テラスに出て月を見つめる
街明かりは月とは関係なく輝いている
夜を跳ね返そうとしているのだろう
ずっと起きているほうが楽しいだろう
きのうの夕方ぼくは誰もいない家に戻った
みんな俺が蒔いた ...
ホテルに四日間泊まり込み、自社の財務のシミュレーションを行った。
財務のシミュレーションとは、複式簿記の作成のことではない。
かつてドイツの文豪ゲーテは複式簿記を、『人間精神の最も立派な発明のひと ...
行きずりの
美女に
薄らと
青い影
午前7時の
ラブホ一室
茄子
人参
大根
牛蒡
迷うけど
やはり
私は胡瓜夫人
たくさんの羊たちを乗せて
母が猛スピードで
寝台列車を運転している
眠れない父のところに
早く羊を届けなければならなかった
車線変更を繰り返し
いくつもの列車を追い越して行 ...
どうしたら
あなたのこと
忘れられるのでしょうか
手の届かない人
その目 その声
ぬくもりに届かない人
虚構に恋したあなた
あなたと同じ気持ちのわたし
片思いでもいいの
...
こんなに長く生きるつもりはなかった
こんなに長く荒廃した街を彷徨うつもりはなかった
ただ、高みに登りたくて
{ルビ宙=そら}への階段を探していただけ
時間は無慈悲に流れ
すっかり年老いてしま ...
人間も焼けば油が出るわねと腹まわりさする君のしこ名は
妻曰く健診は品質管理の第一歩
ラブレター誤字と誤解は付き物か
懲らしめに柱に吊るした藁人形なれてみればチョット可愛い
五 ...
わたしが子供だったころ
誰かと一緒に居たいと願ったのは
寂しさからだった。
今わたしは寂しくはないのに
あなたと一緒にいたいと願っている。
私たちがみんなまだ小さかったころ
もっとたく ...
自分自身が 何かを 不満に 思った瞬間は
不満を感じた 相手に対して
もっと 他人の気持ちを 考えてみてよ
なんて 思うけれど
逆の時には 気付かぬ 鈍感な 私が
確かに ...
もうどんな言葉もいらない
一滴の涙が聞きたい
言葉はいらない 詩は不必要
・・・今、俺はお前の微笑みがただ見たい
どれだけある事だろうか
笑いのための笑い 涙のための涙
皆、目的因をも ...
ベランダの
干した布団に
陽があたり
昨夜のシミを
乾かしていく
新しい下敷きと筆箱
小学校に上がる頃
新緑が眩しくて
世界のすべてに希望が満ちている気がしていた
水泳 習字 ピアノ 絵画
同級生と通う教室
集中して 戯れて
成長の度に褒められてい ...
涙、君が居た夢の中。
目が覚めると、昨日と同じ夜中の2時。
思い出に縋って泣いていたんだ。
眠れない、夜。
きっと僕は君に成りたかったんだ。
無情な日々の年月は僕にとっては短過ぎて、
...
鳥の囀りが
風に乗り
詩になっていく
花の分身が
風に乗り
詩になっていく
雨の音符が
風に乗り
詩になっていく
ここで
みんなが
風を待つ
わたしの言葉も
風を ...
長い降り 明けて晴れ晴れ 澄み渡る 庭の緑の 縁のひと粒
便利だな 倒れる事を 前提に 膝と足首 上手に動く
こよこよと えさてにもちて ささげたる けさのわたしを きみはみている
...
無作為過ぎる
光線の向こう
落ちた椿と
濡れた路面
道路わきのドライフラワー
いくつかのスナック
そこに佇んでいるのは
たぶん年端もいかない子
...
羽がちぎれ
午後が見える
桃と乳の
濁りの音
近くにさわれぬ指の遠さ
水の層をつらぬく羽
大きな景から先に飛び去る
跡を跡に響かせたまま
午後の底の ...
僕は疲れた
海への道を進む
枯れ枝の軌跡を追う
その感動的なフレーズが生まれたのは偶然
はるかと名づけられた子供が
遠くを見ている
一生その名に囚われ続ける
その名から出ることはできない
...
