あなたの子孫は
とても大きくなった
世界樹の森で
苗木のように
小さかったのに

投げ捨てた恋の芽は
こんなに大きくなるものか
こんなに

おもかげを残すのか
手首まで
入れてしまった
白人に
俺は正直
勃起しないわ





SOS!
血圧
上は190
下は110
脈拍90
喉が渇いたので
醤油を飲んでいたら
目が痛くなった
目薬と間違えて
醤油を差していた
まるで
お寿司のように

空っぽになった
醤油を探して
東京を歩く
薬屋はたくさんあるのに
...
笑顔の写真に
奇跡と
一言記しただけの葉書

何十年も先に
この部屋を訪れた人には

何のことだか
わからないだろうが

信じて待って
細い呼吸を
繰り返した

 さん、に ...
化石になったら隠れよう 琥珀になったら閉じこもろう
みずみずしい生き方だったね
まるで魚のような鱗はないけど
剥がしても剥がしても人になんてなれないから

何万年経ってもまだ地球の話をしてば ...
あの人傘さしてない

田んぼの真っ黒を睨むのだ
汗が畦道を進んだ先でぽたぽた落ちてる
恐ろしいまでの星と葦の群れに
身動き一つ取れない
梳いて髪のように拐かされたら
発振に重ね合わせる
...
黒い悪魔が苺畑で赤く熟れた苺を踏み潰して笑っている。
奇怪な甲高い笑い声を発しながら、楽しげに踏み潰している。
それはいっそ無邪気にさえ見えるほどに。
いかにも甘そうな艶やかな赤色の苺を踏み潰す ...
  安心して 叫べ
   安心して 泣け
   安心して 吐き出せ

金輪際の防音装置は壊れないだろう

だから安心して
己の分際まで胸を撫で下ろす

 バックグラウンド ...
 
日食グラス
買わなきゃなあって思いながら
あっという間に金環日食前日
急いで探してもどこも売り切れで
 
日食グラス以外で
観察する方法はないかと
色々試した結果
大根おろしならぬ日食おろしが
出 ...
もしも想い出が 熟した安らぎだけならば
こんなに熱く振り返ったりはしないだろう
互いの いちばん弱い場所を
最後に求めた旅だったから

僕らは同時にその日々を想い出すのかもしれない


...
キミがいなくなるなんて想像できない
キミがいなくなるんて想像したくない
そうは言っても お若いの
そんなトーンじゃ 
味わいなんて生まれっこない

体調が悪い 
心が不安定 
そんなの ...
知らなかった
知らなかった
知らなかったんだよぉ

あんたがさ
いつも笑ってるからさ
俺は安心しちまって

わからなかった
わからなかった
わからなかったんだよぉ

あんた ...
雨よ 降れ
俺達の世界を濡らせ
おんぼろ小屋にも大豪邸にも
等しく雨を叩きつけてやれ
豪邸の中にも貧乏長屋の中にも
等しく人の醜さと卑しさが満ち溢れているから
雨よ 降れ
そうして俺達の ...
ねぇそこのあなた、ヒビの入ったツカエル玩具(おもちゃ)に時間、盗られてますよ 懺悔の祈りを捧げると 天使たちが騒ぎ出す


謝罪するな
俺たちの過去を否定するな
過去を見ても過去は変えられない
生きてきた意味を否定するな と 天使たちがわめく

悔い改めを真っ向 ...
朝日が漏れてる 扉の隙間から
雨露で濡れてる 草の葉
ありったけの想いを 声を殺して言う
ありったけの想いを 声を殺して歌う
待ち焦がれていた優しさが 君を包む
静寂の中に感じている 僅かな ...
値段のつく時間に
ならぶことの憂鬱

イキルってつぶやいた
小さな頃のほうが真剣だった

安易に手に入ることが
平和だと信じさせようとする
がまんって文字を辞書から
排除してもいいこ ...
                120522
 
7月22日はポエケット
忘れないように認めた
ポケットのメモ帳は
今日もがら空きで
予約定員を満たさない
6月も22日が来たから
今日 ...
ほらごらん
タマに太陽が
隠れて
光の環だね
金玉日食
雨の日に梅酒を作った

