ジプシーが夜明けを告げて春氷
子を寝かしてから泣く予定
ガラス越しに驚かされた人に驚いた
夢をつかんだ手が人を傷つけた
待って
行かないで
身勝手なのは
わかってる
でも
貴方が居なくなることを
私がどんなに耐えられないか
本当には
知らないでしょう?
それを知ってから
決めても
遅く ...
それからも
春は繰り返す
ゆがむ 水の記憶の上に
橋 畦道 雑木林
学校 郵便局 診療所
ヤチブキ
エンレイソウ
カタクリ
エゾエンゴサク
プリズムのフレームに
予め切 ...
恨み言を 愚痴るなら
心を 整えてからが 良い
応援して 欲しいなら
素直に 助けを 求めれば 良い
ぐちぐち ねちねち ねばっこく
貴方の 心は 納豆ですか
...
夕暮れの少し前の空が
薄桃色に発光している
家々の壁も
屋根の雪も
空にはまだ白い月
解き放たれた風船のように
心細げに浮かんでいる
さっきはビルの上にいたのに
おとなりの
...
窓辺から春の風はまだ来ない
両開きの窓は閉じられたまま
白いカーテン越しに外を見る
春の風は春の香りを運ぶのだ
春の風は春の妖精が運ぶのだ
春の風は花の香りに満ち溢る
眩い光の十字 ...
「ある」
どん底じゃないと思う
まだジャンが居る
お米と部屋が、ある
夜、寒い空、通りの電灯が私の肩を叩く。
「お一人ですか」
道に捨てられた日記に書かれた言葉
唇
風
匂い
青
秒針が心音と共鳴 ...
水に編まれた者たちは
銀の縛りを解きたく
銀の向こうの
金色を請う
その
或る種の隷属がもたらす
透明な階級
整い過ぎた軋轢を
整え切れぬまま
王冠は
かろうじて
霧の中 ...
花が草が虫が獣が 生国を知っている
潤いがたちこめて 生き物たちを通わせるのです。
人間のしでかす すべてのことは隙間だらけ
人の皮膚の隙間という隙間を ふるふると震わせる霧
穴ぼこ ...
水を張った洗面器
顔を沈める姉
ストップウォッチを押す弟
呆れて素通りする母
あくびをする猫
どれだけ息を止めていられるか
平凡な家庭のちゃぶ台の上で
流行ったのは
危険な遊戯
...
あの日預けたの返して下さい抱擁の方法を忘れました
吐息の凍る朝、急に逢いたくなりました。
溶けるような日もですが。
詩を綴って
日が暮れても綴った
そのあとに
後ろを振り向くのは
偏りを気にするから
人を追い抜いて
全力で追い抜いた
そのあとに
後ろを振り向くのは
楽しさから伸びる孤独に触れる ...
刑場通りの夜は暗い
かまどうまになったわたしたちは列をなし
水を求めてこの通りを進んでいった
途中 家々の窓はかたく閉ざされ
明かりもつけずにこちらを探る気配が窺える
あの人たちも結局は同じ ...
かつて出会ったことのある
街で 見ていた 人の流れ
その 誰もいない 部屋に沈む夕暮れ
そのとても赤い風景
今日も自分の心の中で
帰っていく人の顔の冷たさの中にいる
隣の人は ...
もうさがさないでくださいあたいのこと
どこにもいないのですから
かぜのなかにさえ
あなたのこころにさえ
人魚でもない星でもない
あるいはおんなでもない
もう時間がないのです
いつ ...
背中に一本の薔薇を生やした猫が
窓辺に座って、ずっと外を見ていた
一度だけ晴れてみたいという
空の悩みを聞いているのか
目の前の邸宅の主人のハゲ頭の上に
苔むした狡猾を笑っているのか
隣か ...
1000日まえに
あなたがはじいた額のうぶ毛が
わたしの下腹であわい振動となって
いまではすっかり花のよう
つぼみとも種ともつかぬ時間が
おいしい毒になって
いつかあなたにも届くと ...
なんか
おいめの
ある
にんげんの
ほうが
すきな
きが
して
ぶさいく
とか
としま
とか
そっちの
ほうが
なんか
だめだし
すきな
きが
した
かわいい
...
