恋の忘れ物ございませんか阪急電車お乗り換えです 明日の空は赤い。明日まで生きてみよう。 私 が遠い 高ぶる感情は
抑えなければ ならなかった

誰に 躾けられた 訳でも無く
生まれ付いた 自制心は
私を 苦しめた

笑っても 戸惑っても パニクっても
静かに しずかに

指を立て ...
十五ページ開いて
規則正しい生活に乗っ取って
ルールの上を歩いて
自慰のやり方 詳しく載っている

二十五ページ開いて
あなたの好きな人 寝取って
捕まえざるを得ない幸せを
あえて窓の ...
毎朝の「いってらっしゃい」も最後の日


ひと休み 蜜柑畑にお茶の声


皺も増え顔も似てくる五十年


三回忌 手酌で交わす水の月
ふーふ てなことばは好きではないから
とりあえずの選択肢でお互いよきパートナーでいよう
なんて真面目な顔して言ったら笑われてしまった

どっちだっていいよ 本質は変わらない

というような ...
雑然とした部屋で
日々を過ごして
見えるもの全てを
眼に押し込みたくて

携帯電話の充電
もうそろそろ無くなる
充電しなきゃなあ
面倒臭いなあ

あなた、一人ぼっちは
嫌だって言 ...
ふむ
なるほど
夕飯にカレー3杯食っても
夜食にサッポロ一番塩ラーメン2袋
食っちゃうのは
幼いときに父親から受けた
虐待の影響だと
ふむふむ
それで
朝から焼肉弁当と唐揚げ弁当を
...
ボールペンの芯が折れて
染み出した真っ黒いインクで
書いていた詩は読めなくなって
僕の中からも消えていった

謀ったかのように
産まれた贋作に埋もれながら
僕の部屋はボツになった ...
アロハシャツ巨大迷路で四苦八苦

夕涼みあのわだかまり消えていく

冷し酒冷静になり仲直り
現実の最中 上り坂の錯覚 向かい風の奥義 流れる最古からの生身の風
ひた向き うつむかず 足元固め 悪戯な煩いに 片目つぶり

人生の最中 過ごす刻 太めに刻み 他愛もない空気の澄みと淀みに
...
きっと夏の晴れた日の朝には
水を求めて何処かの
乾いた草原で
遊牧民族が
馬や山羊たちとともに
次の場所へと
引越する支度をしている

地球の反対側とつながる
国境の意味が
なくな ...
闇を切り裂いて走る稲妻に
たたき落とされたトカゲが岩礁に絡まれ
つぶされて息絶えようとした日

不規則な潮の流れに珊瑚の枝がきしみ
剥離した細胞から芽生えた
悲鳴が海を漂い やがて群れて渦 ...
続くんだね、悲しみは、永遠のように
蝕んでいくんだね、抽象的に、現実的に


くり返されるサブリミナル
やかましいったらありゃしない
網膜を飛び越えて、三半規管まで駄目にする

...
  草の皿に
  いっぴきのいなごがとまっている



  ぼくはいつも色んなことを
  すぐに駄目にしてしまう
  砂団子のように丸く脆く
  君への思いを胸のなかに固めて
...
不規則に配置された
文字間から
いつも僕は
君の世界に忍び込んでいた

大雑把な地図しか
持っていないから
いつも僕は
君の世界の迷い人のひとりだった

草原の向こうから
手 ...
  がれきを噛む
  直角の月光がきみの
  糸切り歯を白く燃やしている



  かなしみを心にとめ
  そして死ぬように忘れ、
  忘れるように死んでいく
  もろく、
...
  だきしめたものはなんだろう
  あの雲にのって
  ほんの子どもみたいな
  ばかげた思いをしょって



  ただ、あたたかな
  かおりだけのこったこの手
  なんだ ...
       真冬日と真夏日が腕相撲をする 
       が 一勝一敗を繰り返すばかり
           で 果てしがなかった

         木陰と日向が討論しあった 
が 太鼓 ...
乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて

ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます

玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと

玉葱の ...
数ミクロンの
クリアランスを維持して
唇他、口腔内の
あらゆるパーツは
決して触れることがない
しかし
はた目には
やっているように見える

確かに凄い技術ではある
天才的だ
だ ...
ねぇ星空というのは無数の瞳だ

きみの瞳にぼくはいない
ぼくを通してきみをみている

あの星はなみだをたたえてまたたくんだ

君の瞳のその奥の
ゆらめく悲劇を知ったとき
ぼくはひどく ...
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの

空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる

眠れないのなら
眠らなくてもいい
...
鬼げしの
あしたに
黙礼をする
宙へ
零れる
一夜が明けた
蒼さ故
あの月冴える
おいしいうそをついて
世界はおわらない
寝がえりをうったら
あの子が泣いてた
ゼリーみたいな涙してさ
いつまでも覚えている青さを縫って、
(勝手に)、
勝手に生きている、
終わらせない(終わらない)
自由を、(不自由を)
はしりまわって、はしりまわって手に入れて

おいで、と言ってく ...
そういう夜もある
そういう
夜の寒々しさが

怖いよ…

禊のあとのなお熱い身体に
舌に溶ける薄氷の片
そういう夜を幾度となく楽しんでいる

私たちは楽しそうに
舌を出している
誰かと一緒にいたって
ひとりだよ
馬鹿のフリしたって
ひとりだよ

楽しいことは
わかりあえない
一人であそぼーぜ

かくれたって見つかる
逃げたってつかまる

気持ちのい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
恋の忘れ物ございませんか阪急電車お乗り換えです北大路京介自由詩0*13/6/29 23:47
明日の空は赤い。明日まで生きてみよう。自由詩313/6/29 23:47
私 が遠い自由詩413/6/29 23:46
幼すぎて藤鈴呼自由詩4*13/6/29 23:18
あの子の教科書、二十五ページ北橋勇輝自由詩2*13/6/29 22:47
老夫婦のうた中村 くらげ俳句3*13/6/29 20:57
記念日に一本ずつかんな自由詩7*13/6/29 20:48
一人ぼっち北橋勇輝自由詩1*13/6/29 20:18
カウンセリング花形新次自由詩013/6/29 19:33
文字との邂逅東野 遥汰自由詩313/6/29 18:54
アロハシャツ夏川ゆう俳句113/6/29 17:35
7月が入る朝焼彩茜色自由詩413/6/29 16:21
ジャックされた夏の断片りゅうのあく...自由詩7*13/6/29 14:50
海のトカゲ改イナエ自由詩4*13/6/29 11:28
白々しき賛美架komase...自由詩1*13/6/29 10:51
いなご草野春心自由詩513/6/29 10:28
君の世界は終わらないnonya自由詩21*13/6/29 9:48
がれきを噛む草野春心自由詩613/6/29 9:32
かおり自由詩213/6/29 9:23
濁ったバラード 六信天翁自由詩213/6/29 9:08
玉葱なひとたま短歌25*13/6/29 9:04
シャドウフェラ花形新次自由詩113/6/29 8:39
このにぎやかな孤独にゆったいり自由詩013/6/29 7:21
観葉植物春日線香自由詩313/6/29 5:39
出あいこしごえ自由詩3*13/6/29 5:35
故人自由詩1*13/6/29 5:33
おいしいうそはるな自由詩713/6/29 4:57
窒息自由詩413/6/29 4:53
しとり冷え塩崎みあき自由詩1*13/6/29 2:50
一人ぼっちになってあそぼーぜ竜門勇気自由詩213/6/29 1:06

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加筆訂正:
日暮れ刻/イナエ[13/6/29 20:52]
タイトル変更
3.99sec.