なんでもなかった今日この日よ
こはく色の あめ玉になれ
3000年後に
ふりそそげ
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った
今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも
儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ...
久しぶりに触る鍵盤
升目のような 音の間に
重たい身を沈めよう
きっと
誰にでも
この譜面のように運命が
用意されているのだし、
それを辿って 生きれば
キモチ ...
嫁の尻に
赤味噌仕込み
一昼夜
明日の朝には
いい按配に
カロリーを
気にする僕は
敢えて言う
バター使うの
犬だけにして
きみの手を引いて
日がしずむ方へと川べりを下っていくんだ
すごいだろ
すてきだろ
たえまないせせらぎが聞こえて
ずっと向うのカーブから
潮のかおりを連れた風が吹いてくる
...
耳って鍵穴で
君がするりと入ってくる
なんにも言わずに
直に心にふれるから
こわくて
うれしくて
きっとだから泣くの
声って光りみたいな
音ってつかめない鎖
離れたら
もう思い ...
無数の車が海になだれ込んでいた
カプチーノの氾濫
暴走した都会
エス、ケープとカレーション
・涅槃・・
ちりちりと水位が増す
いつか髪は乾かないときがきて
それで ...
二日目のパジャマに 流行の柔軟剤が負けてゆく
水を足しすぎた絵の具のように
生身の柑橘の香りを手に残しながら
髪をとく 水彩画に映る自画像の鏡
床に就く 忘れ去られた ラベン ...
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち
なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって
この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい
まなこから鱗は ...
あとは
お任せいたします、
上手にもたれて
サボりましょ
問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある
お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ...
けれど
明るいほうから暗いほうをみたのだった
逆からよくみえるということに気づきながら
ぼくたちは暗いほうを暗いねと言い
明るいほうから笑いながらみつめていたのだ
赤いひかりだけが1つ2つ3 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スーパームーン
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/5/5 20:42
人間精神の最も立派な発明
〃
携帯写真+...
4*
12/5/5 20:25
変態短歌38
花形新次
短歌
0
12/5/5 19:05
羊列車
たもつ
自由詩
7
12/5/5 18:34
恋い焦がれて火から下ろす前に
いぬぐす
自由詩
2*
12/5/5 18:21
蒼穹
無限上昇のカ...
自由詩
7
12/5/5 16:41
美しき日々
梅昆布茶
自由詩
8
12/5/5 13:52
小さな手
長押 新
自由詩
1*
12/5/5 13:46
人生に住む
藤鈴呼
自由詩
1*
12/5/5 12:25
一滴の涙
yamada...
自由詩
0
12/5/5 11:23
変態短歌37
花形新次
短歌
0
12/5/5 10:47
文房具の時代
れもん
自由詩
4
12/5/5 10:40
カーテン越しに見える太陽の光がいつもより明るく見えた朝
雅寛
自由詩
0
12/5/5 8:55
風待ち峠
そらの珊瑚
自由詩
7*
12/5/5 7:59
短歌式
ドクダミ五十...
自由詩
1
12/5/5 7:09
閉まるドアと開くドア
ホロウ・シカ...
自由詩
6*
12/5/5 3:18
ひかり へだたり
木立 悟
自由詩
3
12/5/5 2:15
_
番田
自由詩
0
12/5/5 1:49
海への道
ふるる
自由詩
9*
12/5/5 1:34
あめ玉
euyih
自由詩
1
12/5/5 0:14
悲恋
ただのみきや
自由詩
11*
12/5/4 23:57
意固地なピアノマン
御笠川マコト
自由詩
4
12/5/4 23:32
変態短歌36
花形新次
短歌
0
12/5/4 23:07
フォーク・ソング
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
12/5/4 22:29
心の鍵穴
朧月
自由詩
6
12/5/4 22:25
ウォーター、追憶する
ayano
自由詩
6
12/5/4 21:42
二日目のパジャマ
朝焼彩茜色
自由詩
5*
12/5/4 21:14
離岸流
そらの珊瑚
短歌
7
12/5/4 21:09
トライアングル
千波 一也
自由詩
4*
12/5/4 20:33
おわかれ
nm6
自由詩
10
12/5/4 20:14
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
3063
3064
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
5.2sec.