明かりのない道を歩いている
幸せではないがどこか安心できる
昼間の歩幅からは想像できないほど
短く摺り足で進んでいる
確実な一歩のイメージとは遠く
でも進んでいる

目的地はあったのかも ...
森のなかにひかりの妖精が住んでいることをアーヤは知っています

見たことはないけれど知っています

森のなかに足を踏み入れると辺りはほの暗くなりました

アーヤはうえを見上げます

木漏れ日がちらちら ...
アーヤは森を眺めるのが大好きでした

森の甘い匂いがアーヤの鼻を撫でています

森のうえでは雲がぐんぐん姿をかえてゆきます

とうとう青空だけをのこして雲は見えなくなりました

森のやわらか色の緑はず ...
君はいつも笑顔だね。

君はけっこう考え込んでるね。

君はたいてい一人でやっちゃうよね。



ねぇ。

がんばり過ぎんなよ。

たまには休めよ。


私が ...
あなたって優しいけど、ずるいね。

あなたって鋭いけど、無知ね。

あなたって良い人だけど、ダメな男ね。

あなたって、あなたって、あなたって。

それでも愛してたのよ。
彼女は生まれつき右手に銃を握っていた
やがて彼と出合った彼女は
左手で彼の手を握り
右手で彼の心臓を打ちぬいた

彼の体を突き抜けた弾丸は
二人の暮らす小さな部屋の
白い壁に黒い歪を残し ...
 
中途半端な知識は
無知に等しい
 
中途半端な愛は
苦しみを生むだけ
 
中途半端な覚悟は
言い訳の余地を残すため
 
何もない
風だけが 吹いていた
夜の食べ物が
遙か彼方から迫っていた

休みが欲しい
一日中日差しを 浴びたい
とても疲れていた だけど
そう思うのは 何故なんだろう
巨乳に触りたい
それが君の本当


耳を舐めたい ももを撫でたい

それだけ。


でも

でもじゃない、それが君の、リアル。
ありったけの、生身。


...
彼女の赤は優しかった

激しさの中にある
少女の純粋
目に優しいのだ

アクリル画は
なお

ピンクを孕んだ赤だ

長い闘いの中で 手に入れた
永遠に続く
才能と力も

きっと 生まれ育った ...
砂浜に咲いた花の下には
小さな世界がいくつもある

それは家族だったり友達だったり
恋人だったり恋人未満だったり

強い日差しを背中にうけて
パラソルはそんな小さな世界をつつむ

は ...
今まで震災後についての色々に何度となく触れてきたけれど
宮城県民として何かしらやはり言った方がいいんだろうなと思うので書きます


http://mainichi.jp/select/news ...
ひとりになりたい
全てを投げ出して外に出たい
窓を開け放ちたい
良い季節が来たことを実感したい
人の手が入っていない自然を捜しに行きたい
そんなものは無いよと告げられたい
それもそうか と ...
ニーラは{ルビ主人=マリック}の為に
四種のカリーを毎日作る
チキンのカリー 豆のカリー
マトンかさかな 野菜カリー
グジャラートは三人の女中に
朝昼晩を割り当てている
そうしてその日一等 ...
バスが来たと思ったら
ゴミ収集車だった
待っていたゴミを
ひとつ残らず乗せていく
収集されずに残されたわたし
ふたたびバスを待ってると
停車せずに走り去っていく
ゴミ収集車が ...
檻の外に
世界があると思っていた

檻の内側が
世界だと教えられた

気がつくと
道が開かれていた

ごめんなさい
お母さん

やっぱりここが
世界だった

...
ベロニカ
君を裸にしよう

そのシャツのボタンをはずして
ブラのホックもとって
紙吹雪の様にまき散らしてくれ
この四畳半のアパートに

そのスカートを下ろして
ソックスも脱いで
倒 ...
忘れ物を取りに
真夜中
オフィスに向かう

追いかけてくる
警備の人を置き去りに
マスターキーで
ずんずん進む

いかめしい
暗証番号も
全部ぜんぶチャラにして

そうか
...
知っているか 心には本文があることを
もし君が嘘ばかりついていたら
君は自分でその嘘を信じて
君の顔は仮面そっくりとなって死ぬ
その君の死の時、ようやく仮面はゆっくりと剥がれ落ち
自然は自己 ...
生命が死ねば
そこに別の生命が入り込む
人が死んで遺体となれば
そこに細菌や虫が湧くように
この自然の中で
死んでいるものなど何一つない
あの広大な死の空間ーーー宇宙から
結局、我々が生 ...
向こうの空はもうすでに暗くなりかけている
太陽がビルの横顔をしゅ色に燃やしている
燃えかすの灰みたいな雲が
今日の寝床をさがしてただよっている

