高層マンションを
見上げている人がいる
最上階のベランダから
飛行機雲を見上げている人がいる
青空を ...
思いは言葉を越え
沈黙は時空を越え
満ち足りた月と
つぎはぎだらけの僕の満身
寒風に洗われる
僕の心は月光と暗闇とに抱かれ
投身
光と闇とを纏い
朝の来 ...
ライオンは王なんかじゃない
だれかがつくった王冠は
きつくかぶせられてぬげることはない
王は滅びそうになりながらも王でいる
しかばねをみられぬように食いながら
雌に牛耳られ
仔にぶ ...
どこへ行けばいいのだろう
満腹になる×10倍の大量意思疎通の四次元で自分らしいとはどういうことか
大事なのは感性か 理性か 美意識か
欲求だろうか
この世の中のどこを見よ ...
嘘ついた
まったくどうでもいい嘘ついた
どってことない嘘なのに
君はなぜだか傷ついた
鉄骨の隣に愛
裏っ返しのフードに夢
嘘ついた
あたしなら 泣 ...
目を背け合い、
信条を違え合い、
些細なことで喧嘩をする。
誰の益にもならない地獄絵図。
君となら違うと
僕の心をさらけ出す
切り傷だらけ擦り傷だらけ
でも脈打っていて
温かな
君の ...
学校指定のカバンとエナメルを横に置くと、どうしてもふたり分の座席を占領してしまう。日が落ちきって、人も疎らなバスの車内がありがたい。いくら荷物が多いと言えど、ふたり分を占領することはなかなか勇気がいる ...
飛行機の音だけ寒空、トレンチコートダッフルコートの幽霊は、互いを見ている、あとはなくて、陽炎でもない、季節外れだ。だから管制塔よ調律を合わせろ、螺子巻いてみた、螺子巻いてみるけど切れて、螺子巻いてみ ...
世界は硝子で
ハンマーに打たれてバラバラになった
世界はね、断片を集めたよりも大きいんだよ。
どうして先生?
今日これから会う人たちを
私の子供だと思って
ちゃんと優し ...
帽子ひとつで海に行く
浜辺に大きな銀色の傘
木陰に避難しながら
水売りをさがす
空と海と浜辺
反射しながら溶けていく
母と同じくらいの女性
スカートの裾が海水にふれる
砂に ...
そうだ
ぼくじゃないだけさ
それだけのことさ
永遠など存在しない、その理由が
続きゆく時間にある、という矛盾
慈しむ
ぼくじゃないだけさ
それだけのことさ
偶然や必然のふりをして
なにかがぼくらを試している
みんな失いそうになるたび頑張っていた
だって世の中すべて
失いそうなものばかりだから
摘みたての金木犀を
ポケットティッシュの袋に入れて
そっと胸のポケットに忍ばせる
体の熱を帯びた柔らかな匂いが
歩く度にぽっぽっぽっと溢れ出す
ぽっぽっぽ
なんだかスキップでもしたいけ ...
けっちゅうって響きが好きだから
きみにけっちゅう!
君も意外とアレだねえ
アレって何ですか、ヨシダセンパイっ?
アレだよ、アレ
ですからあ、アレってなんですう、ヨシダセンパイっ
分から ...
1899年4月19日の深夜
オーストリアのブラウナウの街で
税関上級事務官であった
アロイスとクララの間に妊った子が急に産気づいた
アロイスは即座に掛かり付けの医者の元に電話を掛け
医者 ...
東京生まれのバレリーナ
海外バレエ団へゲスト出演
レパートリーとしての
古典的カーテン作品
「回転している頭部」
モダンバレエの
「若者および死は、唾棄すべき幸運」
11月の愛の< ...
「からだの言葉」
木の若芽
おへそをのばそう
心ものびる
足をもみほぐそう
心もほぐれる
おへそと足はとってもだいじ
あっためよ ...
「憧れの錬金術」
木の若芽
奇跡は起きているんだ
それに刻々気づけば
奇跡を起こすのと同じなんだ
今ここに奇跡がある いつも
真夜 ...
「不可解な調和」
木の若芽
青空が明るく楽しければ
その夜の暗闇は深く美しいでしょう
木が輝いて見えれば
星もさんぜんとまたたくでしょう
...
あたしは出来る限り、遠くまで出かけ、
そこで知り合って跳ね回った、
したい事をして誰もが読むべき本をぜんぶ読んだ、
連中は、あたしを愛していたし、二人の体は、同じ悪臭を放っていた、
抹消さ ...
