夢をごらん
今の君だからこそ見られる夢を
その身に纏う翳りさえ透明なうちに
夢をごらん
翼ある夢を
コーヌコピアから溢れる花と果実に
彩られた夢をごらん
君の心から生まれつづける ...
路上
たぬきが死んでいる 今日
のどを空に見せて
堂々たるもんだ
左右に列なす車の真ん中を
雲を逆さに見下ろして
脇腹を少し赤く割って
動かないで
見に行こうぜ いっしょに
...
学舎で一番の秀才であるリヒテンシュタインの解釈によると、母親の窮極の愛とは
臍帯で赤子の首を締めてやることなのだそうだ。
あまりに深い愛に私は
慄然たる思いを隠しきれなかったが、
...
カウンターのまえに生簀がある
生簀のうしろで二人の板前が
包丁を手にして僕たちの注文を待っている
弟と〈活定食〉というものを頼んだら
すかさず板前が網を持ち出して
生簀から魚を二匹すくっ ...
「あの子が嫌い」
と
彼女が一言そういえば
パタパタパタパタ
音を立て
私のオセロは翻る。
黒なら白に
白なら黒に。
「あの子が嫌い」
と
彼女が一言そう言うたびに。
...
コスモスが道をふさぐ
迷っている私をみすかすように
濡れたコスモスが
ふれて冷たい
いかなくちゃ
そうおもうときほど
いかなくてすむ方法を
想ったりする
大人になるって
迷わ ...
兵士を4000率いるのが司教で
大司教だと5000
魔司教で8000
大魔司教だと10000
と
いま
かんがえた
レッサーパンダは食べ物の一種ですか
ということも
よくつぶやく
弁護依頼
冒頭調停
資産精査
財産分与
親権争い
罵詈雑言
憎悪交錯
視線鋭利
責任主張
法廷闘争
損得勘定
喪失感覚
精神耐久
疲労困憊
結局敗北
それこそ
離婚 ...
碇星社会福祉に入れるメス
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない
賞味期限
切れかけならば
憧れの
マドンナとだって
可能かもよ
生臭いゴミの匂いがした
いい匂いのふりをしていた
季節の夕暮れのひかりに
ぼくは金木犀じゃないかと見回した
歩きだせずにいた
ひかりは姿を
ゴミの匂いは形を
...
気がつくと窓から射し込む
光の色が朱から濃い藍に
変わっていこうとしていた
ああ、もう陽が落ちる時間が早くなった
ぼくは窓に眼を遣るだけで
ソファから立ち上がらなかった
此処に移っ ...
パントマイムの光る町で
100円玉を 見つけました
なんて 格好良い セリフを
吐けたならば 幸せ
履かれたならば 臥しあわせ
マッサージ タイムには
上に 乗っからないで 下さい ...
見上げた灰色の空に
風が答えるように 霧雨をよび込む
屋根岩二峰
小さな張り出しの下にたどり着いても
漂う水滴から 逃げる事はできない
吸う息も 吐く息も
踏みしめ ...
きっと生まれて初めて見た色って
ターナーの洪水
まばゆいなか ひかりのなか 空映す青
きっと生まれて初めて知った色って
ターナーの洪水
まばゆい夢 ひかりの夢 母なる海
無から有へと蓄 ...
向こう側も金色だった
そしてこちら側も金色
幼女の背丈ではそれだけが
世界の全てだった
何者にも育てられず
彼女を育んだのは
その、原風景だった
こころの存在を教えられ
歩むことを ...
書き留めた春は儚くて
夢香のように消えてゆく
さえずる鳥は初夏を待ち
孵ったあの日を忘れてる
きらきら、と
ではない夜の星も
さやさや、と
ではない風の声も
きらきら、として
...
美術の造形で手の形のを作った。
更衣室で皆で
蹴って遊んでいた。
そうしたら私の蹴ったのが
友達の目の上に
当たってしまった。
縫ったそうです。
傷は一生残っている
とても大切 ...
政争を清掃したい総選挙
いっそのこと水曜どうでしょうを党名に
迷走を瞑想している居眠り議員
お互いを先生と呼ぶ別世界
復興の名前に隠れ無駄遣い
国の首締めても官僚生きてゆ ...
あまりにも賢しくなってしまった僕たち
たくさんのバナナキャンディが液化する夜
いちばん先になくなる
火を灯した心臓
大人になってしまったね僕たち
ソネットが夜と心中するのは
遠景の丘の ...
