トイレットペーパー
かなり使ったのに
どうしてウンコ
手につくのかな?
デブにとって
ウンコした後
ケツ拭くの
大変なこと
この上ない
裏道で春を売る女たちの笑顔
謳わない金糸雀の末路を知る
深夜一人で自慰にふける大人
街中の虚ろな目をした子供達
皆が悲しい詩人だった頃の話
優しかったからキスをした
激しかったから抱き合った
気移りしたから首を絞めた
温かかったから抉り取った
それで一生私の物になった
ボロボロの毛布を子どもの頃いつも持ち歩いていた
それは僕にとって母であり祖父であり分身だった
手放したのは中学の時で好きな子ができたから
今大人になってあの毛布の ...
隣室から響くオルガンの音で目が醒めた
そこには何もない
ただ 君と過ごした時間の跡形だけを そのままにしてるだけなのに
やっぱりオルガンが鳴っている
ノックをしたら 音楽は止むだろう
...
ベッドの上に宇宙を広げる
彼との間に導線をひき
私は今を塗り替えた
暖かい闇に包まれる
どこかで唸る救急車も
私だけは、ほっといてくれた
難解なテレパシーで
彼は私に詩をくれる
...
{画像=120514020301.jpg}
幼い日
五月五日
かしわもちが右手の親指にからみつく
ふわふわした髪
大きな耳
口元に大きなえくぼがあった
一瞬の喜び
木の床に ...
このぼくのこころは
このぼくの鼓動は
このぼくの興奮は
このぼくの足跡は
衝動は
焦燥は
終焉は
再生は
あたらしい言葉を
燃やせば
古い皮質が ...
水たまりに響き渡る月明かりと
引き換えに濡れたスニーカーが
ぴちゃぴちゃとアスファルトに
足跡を描いた
午前0時
夜空のアトリエでは星の彫刻家たちが
田園地帯から裾野にいたる陰影と静寂を
...
それ以上どこにも行けない場所で
言葉をどれほどつみあげてもかたちにはならなかった
ささやいて
抱き合って
口づけあって
交わりあって
罵りあって
それ以上どこにも行けない場所 ...
一代を30年で計算すると
ぼくの20代まえは600年まえ
それは室町時代のただ中で
西暦1400年前後の人々のこととなる
2を20回掛けると104万8576
だから600 ...
がっこがすきだね
といわれて
うなづいた
けどそれは
がっこうがすきだねという
ひにくだった
わたしはがっこをひていした
なぜかわからないけど
おりこうさんには
...
母の日にクッションカバーを贈った
母とはなんだろう
産み落としたひと
育てようとしたひと
いろんな種をまくひと
必要とされて欲しいひと
おもしろいひと
そのひとつひとつを私がやっている
ものもらいの点線、根性焼きの冷たさ、長い水飛沫、
乾いた。鉛筆の色を思い出した。いくつもの冥々はバスタブの中だった。
地面は薄い膜に覆われていた。背理覚えたてのプリーツのマシンガンの掘削で ...
思うに、震災および津波、そして原発事故は少なくとも私たちをふたつの現実に直面させた。ひとつは剥き出しになった現実、すなわちあらゆる想像を超える自然の破壊力だ。もうひとつはいまだ剥き出しになっていない ...
人の気持ちなんて星みたい
見えたり見えなかったり
遠すぎて不確かなもの
あこがれて美化して
ほしくってこがれて
そのくせ
目をそらしたくなったり
こそこそ 隠れたりする
想 ...
忍び寄りなさい、
枝葉にゆれる
子守唄
際限のない
いつくしみなら、
とうに
あなたの
失くしもの
鍵穴が
錆ついたのは
ひとつの区切り
また新し ...
今日
わるぐちを投げた
うまくいかない 輪投げみたいに
二度ほど
書き直してから
送信
ほどなく
私の書いたわるぐちが
白い画面に現れる
匿名の
小さな怒りだ
ああ
私 ...
齟齬の由来
影はいつも
動く舗道の上
坂もスルスル
ずるいね
こっちは歩いているのに
考える人はこっちなのに
のっぺらぼうの頭の方が
よっぽど考え深げ
憂わしげだ
「そうね。 ...
おもいで、と
よく似た部屋では
呼吸がかなしい
呼吸が
まったく叶わない、
なんてことにはなり得ないから
しんしんと、
かなしい
痛み、に
からだは染まらないから
...
