気付けば時間は過ぎていきました
未熟で幼い私に対して
優しくしてくれる大人に戸惑いながら、私は大人になっていきました
過ぎていく久々に苦しむこともなくなっていきました
もう人は優し ...
はじめて生き物の最後を看取った
TVや本やゲームや映画や動画ではありふれてる 死
だけれど今度は違っていた
8年と半年の思い出を重ねてきた者の 死
それは美しい羽を持つ文鳥
つややかな羽 ...
新聞を 読もうとしたら 猫が乗る
淡く儚く散り逝く
切なく脆く飛び立つ
昇る音階に
合わせるように踏み出したおぼろげな勇気
迷い込んだのは
昔話めいた背景音の森
行方はなくとも
目指していた愛は遠くとも
叙情的 ...
準利き腕に持たす
縺れながら起動を試みる
連続せざるを得ない
一重しか着せられぬ魂の衣
天動説に猜疑心を得ぬ かつての利き腕
古びた微温湯に浸かった
自己愛に引きずり ...
フェンス越しに飛行場が見える道
直線一〇〇〇メートル疾走する車窓から飛行場を望む
さらにはるかかなた男体山と女体山の筑波山
ほかに前を遮る山も無く
秋には飛行場の薄の原
フェンス越しの軍隊が ...
君がたんぽぽなら 僕もたんぽぽ たんぽぽか向日葵 向日葵か太陽 太陽なら たんぽぽとの距離は遠い 約1億5千万キロメートルもある だから太陽はなし。たんぽぽなら、横で咲く。 #恋文
君が ...
卑怯であることを嫌い
国に命じられた責務を
誠実に果たそうとした人たちが
戦争でより多く死に
そうではなかった人たちが
より多く生き残ったと
仮定すれば
今の日本が説明できそうな
気が ...
どうやったら泳げるとか
ぜんぜん解らなくて
鉄の塊みたいな体を
しばらく放っておいてみた
どうやったら浮けるとか
考える暇なくて
ないフリしてて
どうして沈むのかを
真剣に考えてい ...
機嫌が悪いのは 昨夜の夢のせい
心の傷を抉り出しては曝け出す
夢の中の若い私に 昔の上司が声をかける
恋人とは上手くやってる?
男はタブーを口にする
長い耳の彼氏と暮らしていますよ
...
パステルな気分はなく
ドット模様で 毬つき
あんたがた どこさ
肥後 熊本
武者返しに反る
軟体の背筋凍る
手裏剣も跳ね返る
神経を磨いでおくんだな
急がば回れと石垣のパ ...
3000年まえの昨日が
光子のひとしずくとなって
表象の湖の水面をゆらす
今日の日常は
いつかみた夢の果て
こはく色のあめ玉
今日の夢は
彼方の日の明日
永久にそそぐ流れの一滴 ...
一編の音楽が世界を奏でている時
僕は一体、何を歌おうか?
世界が一つの交響曲である夜
僕は一体、何を叫ぼうか?
人々が一つの怨歌である今
僕は一体、何を怒鳴ろうか?
...
そこから先へ行っては行けない… という
暗示のように 朝の光が矢を放つ
冷たい水を両手にすくって流し込む
目醒めたばかりのあなたのくちびるに
夢の残像が立ち昇り
私は思わず虹を渡って 昨 ...
使用済み
ナプキン集め
腹満たす
非暴力主義者の
ヴァンパイア
降り注ぐ光集めて活性化心の闇が眩しいと言う
兄が聴く歌に影響されている父にギターを教えて貰う
感動の映画で涙溢れ出た無くしたはずの指輪出てきた
山間の旅館は人気高い場所自然の声 ...
俺は涙を流さない
なんでもかんでも理由をつけていとおしむのはもうやめにしたんだ
夏色にかわった東京タワーの向こう側に一番きれいな月が輝くカーブで
俺を乗せたバスは大きく左に傾いた
この銀行の角 ...
俺も大人になって人の痛みを知るようになり
今朝もあしたも街を見下ろす歩道橋をわたる
銀色の街は光の破片にみちているが
それも2時には消えてしまう
沈みかけた船から小さなはしけに思い切りジャ ...
きみはひとの途を
きみはひとの絆を
きみはひとの義を
いつも見下す目線で見ている
だからだろうね
きみはいつも憤懣を抱える
きみはいつも逆鱗を覚える
きみはいつも偽善を責める
...
愛するものに あらんかぎりの表現をあたえるために
図書館はある
道の途中で
トンビがピープルって 巻き舌ぎみに 私を呼ぶ
鳥に言われるまでもなく 私は人間さ
書物のよさ ...
