「このまま先に進んでも、あるのは世界の果てだけだ」
アルチュール・ランボー
この一節に出会わなかったら、俺はずいぶん前に自殺していた。
今でも死にたくなるようなことはある。それは ...
「初恋は?」
俺はこの問いに答えられない。
13〜14歳のときに自分が小2から小4くらいのあいだ、成人男性にレイプされていたことを思い出した。まわりが暗くて白く見えるような雷がからだに入 ...
黄金色に燃えている
糸杉が燃えている
ぐるりぐるりと
渦を巻きながら
黄金色に燃え盛っている
やさしいひとの笑顔がいたい
うけとめる勇気がないから
おかえしできる自信もないから
ごめんなさい
わかってる
ほんとうは
“ありがとう”っていうべきなのに
やさしいひとの幸福 ...
夜に溶けてみたいから
僕は街を闊歩します
夜に溶かしてほしいから
僕は夜空を吸うのです
もしも夜に溶けたなら
今すぐ君に逢えますか
世界を構築しているものが何なのか
やっと 気が付いたよ
この宇宙の存在 生物の誕生
全ては奇跡
この世界は奇跡で創造されている
末期ガンの患者の完治や 戦争のない世界ばかりが奇跡なんじゃ ...
叶ってしまうと
つまらないので
そっとしておこう
もう少し
ドキドキしていたいから
近づき過ぎないように
そっとしておこう
丁度いい距離感が
毎日を
刺激的にしてくれるから
何にしても
解放されると
湧きあがる自由を感じるが
同時に
孤独が拡がり始めるのだ
何にしても
私は
地球上で
唯一無二の私。
他の誰にも
代えられない
たったひとりの存在。
でも
あなたには
たくさんの中の
たったひとり。
なくなって ...
息苦しい静寂が押し寄せる
一枚の薄い紙切れを真ん中に
無表情で
二人は向き合っている
いつからだろう…
野菜スープの煮崩れたジャガイモを
あなたが無言で
口に運ぶようになったのは
...
トラックのエレメントとオイル交換をしてもらう
33万キロも大地をかけぬけた偉大なポンコツだ
いきつけのスタンドの早川さんとちょいしもねたジョークで
あいさつして笑いあう
こんな日常もいいか ...
哀しい夢を見た
苦しくて 苦しくて
「助けて欲しい 苦しいよ 苦しいよ」
心の中で泣いていた
哀しい音を聞いた
心が悲鳴をあげて
「苦しいよ」愛するあの人に
そばにいて欲しい
...
バカですが
時間に付いて
考えました
「今何時」
時計を見ます
「十時十分だよ」
答えます
でもね
嘘さ
私であれ
君であれ
見る
時計を
倒立した像を
写した ...
人は一人になってしまうのだろう
こうして詩を書いたりしていても
大金を 儲けようとしていても
一人の人間にできることは限られている そして 多くの人のために生きたいと思うことはない
誰もが ...
今日は 疲れまつた
その使い方 大正解
大殺界は 越すに 違いない
時を 重ねれば
必ず 通り過ぎること
可能なのだから
通り過ぎた 日が 昨日
何て 素晴らしい響き
...
送り盆ではこうするのだと
山のような握り飯を作っている父は
背中だけ見れば
往時のままだった
送り火の陰に
茄子の牛
誰かの出て行った気配とともに
盆はつつがなく終わる
ごま塩 ...
暗く
うっそうとした
朝に
あなたの手が
すうっと
のびてくる
顔のまんなかに
みずうみはある
まつげかすかに
風にゆれ
返し忘れた本
窓辺 の 「ね」
つのる 想 ...
薫風が行く
あとを追うのは誰
梢にちいさないのち
めぐる季節への
地図を広げている
薫風が行く
あとを追うのはわたし
梢に君をみつけて
初夏を一緒に
深呼吸する
朝の挨拶は ...
ひとつのこころからからまり
う、ま(み)れる
この顔はデンマークとか何とか
そんな緯度の産
しかもダ・ヴィンチの
妖艶ヨハネが指差す方角からの下賜品
ってところ
そして色素の少ない
血色もないこの乾いた肌は
ケルトの俗謡、ドルイドの ...
あんびばれんとな夜の街道を
風に揺れている二人の影や声や温度
はじまりの音色
揺れている
はじまっている
あんびばれんとな夜の街道を
風に揺れているビエロのやじろべ ...