大きな鍋にカレーを作る
一日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
二日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
三日目
仕事前にカレ ...
いくつもの季節踏みしめ
過ぎゆく時を気にもせず
駆け続け ひたすらに
足元だけ見つめて
こころ揺らす野辺の花
こころ誘う憧れを
しまい込んだ小箱の
朽ちるにも気づかず ...
あら、また来たの、と祖母は言う。
ああまた来たよと私は答える。そうは言うものの、彼女が孫である私のことなどこれっぽっちも覚えてやしないので、私はまたいつものように自己紹介をした。
それが ...
日本に住む憎き妻を
殺害するために
赴任先のアメリカから
韓国で開かれる学会に
出席することにして
一旦韓国に入国した後
手漕ぎボートで
日本に密入国する
妻を殺害したあと
また、ボ ...
僕は自分の心を持て余す
君は君なりに気持ちを表現しようと
躊躇いながら恥ずかしげに
僕にキスしてくれるのに
僕は自分の心を持て余す
抱きしめても
抱きしめられても
それでも欲深く
...
梅の花 川に零れて 道標
小春日に 墨の一滴 鶫の尾
約束は 雪解け水と 沢に消え
‘フォーラム’ って単語を辞書で調べたら、古代ローマの中心地に設けられた広場、転じて公共的討論の場、商取引の場、などなどと説明されていた。そっか、ここは討論の場なんだと思った。ただ単に書いたものをベタ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ジプシーが夜明けを告げて春氷
北大路京介
俳句
1
14/2/12 21:49
子を寝かしてから泣く予定
〃
自由詩
8
14/2/12 21:49
ガラス越しに驚かされた人に驚いた
〃
自由詩
2
14/2/12 21:48
夢をつかんだ手が人を傷つけた
〃
自由詩
4
14/2/12 21:48
追い縋る
森川美咲
自由詩
1*
14/2/12 21:28
水の村 Ⅰ
Lucy
自由詩
13*
14/2/12 19:59
ビーズ・レシピ
藤鈴呼
自由詩
1*
14/2/12 19:36
帰り道
Lucy
自由詩
10*
14/2/12 19:20
春は窓辺から・・・
tamami
自由詩
10
14/2/12 18:54
_
もっぷ
自由詩
6*
14/2/12 13:18
「お一人ですか」
宇野康平
自由詩
1
14/2/12 12:02
水の冠
千波 一也
自由詩
0
14/2/12 11:51
【霧】生国
るるりら
自由詩
20*
14/2/12 9:36
危険な遊戯
そらの珊瑚
自由詩
17*
14/2/12 9:16
かいな
あかりんこ
短歌
1
14/2/12 9:05
つまりいつもです
〃
短歌
0
14/2/12 8:53
後ろを振り向くのは
ムウ
自由詩
2+
14/2/12 6:06
<刑場通り>にて
春日線香
自由詩
3
14/2/12 3:54
ハチ公前に見えたもの
番田
自由詩
1
14/2/12 0:50
春
梅昆布茶
自由詩
19
14/2/12 0:36
美しい薔薇も見ないで
ハァモニィベ...
自由詩
4*
14/2/12 0:22
振動
はるな
自由詩
5
14/2/11 23:17
2
a
自由詩
3
14/2/11 22:50
カレー中毒者
こいち
自由詩
2*
14/2/11 22:41
夢のかけら
藤原絵理子
自由詩
3*
14/2/11 22:37
祖母の瞳は日に日に還る
亜樹
散文(批評...
1
14/2/11 22:16
完全犯罪
花形新次
自由詩
0*
14/2/11 21:58
僕は自分の心を持て余す
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/2/11 21:50
梅の花
亜樹
俳句
0
14/2/11 21:50
古代ローマから
末下りょう
散文(批評...
1*
14/2/11 21:41
2377
2378
2379
2380
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2400
2401
2402
2403
2404
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2407
2408
2409
2410
2411
2412
2413
2414
2415
2416
2417
加筆訂正:
「良い豆」考
/
深水遊脚
[14/2/11 22:02]
少々、誤認していた部分がありましたので訂正しました。「同じ産地の」の下りですが、農園まで同じではなかったようです。
4.72sec.