「宇宙愛」
木の若芽
海宇宙と木宇宙と光って揺れて波広がる
あの時の白い手再び降りて来てわたしをやさしく洗い始める
宇宙の海水で
光の手がわたしの魂を包んでやさしく ...
「神秘」
木の若芽
祈りというたったひとつの道 星も通っていく
宇宙樹の幹の中心を貫いて
夜がくれば霊の世界へ
月のように地球を愛そう
宇宙のように愛する ...
人生は担保されない
しかし生きねばならない
窓の外には緑の木々
葉末葉末に光が舞う
人生は担保されない
しかし
「今」だけは担保できる
「希望」によって担保できる
希望さえあれば恐 ...
わたしがあなたの下着を干しているあいだ
あなたはわたしのために歌をうたっている
わたしがにんにくの皮を剥いているあいだ
あなたは二人分のコーヒーを落としている
わたしが玄関のタイル ...
見あげた鉄塔は
汗もかけずに
さむざむと鉄色をしている
足もとの濃い影が
すこしだけ揺れて
ふりむいたすべてはあかるすぎて見えない
あかるすぎて
見えないなかで
あなたがあ ...
オレンジの月を見ました。
「月が綺麗ですね」
そうあなたに言いました。
真っ青な太陽を見ました。
「とても素敵ですね」
そうあなたに言いました。
いつまでもいつまでも
隣にい ...
乞食
たった一杯のコーヒーを飲めずにのたうち回っている老人
その瞳の中には険しい眼差しとオドオドした炎のちらつき
言葉を無くした老人は襤褸を纏って道を彷徨う
ぶつぶつ世間への呪詛なのか
...
120828
着いたのは午前3時の丑三つ時さ
母校の先輩に促され
待ち続けていた男をぶん殴る
バイト先の先輩だった
シチューの具にした子分どもは
あっというまに ...
冬の朝
ランドセルを背負う前に
背中にしんぶんしをおふくろが入れてくれた
と夫が言う
ホカロンなどなかった時代
結構あったかかったんだな、これが
しんぶんしはあったかいのか
...
ほら君君君は石のうえ砂のおふとん水水水浴びて魚はねる夢見る誘う腕腕あそぶおよぐ笑う七月月月中天今ど真ん中夜夜夜夜ねむる
足踏みをして
空気を送り込んで下さい
それが
おとになるのです
白い鍵盤の上でこどもが遊び
黒い鍵盤の上でスキップをする
電気もいらない単純でのどかな楽器
足と手さえあればあとはなんにも ...
壁をつたうノコギリの八重歯に
縦横斜めと深呼吸の刻みは触れ奮え
傷つく運命のモーションは押し出される
命は溢れこぼれ置き、傘の花咲く街の
一時 生まれた子供たちの行列 ...
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている ...
何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた
*
彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう
何のためなのか
誰の ...
いつから声を出さずに
泣くようになったのか
赤ん坊の私は
なににも遠慮せずに泣いただろうか
夜だけが変わらず
くらいままにそこにある
明るい朝を
体内に隠しながら
すべてを覆って
...
ようやく晴れた日曜日に詰めこんだ洗濯機の中は
ストッキングやブラジャーよりも
免責事項がプリントされたブラウスが9割を占めていた
ごうんごうんとだるそうに
唸りをあげているので
それなんてハ ...
ファネーチカ
発音が響く
茶色い地味な装丁の教科書
やわらかいO(オー)とЯ(ヤー)
教室の端と端
長いすにかける
座り姿が美しい
ハラショー
鳩は飛び立った/極寒がやってきた/車 ...
{画像=120827231158.jpg}
BF1に深く息するぼくら
階段を降りて行くと
下界は白く霧が架かって
謎の大陸に降りて行くみたい
色々な生き物が
棲息する謎の大陸で ...
『お客様は神様です』が口癖の歌手を
ずっとぼくは揶揄もし馬鹿にもしていた
しかし彼がシベリア抑留者だと知ったとき
餓死・凍死・狂死・刑死・自死で亡くなった同胞と
同じにならず瀕死の想いで
...
心に残る風景
根によって地に繋がっているような、血によって不可視の掟に縛りつけられているような、そんな感覚が、今にして思えば、20代の前半くらいまでは確かに、一種の生存感覚としてあったことは憶え ...