突然雨戸が
何語かで話しかける どうしたの、何
小さなビスケットの家の
窓には童話色のカーテン
それじゃ無理
雨戸は不満を述べてノックする
何か起こったの、今から起こるの
小さな庭の ...
お気に入りのアイドルグループの
ライバルグループしか出場しないことを
ブツブツ言いながらも
きみは紅白を見ている
口ずさめないヒットソング
古臭い大御所の歌謡曲
交互に流れてくる 年の ...
臭くて不味かった。
大きな種があった。
胃が痛くなり
腹が痛くなり
息が臭くなり
屁が臭くなる。
げっぷが出る。
もう2度と食べない。
ドリアンはアルコールを飲むのはダメで
...
もう老いてい行くのみ
良くなる事はない
段々できなくなる。
元気になる事はできない。
挫折と希望と不安と絶望と
明るい未来はない。
現状を食い止めるのみである。
起死回生を望むが無理 ...
今日もまた、ふらっと本屋に行った
漫画の棚の一角で あのひとに似たひとを見つけた
思わず凝視した
あのひとではなかった
三月に同じ職場から 違う職場へ異動になった
同郷ということがあ ...
透明な
大きい壷の中を
一匹の蟹が歩いてゆく
のすり、
のすりと
青空の注ぐ光に
気難しげに傾きながら
そして
太陽が地を耕し
若葉色 ...
ベートーヴェンは鍵盤が見える
ピアノが弾ける
楽譜が書ける
歌を唄える
人を愛せる
笑いたいときに笑える
泣きたいときに泣ける
ベートーヴェンは幸せでした
夢のような
青に
灰色を
ほんの少しずつ
混ぜていく
そして出来上がった
今日の夕暮れと
わたしのこころ
耳だった氷
が溶けて
もう、聞こえない
これからは
ハムが耳の代わりだなんて
勘弁して欲しい
髪を伸ばして
適当に返事をするから
「あんたはブタだ」
って、お姉ちゃんが言って ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ネオテニーでもいい。
榊 慧
散文(批評...
0
12/6/14 11:00
ネオテニー
〃
散文(批評...
2
12/6/14 10:22
糸杉
和田カマリ
自由詩
1*
12/6/14 9:31
やさしいひと
れもん
自由詩
3*
12/6/14 9:29
溶融許可
なきり
自由詩
7
12/6/14 8:52
世界観
無限上昇のカ...
自由詩
5
12/6/14 8:45
夢のようなもの
ここ
自由詩
1
12/6/14 8:11
何にしても
〃
自由詩
1
12/6/14 7:53
唯一無二の私
日向なつ
自由詩
3
12/6/14 7:17
Lilac(ライラック)
南 さやか
自由詩
2
12/6/14 4:22
古書店
梅昆布茶
自由詩
20*
12/6/14 2:53
哀じゃなく、愛を
哀花 愛花
自由詩
1
12/6/14 2:41
時間と星
ドクダミ五十...
自由詩
2*
12/6/14 2:39
イーストビレッジで生まれたならば
番田
自由詩
0
12/6/14 2:25
蔦 -ツタ-
藤鈴呼
自由詩
2*
12/6/14 0:37
帰省#3(即興)
月見里司
自由詩
2
12/6/14 0:05
気配
ふるる
自由詩
9*
12/6/13 23:53
実在の憧憬
もっぷ
自由詩
9
12/6/13 23:51
ひと
阿ト理恵
携帯写真+...
4*
12/6/13 23:49
女神の肖像
salco
自由詩
7*
12/6/13 23:36
あんびばれんとな夜
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/6/13 22:34
雨戸のうちそと
木原東子
自由詩
17+*
12/6/13 22:29
ブツブツ言いながら紅白
komase...
自由詩
1*
12/6/13 22:19
ドリアンを食べた
ペポパンプ
自由詩
5*
12/6/13 22:04
年と共に
〃
自由詩
3*
12/6/13 21:31
擦れ違うひとに
はるこ
散文(批評...
0
12/6/13 21:03
蟹
草野春心
自由詩
4
12/6/13 20:27
ベートーヴェンは耳が聴こえない
田中真知
自由詩
1
12/6/13 19:58
灰青
和田カマリ
自由詩
3*
12/6/13 18:30
姉妹
藤代
自由詩
1*
12/6/13 18:23
3000
3001
3002
3003
3004
3005
3006
3007
3008
3009
3010
3011
3012
3013
3014
3015
3016
3017
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
3030
3031
3032
3033
3034
3035
3036
3037
3038
3039
3040
5.6sec.