
不思 ...
さらら 頬を 伝う涙が
あなたにも 見えるでしょう

あの 優しい砂を
思い出して 御覧なさい

御覧なさいと 言われても
粒が 細かすぎて 見えないの

そう 言って また 一 ...
日本史に刻まれた
   平成の天変地異
連日のテレビが報じる警鐘にも  
  きのうがあったから
あすもあるだろうと
  漫然無意識に浅い息を転がしている

ときおり冷蔵庫のコンデンサー ...
染井吉野ってさ
種で自然には増えないらしいね
この国にある染井吉野は全て
人の手でひとつの突然変異種から
接ぎ木されたものなんだってさ
DNAが同じだから
開花に個体差がないんだって
な ...
国境の上には雨が降り
それは人が作った小さな仕切りを
嘲笑うかのように降り続け そして
その上空には美しい虹が架かっていた
それを隣国同士の国境警備兵達が
思わず見とれて数分の間、我を忘れて ...
オッパイの
総面積の
半分を
乳輪が占める
ソフィーマルソー

12年
今年のきみは
いい出来と
アソコの汁を
樽で熟成


ひもパンツ
穿いて脱糞した場合
ウンコは裂け ...
牽かれていく二すじの偏光
孤独な少年の手なぐさみ
自転車にまだ補助輪があったころ
ぼくは愛されていたかしら
いなかったかしら
初夏の予感が初めて来たとき

駅前通りに二匹の妖精 ...
雨はふってはいないけど
心の中でふっていた

あなたも
泣いていたのだろう

だれも傘をかせないほど
雨がふっていたのだろう

あなたにあいた
穴は私があけた
ほんとうにそれだけ ...
赤ちゃんをあやす
なんとか
笑わそうとして
百面相など
繰り広げる

赤ちゃんが笑えば
私も笑う
私は赤ちゃんにあやされている

【あやされる】とは
どういうことだろう
ココロ ...
せんずりしないと前へ進めない時がある

せんずりしないと明日が来ない そんな夜がある



そんな昼がある そんなあさっぱらがある



私はいつも行き詰った時には せんずりして前 ...


私がタンカーを見ているのだ 私の
目の前には 海原がそそり立ち
桜の 老木の 肌も露わ
ひび割れた匙で抉ると嗚咽が漏れだす
轟音はずっと工場から
朝と夕 右の煙突を光が射抜いたあた ...
ぼくは競馬をギャンブルだと言う奴を
どんな非難を浴びせられても大嫌いだ

競馬馬が背負っているのは騎手じゃない
彼らが乗せているのは
多くのひとたちの夢や希望や人生の投影なんだ

その馬 ...
小鳥の羽根を毟るのは、愛がわたしを手招いて、これほらごらん、籠の鳥、羽根をなくした籠の鳥。

流されてゆけ、地獄まで、数えて十三夜の弔い、菩薩の鳥がやってきて、慈悲賜れとおっしゃれど。
...
般若心経には

ぎゃあていぎゃあていはらそうぎゃあていぼうじいそわか、

この真言を唱えれば

執着とは意味のないものだ、ほかに大切なものがあるのだ、

これが会得できると書いてある
...
仕事を辞めた友達と
ノエルギャラガーのライブに行くことにした
街行く 人は
ポケットの中に 自由を隠し持っている
月の光を聴いている

ストコフスキー指揮のやつだ

ぶ厚くてやわらかかった

張りつめていてあたたかかった

あなたの幸福を見つめていた


一枚の気持ちを見つめている

そ ...
 メロン食べたいナ
 ちくわの穴から何が見える?
 おしるこの底から地獄が沸き上る
 アノ人やアノ人も切腹して業火に焼かれないかナぁ?
 ああ それからメロンが食べたい ...
春の宵は曖昧で怠惰
見上げる天(そら)は光れども
夜の端で霞みを湛える