空き地の真ん中に
青い椅子が置いてあった
誰かが捨てていったのか
少しだけ古ぼけて
四本の足をきちんと揃えて
誰かが座るのを待っているかのように
街は
かわらず
急ぎ足だから
にわか雨にも動じない
チラ、と
暗く続いた空をみて
街は
かわらず
明かりを灯しはじめる
明かりは
誰のためか、と
問われたならば
し ...
確かに歳はとったよ
正直に言うなら老いたのかも知れない
からだは正直に歳月を投影する
そりゃ60年も酷使してきたんだ
無理をすれば音も挙げる
死にかけたことだってある
でもぼくの精 ...
どんなにかわいいレオタードの女の子が空からおちてきたって
どんなに素敵なフィギュアスケートのあの子がおちてきたって
不細工を絵に描いたような柔道着姿のあの子がおちてきたって
わたしは
ほとんど ...
交通事故にあった
車と車がぶつかった
人と人がぶつかった
ぶつけた人も泣いた
ぶつけられた人も泣いた
それぞれの
家族も泣いた
涙は
枯れるのだろうか
壊れた車は
ぐちゃぐ ...
緑摘む前世あなたは月でした
見せブラを引きちぎり八十八夜
明日葉やソースで洗う銅コイン
行く春や時間泥棒多発中
横たわる比叡拝んだ今朝の夏
外来魚釣っては捨てて夏に ...
お母さん。喉乾いてませんか?お金は大丈夫ですか?
私は元気です。
初めて貴女への感謝が溢れた時、24歳の時でした。
命がけの出産、私の優柔不断の魂が、貴女を難産にさせてしまった。
...
同い年
杉本彩を
義母に見立て
よからぬことでも
しようかな
何かを守るため
大切なものを守るため
そうやって全てを失った
優しさが人を殺し
優しさが惑星を殺す
それでも時に、優しくならねばならない
強さを内に秘めたまま
ひそひそと
整列する樹木の影
それから枝先の細さ
並んでゆれるつり革の
ぶら下がるもののない
空のつり革に
うなだれて
立ちのぼる
カズコサン
閉じている窓の
短く手の届くあた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
変態短歌49
花形新次
短歌
1*
12/5/14 8:29
ハロー、ハロー。悲しい謳い人。
永乃ゆち
自由詩
4*
12/5/14 7:15
愛の果て
〃
自由詩
3*
12/5/14 6:59
孤独
〃
自由詩
3*
12/5/14 6:46
風とオルガン
南 さやか
自由詩
4*
12/5/14 4:10
嘘つきの宇宙
モリー
自由詩
10+*
12/5/14 3:01
参観日 / 幼稚園の記憶
beebee
自由詩
26+*
12/5/14 2:06
生きてるかぎり書けるもの
ホロウ・シカ...
自由詩
9+*
12/5/14 1:50
空に還る足跡
風呂奴
自由詩
4+
12/5/14 1:33
それ以上どこにも行けない場所
はるな
自由詩
8+
12/5/14 1:18
考えなくても考えてること
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/5/14 0:29
がっこ
小川 葉
自由詩
3*
12/5/14 0:07
母の日
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/5/14 0:04
圧縮軍
鯉
自由詩
2
12/5/13 23:49
現実へ
動坂昇
散文(批評...
1
12/5/13 23:32
ハート型の星
朧月
自由詩
3
12/5/13 23:30
水の陰
千波 一也
自由詩
3*
12/5/13 22:52
わるぐち
uminek...
自由詩
11*
12/5/13 22:39
かげぼふしのありくくに
salco
自由詩
13*
12/5/13 22:24
シーラカンス
千波 一也
自由詩
2*
12/5/13 22:23
素描Ⅰ
八布
自由詩
2
12/5/13 22:13
傘のない街
千波 一也
自由詩
3*
12/5/13 22:10
【否】
HAL
自由詩
5*
12/5/13 22:09
わたしの中のわたしから
草野大悟
自由詩
2*
12/5/13 21:54
事故車は語る
朧月
自由詩
3
12/5/13 21:41
俳句2012 5月上旬
北大路京介
俳句
17*
12/5/13 21:27
母への手紙
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/13 21:20
変態短歌48
花形新次
短歌
0*
12/5/13 21:15
秘めたままで
yamada...
自由詩
2
12/5/13 19:51
カズコサン
オイタル
自由詩
1
12/5/13 19:35
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
加筆訂正:
背伸びして窓をふく
/
石田とわ
[12/5/13 22:08]
5/13 改題いたしました
4.93sec.