太陽の 闇に隠れる 月明かり 光と影と 表と裏と
あなたの手を見ているとき
わたしは時折、魚のようだと思うことがある
別れ際にひらひらと
暗い海へとかえっていく
来た場所も行く先も知らないわたしたちが
誰かに与えられた名前を呼び合いなが ...
まぶたを 閉じれば 海は すぐそこ
関門海峡の潮の音
あっちのほうが長門そどな
長門には 鯨さんのお墓があるそどな
おおけな鯨のちいさな墓に 南無阿弥陀仏を奉じると
波をみな飲み込んでき ...
さざ波の僅かな飛沫さえ愛おしい
春から初夏への道のりは
小舟で海を渡る様に
儚くも危なげなモノ
飛べなくなったイカロスが クス、と笑う
白のシャツと海と小さい波が
あなたには とても似合う ...
満員電車の中での雑感
この状況というものを真夏の潮干狩りと比較してみたらどうだろうかと、ふと思ったのでちょうど満員電車の真上から見下ろすような光景を浮かべてみた。
掻きわけ掻きわけ探すのは貝で ...
とても疲れている
人間であることが 嫌だった
むしろ死んでいるのかも知れない
自分のことなんて どうだっていい
会社の便所で 夜空を見ていた
家に帰りたいと思う
そうである ...
空に向かって高く
超合金製の蟻の巣が
渦巻き状に伸びている
無機質でのっぺらぼうの蟻の巣も
夜になれば
綺麗に画一化された部屋には
優しい灯りが点り
街を照ら ...
俯いている
野の可憐
淋しさ
知りつくし
風のなか
すべなく揺れながら
なに思う
君
誰かにいつか
手折られる
のだろうか
それとも永遠の
忘却が
待っているのか
...
コンビニを出ると
誰かがお菓子の箱を開けて
ぽいっと捨てたセロファンが
ちょうど私の目の前に
空から垂直に錐もみしながら落ちてきた
ひとときのま
私の頭はどうにかな ...
例えば
渋谷のセンター街でうんこ座りしている若者を
通行の妨げになるからと追い立てるのは仕方ない
がしかしモラルを問うのは的外れである
何故なら
アルツハイマーのじじいなどは衆人環視で「本物 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さようなら
山岸美香
自由詩
1
12/5/25 17:36
産まれてきてくれてありがとう
いぬぐす
自由詩
4+*
12/5/25 17:07
私を見てと
きみのてを
川柳
3*
12/5/25 16:42
幾千幾億の高揚樹林
komase...
自由詩
2*
12/5/25 14:02
隻腕の利き腕
朝焼彩茜色
自由詩
6*
12/5/25 13:49
フェンス越しの関東平野二〇一二
……とある蛙
自由詩
6
12/5/25 13:31
5月23日 #恋文の日らしいので非公式RTした人にラブレタ ...
北大路京介
自由詩
11*
12/5/25 12:11
芯
眠り羊
自由詩
1
12/5/25 11:48
沈没
なきり
自由詩
2
12/5/25 11:22
雨音に沈む
無限上昇のカ...
自由詩
3
12/5/25 11:06
武者返し
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/25 10:25
あめ玉 その2
euyih
自由詩
3*
12/5/25 10:12
微風
yamada...
自由詩
0
12/5/25 9:51
Agua De Beber *朝の恋人たち*
南 さやか
自由詩
3*
12/5/25 9:48
変態短歌62
花形新次
短歌
0
12/5/25 8:44
活性化
夏川ゆう
短歌
1
12/5/25 8:40
International Klein Blue
カワグチタケ...
自由詩
4*
12/5/25 6:33
くだらない休日の過ごし方
〃
自由詩
1
12/5/25 6:32
ひとでなし
HAL
自由詩
5*
12/5/25 5:07
難破する図書館
るるりら
自由詩
31*
12/5/25 4:06
ムーンライトにサングラス
村上 和
短歌
3
12/5/25 3:22
約束
瑠王
自由詩
8+*
12/5/25 3:00
鯨の民
るるりら
自由詩
20*
12/5/25 2:59
はがゆい
岸かの子
自由詩
5+*
12/5/25 2:31
「潮干狩り」
ベンジャミン
自由詩
3
12/5/25 2:30
俺、38歳
番田
自由詩
2
12/5/25 2:12
蟻の巣
灰泥軽茶
自由詩
11*
12/5/25 1:28
風のなか
もっぷ
自由詩
7
12/5/25 0:41
セロファンの幻
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/5/24 23:46
うんこ座り考
salco
自由詩
7*
12/5/24 23:21
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3050
3051
3052
3053
3054
3055
3056
3057
3058
3059
3060
3061
3062
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5.06sec.