一、告白
{引用=
飛行機が頭上を通りすぎている さよならのなか密かな発作
骨の間を縫うように飛ぶ飛行機に印字する風 わざと会いたい
透明に傾き無色の戦場を駆 ...
好きな人ができる
一緒に居たいと感じる
想いを伝える
どのときが一番幸せなのか
わからずに歳をとる
お皿から箸で拾い上げ
口に入れ
その味を楽しむときが幸せなら
想いを受け ...
くるぶしからキスをして
部屋の灯りはすべて消して
わたしの乳房をまさぐるその手が
あの人のものだと思いたいから
背中から愛撫して
声をあげないで
わたしの陰 ...
「やっぱうまくいかんわ」
すれ違った会社員らしき人が
携帯で話しよった
「やっぱうまくいかんわ」
(ほんまにそうじゃな・・・)
ウチは自分の事を言い当てられたかと ...
貴方の指が欲しい
貴方の瞳が欲しい
貴方の睫毛が欲しい
貴方の背中が欲しい
貴方が欲しい
全部棄てるから
貴方だけが欲しい
どうかしたのと
問われれば
べつにとしか答えられない
どうかしたこと
狭い空
窮屈な大地
一点しか見つめられない
夕焼けの海
雲の色
どうかしたのと
問われれば
べつにとしか ...
彼と約束を交わした次の朝
私は白夜へ旅に出る
針千本いがぐりだってのみこんでみせる
吐いてしまいそうに幸せな
絡めた小指のためなら
願わくば、
彼との約束の証が
ここにあれば
...
たくさんのバナナ一キロ
ふさふさのバナナ一キロ
食べても食べても減らない
いや増えているような気がする
もうちょうど食べごろで
蜜のような味がする
強烈な南国の香り ...
つら過ぎて
泣いて明かした
夜でさえ
臭い強烈
放屁連発
女房の頭
撃ち抜いたとしても
才能あれば
逸話になるさ
そのはなさくやひめ
どの花が咲くの?
そのはなさくやひめ
咲く花を教えて
黄昏は縹色
マーシュマロウと
柳のウィローは
金星を食べてしまった
夕刻のシリウスを隠して
天狼 ...
クラムボン
それはクライムボーン
眩むほど真っ白に洗われた犯罪の骨
かぷかぷ笑うホネホネ生物
それから賢治
これは世界樹のドングリ
猫が短くニャニャと鳴くとき
世界中のドングリのひと ...
飛んで跳ねて
飛んで跳ねて
俺の好きな踊りを見せてくれるかい?
地面に打ち付けられた屈辱を
取り返すかのようにJUMPING
今夜も川に流れていくのかい
俺の足も洗ってくれよ
その清 ...
掃除をしてくれている人がいなくなった頃に
もう一度、あの人に逢いたい。
僕も一度は句読点と
さよならしたいと思ったことがあったけど
でも結局、駄目だった。
帰ってくる(べき)場所に
...
娘さん
未だ独り身の
草食系に
「飲みたい」なんて
言うもんじゃない
君のため
バーを探して
三千里
弾む足取り
下見する夜
「こんにちは」
「夜やから違う、
こんばん ...
言葉が嫌いになりそうです。
と、書いているのも言葉であるので、
書くのが嫌になりそうです。
と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、
伝えるのが面倒になりました。
...
嫌なこと
すべて忘れて
歌おうよ
♪タンポン
♪タンポン
♪タンポンポン
使用済み
ナプキンに
水含ませて
育てた花は
血の色になる
かつて
南ヨーロッパのとある
国の丘陵地帯に
歩く丘がいた
褐色の肌を晒し
雨期には溢れんばかりの
涙を海まで流し
風期には
丘に寄生した樹木が
...
また会えること楽しみにしてるから
小、中、高と慣れ親しんだ街で
兄も弟も都会に移り住んで私と父と母での都会暮らしが始まって
何だか寂しくて
今でもこの都会から故郷へ戻りたい気持 ...
気付けば時間は過ぎていきました
未熟で幼い私に対して
優しくしてくれる大人に戸惑いながら、私は大人になっていきました
過ぎていく久々に苦しむこともなくなっていきました
もう人は優し ...
はじめて生き物の最後を看取った
TVや本やゲームや映画や動画ではありふれてる 死
だけれど今度は違っていた
8年と半年の思い出を重ねてきた者の 死
それは美しい羽を持つ文鳥
つややかな羽 ...
新聞を 読もうとしたら 猫が乗る
淡く儚く散り逝く
切なく脆く飛び立つ
昇る音階に
合わせるように踏み出したおぼろげな勇気
迷い込んだのは
昔話めいた背景音の森
行方はなくとも
目指していた愛は遠くとも
叙情的 ...
