もしもし
もしもし
住むところを
いくども変わったので
電話番号も
いくども変わった
電話番号をたずねられると
一瞬のとまどいがある
0でもなかったし9でもなかった
新しい番 ...
早く起きすぎちゃって
人並みじゃないことがはずかしくって
分針をいたずらして
ほら午前五時を過ぎた
人が生きている音が聞こえ始める
おはよう同じビルに住む人
おはよう見知らぬ人々
営 ...
夕べ見た理不尽な夢を
起きぬけのコーヒーに浮かべ
スプーンでぐるぐるかきまわす
寝起きの頭はぼさぼさで
...
言葉がカランコランと音を立てて
積み上がっていくと
そこには
ぼんやりとした、影が
カチコチに勃起しているよ
勃起すると
サイコロみたいな言葉を
壊して 壊して 壊して
...
団地の三階から友人の父親が、不可知を投げ捨てるように
叫んだ。「お前ら二度と戻って来るなよ!」
ベランダで干されていた傘が、二月の光を
すくい取っていた。雨が降ったのは―
三日前か後に ...
失業者として歩く街は
頭をもたげるようだった
そんな僕を さげすむことなく抱きしめてくれる人を
探していた 池袋の あの子に
おにぎりをもらおうとして ビンタされ 新宿のあの子に
包んで ...
今あらためて、デフレ不況時代を振り返ってみた時、二人のスターが記憶に残っている。
イチローと佐藤可士和。二人はホームランバッター的なスターではなく、内野安打的な表現に、価値を上手に ...
声帯とは何だったか、ドリス。
それは最初、産声のように
孤独を置き去りにして、
ひび割れた食器に投げ入れられた
硬貨のように
丸くはなく、
無数に穴があいている。
「見ろよ、血しぶき ...
三原色が消えた庭で
眠気を誘うバイアスをささやく
後知恵を仕込む月がほほえんで
ドキュメンタリーは終わり
と夜を拡げた
暗闇の中
階段を下っていく
下ろした足の先に
段があるのかさえ分からず
感覚だけを頼りに
下りていく
不安とか覚悟とか
感情は全て封印して
淡々と機械のように
一定の下げ幅一 ...
ぼくは
いちばんひとりぼっちになる
ともだちなら絶交レベルの身勝手さだ
前に進もう
前に進もう
ごめんね
ごめんね
誰か
誰かもう
誰かもうぼくをひとりにしない
誰か
さよなら
...
途中の駅で降りてふらり
美味しい匂いがする
ラーメンずるり
からころころりと転がる
空のペットボトル
私のこころもからころころり
世界がくるり
飴玉くるむ大き ...
前に進むことが前進なのではない
そんなのサヨナラみたいで寂しすぎる
ゴメンネなんて謝らないでほしい
そんな残酷なこと君にされた覚えがないから
それともそんな残酷なことを君はした ...
工場で 向上させたい 口上を
アゲアゲな 恒常は どうか
楽しい瞬間ならば 構わぬ と
DJは 語る
キュッキュコ キュッキュコ
小気味良さダケ 忘れた指が
トマトを つまむ
...
ぽっきり
折れた茎
水面
波紋
つらなる
どこに
つらなる
波紋
音のない
水面
ぽっきり
折れた茎
〜今を語る あるお姫様のお話〜
無言で奏でる 見えぬ所で互いを知る
その暮れた先で 未だに覚えている
「あなたは どうかしら」
夜に舞い
硝子玉には 汚物にしか映らぬ
鎖は縛る ...
さかのぼる 水晶のような 水滴が
高速バスは雨の中を走ると フロントガラスの水滴が
同じスピードで のぼってゆく
静かな行列が たゆまなく のぼってゆく
そんな様子を何時間 見続けてい ...
眞つ直ぐに落ちて來る
枇杷の實
深く深く
地球が息を吸ひこんでゐる。
ジャン
朝が来た
春の陽が優しい
朝が来たよ
ジャン
聞いてよ
体が痛い
心も痛い
あしたお客さんが
来ることになったよ
わたしを心配してくれてる人
あした君を
そ ...