晴れの日にはスケッチに行って

昨日の晩はお皿を割った


夢も見るし電話もかける

こんな何気ない毎日を繰り返して

それでも私

幸せ ...
会社の中で長渕剛の歌を流していた。だけど、誰一人として耳を傾けている人などいなかった。なぜ、このようなことになるのだろう。人間の情念のようなものが、人に理解されないのはなぜだろう。暗いからだろうか ... さて、正面には
丸い机
中央の
銀皿にもられた
艶やかな葡萄と
止まったままの砂時計
どこからか
聞こえてくる通奏低音が
生きものたちの
瞼に影を落として、

りりり、と
電話 ...
鉱石は女のなかに
いくつもの錠剤と
かすかな焼け野はらの香り
それと、ちいさな紙切れは
緑がかった鉱石を仄かに
ひらめかせては
夜という夜のあとに
必ず差し込まれる朝
その尻尾にぶらさ ...
あのあと
春へ向かった傷あとが
まだ桜色なので
熱をもって
おぼつかない
唇の舐めかたが
やさしいのか
つめたいのか
この生暖かな季節ににた
この体温が強く
開くかもし ...
どうしても舐められない背中に
傷がある
猫がひとつ
街の中に座ってた

首もとまで
コートを閉めて
冷えきった青
ブルーとは、
本来冷たい色なのだと
冬の終わるいま
あい ...
指紋と同じように
文紋と言うものが存在するとしたら
俺の文紋がべたべたとくっついた文言を並べるのは
心苦しい

灰で洗われた鋼鉄のように
そのようにありたい
今日の朝
街並みは少々異様な光景で
路上に色眼鏡とカメラを片手に持つ人々

刻一刻と薄暗くなってゆく
視線は月と太陽の重なりへ向けられている
金環日蝕

昨日からテレビで見ているから
...
ある夜の夢の中
ぼくは一つの素晴らしい言葉を吹いた

それは宝石にたとえるならダイアモンドのようで
気分にたとえるならすがすがしい朝の目覚めで
まだ眠ってるどこかが新しく生まれたようだった
...
森の招待状がとどきました
差し出し人は、不明

 (  今日の午後、お待ちしています  )



宛て名は、
確かにわたし  だから   

森へ さがしに出かけてみる

母の ...
斎王代今年も俺は選ばれず

巡回す少年補導夏祭り  

賀茂祭馬に乗ってる婦警さん

後ろから牛車押す人懸葵  
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
千五百秋mizuno...自由詩212/5/22 19:43
変態短歌58花形新次短歌012/5/22 19:36
東京たもつ自由詩512/5/22 19:30
タマキンはくすぐったくて花形新次自由詩012/5/22 19:15
『アンモナイト』東雲 李葉自由詩4*12/5/22 19:01
憎悪の鉄道しべ自由詩312/5/22 18:03
「苺畑の悪魔」桐ヶ谷忍散文(批評...212/5/22 16:43
バックグラウンド金輪際朝焼彩茜色自由詩1*12/5/22 15:12
日食おろし次元☆★携帯写真+...8*12/5/22 13:46
Pandora (Πανδώρα)南 さやか自由詩112/5/22 13:04
I am ポエマーkomase...自由詩1*12/5/22 12:27
懺悔ではない叫びきみのてを自由詩212/5/22 11:57
雨よyamada...自由詩312/5/22 10:28
(無題)橙午短歌012/5/22 10:18
優しい怒り無限上昇のカ...自由詩212/5/22 8:55
草の葉terada...自由詩012/5/22 8:54
ふるさとの山朧月自由詩212/5/22 8:30
5月22日あおば自由詩6*12/5/22 8:18
変態短歌57花形新次短歌1*12/5/22 5:21
日常永乃ゆち自由詩4*12/5/22 3:29
大衆の死角番田 自由詩112/5/22 2:28
水晶yuko自由詩712/5/22 0:18
Flower adjustments水町綜助自由詩8*12/5/22 0:09
object自由詩312/5/22 0:05
キズという名の獣自由詩312/5/21 23:45
鋼鉄と灰一般詩人-自由詩2*12/5/21 23:40
木漏れ日を見ていたちゃむ自由詩612/5/21 23:38
「夢落ち」ベンジャミン自由詩712/5/21 22:40
Cloe月乃助自由詩8*12/5/21 22:26
俳句2012 葵祭北大路京介俳句6*12/5/21 21:52

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