準利き腕に持たす
縺れながら起動を試みる
連続せざるを得ない
一重しか着せられぬ魂の衣
天動説に猜疑心を得ぬ かつての利き腕
古びた微温湯に浸かった
自己愛に引きずり ...
フェンス越しに飛行場が見える道
直線一〇〇〇メートル疾走する車窓から飛行場を望む
さらにはるかかなた男体山と女体山の筑波山
ほかに前を遮る山も無く
秋には飛行場の薄の原
フェンス越しの軍隊が ...
君がたんぽぽなら 僕もたんぽぽ たんぽぽか向日葵 向日葵か太陽 太陽なら たんぽぽとの距離は遠い 約1億5千万キロメートルもある だから太陽はなし。たんぽぽなら、横で咲く。 #恋文
君が ...
卑怯であることを嫌い
国に命じられた責務を
誠実に果たそうとした人たちが
戦争でより多く死に
そうではなかった人たちが
より多く生き残ったと
仮定すれば
今の日本が説明できそうな
気が ...
どうやったら泳げるとか
ぜんぜん解らなくて
鉄の塊みたいな体を
しばらく放っておいてみた
どうやったら浮けるとか
考える暇なくて
ないフリしてて
どうして沈むのかを
真剣に考えてい ...
機嫌が悪いのは 昨夜の夢のせい
心の傷を抉り出しては曝け出す
夢の中の若い私に 昔の上司が声をかける
恋人とは上手くやってる?
男はタブーを口にする
長い耳の彼氏と暮らしていますよ
...
パステルな気分はなく
ドット模様で 毬つき
あんたがた どこさ
肥後 熊本
武者返しに反る
軟体の背筋凍る
手裏剣も跳ね返る
神経を磨いでおくんだな
急がば回れと石垣のパ ...
3000年まえの昨日が
光子のひとしずくとなって
表象の湖の水面をゆらす
今日の日常は
いつかみた夢の果て
こはく色のあめ玉
今日の夢は
彼方の日の明日
永久にそそぐ流れの一滴 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
短歌二篇
佐藤真夏
短歌
4*
12/5/26 2:29
想う
marux2
自由詩
1*
12/5/26 2:01
くるぶしからキスをして
永乃ゆち
自由詩
2*
12/5/26 1:33
人生
〃
自由詩
4*
12/5/26 1:11
欲しい
〃
自由詩
1*
12/5/26 0:40
どうかしたの
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/5/26 0:11
約束を交わした次の朝に
ゆき
自由詩
1
12/5/25 23:22
特売バナナ
灰泥軽茶
自由詩
10*
12/5/25 23:08
変態短歌64
花形新次
短歌
0
12/5/25 22:12
片すみのスミレ
海里
自由詩
1
12/5/25 21:25
やまなしの熟す頃
〃
自由詩
1
12/5/25 21:25
ダンス
黒髪
自由詩
4*
12/5/25 21:14
こころの物心
yuugao
自由詩
2
12/5/25 21:02
神戸の夜
殿様が得る
短歌
1
12/5/25 20:34
ショコラケーキと脂肪酸
faik
自由詩
9*
12/5/25 20:05
変態短歌63
花形新次
短歌
0
12/5/25 19:44
伝説の丘
takano
自由詩
4
12/5/25 18:24
愛する場所
岸田みさこ
自由詩
4
12/5/25 17:58
さようなら
山岸美香
自由詩
1
12/5/25 17:36
産まれてきてくれてありがとう
いぬぐす
自由詩
4+*
12/5/25 17:07
私を見てと
きみのてを
川柳
3*
12/5/25 16:42
幾千幾億の高揚樹林
komase...
自由詩
2*
12/5/25 14:02
隻腕の利き腕
朝焼彩茜色
自由詩
6*
12/5/25 13:49
フェンス越しの関東平野二〇一二
……とある蛙
自由詩
6
12/5/25 13:31
5月23日 #恋文の日らしいので非公式RTした人にラブレタ ...
北大路京介
自由詩
11*
12/5/25 12:11
芯
眠り羊
自由詩
1
12/5/25 11:48
沈没
なきり
自由詩
2
12/5/25 11:22
雨音に沈む
無限上昇のカ...
自由詩
3
12/5/25 11:06
武者返し
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/25 10:25
あめ玉 その2
euyih
自由詩
3*
12/5/25 10:12
3004
3005
3006
3007
3008
3009
3010
3011
3012
3013
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3017
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
3041
3042
3043
3044
加筆訂正:
産まれてきてくれてありがとう
/
いぬぐす
[12/5/25 17:37]
最終連を変更しました。
4.33sec.