この箱は
中に入れたものの
過去を感じることができます

でも
ふたを開けることは許されません

つまり
あなたが
この箱に
何かを入れた時の
そのものに対しての記憶を
思い出 ...
変わらずにいつもわからない明日
するりと訪れて気ままに去ってゆく
取り残される人間は生き遺したことが
あるような無いような無様さで
夕陽に細長い影を作らせる

昨日を思ってみるのはどうだい ...
クソテケレ
クソテケレ
酔いつぶれた紳士の掃き溜めめ
ぐすっと掴み潰して
液体を床に垂直に流し立てよ
その瓶の形状を分析的に分解して、
鋭利なる棘を掌に心地よく受けよ
―喜びが血を駆け巡 ...

盲目野郎は最初から不戦敗を決め込むので
それは次第に勘違いするようになったのです)


咲かぬ花
有機物に種が埋まっていればもうけもの

排水口へ消える、溶け合わぬものも個々も ...
最後の店が閉じ
町は死んだ
残された者達は
買い物をする術もない
やがて人も死んでいく

国会議事堂前で今日も汗を流す人々
天下の悪法を廃案にすべく集う人々
大勢の人々
悪法が国会を ...
そして
彼女は泣いた

抱えているものを吐き出す
ように

そうした状況に追い込んだ
のは僕なのだろうか

けれど
そうしないと
僕自身が抱えきれない

彼女の真意が分からな ...
 


メインカルチャーに
迫害されて逃れた先の
サブカルチャーに
首を絞められる

あたしはあたしで
あたしじゃなくて
あなたはあなたで
あなたじゃなくて
あいつはあいつで
...
北風が吹く、この街の
行き交う人々を眺めている
もう皆、すっかり冬の装いで
どことなく落ち着きがない
しかし、私の目に
それは映ってはいるけど
どこか、よそよそしい

その先に続く
...
大雪やアスファルトから生えたる草 冬の虫脛に傷ある党ばかり 凡人は凡人なりに小粒牡蠣 強い風が吹いて森が泣いている 赦した自分が赦せない 俺には闇がない なるべく
わざとらしくないように
コートの襟を整えながら

誰でもないきみを待っていて
少しだけ小走りで
誰でもないぼくに駆け寄って来る

帰り道をひとりじめ
...
想像、とは
経験を必要としないものだ、な

萎びた公園の
寂しいベンチは
知っている


きゃらめるを裸にして
折り紙をする
ほっぺがすぐに
沸騰する

彼女、は
...
 あなたは昨日、
 つめたかった。

 やわらかい刃物で、
 切られた気がした
 血も流れないのに
 いたくて、いたくて。

 あなたは今日、
 やさしかった。

 その笑顔は
...
ふと思い出して私は、引き出しから昔書いた日記を取り出してパラパラ
とめくっていました。すると、付箋がしてあるページがあり、そこには
こんなことが書いてありました。

ーーーーーーーーーーーーー ...

桜の老木が
娘のような
振り袖を纏ったので
根本から仰ぎ見ていた
僕の視界から
青空を消してしまった
帰るよと言える国持つ君だから負けるんだよとアスファルトに書く スズメは鳥の舌を舐めちゅるんと飛んでいきました 地球の役に立たない人間はたくさんいるけど
地球の役に立たないミミズは一匹もいない

という娘の乱暴な発言に対して
父親としては毅然とした態度で
たしなめたいところであるが
いちいちもっとも ...
犬や猫や蛇が増えてきて
だんだん部屋が狭くなってきた
布団を敷くにも食事を用意するにも
いちいちまとわりついてくるので
うっとうしくてしかたないのだが
あとでどうにかしようと思っているうちに ...
駐車場の車からはレゲエが流れている。
枯れ葉が風になでられ流れている。
洗濯物のパンツとシャツが風になでられている。
野良猫をな舌を鳴らして振り向かせてみる。
今日初めてのタバコに火をつける。 ...
パリの街は
特に珍しいものもない
立ち止まる時
運河を流れる水がある
今朝食堂でなんとか手にしたパンは
かりかりでおいしかった
奪い合いだった
団体客が来ていて
飯の
争奪戦だっ ...
<沼>

いつでも死ねると思うから今日も生きていけるんじゃないかと
わざとらしくうそぶくあの人の言葉を
昔は笑ったり
ばかにしたりしていたのだけど

共感を求めたことなど一度もなく
自 ...
風が心地良い
街が見下ろせて心地良い

子供の頃から一戸建てに憧れていた
その憧れを吹き飛ばす
魅力がこのマンションにはあった

高台にあり最上階に住んでいる

ベランダに出て君と会 ...
  貘の食べ残した悪い夢が
  きみの唇のまわりに散らかっている朝
  窓越しにみえる庭は 素晴らしく綺麗だ
  気丈な松の樹に 少しだけ雪がかぶさって
  玉砂利は少女のごとく濡れ  ...
あ 思い出した
( き に )

まっすぐに 引き出しては
まわる まわる

階段


歌 音階もない

この雪のない冬に
朝からみえる

きっと

(思い出せない) ...
波の音と蛇口から出る水の音が競いあっていた
僕の夏は遠くで鳴るチャイムのように 青空へ吸い込まれていった

道路に置かれたブロックにアイスの水滴が落ちた
乾く前に
アリの餌にでもなればいい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
過去を感じることができる箱ichiro...自由詩4*13/12/8 0:31
明日へもっぷ自由詩413/12/8 0:30
午前一時の誘惑白雨自由詩013/12/7 23:59
マリアなんて知らないブルーベリー自由詩2*13/12/7 23:46
町の死紀ノ川つかさ自由詩3*13/12/7 23:32
そして彼女は泣いたkauzak自由詩1*13/12/7 23:31
カルチャーショックアイデンティティ自転車に乗れ...自由詩513/12/7 21:47
見つめる先に小林螢太自由詩8*13/12/7 21:10
大雪やアスファルトから生えたる草北大路京介俳句4*13/12/7 21:03
冬の虫脛に傷ある党ばかり俳句313/12/7 21:03
凡人は凡人なりに小粒牡蠣俳句213/12/7 21:03
強い風が吹いて森が泣いている自由詩213/12/7 21:02
赦した自分が赦せない自由詩313/12/7 21:02
俺には闇がない自由詩313/12/7 21:02
ウスユキソウ中山 マキ自由詩013/12/7 20:30
アンダーラバーの追憶。うわの空。自由詩213/12/7 20:05
吊り橋まーつん自由詩6*13/12/7 19:49
「戦争と笑顔」宇野康平自由詩1*13/12/7 19:20
艶樹和田カマリ自由詩3*13/12/7 18:58
_もっぷ短歌213/12/7 18:55
雨へのダブリ...自由詩013/12/7 18:46
エコロジカル ヒステリーichiro...自由詩4*13/12/7 18:20
ストーブ春日線香自由詩313/12/7 16:36
今日たまごボーロ自由詩113/12/7 12:42
寝床からの日番田 自由詩313/12/7 12:41
ひとりさみしい詩想いろいろクナリ自由詩3*13/12/7 10:58
マンション暮らし夏川ゆう自由詩213/12/7 10:49
王の庭草野春心自由詩913/12/7 10:37
階段佐藤伊織自由詩113/12/7 2:14
夏の時うみこ自由詩2*13/12/7 0:45

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