人生のかなり始めの方から
数字とは折り合いが悪かった
なかなか「ひとつ」から「とお」までが言えなかった
私の脳みそは数学に辿りつくことはなく
小学生の算数の始め
特に九九でつまずいて
今だ ...
動物園の檻には、象もキリンも、ライオンも虎も
白熊もラクダも、なにもいない
寒空に
いくつもの檻が
錆びて、ころがっている
手すりや
売店の屋根
貸しボートの先
ごみ箱 ...
たとえばそれは
うたわないことり
にがいさとうがし
きれいなだけのことば
あけがたのしあわせなゆめ
わたしの、こいごころ
星が光っている
遠い時間と距離を走り
今日のこの場所の
この瞬間の
私に届いて
またその先の
いったいどこまで
行くのだろう
私は一日の仕事や
とりとめのない煩いで
頭の中を言 ...
誰もいない夜
あるべき言葉を失った
そこで誰もが手にした
物事への自分の疲れと
その ぼやけた 思い
忘れた自分だけが
うまくいけばいいのにと思っている
何かを思うのは忘れるから ...
あしだかというひょろ長いおんながうちにきて
しばらくここに置いてくださいという
これといってなにもお返しはできませんけれど
お掃除くらいはさせていただきます
そういって冷蔵庫の裏に陣取って
...
冬の陽の
頼りなげなひと筋ふた筋
枯れ草に寝そべって
融け残る雪はナフタリン
女王蟻はせっせと
ナフタリンを袋に詰める
春に生まれてくる子へ
衣装箪笥の虫除けにする
見回せ ...
それが
しあわせだったの
だろう
今思えば
そうなのだろう
古ぼけた
絵本を開いて
思い出したり
捨てあぐねていた
アルバムに
身ごと投影したり
...
謂わば花
語らば蝶の
どんぶり勘定
言葉や想いはどこへ行くのだろう
風と共に消えてしまうのか
それとも人と同じように
行き先のない旅をして
いつか自分の元へ帰ってくるのかな
そして旅を終えた言葉達は
きっと今までよりも ...
ほの白き布に付けたるふた色の花の模様もいと床し
コサージュの部屋のもようのただ中に座しし二人のクリスチャン
妻描きし西洋風の水彩に目を離さずに見ておりしかも
吾ははた人にありせば何人 ...
ねえもういやなのよ
脂の匂いでたるんだ男どもの顔と
画面の中のかわいらしいみんなを見比べる毎日は
世の中をこんな風にしたのは一体誰
いくら泡のような微笑みで満ちていても
私をぶつ手の感触が本 ...
疲れ果てて帰ると
男がにゃんにゃん擦り寄ってくる
うざー という顔をすると
男は しゅーん と窄まる
テーブルの上に包み紙
白い皿に茶色いパンのヘタ
とっておきだったのに
あたしのカ ...
満タンの花鳥風月 信長の腕に巻きたし『LOREX』を
昼の憩いは赤弁
おかずは
ちょっぴりずつ
いろんな種類で
いろんな味で
刺激的
昼のニュースはどんよりしてて
退屈だから
やっぱり赤弁がいい
好きです
大好きです ...
さむらごうちの
何がいけないって
シャクレてるのが
いけないに
決まってんだろ(怒)!
それ以外は
特に不満はありません
ちょっと待てよ
ひょっとすると
シャクレも嘘か?
...
耳を塞いでいたくて
自分にウソをついた
もうがんばれないと
気を奮い立たせれば
本当は立ち上がれる
そんな気はしてたけど
目を背けたくて
自分を見捨てた
ダメなやつだと
気力振り ...
梅東風の薫りダウンに沁みる頃
春の雨そのままでいい山野草
蝋梅のひと枝を待つ花瓶あり
こどもらの声のちらほら春淡し
立春の日を越えなおも北の国
まだ若 ...
シャンプーの香も新しく杏色
わたくしもかつては二歳花苺
イヌフグリ地球の色と同じ花
馬の仔の二度と座れぬ青い土
山開き木苺の花飛び起きぬ
水ぬるみ無洗 ...
お隣の家の門から沈丁花
雲雀東風初めて背負うランドセル
桜東風あちらこちらでスマフォデビュー
遠足の菓子五百円までの頃
北窓のカーテン揺れる平和かな
...
如月草をご存知ですか
たとえばそれは
荒野をわたる風のなか
ささやかに
桃いろに
揺られています
如月草をご存知ですか
たとえばそれは
星座をたどる指のさき
あやふや ...
