ふと見上げた先

無数に輝く星たちがいて
漆黒の闇があって
一際光を放つ月があって

そして私がいる

その断片に過ぎないワンシーンに
貴方を加えて

手を繋いで見れたなら

...
猫柳を白繭玉と詠む心粋に
椿のエキス トパッとかけて
蒼い世界を 注ぎ込むと
夕暮れが 完成します

早く 美しさを 愛でたいので
朝焼けから 参上するのは 目出度いか
ドバッと 欲張ら ...
常温で液体の金属である水銀
調合し身体の永遠を祈り水銀
を呑んだ皇帝や時の権力者も
現在の人々もしている事は同じ
自らの羽を喰らうヘルメスの鳥
だとしたら 
ことば に できな ...
  生臭い夜に
  九本の足が生えている



  洗いたてのシーツに置かれた
  ただひとつの丸い石
  きみの汗がそのうえを伝い
  鼠がねぐらに帰るように
  闇の奥へ ...
わたし時間です
あなたの時間です
わたしはあなたの中にいます
だから
わたしとあなたは同じです

わたし時間です
似ていますが痴漢ではありません
でもあなたはわたしがうとうとしていると ...
  皺くちゃの子ども
  緑色の鋏を手にして
  揺らめく雲の端を断った



  いま、
  目覚めの時
  山の連なりは遠く
  朝焼けに縁どられ煌めく
  森のどこか ...
そそとゆく
風と風の隙間をぬい
歩く
指先につぼむ
緑色をかざしては影に
うつしとられたわたしの手を
眺める

すべるすべる
なめらかな水面を乞う
浸して、
湖畔のふちをなぞる
...
おとなしくしろ
騒ぎ立てるとぶっ殺すぞ
いいか、よく聞け
この店にある
葉唐辛子が具のおにぎり
全部このバッグに入れろ
全部だ、全部
早くしろ、グズグズするな

ちょっと待て!
そ ...
老いた母に
追い詰められる

じわりじわりと
追い詰められる

壁際まで
追い詰められる

涙と鼻水
叫びを上げ 壁を叩く

翌朝

軽い内出血した手
私の中に留まった血 ...
コノヨニアナタガアルカギリ

コノミヲカゼニナビカセテ

トオクノソラヲアオギミル
喧嘩しないでチューしよう
あたしに歯列がある内に
あんたに舌がある内に
だって、そうでしょう?
それが一番いいでしょう?
そんなものでしょ二人って
右手の指の爪先だけが五対五で
ほんの少 ...
本妻の勝利宣言酉の市 ボケた祖母を鬱陶しがる父もボケてきている 生存率1%の1%で今日も生きている 花に吹かれ風が揺れている  
 コントラバスを弾いている人たち、

 うわごとのようにつぶやいていた



 「おやすみなさい、おやすみなさい」


 「しあわせは耳をぼんやりさせるのですね」



...
 わからないことがこれからももっと
 ふえていくんだろうな

ふりかえるとはなれたひとがちかづいて
こえをかけてくれた
はなしたいことがあったのとうちあけたら
あたたかさを ...
シースルーエレベーター
不揃いなビルの列
ぼやけて見えるのは
雨のせいだけじゃない

愛を惜しんだ者に
背中を追う資格はない
傷を怖れた者は
不平を口にしてはならない
...
車で信号を待つひと時は 
役者が舞台にあがる前の 
あの瞬間、に似ている 

交差点を 
右から左へ、左から右へ 
車はゆき交い 

のたり、杖をつくお爺さんと 
たたた・・・と駆け ...
在りし日の祖母の部屋にて 
スタンドの灯をぽつんと点けて 
幼い頃に玩具で遊んだ 
炬燵の机の細かい傷を 
じぃ・・・っとみつめた

向かいの座布団の上から 
からだの無い 
祖母のに ...
駐車場に停まった
車の助手席から眺める 
スーパーの硝子の向こうで 
ベビーカーを押しながら 
おむつを買っている、妻の姿 

