ふと手にした一枚の紙切れに 
優れた画家のデッサンが浮かぶように 
鏡は少女の清らかな 
一瞬の微笑を映すだろう 

ほのかな{ルビ灯=ともしび}のひかりの中に 
明け方の少女がひとり 
...
夫婦みたいに並んでいる 
ふたつの小島の周囲には 
ひかりの宝石を無数に散りばめた 
松島の海が穏やかに 
さらさら滑ってゆくのです 

先ほど赤い福浦橋の上から 
遠い空の下にいる嫁さ ...
は人が見れば何だそれは?と首を傾げる奇行を踏襲してみせる


必要がある







必要がって言うと義務みたいだが要は






...
たうえがはじまると
どろのにおいがしてくる

すがすがしい
どろのにおいがする

わたしのさいぼうも
にわかに
ぶんれつしはじめて

はだがかぜに
すきとおっていく
...
きみが跳ねると
青と赤のガラス玉が
ぶつかって
カチカチと音をたてた
秋からこっち
そのままの
藻のプールの水面を
ギーチョンが滑っていく
ほら
音楽室の窓から
ツバメが

透 ...
わす
































忘れていた深呼吸










...
「あなたが居なけりゃ楽なのに」



何度思っただろう




疎ましくてたまらない


考えると腹が立ってくる








こんな事書いても
...
忘れかけたの?遠い日、思い出。
理想の恋愛、絶望的な観念に首根っこをつかまれた
病だって言われた日々を
希望と絶望に、揺られながら進んできたが
いまは時だ、頭の中のロウソクに火を付ける
幼児 ...
その電話を切ったあとに 訪れた闇
星のようなさっきの会話の断片が
残響の空をちぎって ひとつずつ
私の背中に落ちてくる

大切な言葉だけを言わなかったふたり
一番弱い その場所がいつか
...
  

真実は
森の端に
そっと咲いている花のよう
人がそれを見まいとしても
やはりそれは美しく咲き誇っているから
ワスレテシマイタイコトガ
ワスレテシマエナイトキハ
サア ボクヲヨベ

ワスレテシマエナイコトガ
オモイダセナイソノトキハ
ニゲズニ ボクヲヨベ

ボクガキミノワスレタイコト
ボクガ ...
朝、ビリビリとTVを破ったら、

次にあなたの瞳で切りとった

1億年前にあなたが

自分に贈ったポストカードを

握りしめ

光よりも早く

どこまでも遠くに

歩き出せ ...
寒気のする空気を切り裂く
垂直のシルクスクリーンの像

空間と平面の狭間に
ポツンと取り残された縁

アブダビの呪文に囚われた
寒冷砂漠の隊商を
砂の丘から望む

深い藍色の地溝に ...
いい天気。
洗濯機を二回まわして、物干し竿を真っ白く飾った。
はす向かいの一軒家で、男のひとが車を洗っているのが見える。五月、快晴、日差しと紫外線、ホースからとめどなく押し出される水たち。
...
他人用に仮初めの
住まいたらむと建てられし
小さき貸家のうらぶれて
濁り空気を抱え居る

廻りには山の賑わい
野生のケシの群れ咲きて
薄オレンジ色に
人棲まぬ
家を包みていっせいに
...
すべての

すべての

はじまりを知りたかった

こねこのぼんてんは

すべての

すべての

はじまりを探しに

この町を出て行くことを決意した

歩いていると

...
将来の
夢は何かと
訊かれた日
剥けることって
答えたかった





初キスで
舌を絡めて
興奮し
ポコチンの先が
かなり濡れた
わたしの体から心臓だけ
くり抜かれて旅をして
いる電車に乗って
いる

終点は
ないのだと思う
わたしが決めていないから
たぶん、ないのだと思う
わたしが決めたとて
どうせないのだ ...
無欲な晩餐会でかわを剥がれて丸焼きになるな
せめて生き延びる手立てを身につけろ

降り注ぐ暗黒の汚物は人生のソース
世界の淫らなリソースアンドてり玉バーガーセットは
ぶたのストラップのおまけ ...
 ある日曜日の昼下がり
 君は
 息を弾ませ
 散歩から帰って来る

