菅原孝標女が孝標女という名前しか残せなかったのと同じように
私の名前はヘルメスの鳥
藤原道綱母のようにヘルメスの親鳥ともなれば矜持の一つも持てるだろうが
あわれ私はヘルメスの鳥
バーキンでもグ ...
こびりついて
離れなくなって
コールタール
異臭を放ちながら
周りに避けられながら
コールタール
誰か助けておくれ
叫びながら
コールタール
...
おいてきぼりの
わたしたちきみたち
別たれて
いまだにたゆたっている
境界線のうえ爪先がちらつく
ゆめをている
もういいかい
まあだだよ
幾たびも繰りかえす土曜日
手放すことも ...
いぼがえるの背中のいぼいぼ
全部あかで塗ってドットにしたい
夜は欠けた茶碗に満ちた、俺は糞虫の死骸を拾って食い、その茶碗に茶を注いで飲み干した、雨が小賢しく降り、風が騒々しいこの日はまるで、二匹の蛇がいつ果てるともしれないまぐわいをしているみた ...
121027
本当かなと思ったら
本当だった
なんで今頃と
不思議に思うのが当然で
根拠の由来を問う私の疑問は
8 ...
僕らはやって来た
山脈を望む高台で自身の未来を仰ぐべく
正中する太陽の指し示す影を追って
南の肥沃な低地には生命の修羅があって
過剰な欲望が溢れていた
充足の幻影が従属であること
...
凪いで
落ちて
止まって
揺れて
何度も繰り返す 小波が
隠れる位置で
音だけを 感じながら
妄想を 始める
今 縞が笑った
小粒の砂が お喋りをした
噂の岩が 無口で抵抗 ...
ORIONの一すじの涙はオオカミの喉をつたっていった
ドン・ファンのシルエットが壁に映って
眠たげに呼吸する悲恋はもう海に還ってしまった
漣の番
砂浜の影
コンバース
黒のレザージ ...
鉄は冷たいものだと思われるかもしれないが
実は鉄もまた、この惑星(ホシ)の肉であったりするのです。
その証拠に、あの錆びた古鉄をごらんなさい。
酸化した、ドロリとした血が
ぬたぬたと滴って ...
セックスのあとで
めずらしく君が眠っている
男は眠るものだろうか
君は起きていることが多いようにおもう
日常には官能がおちている
おち窪んでいる
せいかいに近づくには
どこかまち ...
秋茱萸やHEP FIVEの観覧車
今年酒ヘソにそそいで溢れてる
草紅葉レースクィーンライブラリ
なぜきみはぼくに逢いにきてくれないんだ
これほどにきみと逢うことを望むぼくにだ
でもきみは遠い日にぼくに手を差し伸べた
ぼくはきみのその手を掴もうとしたときに
きみは邪険にぼくの手を振 ...
友人にまるで詩人だねと言うと、彼は頭を軽くふった。
その仕草は穏やかで、羊を連想させた。
彼はゆっくり話しかけてきた。
「宮沢賢治的な言葉が俺には無いからね。」
なるほど、彼は詩人だと ...
「原初の姉妹」
木の若芽
東雲の空をわたしの原初の姉妹が舞い駆ける
紫の長い髪をなびかせて
しなやかな脚大きくひらいて
かもしかや野の馬のように
...
「鳥と踊る」
木の若芽
青い朝をうれしがる 小鳥が来て
荒れた庭が園になりました
屋根の上は舞台です
光もいっぱい
伴奏は風と鳥がいつも
さあ誰 ...
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない
まもなく氷河期がやって来る
...
夕刻の道
ヘッドライトをつけると
うす暗い未来に
灯りが
ともる
おまえのゆくべき道は
目の前にあるではないかと
指をさすように
向こうからも
ふたつの光の輪が
あらわれて ...
アクウシェ、アクウシェ
そらをよぶ鳥の
悲鳴、だけが
つぎつぎと巣立ち、
のこされた
しろい尾羽根は
ながされた血に倣って
たかい、たかい、
高層ビルの屋上から
飛 ...
遠くにあるものをつかむ
風の色は赤く
曲がるスプーンに写る
魔術師の顔が笑う
神様がつれてきた
黒い山羊を
飼いならして
角に触れる
大きな仏を拝む
俺を猫 ...