崩落したコンクリート構造物には異型鉄筋が露出し錆びついている
圧縮されたすべてのものがついに限界を迎え
一瞬にして広大な大気圏の天辺に分厚い雲が浮かび
ゆがんだ紫色の空間から雨が降り出した
得 ...
それも罵りあうのが仕事なんだろ
地獄の袂を分け与えたつり橋
往々にしてキツすぎる感受性が飛ばされていくって?
思いやりのかけらも感じさせないくそ婆から思いやることを学んだんだ
足元 ...
今日の仕事(ある日の喫茶店)
午前中客が多かった
コ―ヒー20杯
ちょっとてんてこ舞い
午後は客が少なく
女の子の言うには
ある日の喫茶店という詩を作ったらと
帰り路は陽が ...
雨はなぜ私をすり抜けていくのか
そんなことを考えながら歩いている
死者を飛び越える猫のように
あるいは歩きはじめた老人のように
それは古寺へと続く苔生した山道であり
田植えが終わったばかりの ...
笑っている花瓶を床に叩きつけて
彼女の一日は始まる
すでに夕陽へのカウントダウンを始めながら
鼻歌交じりで自慢の髪に火をつける
深海魚の庭園から響いてくるベルの音
聞こえないふりをしないと食 ...
ある日窓から花を投げた
あのひとが受け取ってくちびるに寄せてから
あのひとが好きになった 恋をした
みずいろの花 むらさきの花 そしてあかい花
あのひとはすべて受け取ってそっと胸にしまった
...
今日は姪っ子と詩人の誕生日
姪っ子は一歳 詩人は何歳だったかな・・
時々 神と繋がっているはずだから 脳の杖は黄金の如意棒
だから 私たちを唸らせるんだ
生まれ持った持たされた才能に違いない
...
140219
今朝も眼が痛い
眼科医処方点眼薬を差す
日に4度差すんだよ
方形の空からは
青空さえのぞき込み
眼の中に乾いた粉を振り込むんだ
部屋代を ...
大根役者と呼ばれているが色が白いと勘違い
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
九九と私と
aida
自由詩
3*
14/2/20 3:09
冬のオランウータン
末下りょう
自由詩
2*
14/2/20 3:08
がらくた
kotoha
自由詩
2
14/2/20 2:33
星を見上げて
aida
自由詩
2*
14/2/20 1:30
おじさんの心で
番田
自由詩
1
14/2/20 1:30
あしだか
春日線香
自由詩
3
14/2/20 1:07
想春
藤原絵理子
自由詩
3
14/2/20 0:09
気づき
くうに
自由詩
2
14/2/19 23:12
人生
〃
川柳
0
14/2/19 22:35
行き先のない旅
リィ
自由詩
2*
14/2/19 22:21
コサージュ
生田 稔
短歌
2
14/2/19 22:13
ある退職届に書かれていた文章
Neutra...
自由詩
6*
14/2/19 21:44
自分磨き♪
藤原絵理子
自由詩
3
14/2/19 21:32
残留思念
鉄原 鉄教
短歌
0*
14/2/19 20:42
赤弁の食卓
ichiro...
自由詩
1*
14/2/19 20:22
シャクレごうち
花形新次
自由詩
0*
14/2/19 19:50
私の病巣
森川美咲
自由詩
2*
14/2/19 18:43
春「オオイヌフグリ」 (一〇句)
もっぷ
俳句
1*
14/2/19 18:10
春「杏色」 (一〇句)
〃
俳句
1*
14/2/19 18:09
春「北窓のカーテン」 (一〇句)
〃
俳句
3*
14/2/19 18:08
如月草
千波 一也
自由詩
3
14/2/19 17:53
蠅
山人
自由詩
6*
14/2/19 17:06
鬼伝説
アラガイs
自由詩
2*
14/2/19 15:30
今日の仕事(4)
生田 稔
自由詩
1
14/2/19 14:40
饒舌な散歩
无
自由詩
10
14/2/19 14:06
はやにえ
〃
自由詩
3
14/2/19 14:04
花ぬすびと
石瀬琳々
自由詩
12*
14/2/19 13:19
姪っ子と詩人の誕生日
朝焼彩茜色
自由詩
11*
14/2/19 12:59
ドライアイ
あおば
自由詩
5*
14/2/19 12:58
大根役者と呼ばれているが色が白いと勘違い【都々逸】
北大路京介
伝統定型各...
4
14/2/19 10:25
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
2397
2398
2399
2400
2401
2402
2403
2404
2405
2406
2407
2408
4.63sec.