赤い 熊出没注意の看板の右端上に
白い小さな張り紙で「最近」と補足されている
死ぬことより死に方が問題だ
熊に食われるのは天罰のようでどうもいけない
残された妻と子が葬儀の席で困ってしまうだろ ...
単眼を置き
銃を肩に外した
穴の中で
泥のように眠る兵卒を
撃つことはない
赤い砂が流れていく
石灰で暖をとり
廠舎の壁にもたれ
レーダーで
空爆位置を確認する
朝にな ...
ねえ
これが、
産まれたての時間。
そう言いながら少女が
綿飴をひとつ、ぼくにくれた
まぶしい屋台の{ルビ犇=ひし}めき合う
貧しげな七月の ...
パフォーマーは反応を見る ステージのふもとの野に咲く感動屋さんを
パフォーマーは催眠されない 驕り濁らず厳かに 太陽を演じる
その使命に 黄昏のアレルギーが目に沁みる
パフォーマーは自分を ...
裏路地で
旧知のゾンビに
声かける夜は
一応逃げ道を
視認しといてからかけろ
...
策をねって
近寄りそうな
場所に
わなを張る
なんとはなしに
近づく
雰囲気に
圧倒される
ちょっとだけ
すぐに逃げよう
麻薬と同じ
術中の蝶
{引用=チョコドー限 ...
彼女は憎しみでできている
彼女は恨みで構成され 夢見るのは血まみれの復讐
声は甘美な果実のよう
触れれば毒に蝕まれ 魂を腐敗させる
まるで天使のふりをした悪魔のように
慈愛に満ちた微笑み ...
もう少しで手もつないでくれなくなってしまいそうなほど
大きく成長してくれた君と二人で湖へ出かけた
とても嬉しそうに満面の笑みを向けて
本当に楽しそうにたくさん駆けまわっていた
私の ...
夏頃から 気になって居た
昆布みたいな ドロドロの物体に
今日 触れたんだ
真夏は カピカピに 乾いていて
ソレが 何なのか
想像も 出来なかった
例えば 川原で バーベキュー ...
お嬢さん
あなたがあなたを
思うほど
他人はあなたを
思っちゃいない
巨大盛り
ラーメン完食
失敗し
自分探しの
旅に出かける
宝物
この ...
皐月の日茶会に出でて妻と共心を知りぬ茶と花と椀
茶の師匠話しつづきて由来などあまさず知りしと覚えたりけり
茶の味は苦しともなし窓の外サツキが咲きておりにけるかも
鳥と話そうとする者がいた
鳥は陽気にさえずり明るく応えた
石と話そうとする者がいた
石は沈黙したまま
ただその表面に瑞々しい苔を宿らせ
思いを告げていた
森と話そうとす ...
些か眠りの底を掬い上げて 見あげる空には、白いワンピースのお空がふあんふあんとしています
その白いひだをどなたか、見ませんでしたか?
しずかに落着したあおみどりのことりを知りませんか ...
私の穢れも
あなたの澱みも
総て吸い込まれていく
何も無かったかのように
チョモランマ チョモランマ 世界一
死んでゆけ死んでゆけ答えなど無い
世間体 世間体 事故死
星を割る 星を割る ただ美しい
誰ですか 誰ですか 私
綺麗な女 綺 ...
回りは何もくっつかない空気が佇む 曇りの外気に文句はない
プラスにもマイナスにも ぶれない数値 平常心 圏外の感動は小波
大きめに砕いた珈琲豆 酸味嫌いも薄い酸味 熱さだけ口移し
今 ...
やさしい歌を歌いたかった
誰も歌ってくれなかったから
野ネズミが騒がしく街を出てゆく
荒廃と言う名がふさわしい場所
私は鎖に繋がれたまままた眼を閉じる
夢 ...
夜の果てを
伝わり
私の声は
電波のように響く
タワーマンション253Fに
幽閉されたかのような
あの子の元へ
私は受け取った
彼の声を
地下53Fに住む
奴隷のような暮らしを ...
地球に月の影おちる
いつもは月に地球の影
いつものお返し月の影
地球に月の影おちる
月曜日
いまの宇宙の法則に
スナオにそれに従って
静かに黙って交差して
...
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する
なんであいつがリーダーやねん?
そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
...
日本という国についてを考える。今の時代の中で、我々がするべき行動とは何だろう。我々が培ってきた細かな技術力は、世界の平和を見据えることができるだろうか。全くできないだろう。同時にサービス業も頭打ちにな ...