古いタロットカードの束が道ばたに落ちている
雨粒と鳥の糞が空から落ちてくる
まったくの赤色スポンジに吸い込まれる
浜辺に駆け下りる
海で生まれた馬を乗り捨てて
この世にはなにもなかった
生 ...
真ん中にはだれもいない
四人乗りの乗用車は五人目を乗せて
S字カーブの二番目の角に衝突する
とっておきのスープをすすりながら
ハトがクークーと鳴き合う
教育は行き届いていなかった
電球が消 ...
こんなに広い道だもの
迷ったって当たり前
たくさんある方向に
目移りしたって当たり前
プライドだって大事です
だけどね
それすら切り売りしないと生きられない
ぴりっと冷たい秋 ...
こぼされていくたくさんのあなたを
たくさんのわたしと見ていた
左手を揺らしながら
爪先ですごした日々
吊りさがる足先を眺めていた
不自然な世界のその先端で
ひとつひとつ諦めては
...
やっぱり冬は
コーンスープだよね
こーん なんて
キタキツネのしっぽは
オコジョよりも
ふわふわだったり
するんだけれども
マッサージの ふわふわ感と
マシュマロの ふわふ ...
日曜日 うっかりペットショップをのぞいてしまう
生まれたばかりのかわいい仔犬が
ガラス越しにじっとわたしをみつめてくる
さっきまで泣いていたかのように黒い瞳が濡れている
この人はここから連れ出 ...
暗闇の中で、めがさめた。
意識が戻った、って感じ。
時間は3時をまわっていた。
アルコールを飲みたい衝動を抑え
とりあえず冷蔵庫の冷やしたお茶を飲む。
いつも部屋には独り ...
ある部分はけものが食し
それから虫たちが群がってちぎり
残された部位はやがて腐敗して土となり
軽そうな白骨が、ぴゅうぴゅうと風に洗われ
ついに僕は、自然に還った。
死とは、そうゆ ...
見上げれば
漆黒の闇におわす 孤高なる者は
こうごうしくも おごそかに
今、クラウンの輝きを戴いている。
美しきものを美しいと思うのは
美しくあってほしいという願いか
もしくは勝手 ...
タクシーの横切る道を歩きながら
進んでいた 帰り道を のろのろと
茅場町の通りにも冷たい風が吹き荒れていた
だけど うまくはいかない そう思うほどに
退屈な毎日は続いていくようだった
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
線上の風景
空丸ゆらぎ
自由詩
3
12/10/30 23:04
投身
三田九郎
自由詩
2*
12/10/30 23:00
団地の王様
朧月
自由詩
2
12/10/30 22:42
アトリエ
2012
自由詩
1
12/10/30 22:24
嘘
川上凌
自由詩
2*
12/10/30 22:16
君の心
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
12/10/30 22:14
うしろのおっさん
川上凌
散文(批評...
2*
12/10/30 21:53
チキン・オン・ザ・ランウェイ
鯉
自由詩
1
12/10/30 20:41
土壁
mizuno...
自由詩
1
12/10/30 20:22
penang
〃
自由詩
5
12/10/30 19:59
矛盾
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/10/30 19:51
慈しむ
〃
自由詩
7
12/10/30 19:47
ルンルンです。
プル式
自由詩
2
12/10/30 19:35
ヨシダセンパイ
花形新次
自由詩
0
12/10/30 19:14
誕生
HAL
自由詩
3*
12/10/30 19:05
11月の夜会
和田カマリ
自由詩
1*
12/10/30 18:22
からだの言葉
木の若芽
自由詩
2
12/10/30 15:08
憧れの錬金術
〃
自由詩
1
12/10/30 15:06
不可解な調和
〃
自由詩
2
12/10/30 15:04
『嘔吐』は必ずフランス語で読むように
red ba...
自由詩
0
12/10/30 12:50
六千マイクログラムのエンドルフィン類似体
〃
自由詩
1
12/10/30 12:10
母を訪ねてニュータウン
〃
自由詩
1
12/10/30 11:40
四つ角
朧月
自由詩
5
12/10/30 10:32
境界線
高瀬
自由詩
1
12/10/30 10:04
スープ
藤鈴呼
自由詩
4*
12/10/30 9:00
ペットショップで
そらの珊瑚
自由詩
15
12/10/30 8:23
闇の中で戻ってきた。
元親 ミッド
自由詩
1
12/10/30 5:06
うたたね。
〃
自由詩
1
12/10/30 4:55
dark despair (ダークディスペア)
〃
自由詩
1
12/10/30 4:45
冬は間近
番田
自由詩
1
12/10/30 3:20
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
4.68sec.