長い間、出逢わなかった 
二つの道が一つになっている 
...
なにやってもだめで

見放されてて

それが僕だって


それでもがむしゃらに突き進んで

また落ちて


だけど

こんな僕を愛してくれる君がいるから

...
秋のソラ

じゃがりこをボリボリしながら

夜空を見上げたら

君を想い出したんだ

一つの星に目を奪われながら
ボリボリ

君との想い出が
夢だったんじゃないかって
感じる ...
文句が有るなら言ってみろいいえ別にありません

お前の態度が気に食わない文句があるなら言ってみろ

いいえ今日は用事があるのでライン長様に文句なんて

我慢だ、足軽社員は我慢が命と心の叫び ...
夜の塊をそっと口に入れた

あなたは

シャーベットのように崩れて

記憶の澱のなかへ消えていく

寂しさはない

永遠が凝視する

無辜の表徴

絶え間なく壊れていく〈無 ...
トンボになって飛んでいた。
桜の木もすっかり葉を落とすころ。
トンボの翅はなにも思考せずに
ただ
トンボのこれからを ひたすら羽ばたいていた。

大きなビルの大きな木陰で
すこしばかりの ...
あなたの声を聴くことが出来なくなって何日経つでしょうか

あなたがいた空間は別の誰かに汚染され
でもそれが特段悲しいわけでもなく
どこかほっとしている私もいるのです

もうすぐ雪がちらつく ...
昼下がりの公園
子どもたちが四、五人集まって
わいわいやっている
何だろうかと覗きこんだら
身体が一番でかい男の子が
カマキリを手に持っている
青い立派なカマキリだ

「今から、このカ ...
わたしから、
誰もがみんな目を叛ける
見える人には見えてしまうのか
わたしの眩しいくらいの死線が

わたしはい ...
今日死んでしまいたい
明日生きていたい
月の断頭台で
綺麗に首を刎ねてね
あとは夜に突き落として
なんて無様な一人三文芝居

世界は広すぎる
私は怯えている
言葉はいつも過剰に饒舌で ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ある夜に、柊 蒼衣自由詩412/11/10 12:42
まゆだま藤鈴呼自由詩4*12/11/10 12:26
ことばに できないるるりら携帯写真+...12*12/11/10 11:12
ねぐら草野春心自由詩612/11/10 10:48
わたし時間ですイナエ自由詩8*12/11/10 10:45
皺くちゃの子ども草野春心自由詩712/11/10 10:37
羽根高瀬自由詩312/11/10 8:16
コンビニ強盗花形新次自由詩012/11/10 7:58
平行線小川麻由美自由詩3*12/11/10 7:13
ナビカセテ石田とわ自由詩4*12/11/10 0:53
仲直しsalco自由詩2*12/11/10 0:31
酉の市北大路京介俳句112/11/10 0:14
ボケた祖母を鬱陶しがる父もボケてきている自由詩412/11/10 0:13
生存率1%の1%で今日も生きている自由詩612/11/10 0:13
花に吹かれ風が揺れている自由詩1012/11/10 0:12
ゆめのはなしねむみちゃん自由詩412/11/10 0:00
さよならにまえむきでいたいからあろん自由詩312/11/9 23:55
ありふれた帰途御笠川マコト自由詩212/11/9 23:54
交差点にて 服部 剛自由詩1212/11/9 23:23
祖母のにおい 自由詩112/11/9 23:06
家族 自由詩412/11/9 22:58
活力ジュリエット自由詩112/11/9 22:54
夜空ボリボリちゃんこ自由詩212/11/9 21:47
爆発 2012 11 9ぎへいじ自由詩12*12/11/9 21:44
シーニュempty自由詩412/11/9 21:37
空あります草野大悟自由詩10*12/11/9 21:29
クリアランスみやかわ白緒自由詩112/11/9 21:18
【 カマキリの災難 】泡沫恋歌自由詩15+*12/11/9 20:48
『架空の地上』あおい満月自由詩4*12/11/9 20:45
三文芝居夜子自由詩212/11/9 20:36

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