風に戸口を叩かれた冬が
一斉に開かれようとしている夜に
凍えるようなアスファルトを踏む
裸の爪先が何処かを目指してさ迷っている
たくさんの色彩に恵まれた
この祝福された大地で
夜の闇にさえ ...
十七歳だったあの日も曇り空
ブランコが揺れているのは誰のせい
メールでは伝わらないね よし祈る
青空を憎んだだけで大惨事
綾波のとてもリアルなかぶりもの
永遠のような ...
新入社員の頃に言われた
組織の長を目指して
世界に羽ばたく蝶になれと
中堅社員の頃に思った
組織の長は無理ならば
地元で羽ばたく蝶になろうと
熟年社員になって気がついた
組織の長 ...
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人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている
私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ...
ト
タトン
タタ
雨が大気にあふれ出す
地は吸い込んで
水流が闇にあふれ出す
ヒトはみな小動物
家のなか
葉陰の小鳥たちの夜を案じ
明朝の我が身を気に病む
石くれになる傘の中
...
はるか遠くの
たんぽぽ綿毛が舞い降りる
まるで初雪のように
まるで天使のように
国境も
区切りもない空の上空で
どんなねがいを背負ってるの
どこかでうまれたたんぽぽも
その背景 ...
ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ
彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる
演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ...
元カノの元カレの 元カノの元カレの
元カノの元カレ は 俺 だったか
甥の 恩師の 親友の 妻の 妹の 幼なじみを
いじめた子の 曾祖父 は 福沢諭吉 です
今日も何処かでタマネギ ...
スクランブル交差点の
真ん中で
やおらパンツを下ろし
しゃがみこんで
青信号の間に
用を足そうと思った
行き交う人は
無表情で
こちらに
視線を向けるものさえいない
剥き出しの ...
どうしようもない 気味の悪さを 感じながら
別のモノだと 勘違いしようと している
この 悪寒を
オカンのセイだと 変換してみたり
気味の 悪さは
君の割るさだと
右からの横顔にしよう ...
愛する人よ
あなたは私にとって
天使であり
そして
悪魔だ。
寂寥の砂漠に
咲く薔薇のように
あたしもあんな風に成れるだろうか
あの薔薇は
ロンリーだろうか
ソロだろうか
あたしはソロで在りたい
けど結局はロンリー
冬のベッドは寒 ...
雑踏
喧騒
愛情
談笑
電話
メール
団欒
テレビ
郵便物
すべて
独り
を知らしめる企て
朝陽も
月明かりも
そん ...
オナニー
オナニーという
言葉さえあれば
オナニーできた
それは
トンカツという
言葉さえあれば
どんぶり飯
三杯いけた
あるいは
ゲロという
言葉さえあれば
洗面器 ...
この部屋中にある
あらゆるものを突き刺して
壊れたオブジェをつくる
グラスも、時計も、棚も、オルゴールも、
本もめちゃめちゃに破い ...
黒板から不機嫌に拭き消された詩はノートの裏表紙に書かれていた。
知らなかっただろう、二日前にはまだ星が見えていた、窓から夜空が見渡せた、そこに硝子が割れずにあったことを。もう思い出せない ...
私の旦那がエレキギターを弾けるように
私が夜でも詩を書けるように
私がskypeの友達と
ゆっくりお話できるように
こじんまりとした形で
こじんまりとした電気を
送ってくださいと
私 ...
コンクリートの湿った空気
充満する教室
チョークの粉漂い
俺の肺を白くする
窓を破ることもない
弱々しい生徒の哄笑が
俺の鼓膜を腐らせる……
その賑わいを葬りたい!
教科書閉じ ...
素麺はすいすい泳ぐ箸などにすくわれるとはつゆとも知らず
うつくしくやさしいひとをひとりだけわたしのそばにおいてください
虫の鳴く声がキィキィ単調に響いてさして美しく無く
今までに積み ...
学校で図工の時間ひとり自慢したやつの色
サムライブルー
男の子も女の子もみなもってぼくだけもたぬ
サムライブルー
ほしいけど文房具屋は売りきれてそれどんな色
サムライブル ...
