体重計にのれたなら 勝利
のれないなら 敗北
豚の体脂肪率は十四パーセント程度と聞いて 愕然とする
そうすると 私は豚ではなく 
豚よりも ぷるるんとしている 

ひ ...
目の前のビルに
多くの人間がひしめき合い
忙しく動き回っている
皆同じような恰好をして
皆同じように倍速で囀りながら
男も女も激流のよう
そんな中に一人
着こなしの悪いのが右往左往
...
冗談だって微笑んで

ぼくは怒らないから

引っ張りすぎた冗談だったと

ほんの冗談だったと

頼むから言ってくれ


新緑がやわらかな鉱物色に輝いている

灰色のひかりにも

つめたい風にも

藍色 ...
青空の描かれた箱庭の中で
或いは、人と時の消えた大都市で
僕はたったひとり歩いている

終わりのないこの場所で
あの日見た夢の続きを
まだ探している

皮膚は{ルビ嗄=しわが}れて
...
ふっと頭をかすめたのは
神宮前小学校で子供用のブランコに並んで乗ったこととか
砧の遊歩道で散ったばかりの桜をぶわーってぶちまけたこと
  帰らない
  帰らない
  帰らない
右手の角度が ...
 
 
カエルがサーカスをしていた
とても上手にしていたので
拍手をした
カエルは何事もなかったかのように
澄ました顔で水に戻った
その後、近所の銀行に行って
金融商品の説明をしてもら ...
言葉にしなかったのなら
もっと君を楽にできたのだろうか?
君の手を掴まなかったのなら
もっと君を守ることができたのだろうか?

君に出逢わなかったのなら
僕は幸せだったのだろうか?
僕に ...
印刷が止まらない羽根のついた札束に
使い方をどのように学べと

食い繋ぐお金に感謝だけ 返って来いと羽ばたかせ
金色の長財布に小銭がじっとしている

嘆きの最終日を終わらせ 途端に
煌び ...
今日の朝は憂鬱だ

ぱちぱちぱちぱち
ばちばちばちばち

雨の音がだんだん強く地面を叩いている
大きな傘をさして自転車漕いで
つるつる滑るアスファルトに気をつけて
鞄はぐっしょり仕方が ...
成熟めざすやわらかな自由

繰り返すいのちの加速度

緑の効用を想うとき

かならず思い出すのは雅子さまのことだ

東宮御所のあの緑のなかで

それでも御病気がよくならない雅子さま ...
母さんが悲しむようなブルーレイディスクを抱えてはねられました 歌えるのに歌いすぎない歌手がいることを
ぼくは知っている
吹けるのに吹きすぎない奏者がいることを
ぼくは知っている
書けるのに書きすぎない作家がいることを
ぼくは知っている

そしてまた ...
化物を生贄にして惑星を裸に戻す蜉蝣のテロ コラーゲン注射の針や河豚供養 「ドップラー効果」がでなくてピーポーピーポーポーピーポーピー 高嶺の花をヘリから摘む 太陽と月を結んだ線が俺座 女性に人気の
コミックジャンルで
主人公をはじめ
登場人物の大半が
肥満児なのが特徴
顔が美形のデブという
現実では有り得ない
設定が多く
所謂
デブ専ものとは
区別される
代表 ...
時計が割れて
うまれた卵が
老成するにつれて
言葉を失うように

東京の上空には
沢山の卵が
詰め込まれている


わたしはあなたの
心体の中から
生まれる事のない
ト ...
種を買って、土に埋めた
水をやって、芽を出した
光と酸素がもたらした

やがて芽から蕾に変わり
花が咲く前に散っていった

でも、これで終わりじゃない
私はまだ、何も諦めて ...
いっかい打って

それがどうなったのか

なんでそう打ったのか

ああすればよかった、

なんて思わないで

続けては打たずにおく

ゴールなんてないんだ

ああすればよか ...
 

棺は静かに炉に入り 錠が下ろされた。
男は 合掌している彼を扉の横に連れて行き
ボタンを押せと言う
「それが後を引き継ぐあなたの役目だ」と

うなり始めた炎の音を確かめ控え室に戻る ...
 