泣き出しそうな指先は
握りしめずに
どう ...
仲間意識?馴れ合いかも
良いところばかり誉めて
しあわせな気分にさせて
だってそうしないと
もう一緒にいられなくて
のけものにされるもの
アスレチックを潜り抜けて
椅子やベンチをバリケードにして
右へ回り込んで左へ駆け抜けて
追いかけまわった理由は何だったかな
                   120428




ムンクの本当の叫びを60億円で落札した
個人蔵だったから始めて見る人も多く
予想外にオークションは落ち着いていて
競合 ...
花体にもさくら{ルビ一片=ひとひら}にもさくら

一人にもさくら大勢にもさくら

木末にもさくら手のひらにもさくら

都会にもさくら陸奥にもさくら

野山にもさくら街ごとにもさくら
...
 
 
水面、生まれたての木漏れ日
酸化していく時計と
ミズスマシのありふれた死

導火線を握ったまま眠る
わたしたちの湿った容器は
身体と呼ばれることに
すっかり慣れてしまった
...
亡霊たちが
彷徨う
ニュータウン
とかつて呼ばれた
住宅街




日が経った
カレーは旨い
というけれど
一週間目は
さすがに飽きる





塗ってもいいし
...
安価な着色料で
染め抜いたような
オレンジの夕暮れ
粉末を飲み込んだ
雲を溶かすマグマ

アーティフィシャルな
世界が
夜に消える前の
アーティフィシャルな
この光景は
たぶん
...
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ...
原発に反対したからといって
わたしたちの生活は

なんら

かわることはなかった



草はしげり
川はながれ
とりたちがよこぎり

かわっていくのはわたしたちの方


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暗い道marux2自由詩1*12/6/6 4:48
(第2話)アーヤと森とふしぎなひかり吉岡ペペロ携帯写真+...412/6/6 4:48
(第1話)アーヤと森とふしぎなひかり携帯写真+...312/6/6 4:42
永乃ゆち自由詩2*12/6/6 4:41
あなた自由詩1*12/6/6 4:36
彼女には赤いドレスがよく似合う只野亜峰自由詩112/6/6 4:18
中途半端次元☆★自由詩4*12/6/6 2:26
欲望は味方番田 自由詩212/6/6 2:24
トラックまきしむ自由詩2*12/6/6 2:14
優しい赤森の猫携帯写真+...9*12/6/6 1:15
「パラソル」ベンジャミン自由詩312/6/6 0:51
何が見えてますか?ブルーベリー散文(批評...1*12/6/6 0:27
百行書きたい水瀬游自由詩312/6/6 0:22
クリニズムsalco自由詩16*12/6/5 23:59
停留所小川 葉自由詩212/6/5 23:32
熊牧場自由詩112/6/5 23:13
ベロニカまーつん自由詩6+*12/6/5 23:06
マスターキーuminek...自由詩8+*12/6/5 22:41
仮面の下の心yamada...自由詩312/6/5 22:24
生命が死ねば自由詩312/6/5 22:24
陽が落ちたらおうちへ帰ろうマフラーマン自由詩2*12/6/5 21:17
仲良しだものごみだめ自由詩012/6/5 21:06
かけっこのわけ只野亜峰自由詩2+*12/6/5 20:04
空のひだまりあおば自由詩8*12/6/5 20:00
さくらさくら小池房枝俳句4*12/6/5 19:55
湖畔たもつ自由詩812/6/5 19:55
変態短歌78花形新次短歌012/6/5 19:23
金星の夕焼け和田カマリ自由詩2+*12/6/5 19:21
ルフランnonya自由詩25*12/6/5 19:08
そらへむかって (声/初音ミク)モリマサ公自由詩512/6/5 18:50

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4.81sec.