母さんが悲しむようなブルーレイディスクを抱えてはねられました
歌えるのに歌いすぎない歌手がいることを
ぼくは知っている
吹けるのに吹きすぎない奏者がいることを
ぼくは知っている
書けるのに書きすぎない作家がいることを
ぼくは知っている
そしてまた ...
化物を生贄にして惑星を裸に戻す蜉蝣のテロ
コラーゲン注射の針や河豚供養
「ドップラー効果」がでなくてピーポーピーポーポーピーポーピー
高嶺の花をヘリから摘む
太陽と月を結んだ線が俺座
女性に人気の
コミックジャンルで
主人公をはじめ
登場人物の大半が
肥満児なのが特徴
顔が美形のデブという
現実では有り得ない
設定が多く
所謂
デブ専ものとは
区別される
代表 ...
時計が割れて
うまれた卵が
老成するにつれて
言葉を失うように
東京の上空には
沢山の卵が
詰め込まれている
朝
わたしはあなたの
心体の中から
生まれる事のない
ト ...
種を買って、土に埋めた
水をやって、芽を出した
光と酸素がもたらした
やがて芽から蕾に変わり
花が咲く前に散っていった
でも、これで終わりじゃない
私はまだ、何も諦めて ...
いっかい打って
それがどうなったのか
なんでそう打ったのか
ああすればよかった、
なんて思わないで
続けては打たずにおく
ゴールなんてないんだ
ああすればよか ...
棺は静かに炉に入り 錠が下ろされた。
男は 合掌している彼を扉の横に連れて行き
ボタンを押せと言う
「それが後を引き継ぐあなたの役目だ」と
うなり始めた炎の音を確かめ控え室に戻る ...
病室に眠る人の腕に滴下する液は
機能を失った腎臓をすり抜けて全身を潤し
枯れた膚に青く透けるような艶と張りをみなぎらせた
目で合図を送って廊下に出た医師は
一緒に出た家族に覚悟 ...
今日が不安なのはいつものこと
ドアをあけたくない気持ちになる
雲っているから
雨がふりそうだから
制服の頃なら通じたいいわけ
もうため息はつかない
そんな約束は無効になって
背を ...
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう
背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ...
いちにち
なあんにも考えないで
寝ていた
なんか
考えそうになったら
眠った
寝ていた
死んだふりしていたら
幾らでも
考えなければ動かなけれ ...
父が商人になったきっかけは
一本のから芋の蔓だったのです
長男だった私は
そんなことを弔辞で述べた
そばで母や妹たちのすすり泣きが聞こえた
その前夜
父はきれいに髭を剃ってねた
どこ ...
かなしくったって はらはへる
ちいさなともだちを まいそうした
そのてでつくって くらうのか
{画像=130430045024.jpg}
かなしみをくらいたりない ...
真夜中に
回るプラスチックの白馬たち
振り返ることなく
たてがみを立てて前へ進む
くるくる回る
それはとてもまじめで
見ていると苦しくなる
どこかへ向 ...
あれはまぼろしだった
晴れ渡った夜の空
一つみつけた美しい輝き
とても嬉しくって
毎晩窓を開けて眺めてた
あれはほかの星とは違って
あれはとっても特別で
どこが
って言えないけれども
...
喜べない鮪
熱帯もなければ 砂浜もない 大車輪のソースを泳ぎ ハーフタイムで
焼かれて 高速道路に並べられる
私たちは 右目を左目で 飛行機もイワシを狙って急降下し
糞をするのを見てしまったけ ...
{引用=
陽炎に
雪 みあげれば
あっさりと あっさりすぎるほどに
春のよそおいを見棄てる
サクラでした
生の 爛漫が閉塞と終焉のはじまりなら、
未完でありつづ ...
山奥の沢
大きな石の上に寝転がっていると
こんぽろりん
こんぽろりん
遠くの方から小さな
木琴の音色が聴こえてくる
私は少し調子の外れた
しかし心地の良いその音に導かれるように
...
重そうな藤の花
棚からたれさがる午後
春の重みと
命の重みで
私まで深くもぐりそう
探し物は
子供の日の
母の日の
父の日の役割の家族
目にささる紫を
心に刻みながら
...