縄跳びで揺れない胸と揺れる胸
禁煙ルームに灰皿を置き去る
文句言うためにテレビを点けて居る
FBIに囲まれて居る
小さな鍵のうえに
丈夫な檻をかぶせる
はかり知ることのできない
うしろ暗いかなしみの末
その幼さだけが頼みの
あなたの白い歯が
深い夕闇にとっぷりと ...
僕が降ってきたよ
無数の
堪え切れずに
僕が
地面に突き刺さろうとして
ザザズ
濁った悲鳴をあげているよ
無数の
僕が降ってきたよ
止めどなく
所嫌わずに
...
一口に付き合い方といっても
相手として
個人と政府を
規制される側とする側を
同一視することはできない
人として素晴らしい個人がいることは
何の疑いもない
どこの国でもそうだろう
...
強いってなんだろう
冬の朝は潔い
そんな空気の中を歩いてゆく
けっして潔くはない私の足は
心を映すようにふらりふらり
視線までもふらり
はらりの葉っぱを追いかけて
自由なんて ...
押入れの毛布にくるまり
ロールケーキのようだなと
とろけるように目を閉じ
甘い夢を見る
お菓子の家は飽きたから
寿司ネタにしてくれと叫んでいる
小学生の私
そ ...
外はまだ暗い
風はないらしい
木々の揺れる音もなく、ただ
規則的で優しい雨音
世界の静寂
僕の孤独が浮かび
街灯の足下でアオガエルが思案していた
天気予報、雨 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
よわさ
衣 ミコ
自由詩
5
12/11/12 3:07
綾波のとてもリアルなかぶりもの
小田桐ピロー
川柳
2
12/11/12 2:04
蝶能力
イオン
自由詩
5*
12/11/12 1:09
人はみな心の中に花園を持っている
beebee
自由詩
27*
12/11/12 0:34
水の夜
salco
自由詩
11*
12/11/11 23:51
冬のたんぽぽ
朧月
自由詩
6
12/11/11 23:08
辻音楽師
梅昆布茶
自由詩
14
12/11/11 22:29
夜のリレー
猫道
自由詩
6
12/11/11 22:15
スクランブルロックンロール
花形新次
自由詩
0
12/11/11 21:54
左のホクロ
藤鈴呼
自由詩
6*
12/11/11 21:15
愛するあなたは。
元親 ミッド
自由詩
1*
12/11/11 19:49
砂漠
川上凌
自由詩
2*
12/11/11 18:44
スポットライト
三田九郎
自由詩
3*
12/11/11 18:30
オナニー
花形新次
自由詩
1
12/11/11 18:12
『逆流』
あおい満月
自由詩
5
12/11/11 15:14
消されてしまった詩は舌の裏に隠されていた
すみたに
自由詩
0
12/11/11 15:04
エレクトリック・アイランド
小川麻由美
自由詩
1*
12/11/11 14:28
漂泊者によせて——高校教室
すみたに
自由詩
0
12/11/11 13:40
不整脈絡
木屋 亞万
短歌
2*
12/11/11 13:38
サムライブルーブルース
すみたに
短歌
0
12/11/11 13:25
縄跳び
北大路京介
俳句
2
12/11/11 12:06
禁煙ルームに灰皿を置き去る
〃
自由詩
4
12/11/11 12:05
文句言うためにテレビを点けて居る
〃
自由詩
5
12/11/11 12:05
FBIに囲まれて居る
〃
自由詩
2*
12/11/11 12:04
夕闇の檻
草野春心
自由詩
5
12/11/11 10:54
土砂降り
nonya
自由詩
16*
12/11/11 10:31
情報に壁は作れない。人の心も…。
眠り羊
自由詩
0
12/11/11 10:28
潔い朝
朧月
自由詩
3
12/11/11 8:34
甘い毛布
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/11/11 8:05
アオガエル
三田九郎
自由詩
3
12/11/11 6:52
2882
2883
2884
2885
2886
2887
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
4.33sec.