優しさだけがほしくて
ジャンをみる
優しさだけが好きで
ジャンをみる
優しさだけをみつけるから
ジャンをみる
優しさだけを信じるから
ジャンをみる
ジャン
君は常に優しく
...
実際この僕に
出来る事なんて
どれだけ在るかは
解らないけど
10歳その先に
出逢う物なんて
どれだけ在るかも
解らないから
今出来る事は
今しよう
後悔なんて
後回し
...
海は遠くにありました
波の中で魚が一匹死にました
二人目はわたしでした
くすくすとガラスが光って
春だと知りました
飛べないトビウオの群れが
雑木林を抜けて
体育 ...
NARUTO好き女王様のこだわりは九尾の鞭と語尾だってばよ
梅見ゆる間に妻の不倫かな
方言で叱られたいの春夕
火事になっている消防署がある
ゆびきりしてお祭りのにおい
気持ちの整理が出来てない
と言ったのが
きもち、生理が来てない
に聞こえて
きもちって、どれくらいよ?
と内心やべえと思いつつ聞いたら
あなたとこういう関係になってから
ずっとよ!
っ ...
人魚の肉に焼き鳥のタレをかけている
書くことで
いま
始まるかもしれない
もちろん何も
始まらないかもしれないけど
始まりも終わりも
あいまいに漂っている
生も死も
そのときには
わからないのかもしれない
知 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
でんわばんごう
yo-yo
自由詩
7
13/3/6 9:09
ニンゲン時間
もっぷ
自由詩
6
13/3/6 6:22
最高の朝はほろ苦い
石田とわ
自由詩
13*
13/3/6 4:06
言葉が勃起した夜には
うめぜき
自由詩
0
13/3/6 3:44
[:amen
プテラノドン
自由詩
0
13/3/6 2:41
東京放浪
番田
自由詩
3
13/3/6 0:12
デフレ不況時代の二大スター
小川 葉
散文(批評...
1*
13/3/6 0:05
誰か窓を開けろ
プテラノドン
自由詩
1
13/3/6 0:04
リジェクト
机
自由詩
1
13/3/5 23:52
階段を下る暗闇の中
kauzak
自由詩
6*
13/3/5 23:49
前に進もう
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
13/3/5 23:47
途中下車
灰泥軽茶
自由詩
7*
13/3/5 23:43
こころで感じる誰かのこころ
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/3/5 23:38
ならば 今は パーペキなんですか?
藤鈴呼
自由詩
4*
13/3/5 23:14
水面の茎
2012
自由詩
1
13/3/5 22:52
箱庭 三晩目 〜色〜
黒ヱ
自由詩
1*
13/3/5 21:57
塩を 少々
るるりら
自由詩
29*
13/3/5 21:29
枇杷の實
ロクエヒロア...
自由詩
0
13/3/5 20:30
あした
もっぷ
自由詩
4
13/3/5 19:27
マイ・ディア・テディ
〃
自由詩
2
13/3/5 19:26
走れ!
カルメンオジ...
自由詩
2
13/3/5 19:16
春告
たもつ
自由詩
4
13/3/5 19:15
尾
北大路京介
短歌
3
13/3/5 19:01
梅見
〃
俳句
1*
13/3/5 19:00
春夕
〃
俳句
1
13/3/5 19:00
火事になっている消防署がある
〃
自由詩
2+
13/3/5 18:58
ゆびきりしてお祭りのにおい
〃
自由詩
4
13/3/5 18:57
気持ちの整理
花形新次
自由詩
1
13/3/5 18:57
人魚の肉に焼き鳥のタレをかけている
北大路京介
自由詩
4+
13/3/5 18:56
救いのために
三田九郎
自由詩
6*
13/3/5 18:10
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
加筆訂正:
心
/
こしごえ
[13/3/6 6:47]
最終連を推敲して、改題しました。拝礼。
4.2sec.