物憂げな月は淡い光で人を包み
背の枷を下ろせと言わんばかりに
全てを浄化しようとする

春の宵は曖昧で怠惰
...
せめて一行ぐらい


























...
             そのときがきたら
             「やぁ、おそかったね」と
             にっこりわらって
             かみさまと握手をしよ ...
悪いことはたくさんしてきました

それは 神様だっておなじでしょ

神様を ぶったわけじゃないけど

ひとまず ごめんなさい

神様に謝っても 仕方ないか

神様も そう思うでしょ ...
アパートに
合鍵使い
入ったら
巨大バイブで
白目剥くきみ




美熟女の
巨尻で顔を
覆われて
窒息するなら
それも本望




アイコラで
巨乳にしても
...
僕らは見知らぬ未来を味方につけるため
騙し騙しの今日をやり過ごし
昨日の名前を付けるために墓を立てては
名前を付けると昨日が色あせ遠くなってしまいそうで
やっぱり何も刻まないこともある
無言 ...
まっさらな光の空間でも 輝きたい

対極の色彩に支えられるのではなく

白の中でも 極める白さを放ちたい

特殊カメラでも拾えない 光 眩しさを
可能な限り 歯を喰いしばり
結び目まで ...
は、「蝶」だった。

彼女は、彼の血が殆ど「白い花」であることなど知らなかった。

また猫を被った「砂漠」の似非民主主義の下に隠された
支配と、からくり仕掛けの国体そのものが
火と硫黄の燃 ...
べつにどうだっていいんだけど俺が一番楽で一番しあわせで手間かからなくて簡単なことって俺が死ぬことなんだよね、と家族に分かるようにせつめいしたいです先生。  
 
平泳ぎが得意で
早退した
陽の光はまだ幼く
犬の背中も
温かく照らした
国鉄の線路は
歪んだ円を描き
わたしは
父の利き手を
思い出すのだった
その作業と
役割につい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
トーポリ・M高原漣自由詩3*12/4/21 16:00
きょうの花びら吉岡ペペロ自由詩912/4/21 15:23
『空のことば』あおい満月自由詩15*12/4/21 13:41
Jesmizuno...自由詩712/4/21 11:20
指で作ったファインダー藤鈴呼自由詩2*12/4/21 11:12
風のデザイン信天翁自由詩112/4/21 10:43
ソメイヨシノ拾萬四千伍百参拾参號マチムラ自由詩4*12/4/21 10:06
国境の虹yamada...自由詩7+12/4/21 9:40
変態短歌5花形新次短歌212/4/21 9:09
エイプリルあまね自由詩2312/4/21 8:54
朝の雨朧月自由詩312/4/21 8:15
あやとりそらの珊瑚自由詩17*12/4/21 7:59
せんずり様八男(はちお...自由詩112/4/21 7:09
212しべ自由詩512/4/21 6:34
競馬(競馬篇Part.2)HAL自由詩5*12/4/21 3:56
蜻蛉記高濱短歌112/4/21 3:38
真言というシステム吉岡ペペロ自由詩512/4/21 2:29
そして僕らは番田 自由詩112/4/21 2:27
月の光吉岡ペペロ自由詩412/4/21 2:24
 わくわくしちゃう ヨルノテガム自由詩412/4/21 2:11
春宵春仙自由詩4*12/4/21 0:55
せめて一行ぐらいグッと来るのを書けよTAT自由詩012/4/21 0:40
やくそくの日石田とわ自由詩6*12/4/20 23:51
神様水玉自由詩812/4/20 23:20
変態短歌4花形新次短歌112/4/20 23:09
墓の名マチムラ自由詩9*12/4/20 23:02
接吻朝焼彩茜色自由詩8+*12/4/20 22:08
麗しき火星のプリンセス、 ★atsuch...自由詩8*12/4/20 21:19
_榊 慧散文(批評...012/4/20 20:08
利き手たもつ自由詩612/4/20 20:03

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加筆訂正:
静という泉/月乃助[12/4/21 11:56]
少し、変えました
4.64sec.