厳冬期 不本意な入院のため
南の高気圧を敢えて待ち焦がれたのに
退院後は血圧・体温・体重に振り廻され
長寿遺伝子ょ栄えあれ と
一喜一憂の毎日
お笑い草とは ...
死者の嘆きが聞こえる
誰にも殺される事のなかった
死者の嘆きが俺の魂の耳に聞こえる
言葉を失って
生と死を剥奪された
現代人の死体の呻きが
俺の耳に今はっきりと聞こえる
ゴブリンのゴブレットには
詩がもられている
ふゆるはるる
スイートピーひとつで
羽の生えた船が作れます
ほらこれはキール
冬に婚ふ
秘めがちな姫君
パエトーンの落とし子たち
...
光ろうとも
光らせようとするでもなく
ただ
感性には自信があるというひとよ
静止している物体が
一見いつまでも静止していられるからといって
今生この宇宙は今のところ膨張しているわけだし ...
詩せずして詩かばね拾うものなし
詩しても詩かばね拾うものなし
さびしいことだが我が道を行く
実はそんなにさびしくないし
落ちている花々を踏みしだきながら
目を瞑って 世界を見た
それはそれは綺麗だった
明日が来ない 世界だった
綺麗過ぎて悲しかった
僕は居よう 君と居よう
忘れたくない明日を進もう
さようならは 嬉しいよね
そ ...
むかし人であった女の幽体が、やはりそのむかし宿と呼ばれていたこの廃墟から、離れられずに留まっている。全ての人はあまりにもあっけなく死に絶えてしまい、幽霊になる者とて稀で、彼女は孤独だった。
...
自分をせめて
ちょっと許してあきらめて
歩いてる
とまりながら
ふりかえりながら
自分に似たひとの
影をかんじながら
春風の中を
舞うように飛んでいた幼い僕は
風と仲良しだった。
風は僕に
あらゆることを教えてくれた。
空の青さ、高さと、
風に舞う小さなたくさんの花びらと、
心の中の風船を
静かな埃くさいホーム
電車が通過する
ぼくはベンチを掴んだ
いつもと同じだ
衝動と戦っていたのだ
枯れた灰いろの土
遠ざかるスピード
三角屋根の悲しみ
なみだが沸騰する
静かな埃 ...
タメ息にタメ息
90年代から引き摺ったままのニヒリズム
新機軸のように祭り上げて
群れることしかできない
何もしないよりはまだマシ
直接出向かなくても
間接で限りなくリアル
便利とは ...
夢の中で 迷子になった
ぼくをみんなが さがしはじめる
夢だと気づき ぼくは目を覚ますけど
みんなは夢の中でぼくを探し続ける
早く年をとりたいな ちょっと生意気かな
コーヒーカップに8 ...
この間、NHKスペシャルの再放送見たの、ポアンカレ予想って数学の難問を証明したロシアの数学者のドキュメンタリー。
フィールズ賞って数学でいうところのノーベル賞を受賞したのに、そんなもん要らないって辞 ...
死にたい日に
いちばんすきな靴したを履いて
興味のないパーティーへでかける
足首に
ほそいロザリオをつけた男に抱かれたら
こころとからだがはぐれた
音が鳴っていて
とても静か ...
「知識の借り物競争」という言葉がずっと頭の片隅から離れない。
実体験を重視して読書で得た知識を軽んじる言葉は、一見もっともらしく聞こえる。しかし読書だって実体験の一部であり、読書によって起こ ...
目覚めているのは心だけだろうか
雨が降っていた あなたのように
見知らぬ顔でドアをひらいて
涙で濡れたその頬に触れる
息ができないの
あなたでなければ、
雨の降る窓 ...
「みんなしている」
「誰もが思っている」
それはほんと?
聞くたびに感じる違和感
誰が確認して「みんな」「誰も」と言い切っているのか
多数が存在しているからといって
少数をなくして ...
友という字はよく見ると
「又」と「ナ」で出来ており
「またな」と読める
また会うことを約束する人たち
そういう意味を込めて作られたのなら
もう 何年間 こうして二人は
逢瀬を続けているだろう
光の中 かすかなシルエットを逃さぬように
第三の眼を開く
言葉より温もりよりも たしかな記憶が
二人を包み込んで行く
それは未来か ...
昨日
僕は 忘れ物をした
とおもう
その忘れ物を忘れてしまった
何かを無くしたときの
この胸のしこり
何かを忘れた
と感ずる 気泡の網
「昨日のこ ...
