指に取った
灰を
目蓋にこすりつけるようにして
受け入れる覚醒を
外光が
青くあなたの胸に入りこむ
胸に幾筋の
線を流して
待っている――待っている
片方だけ裏返ったスリッパは
ま ...
牢獄が私の家だった
手枷をジャラジャラと鳴らし
監守の持ってくるまずいパンと汁を待つのみの
私はそんな女だった
ある日
男が来た
男は理解できない言葉を
とても丁寧に話 ...
つじつまを誰かが合わせてくれるのだろう、この人生の終わりに
とりあえずしつけ糸で縫い付けるそこが予定であるかのように
始業式の朝ともなれば小学生が憂鬱のつじつまを合わせて行く
一時間 ...
「秋のワイン」
木の若芽
ぶどうの木に宇宙が実っている
一粒一粒の小宇宙の魂が
ほろ苦く ほの甘く かすかにすっぱい
この味こそ宇宙の味わいだ
だが宇宙の香りにつ ...
「つばめ」
木の若芽
雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇 ...
心臓が主語を持つ。
◆ 果たされないまま思い出になろうとしている幾つかの時間を夢に見る。
黒い鳩がこちらを睨みつけており、私はそれから逃れるために海辺の街へ向かうことに決めた。
乗り込んだバスに無かっ ...
中国人が、そんな許せないアピールを
とあるサッカーの試合でしたという。
何をバカな。
蒼井そらは俺のモノだ。
良く見ろ、ほら、彼女は僕の19インチの
ブラウン管TVの中に ...
ここ2回ほど、批判的な詩を書いている。
かっとなって殴り書いた、というのはその通り。
その意味では反省している。ぺこり。
「アジビラだ」とのコメントもいただいた。
それはきっ ...
鳥の
輪を描くように
腕の中で時計を
守ってほしい
日に細かな気泡の浮かぶ
ガラスの器に
首の折れたストローを挿して
二重になった影を
辿ってほしい
絡めた指先から
震えとともに
...
ひとりでいるときに風が吹いていた
夢を見ることが 虚しい
こうして遠くを行く雲を見ていることのほうが楽しかった
なぜなのかはわからないけれど そうだった
山手線で街行く人たちを眺め ...
橙色の灯篭が夜に映っている
黒々としてたゆたう海は
一片の月を飲み込んではまた
何も無かったように眠る
空を見上げてみれば
食べ残された三日月が
安堵のような哀愁のような
情をたたえ、浮 ...
街中で知らない人と沢山すれちがう
わさわさ人
つつつ つつつ
つつつ つつつ
つらなる人と私
駅につきすれちがう視線
電車に乗り窓の外を眺めていると
つつつ つつ ...
あなたはその(目)を視たことがあるか?
私はその(目)を視たことがあるか?
ほんとうの(目)はいつも
鳥の羽ばたく虚空から
世界の物語を眺めている
私はあなたを視たことがあろ ...
そのくちびるが
どんな形で動いていくのか
最後まで見届ける勇気が、ない
今にも飛び出しそうな心臓
耳をすまさなくても聞こえる
生きている証
あたしの左肩は
心地良く鉛を背負う
...
周の誕生祝いをした夜
旅に出て、乗った列車は
ぐんぐん加速して
夜の旅路の線路を走る
周がこの世に生を受けて
「一歳」という時が
すでに始まっている
背後に遠のいて ...
嫌気がさしてある日とうとう
ベランダから落下する
あるいは駅のホーム
健康的な若いからだが
ばたばたと倒れていく
この国のわりとひらかれた土地で
わたしはこのごろ
絵 ...
末期の日まで
夢を見よう
永遠につづく
時空を想って
末期の日まで
考えよう
次なる世への
不安と幻想
来し方行く末
めぐる世もまた
生死あり
末の世ひと夜
め ...
日向ぼっこ
気持ちいいな
顔の傷跡
男の勲章と言われる。
トイレ掃除をする私
ウンコと友達
台所の汚れも平気で
つかむ。
でも金の廻りは悪い。
今日はステーキを食べる。
2 ...