病室に眠る人の腕に滴下する液は
機能を失った腎臓をすり抜けて全身を潤し 
枯れた膚に青く透けるような艶と張りをみなぎらせた

目で合図を送って廊下に出た医師は
一緒に出た家族に覚悟 ...
今日が不安なのはいつものこと
ドアをあけたくない気持ちになる

雲っているから
雨がふりそうだから
制服の頃なら通じたいいわけ

もうため息はつかない
そんな約束は無効になって
背を ...
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう

背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ...
いちにち

なあんにも考えないで

寝ていた

なんか

考えそうになったら

眠った

寝ていた

死んだふりしていたら

幾らでも


考えなければ動かなけれ ...
父が商人になったきっかけは
一本のから芋の蔓だったのです
長男だった私は
そんなことを弔辞で述べた
そばで母や妹たちのすすり泣きが聞こえた

その前夜
父はきれいに髭を剃ってねた
どこ ...
 かなしくったって はらはへる

 ちいさなともだちを まいそうした

 そのてでつくって くらうのか

{画像=130430045024.jpg}

 かなしみをくらいたりない  ...
真夜中に

回るプラスチックの白馬たち

振り返ることなく

たてがみを立てて前へ進む

くるくる回る

それはとてもまじめで

見ていると苦しくなる

どこかへ向 ...
あれはまぼろしだった
晴れ渡った夜の空
一つみつけた美しい輝き
とても嬉しくって
毎晩窓を開けて眺めてた
あれはほかの星とは違って
あれはとっても特別で
どこが
って言えないけれども
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
やわらかい、かわいい、きれいるるりら自由詩15*13/5/1 1:11
午前3時のあなたただのみきや自由詩14*13/4/30 23:15
帰らぬ時吉岡ペペロ携帯写真+...013/4/30 22:55
現実莉音自由詩4*13/4/30 22:20
Eccentric Person Come Back To ...伊織自由詩4*13/4/30 21:50
終わりの春たもつ自由詩513/4/30 21:29
君への告白文字綴り屋 ...自由詩1*13/4/30 21:26
宇宙銀行2朝焼彩茜色自由詩5*13/4/30 21:04
雨上がりの空にかしわでひとつ灰泥軽茶自由詩9*13/4/30 20:58
緑の効用吉岡ペペロ自由詩513/4/30 17:47
母さんが悲しむようなブルーレイディスクを抱えてはねられました北大路京介短歌313/4/30 16:03
ぼくが知っていることHAL自由詩8*13/4/30 16:03
化物を生贄にして惑星を裸に戻す蜉蝣のテロ北大路京介短歌113/4/30 15:59
コラーゲン注射の針や河豚供養俳句013/4/30 15:55
「ドップラー効果」がでなくてピーポーピーポーポーピーポーピ ...自由詩213/4/30 15:54
高嶺の花をヘリから摘む自由詩413/4/30 15:54
太陽と月を結んだ線が俺座自由詩513/4/30 15:54
ボーイズテブ花形新次自由詩013/4/30 15:37
あなたのなかのトポス佐藤伊織自由詩2*13/4/30 14:56
可能性秋助自由詩313/4/30 10:05
距離感の練習吉岡ペペロ自由詩213/4/30 9:06
儀式2 移入イナエ自由詩4*13/4/30 8:42
儀式1 喪失自由詩4*13/4/30 8:40
親鳥朧月自由詩313/4/30 8:29
五月の音梅昆布茶自由詩18*13/4/30 7:40
いちにち吉岡ペペロ自由詩3*13/4/30 7:26
弔辞yo-yo自由詩1513/4/30 7:03
ひとでなしドクダミ五十...自由詩713/4/30 5:04
メリーゴーラウンドかかり自由詩313/4/30 2:08
熱病もっぷ自由詩613/4/30 0:04

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加筆訂正:
風読み/Lucy[13/4/30 20:49]
5連目一行を削除しました。
赤いさくら/月乃助[13/4/30 10:10]
すこし
詩学社、そして寺西さん/角田寿星[13/4/30 6:38]
公開にあたり、一部修正削除しました。
5.38sec.