食卓の上に
水の入ったコップ
そのすぐ脇を
ランナーたちが走っていく
誰も水を取らないから
ここは
給水所ではないらしい
台所から夕食の支度をする
包丁の音が聞こえる
や ...
計算に満ちたつぶら
その狭間でエセ素知らぬ
大胆に満ちた豊潤
その狭間でエセ鈍感
受動態のまま
都合よき展開を待ちわびるシンデレラ
地底すれすれのあまた
可愛そうにと手を差し伸べた
...
夏に向け
ビキニライン処理が
必要でしたら
御用命ください
陰毛が
透けて
蜘蛛の巣
白水着
罠にかかった
蝿は俺です
ランジェリー
...
白菊の歌声が
偲ぶあなたの
墓標前にて
一人雨に
濡れながら
西脇の詩集を
繰ってみる
詩のまことが
こぼれますように
と
紅の傘は
忘れられて
かなしく倒れて
朽ち ...
雪道の直線を通りすぎて春は、
来ましたか
今は真冬、雪国の
雪と暮らす。私は
独りいつまでも
春を待つ。果して
いつか
空は澄み渡り澄み切って
いずれ
風も青く染まる ...
カリフォルニアオレンジの
レースのカーテンが開く
朝靄がかった滑走路から
無人の戦闘機が機首をあげ
オレンジに光沢した
カーテンをふりはらい
飛びたっていく
...
楊芽吹き夕日の果ての梨樹園
文字もなくベランダに茂るパピルス
世界は塵
・・・今日の雪のような
僕は傘を差す
君を待って
傘の上には雪
雪の上には雲
そして雲の上には空が
空の上には宇宙が・・・ある
君は僕に会いに
電車に乗ってやってくる
僕 ...
柔らかい陽射し
を想像して
パンを齧る
粉々に別れて
散っていく
皿を飛び越え
ぽつぽつ
ぽつぽつ
と
光が
空の壁を抜け
消えてゆく
遠い笑みの 細い柱
石の路の夕べの先
午後が雷を呑んだあと
あたりは暑く静かになり
失くしたものを数えだす
進む方へ 傾 ...
なまえのない、
もう6月になろうとしていた、何だかとても暑い日々が続いて、窓を開けると初夏の空気が流れ込んできた。
もうすっかり、夜は明けようとしている。まだこんなに早い時間なのに、時々音 ...
そして幕が閉じる
舞台化粧を落とすと誰が誰だか分からない
勇敢な騎士は土曜の朝に生ごみを出す係りらしい
美しいお姫様の鼻はとんがっていつも人を見下している
けれど一番分 ...
母さんの優しさに頼り切っていた十四の頃の海は真緑
深海のクジラの骨に囲まれて眠っています空を夢見て
いつの日か母と歩いた海岸線足跡などは跡形もなく
海原に虹を見たのかあの人は輝け ...
ぼくの時は老いてしまった
ぼくの時は錆ついてしまった
ぼくの時は過去になってしまった
ぼくの時は昔話になってしまった
ぼくの時はもうそれを知ってしまった
ぼくの時は近 ...
愛し合う事は海に潜る事と似ている
どこまでもどこまでも深く潜ってゆく
その内上も下も分からなくなる
そして気付けば独りきり
愛に溺れるとはこういう事 ...
ぬくもりが欲しかったから受け入れた
心臓のないブリキ男脳みそのない案山子のような
オズは遥か遠くたどり着けない理想の芝生
優しい嘘に溺れるふりをするくらいには大人 ...
友達をナイフで刺した後で
僕は 出かけた
勝利の 酒を 飲んで 笑った
傷のある道だよ歩くと痛がるよ
銀色の風吹き電車落ちてくる
線路から君のささやき聞こえます
屋上で台風誘いベリーダンス
UFO直視し視覚野犯された
頼り ...
なくなってしった
なくした
ついていきたい
つきたい
無くなって識った
亡くした
吐いて去きたい
浸きたい
雨のおと
あと
天国の
鴎はイルカ
半殺し
...