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ
ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ...
きょうとあしたはいつ入れ替わるか
じっと待ったが気配はない
秒針過ぎてきょうは早早
不運を占う余念がない
きのうときょうを掌るもの
わたしをあしたに連れてかない
分針ふふんとずんずん進 ...
昔は 汚れているのが 当たり前だったのに
こんなにも 不衛生を 嫌う 世の中で
衛星を 眺めながら
白衣を キチッと 合わせる
其処に 一ミリたりとも
雑菌が 入らぬように
...
じめじめと蒸し暑い日でした
それは一目ぼれと言っても過言ではない衝撃
帰りの飛行機、声を殺し嗚咽をもらしながら泣く中学生
恋を知った
お酒もたばこも解禁だ
貴女に引き摺られる、引き寄 ...
あなたに追いつきたい。確定させたい。
素肌や、くちびるや、往来の熱のこと。
恋のはなしだ。
わたしは、いつも恋のはなしばかりしている。
嵐のように荒れて、きみが部屋を出たあ ...
はらはらと花のすずろに散る夜の
天に半月血膿のおぼろ
鉢巻の日の丸手向けきりもみで
修羅が散花の空挺部隊
施餓鬼会の夜風に濁声放ちます
モンペ逆子の父恋唱歌
皮膚病の犬のあばら ...
新緑は街灯に照らされて
青信号はLEDで
悲しいことは風のようで
原因がみえなくて
ハーブティーの甘い匂い
反対にくさい匂い
絶望とおんなじ緑の繁茂
五月の闇 ...
あの家の鎧戸が
開いてるところを見たことがない
ここに越してから
ずっと
表札はない
人が住んでいる気配も
ときおり
玄関ポストに落とされる
手紙
軒先に吊された軍手
...
きみは髪留めをもらった
母からの誕生日プレゼントだった
青と赤のガラスを
茶色のゴムがつないで
ゆらせばカチカチと
きれいな音がした
きみは毎日それを
学校につけていった
アメリカ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
こごみの天ぷら
ただのみきや
自由詩
22+*
12/5/20 22:07
battlefield
mizuno...
自由詩
2
12/5/20 21:54
綿飴
草野春心
自由詩
19*
12/5/20 21:23
パフォーマー
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/20 21:02
_
TAT
短歌
0
12/5/20 20:05
術中の蝶
ペポパンプ
自由詩
6*
12/5/20 19:55
復讐に溺れる
無限上昇のカ...
自由詩
3
12/5/20 19:07
大好きな君へ
桜 歩美
自由詩
6*
12/5/20 18:42
昆布の旅立ち
藤鈴呼
自由詩
2*
12/5/20 18:12
変態短歌56
花形新次
短歌
0
12/5/20 18:12
茶会
生田 稔
短歌
0
12/5/20 16:15
対話
蒲生万寿
自由詩
4*
12/5/20 15:56
風
マーブル
自由詩
2*
12/5/20 15:04
排水溝
れもん
自由詩
4
12/5/20 13:22
自由律 青山
北大路京介
俳句
9*
12/5/20 11:07
曇りの外気を害さず
朝焼彩茜色
自由詩
6*
12/5/20 11:00
子守唄
永乃ゆち
自由詩
2*
12/5/20 10:04
一つの声
yamada...
自由詩
3
12/5/20 9:50
スナオな影
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/5/20 4:03
深夜のファミレス
〃
自由詩
11
12/5/20 2:40
日本の責任
番田
自由詩
1
12/5/20 2:24
謎の真実
梅昆布茶
自由詩
18
12/5/20 2:13
なんてったって
もっぷ
自由詩
5
12/5/20 1:58
胡坐くらいは許します
藤鈴呼
自由詩
2*
12/5/20 1:15
貴女は読まなければならないんだよ
石川チヨコ
自由詩
5
12/5/20 1:05
その祈りは、とても細く硬い針のように振れて、きっと何者もきず ...
ねことら
自由詩
5
12/5/20 0:24
血判
salco
短歌
7*
12/5/19 23:43
五月の闇
吉岡ペペロ
自由詩
1
12/5/19 23:23
隣家
mizuno...
自由詩
1
12/5/19 23:09
prominence
〃
自由詩
2
12/5/19 22:38
3011
3012
3013
3014
3015
3016
3017
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
3045
3046
3047
3048
3049
3050
3051
加筆訂正:
変態短歌56
/
花形新次
[12/5/20 20:53]
タマキンを書いていたら思いついたので一首追加
4.73sec.