 病院の向こうの
 古本屋
 筑摩日本文学全集っ
 筑摩日本文学全集っ

 病院は
 総合大学付属の病院
...
もげそうになった

私の身体の一部は

かさかさの瘡蓋で覆われていた

滲む体液が乾燥して

指でなぞると

疼き蠢き熱を帯びているが

やがてだんだん鼓動が波のように去ってい ...
ぼくはずっと はっぴい・えんどを好まず
結末の解決を観るひとたちに委ねた
ヨーロッパ映画を多く観てきたけれど

それは斜に構えようとしていた愚かさであり
実は はっぴい・えんどをもっとも求め ...
何かに 似てると 思って
そっと 足踏みを する

それは
寒いからでは なく
凍えそうな 空気が
愛おしいからでも ない

言うなれば
あなたの編んだ 帽子の柄を
少しだけ 
...
生態系における一次消費者としての Physalia spp.は未記載の詩胞動物。些少な刺激にも反応し触手の nematocyte から詩糸を発射するが採餌ではなく詩糸の発射そのものが目的という説もある ... 詩人がどんどん集まって
目玉と言葉をぐりぐりさせて
自分が一番すごいのであると
くるくるくるくる喧嘩ゴマ

困った山猫裁判ひらいて
ご存知通りの判決ですが
森のドングリ大漁なれば
小鳥 ...
こと座は言座、晩春の
明け方の空で奏でられ

いちごは一語、苺じゃなくて
けれどもそれぞれ甘酸っぱくて

苺の一枝髪に挿し
三々五々とイチゴ市

苺の灯りを手にかざし
一期一会と参 ...
地をもがき
のた打ち回る
苦しい
助けて

ストレスが多すぎる
次から次へと問題が
発生して解決をする
クーラーの下、悩む

毎日遊びもなく
酒もタバコもギャンブルも
しないで ...
汗まみれの泥臭い服
このお陰で飯が食える。
人が近づかない
日に焼けた体

俺様がいるから
日本の道はある
夜昼構わず働く
全ては金の為に

寅一のズボンをはき
体に刺青を入れる ...
日々の苦悩に満ちた暮らしから
逃れたいと必死にもがく
逃げられない。
頭が痛くなる。

三日月の枕をして
今日も知らないうちに
眠りにつく
勉強がはかどらない。

休みのない毎日
...
藤沢までは人身事故があったため乗換乗車で相鉄線に乗って行った

藤沢駅にはいろんな電車が乗り入れていた

駅のそとにはたくさんのバス

歩道と幹線のうえには無数の電線が張られていた

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ルノアールの少女 服部 剛自由詩7*12/5/19 22:27
めおと島ー松島にてー 自由詩112/5/19 22:13
美しく飛んで啼くためにTAT自由詩012/5/19 22:10
田植え小川 葉自由詩512/5/19 21:53
mono poolmizuno...自由詩312/5/19 21:44
_信天翁自由詩3*12/5/19 21:17
もろ手を上に膝を折り床に着け前に倒れる自由詩11*12/5/19 20:53
絶望と希望黒髪自由詩1*12/5/19 18:36
Isola *島*南 さやか自由詩2*12/5/19 16:03
真実の花yamada...自由詩312/5/19 15:10
ワスレテタノニ竜門勇気自由詩1*12/5/19 15:09
光の一歩DoTo M...自由詩012/5/19 13:02
通夜3……とある蛙自由詩712/5/19 12:34
象徴のことはるな散文(批評...112/5/19 12:18
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ねこのぼんてんDoTo M...自由詩012/5/19 11:48
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フェチな日曜日藪木二郎自由詩1*12/5/19 2:15
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涙の粒藤鈴呼自由詩1*12/5/18 22:46
カツオノへボシ海里自由詩112/5/18 22:25
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苺一枝、イチゴ市へ自由詩212/5/18 22:25
毎日ペポパンプ自由詩2*12/5/18 21:04
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苦悩の日々に自由詩4*12/5/18 21:04
にんにんにん吉岡ペペロ自由詩212/5/18 19:24

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