羽化したばかりのモンシロチョウの
おぼつかない羽ばたきが
風にあおられ
じりじりと後ずさる濃い霧の中を
触角も羽もなく這いずる夜も
誰かの仕掛けた銀色の罠に
迂闊に絡めとられる朝も ...
胸骨のなかが冷え込むと
やはらかき草のうへに横たはり
全身の痛点を耳にして
よみへ続く覆水の
砂礫に混じる星屑が
ふれ合う金属的な響き
を聴きつつねむる。
*
その響きは
地 ...
青い壁の泳ぎ方は忘れた
信じなかったコウノトリの話
気の遠くなるような昔では
青い地面を活きた気がするから
開かない扉に背を向けて
水平線を目指す
なにも持たずに居 ...
お暇なら
来てよねって
今言われても
行っちゃう可能性が
ゼロではないこと(本心)を
もし口にしたら
世界は
凍り付いてしまうんでしょうね
5月なのに
暗がり、夜道、怖いから
街の灯りを目印に
月の光に頼れない理由とは
不確かに縋れない臆病者だから
陶器の便座に腰掛け見ている
このドアを
あけた向こうがお花畑だったら
どんなに素敵かと思う
そして
どんなに寂しいかと思う
誰もいない楽園は
誰もがいる俗世を
羨んでいないだろうか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
母さんが悲しむようなブルーレイディスクを抱えてはねられました
北大路京介
短歌
3
13/4/30 16:03
ぼくが知っていること
HAL
自由詩
8*
13/4/30 16:03
化物を生贄にして惑星を裸に戻す蜉蝣のテロ
北大路京介
短歌
1
13/4/30 15:59
コラーゲン注射の針や河豚供養
〃
俳句
0
13/4/30 15:55
「ドップラー効果」がでなくてピーポーピーポーポーピーポーピ ...
〃
自由詩
2
13/4/30 15:54
高嶺の花をヘリから摘む
〃
自由詩
4
13/4/30 15:54
太陽と月を結んだ線が俺座
〃
自由詩
5
13/4/30 15:54
ボーイズテブ
花形新次
自由詩
0
13/4/30 15:37
あなたのなかのトポス
佐藤伊織
自由詩
2*
13/4/30 14:56
可能性
秋助
自由詩
3
13/4/30 10:05
距離感の練習
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/4/30 9:06
儀式2 移入
イナエ
自由詩
4*
13/4/30 8:42
儀式1 喪失
〃
自由詩
4*
13/4/30 8:40
親鳥
朧月
自由詩
3
13/4/30 8:29
五月の音
梅昆布茶
自由詩
18*
13/4/30 7:40
いちにち
吉岡ペペロ
自由詩
3*
13/4/30 7:26
弔辞
yo-yo
自由詩
15
13/4/30 7:03
ひとでなし
ドクダミ五十...
自由詩
7
13/4/30 5:04
メリーゴーラウンド
かかり
自由詩
3
13/4/30 2:08
熱病
もっぷ
自由詩
6
13/4/30 0:04
喜べない鮪
いてゆう
自由詩
0
13/4/29 23:59
赤いさくら
月乃助
自由詩
7*
13/4/29 23:29
山女の木琴
灰泥軽茶
自由詩
9*
13/4/29 22:41
藤棚
朧月
自由詩
1
13/4/29 22:39
風読み
Lucy
自由詩
12*
13/4/29 22:27
全身の痛点を耳にして
凍湖(とおこ...
自由詩
4
13/4/29 21:38
再海
村正
自由詩
1*
13/4/29 21:02
五月みどり
花形新次
自由詩
2
13/4/29 20:59
月光と街灯
秋助
自由詩
1
13/4/29 20:41
ドアトゥドア
Seia
自由詩
1
13/4/29 19:58
2615
2616
2617
2618
2619
2620
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2649
2650
2651
2652
2653
2654
2655
加筆訂正:
赤いさくら
/
月乃助
[13/4/30 10:10]
すこし
詩学社、そして寺西さん
/
角田寿星
[13/4/30 6:38]
公開にあたり、一部修正削除しました。
3.97sec.