白いシャツを通して
浮かんだ
乳と
輪の文字
過敏な塔の
周辺にある鮮やかな
花畑に踏み込むには
さむイボという名の
いくつもの棘を
通過せねばならなかった
プール上が ...
朝起きたら
おもいのほか寒かったのです
肩がひんやりします
すっかり秋ですね
早起きしても
ひぐらしの声はどこにもありません
朝起きたら
寝違えていたのです
眠りながら何かを間違う ...
私は決してめげない。
どんな事があっても
前を向いて歩いて行く
自分の進むべき道を行く
夢と希望を諦めない。
夢が必ず現実になる。
そう思わずいられない。
自分が否定されても、
立 ...
9月からアメリカの小学校に入学した娘
2日目の朝吐き、早くも欠席
3日目お腹が痛いと昼前に早退
4日目から毎朝目が覚めると学校に行きたくないと、泣くようになった
「なんで行きたくないの?」 ...
それぞれの許されない世界は
こまるかもしれない
パートのないオーケストラは
ハーモニーを奏でない
ぼくは遇いたくない人間にはあいたくないと
思っている動物
話したくないのはぼく ...
太陽がラッパを吹いても
月がバイオリンを弾いても
最後は祈ることしか頭にない
最後は祈ることしか頭にない
私の湖に小舟がやって来て
そっと浮かばせてあげるこの腕は
いつでも身軽であ ...
旅立ちの原点そっと触れる爪先
手のひらに残ったものをかぞえる秋
虹のこびと遠く笑ってさかだちしてる
年月の更けゆく日々に聴くラフマニノフ
宇宙翔けるもの星座のしずく夜に流れ
...
人を
ただしい場面で
ただしい順序で
ただしい角度に
揺すると
泣く
そのただしさを
習得することを
愛とか技とか
呼ぶ人びとを
軽蔑し
憎んでいるわたしも
ただしい角 ...
出し入れするものがちがうだけで
会話になったり
セックスになったりする
不安
雨は降るし
音は流れる
あらがうものが
ないだけで
こんなに不自由なのに
愛されなんてしたら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢をごらん
塔野夏子
自由詩
6*
12/9/23 22:22
路上
オイタル
自由詩
6*
12/9/23 22:20
世界は淡雪のようなもので出来ている
高原漣
自由詩
2*
12/9/23 22:14
活きた魚の眼
佐々木青
自由詩
5+
12/9/23 21:48
オセロ
亜樹
自由詩
4
12/9/23 21:42
雨とコスモス
朧月
自由詩
9
12/9/23 21:07
大魔司教ガリウス
6
自由詩
1
12/9/23 20:43
泥仕合
HAL
自由詩
3*
12/9/23 20:02
碇星社会福祉に入れるメス
北大路京介
俳句
3
12/9/23 18:38
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない
〃
自由詩
13
12/9/23 18:37
熟女短歌5
花形新次
短歌
0
12/9/23 18:16
金木犀
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/9/23 17:33
黄昏
HAL
自由詩
4*
12/9/23 14:29
フラフープ
藤鈴呼
自由詩
6*
12/9/23 14:06
マツムシ草
ぎへいじ
自由詩
9*
12/9/23 12:41
ひかりへ還る
もっぷ
自由詩
5
12/9/23 12:05
色彩
〃
自由詩
2
12/9/23 12:00
の、誕生
〃
自由詩
3
12/9/23 11:58
美術
ペポパンプ
自由詩
6*
12/9/23 10:40
へっぽこ川柳
梅昆布茶
川柳
4
12/9/23 10:25
大人
いつも神様の...
自由詩
1
12/9/23 9:54
乳輪
花形新次
自由詩
2
12/9/23 9:48
なで肩の運勢
そらの珊瑚
自由詩
17*
12/9/23 8:43
前を向いて歩こう
ペポパンプ
自由詩
5*
12/9/23 8:37
‘義務’という言葉をまだ知らない娘へ
夏美かをる
自由詩
17+*
12/9/23 8:10
とぐろのなまえ
梅昆布茶
自由詩
9
12/9/23 7:10
チャチ
マーブル
自由詩
6
12/9/23 4:13
宇宙翔けるもの
梅昆布茶
川柳
5
12/9/23 2:04
ゆらす
はるな
自由詩
24
12/9/23 1:54
ペン2
〃
自由詩
4
12/9/23 1:41
2886
2887
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
4.8sec.