内惑星であったはずのあなたが
みえなくなって赤いあかい水玉
があたりいちめん増殖するみた
いに私の喉を覆っていってイン
タラクティブ・アートつまると
ころ免責事項であったはずの前
提がわた ...
股ずれで
ズボンすべてが
ダメになる
肥満児の世界
を知っているか
冬乾燥
夏は湿気で
股ずれの
休まるときは
一日もない
週に一度だけ深夜、君が一度目の眠りについた後そっと部屋を抜け出し
近くの公園で煙草に火を点ける
今日までの一週間を整理するために僕が壊れないための一服
愛おしい君を救えない非力な僕
い ...
あいするひとよ、
ほんとうの
きみのその気持ちは
とうめいな廊下になって
蜘蛛の巣がからまったような
きょうの丸い月にむかって
ひたむきに伸 ...
遊覧船は雨もよう
縫い針さながら森はしずかで
昼間の月は紙片を降らせる
絵になれない陰はどこにもないから
わたしはひそかに呼吸する
仕事ではジョークは言えぬミスの元
このせかいで
たったひとりのいもうと
おさないころからいっしょにいきてきた
たったひとりの かわいいいもうと
あなたはいま、ぽっかりとあいたかなしさを
いつものように
...
物語 感動するは 女の子
急に外からブレーキ音が聞こえて
部屋のカーテンを開けると
景色がゆっくり動いて止まった
どうやら
どこかの駅に着いたようだ
部屋の窓が電車の窓と繋がる事は
たまに起きるらしいから
...
わたし恋をしたの
胸がきゅうくつで
今にも消え去りたいの
わたし恋をしたの
じっとしていられなくて
今すぐ走り出したいの
わたし恋をしたの
でもそれが誰だか
てんでわからないの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
宇宙愛
木の若芽
自由詩
1
12/8/28 17:08
神秘
〃
自由詩
1
12/8/28 17:01
葉末
渡辺亘
自由詩
1
12/8/28 16:58
抱きあう動物
はるな
自由詩
5
12/8/28 16:07
鉄塔
〃
自由詩
3
12/8/28 15:45
涙
きみのてを
自由詩
3*
12/8/28 14:19
不安不安
……とある蛙
自由詩
12*
12/8/28 11:58
思想線に乗り遅れたりして
あおば
自由詩
5*
12/8/28 11:53
しんぶんし
そらの珊瑚
自由詩
16*
12/8/28 10:05
『納涼』
鉄
自由詩
1
12/8/28 9:38
おるがん
そらの珊瑚
自由詩
12*
12/8/28 9:32
月にハシゴなロマン
ヨルノテガム
自由詩
1
12/8/28 4:27
がらくたくだり
ホロウ・シカ...
自由詩
6+*
12/8/28 2:16
不要な言葉
番田
自由詩
3
12/8/28 2:14
ねむりの粉
朧月
自由詩
5
12/8/28 0:11
四つ打ちプロトタイプ
否々
自由詩
1
12/8/28 0:01
ファネーチカ(orインタラクティブ)
メチターチェ...
自由詩
3*
12/8/27 23:44
地下帝国の住人 / いつものスターバックスは暗い洞窟に続いて ...
beebee
自由詩
21*
12/8/27 23:07
『お客様は神様です』
HAL
自由詩
8*
12/8/27 22:40
根と血、うつほ、プレーローマ
るか
散文(批評...
1
12/8/27 22:36
Planet
ことこ
自由詩
5*
12/8/27 22:22
股ずれ短歌1
花形新次
短歌
0
12/8/27 22:22
螺旋階段の案内人
乙ノ羽 凛
自由詩
1*
12/8/27 22:04
あいするひとよ
草野春心
自由詩
8
12/8/27 22:03
に、じ、む、
千波 一也
自由詩
4*
12/8/27 21:37
電話にでんわ
ペポパンプ
川柳
1*
12/8/27 21:33
いもうと
寿
自由詩
3*
12/8/27 21:30
お伽噺
ペポパンプ
川柳
1*
12/8/27 21:22
ブレーキ!ブレーキ!
Seia
自由詩
3
12/8/27 21:22
わたし恋をしたの
〃
自由詩
2
12/8/27 21:21
2895
2896
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
2909
2910
2911
2912
2913
2914
2915
2916
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
6.24sec.