空を見上げる
街に並ぶビルディングの上から
きいろい四角い看板たちが
見下ろしてくる
見上げている僕は憂鬱で

あの中に
住むことを考えてみる


  □


今日も地上の人 ...
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない

懐かしさなんて
かみしめている余裕はない

感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える

幸せになるため
一歩前へ進むため ...
風を入れよう 
部屋の窓を開けて―― 
カーテンが膨らみ 
風が巡れば 
生々発々と充ちてくる 
我が心はまっさらな 
空になる 
弘法の池の隅にある 
小さい洞窟の中に 
水に身を浸し、両手を合わせる 
弘法大師が立っていた 

揺らめく水面に映る 
弘法大師は目鼻の無い顔で 
鏡の世界から
こちらを視ていた 
...
私は迷える子羊だ
私を探しに来ておくれ

私は迷える子羊だ
私を掴まえに来ておくれ

私はここにいるよ
早く見つけて連れてって

私の居場所 私の居る場所に
迎えに来ておくれ

...
電車から眺めた風景は、
マスカット風味の飴玉は、

いつか消えて
夏が来る、春が終わる

君らしさなんて、すぐにさよならだ

真っ白な絵日記は、
青色のビーチグラスは、 ...
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父 JRAにお金を預けてる下ろすついでに馬見に行こう そもそもを喉仏が止めている 熱い雨が降って雪溶けている 雨のてんてん
つなげば文句ばかり

だから言いたくないの
なんて結局言うくせに

女は無口じゃいられない
静かな雨はないように

景気よくうちならせ
壊れたバケツもうたいだせ
お洒落な 満月なんて要らない
雨が降りそうだし ブルームーンなんて お洒落な言葉は要らない 
青い満月をみたら 幸せになれるなんていう 言葉は要らない
要らない言葉は 小鳥にしか読めないほ ...
コーヒー飲め

センスのいい洗濯物にはうち安らいだ悲しみが留まっている
今のうちにせいぜい遊んでおくことだな
未来を見ようとしないあなたは
感覚で物を考えるとは刹那主義のことだ

おたく ...
現時点で、世の中で起きていることは、いったい何か。
大きく、2つの事実にまとめることができる。

ひとつは、生産性の過剰な上昇によって、本質的に労働者が過剰になっているということ。平たく言えば、 ...
食べのこしのビスケット
ちょうちょ
黄色信号
音楽
日々は
燃え尽きながら色付いていった

やけどの痕を
後生大事に隠しているあなたを
わたしは
愛する
しぶきをかけぬける
ふくらはぎの
まあるい
着水点

夏の鼓膜に
そっと
折りかさなる
六月の
ふやけた骨格を
並べかえる

君は
雨だれに
擬態したまま
あじさいの葉脈 ...
〜永遠にすれ違う 一番不幸な彼女のお話〜


暮れ入り延びる季節 蒸しの熱を孕んで
日には烏が 夜には虫が
またあなたを具現しようとする

長い月を 糸だけで繋がるは 寂しさ
「本当は ...
 雪が降った。
 僕が住んでいる地域では珍しく、かなりの大雪だった。
 そんな雪が降り積もっていく風景を見て、年甲斐もなく外で遊びたくなってしまった。
 でも、さすがに年相応の羞恥心も持ち合わせ ...
遅い帰り道は
雨に濡れててらてら光る
路側の白線に沿って歩くと
導かれているようで
なんだか安心する

怖いものは何もない
たとえば気づかずに
かたつむりを踏みつぶしていた
なんてこ ...
空気を読むってなんなのだろう
私だって一応 必死に感じ取っているけれど

笑う うなずく 話す 返事をする

やり方もタイミングも
できていない気がして 考えすぎて
なんだかよく分からな ...
      不幸の扉。
扉自体が不幸なのか 扉を開く者が不幸なのか
     それは、 どっちでもいいんじゃない。
      だって 入れ替わり立ち代わり
扉が人間になったり 人間が扉になっ ...
    わたしのなかに
    雨がふる

    あなたのなかに
    雨がふる

     さらさらと
      しとしとと
             

   ...
子供たちが
元気に
穴を掘っていたら
砂の中から
じいさんが出てきた
ベンチに座って
エロトピアを読んでいる
俺に子供たちが知らせにきた
面倒くさかったが
大人は俺一人だったので
...
僕が知っている歌は
ほとんどが君が歌っていた歌
嬉しい時や悲しい時に
ふと思い出すその歌を
聞きたくなって借りてくる

だけどなぁ・・・

何かが違うと感じてしまう

だって!
...
飛行機雲

空を裁つ間に

霞みゆく 

澄み渡る青は

とめどなく


渦巻貝

海を嚥下し

淀みゆく

溢れ来る波は

とめどなく


夕列 ...
血潮、とノートに書いて貝殻のなかにたしかに海があったと

隣席のヘッドフォンから砂の音が聴き分けられる夏の江ノ電

ふたりで海を見たのは一度 いつまで、と互いに決められないままいた ...
それは空
どこまでも伸びていく若葉
風力発電なんて
非効率じゃないか
第一、風が吹かなかったら
どうすんだ
そんな疑問をお持ちの方
安心して下さい
私は考えました
原子力で巨大扇風機を回し
風を起こして
それで風車を回 ...
蛇の衣時間ばかりが過ぎていく
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
四角い空渡邉建志自由詩213/6/20 22:26
長年住み慣れた町を出ていくLucy自由詩11*13/6/20 21:59
窓を開ける 服部 剛自由詩113/6/20 21:41
弘法の池 自由詩113/6/20 21:37
迷う人・・・tamami自由詩313/6/20 21:28
彼女の行方秋助自由詩2*13/6/20 21:28
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る北大路京介短歌313/6/20 21:05
スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父短歌313/6/20 21:05
JRAにお金を預けてる下ろすついでに馬見に行こう短歌113/6/20 21:05
そもそもを喉仏が止めている自由詩413/6/20 21:02
熱い雨が降って雪溶けている自由詩013/6/20 21:02
雨ふり女朧月自由詩413/6/20 18:43
お洒落な 言葉なんて要らないるるりら自由詩12*13/6/20 17:07
コーヒー飲め杉原詠二(黒...自由詩2*13/6/20 16:05
ポエム論的、希望Ohatu散文(批評...3*13/6/20 12:53
音楽はるな自由詩313/6/20 12:14
海の六月佐東自由詩8*13/6/20 10:42
箱庭 一晩目 〜夏〜黒ヱ自由詩213/6/20 6:09
雪だるま柳井 幸仁自由詩213/6/20 5:04
気がかりについて春日線香自由詩713/6/20 3:38
形にならない物をつかもうとする群青ジャム自由詩213/6/20 0:58
自転車になる。——田中宏輔作品コラージュ詩こひもともひ...自由詩6+*13/6/19 23:52
ふる雨に石田とわ自由詩12*13/6/19 23:45
砂のじいさん花形新次自由詩313/6/19 23:33
☆君の歌☆清風三日月自由詩213/6/19 23:15
とめどなく中村 くらげ自由詩5*13/6/19 22:13
夏音〜KANON〜Rin.短歌813/6/19 21:48
忘れ去られた角砂糖草野大悟自由詩113/6/19 21:42
風力発電花形新次自由詩113/6/19 21:21
蛇の衣時間ばかりが過ぎていく北大路京介俳句213/6/19 20:47

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