ケンタッキーが
応援している
いつかの
ケンタッキーが
いつかの
わたしたちを
ケンタッキー
として
雨粒ひとつ、靴の穴から入った
靴下を少し濡らして、汗に混ざった
雨粒ひとつ、あっという間に体温で消えた
空からまっすぐ靴の穴に、飛び込んで
靴下の泥と汗と混ざって消えて
なあ、やるせ ...
みどりのあじさい
なにしてる
なんの準備をしているの
ぶあついざわざわ葉っぱっぱ
花が咲いたらだあれも見ない
みどりのあじさい
なにしてる
なんの準備をしているの
数千本のマイクをむ ...
君が手の中に包んで連れてきた
蛍 はかない光
いっぱいいたよと言う
君の顔も輝く
放つ夜の風は
柔らかな色
一緒にとんでいきたいと
密かに心で想った
蒼黒い緞帳が降りた
幽かに
赤みを裾のに遺して
点滅灯を引き描きながら
輸送機らしき飛行体が
重いからだを
じわじわと傾いでいく
その向こうは
...
星の余韻にひたされて
自転車の窓を開ける
白い胞子を吸い込んで
肺がケホンと拒絶する
ペダルを恋でどこまでも
そんな気持ちでいたけれど
ハンドルが糸を引く
いっぱいの花が咲いてる
...
オツカレーター エレベーター
エスカレーター ナイター途中
ゲーマーじゃあ 有りません故
ルール 分からず 四苦八苦
ガツンと飲ます つもりの酒に
更に 煽られ ガツンと 擦った
...
さあさあさあ
さあさあさあ
むらさき色の匂いがする
甘いような
空が、風が、土が、
やわらかく濡れて
空気はひとつ、きれいになるの。
胴
頭の数ほど胴はなし
どうどう巡りの頭達
どれもこれもが何かが足りぬ
たりぬ住居をきめねばならぬ
悲しみを食べて
生きていけたらいいのに
そうしてあなたを
からっぽにしてあげるのだ
あなたの悲しみを食べたいのです
もう泣かなくていいように
もう しんでしまってもい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
給水所
たもつ
自由詩
4
12/6/1 18:52
また、逮捕されたんだ
komase...
自由詩
2*
12/6/1 18:28
変態短歌74
花形新次
短歌
0*
12/6/1 17:49
偲ばれる墓標
もっぷ
自由詩
8
12/6/1 16:15
雪国
こしごえ
自由詩
5*
12/6/1 15:20
夜明け
takano
自由詩
2*
12/6/1 14:34
ナイルも知らずに
m.qyi
俳句
1
12/6/1 13:32
宇宙を通って
yamada...
自由詩
3
12/6/1 10:33
パン
佐藤伊織
自由詩
2
12/6/1 10:18
洞へ 夜へ
木立 悟
自由詩
3+
12/6/1 8:59
なまえのない、
itukam...
自由詩
0
12/6/1 6:01
舞台
永乃ゆち
自由詩
5*
12/6/1 4:46
海
〃
短歌
1*
12/6/1 4:36
時
HAL
自由詩
3*
12/6/1 4:32
溺れる
永乃ゆち
自由詩
3*
12/6/1 4:18
オズの男
〃
自由詩
4*
12/6/1 4:12
グッドバイ
番田
自由詩
1
12/6/1 2:28
小指から全速力で
ふるる
川柳
8*
12/6/1 0:19
不治
杳
自由詩
0
12/6/1 0:06
天国の
TAT
短歌
1
12/5/31 23:35
ケンタッキー
小川 葉
自由詩
1
12/5/31 23:25
雨降りお月さん、そらみてこんばんわ。
プル式
自由詩
5*
12/5/31 22:23
みどりのあじさい
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/5/31 21:44
手の中の蛍
朧月
自由詩
4
12/5/31 21:12
日没の空に
takano
自由詩
1*
12/5/31 20:47
初恋
mizuno...
自由詩
4
12/5/31 20:38
放物線
藤鈴呼
自由詩
1*
12/5/31 20:17
雨
aria28...
自由詩
2
12/5/31 20:15
胴
田園
自由詩
3
12/5/31 20:07
霧を食む
霙小町
自由詩
1
12/5/31 19:28
3015
3016
3017
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
3052
3053
3054
3055
5.36sec.