いくな
いくな
いくな と過ぎ去りし影の端を握る
 
あたいの前には、立ち入り禁止

あんたの前には、Uターン禁止

標識、ちゃんと見てよね!



 
あたし
自分で見たこと
なかったから
あんたに言われて
初めて知ったから

恥ずかしそうな
素振り見せたけど
嬉しかったの
本当に嬉しかった

こんな
薄汚れた
あたしでも
...
ノオトに書きつのった 想いは
黒板のみどりに にじんで

金木犀の風に 
セイラァ服のすそが揺れる頃

放課後の職員室で
私、わたし、ワタシ、、、
うつむいて

「それは はし ...
朝、職場の一日の初めに同僚たちが
コーヒーを啜っている一角には
充填しそこなった活力が
辺りに漂い出している

それに与りたいと
自分もカップにコーヒーを注ぐ
一日の仕事をやっつけるため ...
砂漠が止まり
荒地に変わり
境はうねり
灯に裏がえる


蒼とむらさき
はざまの冬に
窓は影を塗る
ただ繰りかえす


両側を壁に囲まれた
長い坂を下 ...
あの星の輝き
あの花の艶やかさは過去の印象

今は
何もかもが色褪せて見えてしまう

貴方と恋をしていたあの頃
私は一体貴方の何を見ていたんだろう?
私は一体貴方の何を知っていたんだろ ...
あたしの皮膚に
刻まれた
この傷跡は
あんたが残していったもの

あたし
あんたが好きだった
あんたが死ぬほど
好きだった

あんた好みの男に
なりたくて
あんたが
デブ専だ ...
偽善かな、って 迷う瞬間って 言うのは
何処かしら 自分自身に 
後ろめたさが 有るのでしょうね。

常に 色んな可能性を 考えて 動くコトは
大切だと 思いますが、

出来れば、
相 ...
ダムのサイレンが鳴った――
遠来の旅人はまさに無頼の男で、
己が生をあなたの扁桃体へ刻んでいった
――それは一つの警告だったのだろう。

思い出に鬱ぐあなたを召し迎えよう、
と、腕を廻し込 ...
ゲーム--スタート
--"-"(2)いいえ。
--"---->-->「--10 --いいえ
--"-"(1つ)いいえ
回転するボー ...
小さなあまりにも小さな


小さなあまりにも小さな
ことにかまけて
昆虫針でとめられた一羽の蝶のように
僕は身動きひとつできない
僕のまわりを
すべては無声映画のように流れてゆく

...
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする

この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ...
夜に、バレエのおけいこから帰る道で、
もうすぐ家につくというとき、
住宅街の隅で、若草色のネグリジェを着た女の人が猫と喋っていた。
ふたりは向かい合って楽しそうで、とても、きれいだった。
車の ...
神よりも偉いのだけど蟻よりも偉くないのだ四十二歳  逆月を飲み込んでより変顔にナイル川にも鯖がいました 寝てる間にあなたの眉を剃りまして走らせましょう銀河鉄道 個人情報売った銭で食いつなぐ 薔薇が青ざめている あなたがいても あなたが淋しいと淋しい 夜汽車の音を聴きにいく
眠れぬ夜のなぐさめに

長く尾をひく汽笛
行く人のさよならのように

旅のゆくえを指し示す
線路のむこうは闇に溶けている

行かない者のさみしさを
私はぼん ...
癒してくれる。
助けてくれる。
理解してくれる。
会ってくれる。

世の中を光り輝くものに
してくれる。
勇気をくれる。
生きる希望を与えてくれる。

自分に自信を与え
その気に ...
私は油性ペンが好きな時もある
泣きながら書いた手紙
泣きながら書いた詩
涙がこぼれ落ちても
にじまないから

私は油性ペンが嫌いな時もある
「これは私のものです」という印に
布に名前を ...
会いたくて

今すぐ君に会いたくて
駆け出しそうになるけれど

僕がどんなに手を伸ばしても
君の足元にも届かない

だから
うんと努力しよう

いつか 君と
肩を並べて 歩ける ...
今日も詩を書いていた
何が僕に詩を書かせるのかを考えながら 窓に沈む 夕日を
一人で眺めていた
新宿の平たい街角でビルに沈む夕暮れを眺めていた
人は思い思いの方向に進む だけど それらが交わる ...
虹を浴びていると存在がくるくるまわる。自傷。叡智。笑い。堪えきれなくなる。きみどりいろの空。大きな大きな卵に温められた空色のことり。
コップ一杯の涙を電気会社に支払う。何度も何度も、√の形に区切られ ...
さみしいヒト。
かなしいヒト。

全部食べたら、幸せになれる?


いいよ。
泣きたいなら私を貸してあげる。
好きに使えばいいよ。

さみしい、かなしい。

食べてあげる。
...
 黄色を暗がりで見ていると金色に輝く草原の満月だった 牛が骨を売って旅していく 寿司ネタは左からまぐろはまちサーモンの順で並び口穴へ消え失せたが 最後の紅しょうがの味がいつ ... 痛みに目を閉じた朝は
白痴だった電気羊の剥製と共に
世界中の飢餓の残骸となって
瀕死状態の純粋を嬲った
声だけの恋人は
「愛する者」と訳されて
一生分の夢より幻想的な
あやま ...
物憂い溜め息は朝を灰色に変え
私の指先をぬらした
冷凍室的空想は
剃刀を尖らせた
息を吸ったしゅんかん
喉に蝶が止まる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
かつてを想うyuma自由詩012/11/14 1:11
標識殿上 童自由詩14*12/11/13 23:04
肛門美人花形新次自由詩112/11/13 23:04
せんせい月音自由詩112/11/13 22:48
コーヒーによる世界の捕え直しのためのエスキース(習作)N.K.自由詩8*12/11/13 22:18
夜と白 Ⅱ木立 悟自由詩212/11/13 22:16
貴方がいた世界は柊 蒼衣自由詩312/11/13 21:59
肉割れ花形新次自由詩112/11/13 21:31
善だと思う事実藤鈴呼自由詩4*12/11/13 20:41
漂泊者によせて——巨浪すみたに自由詩212/11/13 20:16
デッドボール和田カマリ自由詩2*12/11/13 17:43
黒田三郎詩集 現代詩文庫を読む葉leaf散文(批評...10*12/11/13 17:28
サラダそば梅昆布茶自由詩1412/11/13 15:05
きれいなひと小鳥遊儚自由詩512/11/13 12:59
北大路京介短歌412/11/13 12:47
短歌012/11/13 12:46
短歌212/11/13 12:46
個人情報売った銭で食いつなぐ自由詩012/11/13 12:45
薔薇が青ざめている自由詩612/11/13 12:44
あなたがいても あなたが淋しいと淋しい自由詩812/11/13 12:44
夜汽車そらの珊瑚自由詩1912/11/13 8:25
愛の力ペポパンプ自由詩10*12/11/13 7:17
油性ペン小川麻由美自由詩9*12/11/13 5:40
星に願いを結城 希自由詩2*12/11/13 3:32
新宿のどこか番田 自由詩212/11/13 2:44
由比良 倖自由詩312/11/13 1:00
いとしきみへ茅野ゆき自由詩112/11/13 0:53
お茶を薄めるヨルノテガム自由詩112/11/13 0:36
トポロジー青土よし自由詩112/11/13 0:32
浮力の実態自由詩3*12/11/13 0:22

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加筆訂正:
漂泊者によせて——巨浪/すみたに[12/11/13 21:02]
ちょとなおしました。
5.42sec.