いつも猫ばかり見ている
静謐な佇まいに時を忘れ
衝動のまま自らを由とする様に息をのみ
猫という美しい獣に憧れ続けている
わたしは悲しい犬
どれほど否定しようとも
...
遠い遠いあの月を
強引に引き寄せて
無理にでも抱き寄せて
眠りの深い底まで
落ちていってしまいたい
待っているんだ
あの闇のもっと先に
色あせたふたりの呪文は失敗し
代償はひとすじの涙
そしてひとりだけの沈黙
※「ひみつ」の蛇足
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ...
私生活でも社会でも
人を助ける力がぼくにはなかった
雨雲が垂れていた
胸には錨が下りていた
人は自分で決めたいのだ
水色の空が
向こうには広がっている
...
これ飲むと悪い夢見るんや 酒を飲む
突き刺さる 言葉が
雪 だったら
いずれ 溶けるのが
確定して いるから
少しは 楽に なれるかな
雪吊みたいに
いろんな骨組みが あって
たくさんの 隙間から
外 ...
じいさんの後頭部にわらのひもみたいなもの突き刺して脳ミソ通って右目から引っ張りだす、したらもうひとりじいさんを呼んできて今目から引っこぬいたひもをそのじいさんの首の付け根のへっこんだ部分にねじ込んで同 ...
この国は黄色い豚の屠殺場 豚の悲鳴に豚耳塞ぎ
自殺するまた自殺する自殺する今年も三万匹もの豚が
仔豚啼く 毒に腫れたる腺なれば喉裂きて取れ喉裂きて取れ
豚ならば鼻を鳴らせばよいものを ...
わたしもうやめますと言いたげなもの グラスに残る炭酸レモン
もうここでおわろうと言いたげなもの 曲がった傘の青いビニール
そっとしておいておくれと言いたげなもの ベランダに落ちたハンカチ
...
送電線をたわめて
音階をすこしだけ揺らす、風
それは記憶の
中にだけある透明
もうどれくらい
わからなくなっているのだろう、わたしは
君のやさしさをひとつずつ踏みしめながら
風に向か ...
がんばり方がわからない君へ
もういいやって思っている君へ
こころがひび割れそうな君へ
エールを送ろう
空のグラデーションを眺めてみなって
木々の声に同調してみなって
とうめ ...
死がない
僕は死に
想いを馳せる
僕のまわりに死がない
僕は死人に恋する
が愛といえるか
僕のまわりは真空状態
人や言葉がない
そして死がない
僕に死を
僕に死への ...
開けられない
東海道の
車窓から
見える景色が
ぼんやりしている
広い門
は誰でも通る
狭い門
から入るんだ
きっと見つかる
遠いおとこころの音と聞き違えふと振り返れば下りの電車
陸橋を登らずまわる踏切のむこうにみえるあしたの尻尾
高崎から都心をむすぶ銀の矢の止まらぬちいさな駅にたたずみ
湖にうつる一日なが ...
役立つ人の舌を備えた脚
友達女王はそれで舐める
壊れるほどの楽しい感覚
性格を大股に歩かせ
制限された道具を仕入れる
それがストッキング責任
仕事を記録する痴女ブログ
毎日大阪日本橋新聞 ...
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実に安価に
実現される
市販品より
遥かに安価
麺は手打ち
具材はこれ
はんぺんと
そのほかだ
計算してみ
滋味として
適切なのよ
...
おそらのりんとはれたひは
かみひかうきをおりませう
どこかできっとなひている
おともだちまでとぶやうに
おれたらそっとおくりませ
かぜがひゅうとはこびます
まどからはなれゆ ...
逆立ちしたくなって
雲の底をひっくり返して
ごっちゃんですの青い空鍋
てんやわんやのこの前の出来事も
ごっつり煮詰めてしまえば
薄味醤油がたっぷり染み込んで
こってり泣き虫だっ ...
生き過ぎて
置きどころのない身を丸め
世界じゅうの
音を聞いていた
気持ちばかりが散らかってゆき
世界が
どんどん狭くなる
それから、立ち上がって
なにもかも行き届いた ...
うちの
父ちゃんも母ちゃんも
ずっと俺を
放任主義で育てたんだ
成績表が
しょっちゅう
オール1 ...
懐かしさ感じてしまう古い町家族が揃うことは少ない
人々の光重なり合う日常自由なものに意識を向ける
仕事終え家に帰れば丁度鳴る柱時計の音闇泳ぐ
眠ってもすぐ目が覚めてまた眠る夢の ...