楽しい時はただ過ぎる
明日大人になりたいと考えながら
夜の夢に沈む
きれいな歌も光る灯りも 計算のように感じたのに
今すべて 呼吸のように感じる
通って 抜けて また沈む
色んなこ ...
「夢」を前にして、「夢」と向き合ったとき
甘い幻想ではなく
逃避の妄想ではなく
それを現実としたいのなら
その「夢」を、「逃げ込む場所」にしてはいけない。
「夢」を叶えたいと望むのなら
...
早朝だ やがて陽が登るだろう
記憶に 登る記憶があるのだが
それは 過去で何処かで起きる
未来だ 過去と未来は出会うか
やがて 冷たい冬が来るだろう
かつて 訪れた様に静 ...
「絶望」ってのは、文字どおり望みが絶たれたってことさ。
でも、もしも、それでもあきらめずに
もう一度って、望みを探して、探してさ、
再び望みをまた見つけることができたなら
その時は、望みが ...
とにかくまるなのだ
そうして
なんだかとぎれとぎれの
まるを描いて
完璧だよ
世界はまだ3ミリメートルくらいで
幾何学的な空に浮いていた
そのアウトラインもまるだった
あな ...
時と光と物質と重力に
私はさからえない
しかし愛することはできる
青春の終わりに
君を愛し
それは幕切れた
後悔はしていない
私は病を得て
その後の人生を
決定的に方向づけられた
...
ライミンできたらテキストなんか書かないよ。
フリースタイルで心地のいいリズムと韻
踏めたら最高、踏めなきゃ最低。
言いたいこととか特にないけど
フロウに乗っけてありのまま
言えたらそれはなに ...
ロンリィ ロンリィ
あたしは ロンリー
好んで一人でいるわけじゃなくってよ
ほんとはあなたの胸で泣いて
ちいさな家でかまわないから
ボーダーコリーと猫と暮らしたい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。
木屋 亞万
自由詩
3*
12/10/27 22:32
化学物質
川上凌
自由詩
1*
12/10/27 22:31
アネモネのスイッチ
高瀬
自由詩
0
12/10/27 22:30
いぼいぼ
川上凌
短歌
2*
12/10/27 22:29
雨は降り、風は吹き、虫はどこからでも出ていく
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
12/10/27 22:27
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。
あおば
自由詩
2*
12/10/27 22:26
緑の丘を越えて
梅昆布茶
自由詩
13
12/10/27 21:20
満ち引き
藤鈴呼
自由詩
5*
12/10/27 20:15
ORION
マーブル
自由詩
5
12/10/27 19:39
鉄。
元親 ミッド
自由詩
3
12/10/27 18:40
スマートフォンの向こう側
かんな
自由詩
7*
12/10/27 18:08
秋茱萸
北大路京介
俳句
4
12/10/27 16:54
今年酒
〃
俳句
1
12/10/27 16:54
草紅葉
〃
俳句
1
12/10/27 16:53
待ち惚け
HAL
自由詩
4*
12/10/27 16:04
まるで
たまごボーロ
自由詩
2*
12/10/27 15:45
原初の姉妹
木の若芽
自由詩
2
12/10/27 15:40
鳥と踊る
〃
自由詩
2
12/10/27 15:34
もうすぐ まもなく
nonya
自由詩
25*
12/10/27 12:34
ヘッドライト
そらの珊瑚
自由詩
13*
12/10/27 12:34
accoucher
とりかご
自由詩
1
12/10/27 9:44
神様の黒い山羊
suwaya...
自由詩
0
12/10/27 7:17
希望
加藤
自由詩
3
12/10/27 5:09
夢と闘う。
元親 ミッド
自由詩
0
12/10/27 4:54
稀故に
ドクダミ五十...
自由詩
3
12/10/27 4:45
絶望したなら仰ぎ見よ。
元親 ミッド
自由詩
1
12/10/27 4:38
まあるを描く
塩崎みあき
自由詩
2*
12/10/27 2:06
さからえない
渡辺亘
自由詩
2
12/10/27 1:10
hp/hp
子役大好き
自由詩
0
12/10/27 0:47
ロンリィ
川上凌
自由詩
1+*
12/10/27 0:15
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
5.99sec.