純粋だけでは生きていけない
人間関係が上手くないと
生き残れない。
愛がないと生き残れない。
短気は損気
カッと来る感情を押さえ
苦しんでいる人を助ける。
はぐらかす事も必要
...
ハッピーライフ
朝にアイスコーヒー飲んで
close your eyes
朝日を感じよう
フレンチトーストを
食べて
サラダを食べる。
やばい遅刻だ!
トボトボと家路に着く
...
巨大な扇風機をもってしても
私のなにもかわらずに
ぐるぐるとかきまぜられるだけのようです
この扇風機は私がもってきた
うまれたときからずっとずっと
かわれかわれと願いながら
この道 目 ...
白髪のとどのつまりは雀かな
お前には問題処理ができないよ
脇を見て後ろを見ずにバックする
かみさま、彼らの十字架を
どうかどうか先端を金色に光らせて
目をつむって星座をみつける
まぶたの奥
熱いたましいの燃えている火を見上げて
すべての過去に名前を与え
すべ ...
誰かを愛している、愛されているからこそ
世界の均整が保たれる
それは美、健やかさ
愛する人のいない生活は
太陽のない地中の暮らし
モグラになった気分
...
今時、いわゆる、詩と世界とを等価とみなすような愚か者は、そうはおられまい。どうやら、時代はそうした詩への信頼と期待とを、妄想として冷笑することがトレンドのようだ。私の場合、そのような世界そのものと釣り ...
淡い音
はなればなれに息
まぎれ
生い茂るものの朝
皺の寄った
星のスカートは
どんな夢を見ている?
高空に静止して
流れていかない雲を
つかもうとした
夏の花
削り取った窓に
...
ひとりで仰げば尚更に
山野の月はきれいです
涙は
雲居をわたる舟
契りは
雲居をてらす舟
言葉が透ける霧の夜は
山野の月がきれいです
あまねく水面は
古巣です ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Incantation
春日線香
自由詩
1
12/9/4 12:14
牢獄の女
田園
自由詩
5
12/9/4 11:11
つじつま
そらの珊瑚
短歌
7
12/9/4 10:49
秋のワイン
木の若芽
自由詩
2
12/9/4 9:59
つばめ
〃
自由詩
3
12/9/4 9:58
生活の真似事
青土よし
自由詩
1
12/9/4 6:13
夜を溶かした数だけ抒情は真実味を増す
〃
自由詩
5*
12/9/4 5:55
尖閣諸島は我々のモノ、蒼井そらは世界のモノ
Ohatu
自由詩
3*
12/9/4 5:42
サイレントマジョリティに罪は無いか
〃
散文(批評...
1
12/9/4 4:36
灯台
春日線香
自由詩
6
12/9/4 2:36
君らとはもうやってられない
番田
自由詩
1
12/9/4 2:06
コンビナートと海と月
なきり
自由詩
4
12/9/4 1:52
かずのこ
灰泥軽茶
自由詩
8*
12/9/4 0:52
目について
服部 剛
自由詩
6
12/9/3 23:47
愛しいひとへ。
AquAri...
自由詩
3
12/9/3 23:32
おさなごの夢
服部 剛
自由詩
2
12/9/3 23:31
紙でできた街
いばら
自由詩
0
12/9/3 23:25
末法思想
シホ.N
自由詩
3
12/9/3 23:21
友達
ペポパンプ
自由詩
2*
12/9/3 23:09
あこがれ
〃
自由詩
5*
12/9/3 22:59
向日葵
〃
自由詩
3*
12/9/3 22:45
風の球体
朧月
自由詩
3
12/9/3 22:02
白發中
ペポパンプ
川柳
1*
12/9/3 21:56
お袋言う
〃
川柳
1*
12/9/3 21:53
電柱にぶつかる
〃
川柳
2*
12/9/3 21:53
クラシックを聴きながら
いばら
自由詩
5
12/9/3 21:50
愛こそすべて
〃
自由詩
1
12/9/3 21:44
呟き 詩と世界の等価性のことなど
るか
散文(批評...
3*
12/9/3 21:18
束の花
春日線香
自由詩
1
12/9/3 21:11
山野の月
千波 一也
自由詩
6*
12/9/3 21:03
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
3.86sec.