人間が春を選んだのは
寂しいのが嫌だから。
別れと出会いの季節なんて
とんだ嘘っぱちだ。
人間は死ぬまでお別ればっかり
なんにも気づいていない ...
収穫期になれば
麻袋のような手で
水桶に蟻を放り込んだ、
わたしたち家族は
麻袋だったし、
穀物は内臓だったから
内臓を食べる麻袋と
蟻がこぼれる夏だった。
祖父と父は
得体 ...
六月の花嫁が
投げたブーケが
放物線を描いて
確かな意志を持って
わたしのほうへ
向かってくる
『ブーケをキャッチしたら
幸せになれる』というフレーズは
もちろん知っていたけれど
...
自転車で風を突き抜けていく。
何時も変わらないあの道は、
今日も忙しそうに回っていた。
春の風が吹いて、
土の香りがする道。
この道を通る度、
下らない話に笑ったり、
耐えきれない何か背 ...
いつからか
なくなったんだ
ピンコ立ち
膀胱破裂寸前なのに
長男の
ピンコ立ち
横目に嘆く
俺も老いたな
もうダメだなって
ひとが声を出さずに
絶叫するときは
そのまま連れ去られるか
逃れられるか分からなくとも
死神にやさしく抱擁されたときだ
やさしく抱擁する死神ほど
凄惨なこの世の別れ ...
君が分からないならそれでいい
群青
羽ばたく音がうるさいが
一匙の化学式も分からない
君では
不揃いの訳も分からぬ
それでは
美しく整えてくれ
式よ
混ざり合って
無かったことにし ...
友達と二人で歩いていた
僕らは 二人で どこに行くのだろう
人と会うのは とても疲れる だけど
恋人といたいと思ったことはない
僕に 夢は無かった
あるのは ただ 疲れだけ
た ...
今日という日ほど
あなたのいのちを
祈ったことはない
いままでの気持ち
浅くて浮かれてた
今日なんど泣いた
今日なんど祈った
今日なんど愛した
...
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
光のサウンド(四)
信天翁
自由詩
3
12/5/24 19:44
声
yamada...
自由詩
0
12/5/24 19:44
88鍵のためのエチュード
海里
自由詩
3
12/5/24 19:40
感性には自信があります。
〃
自由詩
3
12/5/24 19:40
詩せずして詩かばね拾うものなし
〃
自由詩
4
12/5/24 19:40
きみはないた。
きみのてを
自由詩
1
12/5/24 19:22
せせらぎ
和田カマリ
自由詩
3*
12/5/24 18:03
ちいさないきものたち
朧月
自由詩
1
12/5/24 17:27
春風
……とある蛙
自由詩
7
12/5/24 16:42
薄い光
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/5/24 16:34
90年代の焼き増し
komase...
自由詩
0
12/5/24 16:32
8ぶんめの幸せ
玉木空覚
自由詩
1
12/5/24 15:51
僕のマスターベーション5
花形新次
散文(批評...
1
12/5/24 15:47
はぐれる
はるな
自由詩
10
12/5/24 14:08
読書について
深水遊脚
散文(批評...
6*
12/5/24 13:34
青いサーカス
石瀬琳々
自由詩
9*
12/5/24 13:29
少数がきこえる
きみのてを
自由詩
0+*
12/5/24 13:20
友
〃
自由詩
0
12/5/24 12:58
Sixth Sense
南 さやか
自由詩
1*
12/5/24 12:10
sorry
takano
自由詩
2
12/5/24 11:51
春がこない日
晝
自由詩
2
12/5/24 11:12
習1
ズー
自由詩
1+*
12/5/24 10:31
カサブランカ
そらの珊瑚
自由詩
18*
12/5/24 8:11
あの頃の風と、風の匂いと、サヨナラした思い出に宛てた生きてる ...
雅寛
自由詩
1
12/5/24 8:03
変態短歌60
花形新次
短歌
0
12/5/24 7:24
抱擁
HAL
自由詩
4*
12/5/24 6:51
科学室
倉井
自由詩
1
12/5/24 3:55
マンチェスターユナイテッド
番田
自由詩
0
12/5/24 1:47
今日なんど
吉岡ペペロ
自由詩
5
12/5/24 1:30
あの青い空に
TAT
短歌
0
12/5/24 0:04
3006
3007
3008
3009
3010
3011
3012
3013
3014
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3031
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3041
3042
3043
3044
3045
3046
5.49sec.