聖霊を受けるためには何をしなければならないか
何か神権的な割り当てを受けた時、自分は資格がないと感じるべきでしょうか。そう言った時こそエホバ神に聖霊を求めるべきです。1927年にR.J.マーチ ...
雨あがり
ひたひたとどこかで
小さな眼が
光っているようだ
きっと虹を隠しているんだ
あいつら
カナヘビたち
すこしずつ
空の時間をずらしている
気をつけるんだな
光ってい ...
9月、残暑の炎天下を北から南へ
駅前通り商店街に響き渡る野太くて渇いた音
ドンッ!…
三、四拍置きながら、ドンッ!…ドンッ!…
喧騒とした中、一瞬だけ空気を響かせる
水瓶座(ア ...
あまりにも以前に用意されていた絡繰が
突然に動き出す
始まりがなんだったのかなんて
考えるすべもなく
荒野に差す陽が翳り
僕たちは身を寄せ合う
一番柔らかな産毛を逆立て
震える無 ...
時にいちばん残酷なことを
あなたに言ってやることができた、
献身が刺すようになって
孤独ばかり透明になる
愛憎の宛て
尖る、直接的で暴力的で
いっそう悩ましいものにわたしはなる ...
ごめんな
誰が泣こうが、誰に迷惑かけようが
自分の食欲と睡眠欲と性欲
いじって、ごまかすので
いっぱいいっぱいだわ
だってやっぱ気持ちいいからな
快感と快楽には負けるよ ...
その1「暗闇の日々」
掴めずに 言葉と音が 聞き取れず 手探り悩む 暗闇の日々
その2「待ち人」
待ち人は いざという時 現れず 寒空の下 枯れ葉散る夜
その3「探し物 ...
秋薫る風の便りに何残暑?
着かざってる
女の子たちに
にっこり笑いかけると
疎まれるけど
だからといって
犬猫にも
すかれない
男の子は
流動的すぎるし
男のひとは
大きすぎる
それだから ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
憂鬱の鎖
ただのみきや
自由詩
16*
12/9/10 22:52
ダイブ
三田九郎
自由詩
2
12/9/10 22:49
代償
殿上 童
自由詩
20*
12/9/10 22:31
水色の空
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/9/10 22:23
これ飲むと悪い夢見るんや 酒を飲む
北大路京介
自由詩
3*
12/9/10 21:35
ちょっと ゆったり
藤鈴呼
自由詩
7*
12/9/10 21:22
じじい目刺し
花形新次
自由詩
1
12/9/10 21:16
黄色い豚の屠殺場
吉岡孝次
短歌
1*
12/9/10 21:08
無口なオブジェクト
紺野 夏槻
短歌
2
12/9/10 20:52
送電線をたわめて
〃
自由詩
1
12/9/10 20:43
エール
アイバ シュ...
自由詩
3
12/9/10 20:34
しがない詩
シホ.N
自由詩
3
12/9/10 20:20
新変態短歌4
花形新次
短歌
0
12/9/10 19:45
夕暮れじょうず
梅昆布茶
短歌
5
12/9/10 19:42
ストッキング責任
和田カマリ
自由詩
2*
12/9/10 18:47
蛋白質とでんぷん質とそしてアミノ酸
ドクダミ五十...
自由詩
1*
12/9/10 18:12
再度の投稿「紙飛行機」
〃
自由詩
4
12/9/10 17:43
空鍋
乱太郎
自由詩
24*
12/9/10 16:01
ばらのジャムを煮る
はるな
自由詩
20
12/9/10 13:11
【 放任主義 】
豊嶋祐匠
自由詩
5*
12/9/10 12:28
古い町
夏川ゆう
短歌
1
12/9/10 10:27
聖霊を受けるために何をしなければならないか
生田 稔
散文(批評...
1+
12/9/10 8:26
そうしつ
yo-yo
自由詩
10
12/9/10 6:21
祭りに見る聖闘士星矢(セイントセイヤ)との考察
TASKE
自由詩
2
12/9/10 5:30
レミングのうた
peau
自由詩
5*
12/9/10 4:53
二重線の輪郭
itsuki
自由詩
5
12/9/10 4:36
大好きで大切な娘へ
秋也
自由詩
0
12/9/10 3:37
難聴短歌10首
TASKE
短歌
1
12/9/10 3:35
秋風
〃
俳句
0
12/9/10 2:45
笑いかける
はるな
自由詩
4
12/9/10 1:07
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
5.23sec.