その日、
ギターの弦が切れる音がした
薄暗く窓のない部屋で
大爆発と同時に
詩人は確かにその音を聞いた
しかしその音は
自分の頸動脈が切れた音であった
...
器から水がこぼれてしまった時に
こぼれて広がった海を生きん。
そもそもふたの無い器である。
境界線を超えて広がる世界
生かさず殺さず帝国がやってきた〜
見猿聞か猿言わ猿共和国とも名づけよう
戦うにはパンがいる
腹が空いては戦はできぬ
んだども
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり
深夜徘徊流通トラ ...
その鐘だけは
私に鳴らせてほしいと
跪いて
乞う
美雪の埋没した雪原の手書きの地図 お知らせの電子音が飢餓の昼に降下していく 「言
語や記号がすべてではなくてもね」 「『映像』となる私たちが置き去りにされていたの
は?」 無数の美雪が埋め ...
愛は気が遠くなるほど愛おしくて
いつもの苛立ちは遠く空の向こうへ
移り気な天気も何のその
えーんと試しに泣いてみた
終わりは見えなかった
ポコチンが人並みであるかどうかを
証明するためには
他の人のポコチンを見なければならないが
それを見たところで
やっぱりその人のポコチンが
人並みかどうかを証明するために
また他の人のポコ ...
どうして
どうして
なんでなんで
だって
風になぶられ候
なんでなんで
どうしたって
風は黄緑色に吹いていく
私の首を縛ろうとするのは
あの空と同じ色した
淡い空色風
冬の園悪法作り無くす支持
冬の園注射の跡がありました
冬の園日付入れない領収書
猫耳つけて豚にしか見えない
昔の君に恋をしている
オシャレな店から落武者が出てきた
駅の向こう側
握り拳のような眼球
脚が六本になって
蟹のような歩き方になってた
影が動くというよりは
太陽のほうがもっと動いている感じ
でもね 畳の日焼けを追いかけるようになると
い ...
硝子の割れる音がした
誰かのこころまで押し入りそうな路線図を
複雑な顔をして見ている
ほっと息を吐いて本を閉じるその仕草が大好きで
マグカップの上の蜃気楼から
図書館まで続く遠い ...
朝夕の 空気と共に
空が 秋を 告げているのか
「空き」空に
秋の気配が 漂って いるのか…
こんな 瞬間の
透明感が 好きです
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・: ...
深い眠りから眼を覚まし
目覚めるまでのひと時迄
混沌とした靄の中にいる
身体は動いているけれど
意識は朧な霞が晴れる迄
混沌とした靄で息を吸う
今日のゴミ出しに気付き
もう遅い時 ...
まず
人が天使に見えるのか
そんなに愛しいか
そんなの本当か
人が悪鬼に見えるのか
そんなに憎しいか
そんなの本心か
人が灰色に見える
どんなに苦しいか
こんなの ...
生きていても
老いても
病になろうとも
死にいたろうとも
神が自然を造る時のように
詩人は芸術作品を造るべきである
彼の目にはもはや覆われているものは何一つなく
彼自身の力によって、悪も善も全て
作品を形作る為の一つの形象 ...
疾走しながら 失踪した
あいつの行方など
知ったことじゃない
ひそひそ話をして 潜んでいる
あたしの行方など
知らなくてもいいじゃない
あいつとあたしは
いくら離れていても
こ ...
命など
ポロリと
落っこちるもの
道など
プツリと
ちょん切られるもの
何世にも渡った
魂だから
旧世界の場面が
夢見に浮かぶ
使い古された ...
幽体の交差が織りなす夜空かな
昨年末開業いたしました「雀のお宿」 過日、一組のお客様が賑々しくご出
立されて以来、お声を掛けてくださる影も、お立ち寄りくださる方も見かけま
せん。昔のように、近所を徘徊なさる群雀さまの賑や ...
粒立ちのしない肉のゆらぎをしがんで
ぼくたちはそっと三角に座る
あるいは車座、巨大な塔を見る目は乾いている
たおやかにたましいがふるえ、る(降っている)
かつて地面だったかの女の喪を服すの ...
夜は誰もいない
言葉は誰もいない幻
そして走り出す
道を探す
見えない夜の中
僕はどこにいる
電柱と肩を組んだまま
韓国で旅券を発券し
欧州へ向かっていた
飛行機の電灯の下
...
ビクトル君は考えています。
もっと早く告白していれば
アレクシアは悩むことなく
自分とつき合ってくれたり
しちゃったりしてほんとに
今頃大興奮じゃないのかと
ついつい考えてしまいます。
...
白鳥はうつくしい
あなたの細い両の腕は、きょうも
わたしの首をきりきりと締めつけていた
あなたの長い髪の毛は
あなたの言葉に似ていない
みじかくけ ...
{引用=
十二月の声がする
救いに問い、
重ねたページをひらく
ほこりをかぶった
☆ Christmas notebook ☆
今年のしおりは、
描かれた 木が緑を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
現代詩バスターズ2
左屋百色
自由詩
8*
13/12/5 23:15
パンドラの缶
七尾きよし
自由詩
1
13/12/5 23:05
私叫びますなう
〃
自由詩
1
13/12/5 23:02
見届けて。
駒沢優希
短歌
1
13/12/5 22:36
_
益子
自由詩
2
13/12/5 22:02
あいうえお。
駒沢優希
自由詩
1
13/12/5 21:37
不完全性器定理
花形新次
自由詩
3
13/12/5 21:29
風になぶられ候
駒沢優希
自由詩
1
13/12/5 20:43
冬の園悪法作り無くす支持
北大路京介
俳句
4
13/12/5 19:33
冬の園注射の跡がありました
〃
俳句
4
13/12/5 19:32
冬の園日付入れない領収書
〃
俳句
2
13/12/5 19:32
猫耳つけて豚にしか見えない
〃
自由詩
5
13/12/5 19:31
昔の君に恋をしている
〃
自由詩
4
13/12/5 19:31
オシャレな店から落武者が出てきた
〃
自由詩
9
13/12/5 19:31
時間のとびかた
yuugao
自由詩
2
13/12/5 19:17
ねえ絨毯汚さないでよ
カマキリ
自由詩
7
13/12/5 19:08
「空き」空に
藤鈴呼
自由詩
3*
13/12/5 18:18
今日の始まり・・・
tamami
自由詩
13
13/12/5 17:52
灰と灰に灰の灰
なけま、たへ...
自由詩
3
13/12/5 17:37
「沈黙」
宇野康平
短歌
1
13/12/5 17:31
クズ詩人の詩論
yamada...
自由詩
2
13/12/5 17:27
静と動と武器と
小川麻由美
自由詩
4*
13/12/5 17:26
芽ばえ
シホ.N
自由詩
1
13/12/5 17:18
幽体の交差が織りなす夜空かな
駒沢優希
俳句
2+
13/12/5 14:09
雀のお宿廃業のお知らせ
イナエ
自由詩
15*
13/12/5 10:18
_
鯉
自由詩
2
13/12/5 1:35
失業手当の幻
番田
自由詩
3
13/12/5 1:10
ビクトル君と月
ブルース瀬戸...
自由詩
5*
13/12/5 1:08
白鳥はうつくしい
草野春心
自由詩
3
13/12/5 0:10
Christmas tree hunting
月乃助
自由詩
6
13/12/4 23:37
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2426
2427
2428
2429
2430
2431
2432
2433
2434
2435
2436
加筆訂正:
Christmas tree hunting
/
月乃助
[13/12/5 11:55]
少し
5.49sec.